不老不死の自殺志願で転生者   作:葵(あおい)

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ちょっと病んでる時に書いたらこうなってしまった…


1話

「お前なんか居ても意味ないよねww」

 

「なんでこんなとこにいるの?邪魔なんだけど、消えて、死んでよ」

 

「早くあいつ死んでくれないかな〜邪魔んだよね。」

 

 

今までの思い出が、次々に蘇っていく。

それもまぁ、仕方ないだろう。今日で私はこの世を去るのだから。

私の目の前には、輪っか状に結ばれ、天井から吊り下がっている一本の麻縄がある。頑丈な奴だ。私の体重では到底切れることはないだろう。そしてその縄は私の身長より少しばかり高い所に輪っかがある。

 

さぁ、そろそろ逝こう。もう、暴言も、嫌な思いも何もしなくていい。何もかもが今日で終わるんだ。

 

 

 

 

 

「サヨナラ」

一言、最期の言葉を紡いで私は台の上に乗り、輪っかを首にはめて、

台を飛び降りた。

 

 

思えば、物心ついた時からろくな思いをしてない。

母親は子供を…つまり私を奴隷のように扱い、満足行く結果が出せなければ暴力の限りを尽くされ、ご飯さえもらえなかった。

父親は私をサンドバッグ代わりに使っていた。顔を合わせれば殴られる。仕事の鬱憤を、私を縛り上げて、ひたすら殴る。

 

そんなことを知ってか知らずか、クラスのみんなは私を集中的にいじめる。

 

先生なんか、助けるどころか、その真実をもみ消し、虐めに参加した挙げ句の果てに、私がみんなを虐めているという、馬鹿げたシナリオを作っていた。

 

 

 

 

 

その全てを、私は遺書に残してある。せいぜい苦しんでください。

しっかり、全てを嘘なく、証拠付きで警察署宛に遺書を送りました。

 

でもこれで、今までの事なんてどうでもよくなった。

足や手の感覚が薄れてきた…

目の前も暗くなってきた。

首を絞められる感覚が心地いい。

 

そんな事を最後に思い、

 

 

私は死んだ。

 

 

 

 

 

目が醒めると、辺り一帯が真っ白な世界に飛ばされた。

ここはどこなんだろう。私はしっかり死ねたのだろうか?

そんな時、声がした。

 

「ごめんなさい…」

 

親が謝って入りのかと思った。

違った。そこで謝っていたのは綺麗な銀髪に、整った顔立ちの…

まるで天使みたいな人だ。

 

「なんであなたが謝っているんですか?」

本当に純粋に気になった。

僕に謝ってくれたやつはいなかったから。

 

「あなたはあんな運命を辿るはずがなかったのですが、何らかの手違いにより…重大犯罪者と運命が入れ替わってしまったみたいなんです…申し訳ありません!」

 

僕の頭は真っ白になってしまった。

じゃあ何の罪もない僕が、ひたすらに虐められたのは間違いだった…?

 

 

 

 

「フザケンナヨ…ふざけんじゃねぇぞ!」

天使は何も言わない。

「おい…なんか言ってくれよ!頼むよ!」

生まれて初めて殺意が湧いた。

「私を好きにしてください…殴るなり蹴るなり…どうぞ…」

天使は必死に涙をこらえて、立っていたんだ。

「そんな事…できるわけないだろ…」

 

 

いくら自分がいる惨めな目を見てきたとしても、この子が悪意があって間違えたとしても、

 

「痛い」

 

そんな事する勇気…無かったんだ。

 

「天使さん…僕を持って地獄に送ってくれ…」

 

「それはできないです。上からの命令で、貴方は今の体のまま、記憶のまま、異世界に飛んでもらいます♪」

 

え?今なんて?

 

「貴方は人の悪意しか見ていない。だから人の温かい部分を見てきてください♪。大丈夫、貴方はとてもいい人。だからしっかり優しい人が支えてくれます。それでは…がんばって。」

 

 

 

突然まばゆい光が僕の視界を遮った




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