不老不死の自殺志願で転生者   作:葵(あおい)

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アイの秘密が明らかに。



第3話

それから何日かして、僕は体を動かせるようになった。

で、僕は一番最初に出会った騎士さんに、高い山は無いかと聞いたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

騎士さんに連れて行ってもらって、ここは山頂。

断崖絶壁のがけっぷちに僕は立ってる。

僕は一度決めた事を途中で辞めたりはしない。

 

 

だから死ぬと決めた時から、僕の人生は終わっている。

さよなら優しい騎士さん、看護師さん。

 

 

 

 

次に僕が見たのは、絶望を顔いっぱいに歪めた騎士さんが、崖の上から僕を見下ろしていた所だった。

やっと死ねる。あのおかしな天使が僕を生き返らせたりするから、二度も死ななきゃならなくなった。

まぁ…次の人生に期待するね。

 

 

中に浮く感覚だ。

僕はうまく死ねたかな?

不思議と体は痛く無い。死ぬってこんな感じなんだ。

あぁ…眠くなってきた。

オヤスミ…

 

 

 

 

 

「…!…イ!アイ!アイ・ノット!」

どこかで聞いた声だ。ついさっきまで聞いていた声。

うっすらと目を開けてみる。

あ…あの騎士さんだ。まさか後を追ってきたとか?

「騎士さんも死んじゃったの?」

「いや…アイが、崖下から飛んできたんだ…まるで天使のように羽ばたいて…」

「いや…そんなはずは無いよ…人間が飛べるわけ…『できますよー。この私の力を使えばね♪』この声は天使さん?」

「天使だって!?君は天使の声が聞こえるのか?!」

「は、はい…」

「そうか。君はその一族だったのか。」

「?」

「ドミニオン家。代々、天使の声が聞こえだと言われている貴族さ。

だが、数百年前に科学革命があってから、消息を絶っているな。」

「科学革命?」

「神を崇拝するのではなく、自分たちが科学を使って神になろうというふざけた手段が、暴動を起こしたのよ♪」

看護師さんだ。

 

 

 

その後、興味本位で色々教えてもらった後、ふと思った事を口に出してしまった。

「結局、僕は死ねなかったんだ…」

「なんだって?」

「死にたかったのに、死ねなかった。」

その言葉を言い終わるや否や、部屋に鋭い音と、僕の右頰に痛みが走った。

「バカな事を言うんじゃ無い!」

怒鳴られた。騎士さんは目にいっぱい涙をためていた。

 

「え?」

僕は困惑しちゃったんだ。

 

「騎士さんはね「辞めろ」…科学革命で両親と自分の右腕、左足を亡くしたの「辞めろォ!」」

騎士さんが看護師さんの近くの壁を左手で殴ったんだ。

「あなたは優しいのね。右で殴れば私を黙らせることができたのに♪」

「くそっ!」

騎士さんが悪態をつきながら部屋を出て行った。

そういえば僕はまだこの二人の名前を知らない。

「おねーさん達はなんていう名前なの?」

「私?私はね、メディック・コースターよ♪」

「騎士さんは?」

「グルーヴ・セイバー」

…騎士さんの名前を口に出す瞬間、看護師さん…メディックさんはとても辛そいうな顔をしていた…




次回、グルーヴさんの過去編
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