素晴らしい世界かもしれないが不死人には物足りない 作:みーと
エルデンリングが待ち遠しいですね。
ランキングにこのすばダクソものがあったのでこんな小説書いてることを思い出しました(オイ。
前回までのダクソ×このすば二次!
普段はやらないが気付けばもう1年経ちそうなので入れる。
駄女神が無駄にお金を使って借金をこさえるので本人に責任取らせろとキレたカズマさんによって、身体使って(意味深)金を稼ぐになった女神アクア。
必死の努力の甲斐もあり、結構な額を稼げただろうが代償として身体はともかく心はボドボドダァ。いつもひょうきんな彼女とは信じられないほどに、レイプ目晒して表情が死んでしまった。
外の世界を怖がる彼女をなんとか檻から引っ張り出したが、不死人は代わりに女神の守護を任されてしまう。そんな女神を背負った抱かれ(物理)の騎士アルトリウス(激違)の前にはドラゴンなクエストにでも出てきたそうな宝くじ的な名前の装備っぽい勇者(候補)の影が迫っていたのだった...!
えっちらおっちらとアクアを背負って歩いていた不死人。かつての難敵の名を借りてアルトリウスと名乗る。
彼には嫌いなモノがいくつかある。
1つ。侵入してきた癖にまともに戦わず嫌がらせを繰り返し、最後まで殺り合うことなく霧を通過することで帰って行く闇霊。
2つ。移動が困難な沼、ダメージを喰らう溶岩、そして落下死を誘う狭い足場。要するにじわじわと、しかし確実にこちらを殺し得る要因になるモノである。
3つ。こちらの話を聞かずに襲いかかってくる亡者。もしくはそれに準じる話の通じない輩。
まぁ、ほかにもあるのだが今はこのくらいで良いだろう。
端的に言えばアルトリウスは苛立っていた。
それもこれも話の通じない目の前の女神が使わせた勇者(自称)のせいである。
事の発端は少しばかり遡る。
件の依頼を終えた一向はアクセルへと帰っていた。
ひしゃげて使い物にならない檻は早々に廃棄して、彼らはギルドに依頼の達成報告へ向かっていた。何度か説得を試みるも首を勢いよく横に振り、拒否の意を示しているアクアを仕方なく背負い続けていた。彼女は別段重いわけではないので疲労は気にならぬほどなのだが、別の問題は起きていた。
中ロリが出来ない。
試しにアクアを引き剥がす為にローリングをしたところドッスンだった。重量感溢れるのっそりとしたローリングは回避性能が激しょぼだ。
ついでに地面に叩きつけられる事になったアクアもあまりの重量にカエルが潰れたような声を出していたが、巻きつけた手足は離さなかった。いっそ賞賛したい。
どうやらこの女神、装備品枠らしい。
一体何処のスロットに入っているのか。
そう思ってちょっと調べると指輪枠だと判明。効果はおそらく運がちょこっと上がる、アンデッドに対するボーナス、あとは水場で動きが早くなったりするのだろうか?いや重量が大き過ぎることを考えれば間違いなくマイナス。
この状態は女神の寵愛とも言い換えられるだろうし、是非とも各種ステータスもアップさせて欲しいというのが本音。これじゃ愚者派生とかにした車輪背負った方がマシ。
そんな状態だからえっちらおっちらのっそりと移動していたわけだ。
街道をゆき、アクセルの外周壁を抜けたあたりで全ての原因である人物が一向の前に現れた。
なんとかなんとかさんである。(聞いてなかった
魔剣のなんとかという2つ名がある勇者の候補筆頭とかなんとか。
ふーん。そ
興味ない。
カズマ少年とは同郷らしく話をしているがどうにもそのムードは穏やかではない。どうやらカズマ少年が一方的にイケメンに嫉妬してるだけにも感じるが。
今の自分は疲れているのだ。主に精神的に。
強いて言えば持ってる魔剣とやらに興味があるが、彼が持たないと効果を発揮しないらしいので優先順位は低い。己が持っても岩を両断する斬れ味を発揮するなら是非欲しい。トレードしてくれないだろうか。
そんな状態で面倒くさそうな女の子連れのイケメンとかマジ呼んでないです。ほら、周り見ろ。道行く人もなんだと訝しんでるし、うちの女性陣2人もめちゃくちゃ嫌そうな顔してるぞ。
もう普段なら無視して素通りなのだが、どうやら彼の目的は自分の背中に張り付いた女神様ならしいのだ。どうやら彼は女神アクアによってこの地にやってきた女神の使徒だそう。故にアクアを装備してる自分がロックオンされている。横を通り抜けようとするとご丁寧に通せんぼしてくる。そんなに道を塞ぎたいなら大扉の盾でも持ってこいや。
「おい、聞いているのか?!さっきからお前にも話しているんだ。なぜお前のような薄汚い輩がアクア様を背負っている!」
「……なぁ、アクア嬢。そろそろコイツ面倒くさいんだが」
「私にそんなこと言われても知らないわよ。そもそもさっきからなんなのコイツ。誰なのコイツ」
さっき貴方にこの地へ連れてこられたって言ってましたが。お知り合いじゃないんですかねぇ。
「知らない知らない。こんな鳥肌立つキモいの知らないわよ」
ナチュラルに心を読むなよ、女神様。
あと言葉が酷すぎるだろう、女神様。
なんとかさんもショックを受けているじゃないか。
固まる勇者にカズマ少年が悪い顔して言葉をかけていく。どうやら忌むべき
2人が繰り広げる非常に醜い貶す言葉の応酬にアクアが口を挟む。
「そもそも貴方なんかじゃ女神の使徒は務まらないわ。私の騎士はこのアルトリウスさん1人で十分なのよ」
よせやい。なぜ火に油を注ぐような真似をする。案の定アクアに雑に扱われ、クズマさんに煽られた彼は顔を真っ赤にしてこちらを睨んでいる。
「こんなボロ鎧に僕が劣るというのですか!?」
ボロ鎧…たしかにボロだがな…。もっと言い方があると思います。
「むしろアルトリウスさんに勝ってると思ってるの?無理無理。貴方如きじゃ彼の足元にも及ばないわ」
「なぜ貴公がドヤ顔なんだ」
実力を買ってくれるのは嬉しいがあんまり持ち上げないでくれ。今の己は全盛期には程遠いのだ。この程度であまり褒められるとむず痒い。
仮にも勇者。そんなことを言われて黙ってるはずがない。わなわなと震え、彼は叫んだ。
「……決闘だ!!」
それは己が対人戦大好き暗月マンと知っての言葉か。
よろしい、ならば不死闘技だ。
魔剣の人の扱いが本編以上に雑だが、許せ、これも葦名のため。