やはり俺がチート部隊の隊長をするのは間違っている 作:サラリーマン
テスト勉強の合間に書いてたのでクオリティは低いと思いますがどうぞ
ステージに転送された。ステージはランダムに選ばれた市街地A。マップとレーダーを開き、現在地と人数を確認する。表示された人数は12人。全員合わせて15人なので消えているのは三人。楓子さんと奈良坂、佐鳥だろう。俺の転送位置はステージの端の方だった
八幡 『めぐりさん全員の位置は?』
めぐり 『はるさんとういちゃんは北側!わりと近くてもうすぐ合流できるよ!ふうちゃんは中心あたりだね!』
八幡 『了解です。俺は南側の敵を狩りながら北に向かいます。』
めぐり 『了解!』
それから楓子さんに通信をつなぐ
八幡 『これから北で合流しようと思ってるんすけど敵の数が多そうなんで俺のフォローをお願いします』
楓子 『了解!』
それからすばやくバイパーとメテオラを合成しトマホークを作り、レーダーで見えた一番近い人に向けて上空からの奇襲になるように弾道を設定しトマホークを飛ばした。
トマホークを着弾地点が見える位置に移動するとそこには片足を失いところどころトリオン漏れを起こしている木虎がいた。木虎の首を飛ばすために
八幡 「旋空弧月」
旋空を使い木虎の首を飛ばした。
はずだった。木虎に飛ばした旋空は那須と柿崎さんのフルガードによって防がれた。そして那須はバイパーを、柿崎さんはアステロイドを俺に打ち込んできた。
八幡 「チッ!」
俺は舌打ちをしながら飛びのき那須たちの正面に立った。その時北側でふた筋の光が上がった。
八幡 『めぐりさん、今落ちたのは?』
めぐり 『連合のくまちゃんと双葉ちゃんだよ』
八幡 『ありがとうございます』
俺は柿崎さんに話しかける
八幡 「向こうでは二人落ちたみたいですね」
柿崎 「そうみたいだな。けどここでお前を落とせればトントンだろ?」
八幡 「落とせたら…ですけどね」
それから攻撃が来る前にメテオラをばらまき視界を奪ってからバイパーを5×5×5計125発を展開し木虎に向かって放つ。機動力が死んでる上に視界がない木虎は防ぎきれずにベイルアウトした。視界が開けてくると、両攻撃(フルアタック)しようとしてる那須と突撃銃を構えている柿崎さんがいた。そのまま射撃戦に入る。那須と柿崎さんの攻撃を防ぎながら楓子さんに通信をつなぎ指示を出す。
八幡 『狙撃ポイントに着いたら連絡してください。二人で那須と柿崎さんを殺します』
楓子 『了解です。レーダーから二人消えてますので注意してください』
八幡 『了解です』
楓子さんから連絡が来るまで攻撃を防ぎ続ける。那須のバイパーは同じバイパーで相殺し、柿崎さんの攻撃はシールドをはるかよけるかして防ぎ続ける。
楓子 『ハチさん狙撃ポイント着きました。』
八幡 『柿崎さんをお願いします。仕留めきれなくても俺が仕留めますんで』
楓子 『大丈夫ですよ。必ず仕留めますから』
八幡 『タイミングは楓子さんにお任せします』
楓子 『わかりました。3カウントでいきます。3,2,1!』
楓子さんの壁抜き(・・・)狙撃が柿崎さんに直撃する
柿崎 「なにっ!?」
柿崎さんは驚いた声とともにベイルアウトした。すぐにバイパーを展開し那須を狙う。那須は分が悪いと思ったのかバイパーをシールドで防ぎながら移動をし始めた。追撃をしようとバイパーとメテオラを合成させ、トマホークを放とうとする。
楓子 『ハチさん!後ろです!』
楓子さんの声で後ろを振り返ると、弧月を持った照屋がすぐ近くまで来ていて、その後ろには巴が拳銃を構えていた。普段だったらグラスホッパーを使うが、今はトマホークがあるのでグラスホッパーを使うことができない。じゃあどうするか…
八幡 「バーストリンク」
こうした。加速状態に入り、実際は少しずつ動いているが周りが止まっているように見える。トマホークを半分は照屋にもう半分を巴を狙うようにして弾道を設定し、照屋に向かう方には射程をほぼなくし弾速と威力にトリオンを振り分け、左右から狙うように設定し、巴の方は巴の周りに当たるように設定する。
八幡 「バーストアウト」
ここまで設定したら加速状態を解除する。トマホークは俺が設定したように飛んでいき、照屋はトマホークに当たりベイルアウトした。巴の方も俺が考えていた通りにトマホークが周辺の建物を破壊し視界が悪くなっていた。すぐに弧月を出し
八幡 「旋空弧月」
旋空を使いベイルアウトさせる。巴がベイルアウトしてから巴のいた場所から最後のあがきとばかりにハウンドが飛んできたがバイパーで相殺する。那須が逃げて言った方向からベイルアウトの光が見える。
楓子 『那須さんは落としました』
八幡 『あとは北側の加古さん、嵐山さんとスナイパー二人ですね』
ちょうど北側から一筋の光が上がりすぐにもう一つ光が上がる。
めぐり 『今加古さんと嵐山さんが落ちてあとはスナイパー二人だよ!二人ともさっきまでの位置は分かっているから八幡君とふうちゃんは近い方に向かってね!遠い方は陽さんとういちゃんがもう向かったから!』
八幡 『わかりました』
めぐりさんから位置情報が送られてくる。楓子さんと合流し位置情報で示されている場所に向かう。そこには予想通り誰もいなくなっていたのでスナイパーを探すためメテオラで周りの建物を破壊していく。離れて場所でも同じように建物が破壊されていく音が聞こえる。どうやら陽乃さんたちの方もいなかったようで同じ作戦をとっていた。破壊を始めてからすぐに離れた場所でベイルアウトの光が二つ上がった。
めぐり 『自発的にベイルアウトしたみたいだね』
八幡 『ということは』
めぐり 『うん!私たちの勝利だね!』
***
ボーダーへの職場見学が終わりバスで学校に戻った。これから防衛任務があったのでそのまま本部に残りたかったがカバンを学校に置きっぱなしだったことを思い出し、一度学校に戻った。カバンを回収し下駄箱に向かう。下駄箱のところには由比ヶ浜がいた。
由比ヶ浜 「あっ、ヒッキー!」
八幡 「ずっと前から言いたかったんだがそのヒッキーってのやめろ。不愉快だ」
由比ヶ浜 「え、なんで?ヒッキーはヒッキーじゃん!」
八幡 「はぁ…何のようだ」
由比ヶ浜 「みんなで優美子励ますためにカラオケ行こうってことになってヒッキーもどうかなって…それよりなんでボーダーってこと黙ってたし!」
八幡 「うるさい。お前馬鹿なの?どうしてへこませた本人を連れて行こうと思たんだよ。それにボーダーの件はどうしてお前にボーダーだって言わなきゃいけないんだよ」
由比ヶ浜 「友達に隠し事すんなし!」
八幡 「は?友達?じゃあお前は葉山にスリーサイズ聞かれたら正直に答えんのかよ。それに誰と誰が友達なんだよ?」
由比ヶ浜 「あたしとヒッキーに決まってんじゃん!」
八幡 「俺とお前が友達?お前さっき友達に隠し事はしないって言ったよな?もし仮に俺とお前が友達なら何でお前は一年前の事故の原因となった犬の飼い主だって言わないんだよ。友達に隠し事はしないんだろ?言ってることとやってることが矛盾してるぞ」
由比ヶ浜 「っ!?ヒッキー知ってたんだ…」
八幡 「小町が教えてくれた。お前が俺に変なあだ名までつけて近づいてきたのは自分が原因で友達がいないとか思って同情で近づいてきたんだろ?そんな気持ちで近づかれても不愉快なだけだ。それにお前のおかげで陽乃さんに出会えてボーダーに入って楓子さんやめぐりさん、謡やほかの奴らとも出会えた。学校ではボッチだがボーダーではたくさんの仲間がいる。だからもう無理して近づいてこなくていいぞ」
そう言って俺は靴を履き替えボーダー本部に向かった。