やはり俺がチート部隊の隊長をするのは間違っている 作:サラリーマン
前の話でも言った通り今日から修学旅行なので次回はほんとに遅れます。たぶん…きっと…メイビー…
千葉村1
八幡 「沢村さん書類整理終わりました」
謡 「こっちも終わったのです」
夏休みに入り俺と謡は今、本部で今度ある入隊試験の書類整理の手伝いをしている。俺の隊は遠征を免除してもらう代わりに入隊試験などの忙しい時期に書類整理などの手伝いをすることになっている。
沢村 「お疲れ様。そういえば小町ちゃんも入隊するんだね。」
八幡 「ええ。俺としては入隊させたくないんですけどね」
沢村 「でたな、シスコン」
謡 「けどハチ兄が許可するとは思いませんでしたけど」
八幡 「小町が『これまでお兄ちゃんにばかり苦労させてきたけどこれからは小町も少しでも家計の助けになりたい』って。それにボーダー推薦で総武高に行きたいっていう本音も少しもれてましたけどね」
沢村 「あはは…けど総武高って進学校でしょ?ボーダー推薦で入ったとしても授業についていけないこともあるんじゃない?」
八幡 「そうならないように学校で毎週小テストがあるそうなんでそのテストの結果次第で例えば月曜はボーダーには来させないで家で勉強させるとかそんな感じにするつもりです。それにたまに楓子さんやめぐりさんに家庭教師をお願いしようかなって思ってます」
沢村 「それならあまり心配はないね。やりたいポジションとかはもうあるの?」
八幡 「いえ。いろいろ体験してみてから決めたいって言ってました。あ、もし小町が迅さんにセクハラさせたら容赦なく訴えるつもりなんでその時はお願します」
沢村 「任せて!今日の仕事はもうないしもう上がっていいよ」
八幡 「わかりました。お先失礼します」
謡 「失礼します」
沢村 「あ!忘れてた。比企谷君これ。」
沢村さんに一枚の紙を渡される。
八幡 「なんです?これ」
沢村 「小学生のキャンプのバイトなんだけど、ボランティアで募集かけたんだけど集まらなくて唐沢さんに相談したら少しくらいならバイト代を出せるっていうから、やってみない?あんまり関係ないけど謡ちゃんの学校だよ」
謡 「そうなのですか?」
沢村 「うん。対象が六年生みたいだから謡ちゃんは知らなかったみたいだね。それでどうする?」
八幡 「俺はいいですけど、謡はどうする?」
謡 「私は参加したいです」
沢村 「わかったわ。あと8人くらい人集めたいから誰かに声かけてくれる?」
八幡 「わかりました。小町って連れて行っちゃだめですかね?」
沢村 「いいんじゃない?さすがにまだボーダー隊員じゃないからバイト代は出せないけど」
謡 「防衛任務と重なっていたらどうするんですか?」
沢村 「そこらへんはこっちで調整するわ。それと送り迎えもこっちで用意するわ。」
八幡 「何人か声をかけておきます。締め切りっていつまでですか?」
沢村 「なるべく早い方がいいから次に手伝いに来てくれる時までに決まってると嬉しいかな」
八幡 「わかりました。失礼します」
俺と謡は部屋を出て、比企谷隊の作戦室を向かう
八幡 「謡、誰に声かける?」
謡 「陽ねえは家の方がこの時期は忙しいって言ってたので難しいと思いますけど、楓ねえやめぐねえなら来てくれると思うのです」
八幡 「そうだな。残りのメンツは高2組にとりあえず声をかけて埋まらなかったらほかにも広げていく感じでいいか」
謡 「はい!いいと思うのです」
それから比企谷隊のグループラインと高2組のグループラインに写真と説明、それと防衛任務は変わってもらえることを打ち込み謡を家まで送り俺も家に帰った。
***
家に帰って小町に千葉村でのボランティアのことを話すと参加すると言ってくれた。それからラインの方を確認するとうちの隊からは全員返信は来ていた。楓子さんは参加、陽乃さんは謡が言っていた通り家の方が忙しいらしく不参加、めぐりさんも生徒会の方が忙しくなるらしく不参加となった。高2組からは何人か返信があった。
―高2組―
八幡:写真
八幡:小学生のキャンプの手伝いのバイトに参加したいやつはいるか?
八幡:防衛任務のシフトは調整してもらえるらしい
小南:玉狛の方で旅行があるからあたしと栞は無理ね
宇佐美:ごめんね
出水:シフト変更してもらえるなら俺は参加するぜ
米屋:俺も参加するぜ
綾辻:私は広報の仕事が忙しいから無理かな
出水:三輪や奈良坂はどうすんだ?
奈良坂:俺はパスだ
奈良坂:塾がある
米屋 :おい弾バカ。秀次は来ないだろ
三輪:陽介どういう意味だ
米屋:目つき鋭いせいで小学生怖がるだろ
出水:大丈夫だろ。目が腐ってるハッチいるし
―八幡が出水を退席させました―
―三輪が米屋を退席させました―
小南:プっ!弾バカと槍バカww
熊谷:あんたたちなにしてんのよ
―奈良坂が米屋を招待しました―
―奈良坂が出水を招待しました―
米屋:秀次てめー!
出水:ハッチもだコラ!
三輪:自業自得だ
八幡:俺たちは悪くない。お前らが悪い
八幡:ところで熊谷はどうすんだ?
熊谷:私は参加しようかな
那須:私も最近調子いいから参加するわ。
仁礼:あたしはめんどいからパスで
八幡:一回まとめるぞ
八幡:今参加するやつは
出水・米屋・熊谷・那須・三輪で合ってるよな?
出水:合ってると思うぞ
那須:比企谷君、私たちのほかに参加する人っているの?
八幡:いるぞ。謡と楓子さんとあと小町が参加する
八幡:で、まだ返信が来てないのは
三上と小佐野ぐらいか?
熊谷:そうね
小佐野:めんどいからパース
三上:私も家族旅行が入ってるから無理かな
八幡:わかった。
これで沢村さんに報告しておく
八幡:詳しいことはまた連絡する
それからラインを閉じ、夏休みの課題を終わらせるために勉強をし始めた。
***
八幡 「小町ー準備できたかー」
小町 「オッケーだよ!お兄ちゃん!」
八幡 「じゃあ行くぞー」
今日は八月の初め。小学生のキャンプの手伝いに行く日だ。これから謡と楓子さんと合流して集合場所に行くことになっている。
***
謡と楓子さんと合流して集合場所のコンビニに着くとすでに那須と熊谷、出水が来ていた。
八幡 「早いなお前ら」
出水 「おうハッチ!あとは三輪と槍バカだけだな。」
八幡 「まあ三輪は米屋のせいで遅いだけだと思うけどな」
しばらくすると諏訪さんと沢村さんが車でやってきた。
諏訪 「おーい!比企谷!」
八幡 「どうも諏訪さん。今日は諏訪さんと沢村さんが送ってくれるんですか?」
沢村 「ええそうよ。全員そろってるかしら?」
八幡 「いえまだ三輪と米屋が」
諏訪 「米屋のせいだな」
八幡 「たぶんそうでしょうね」
沢村 「三輪君たちが来る前に先に荷物とか載せておきましょうか。車は普通に男子と女子で別れましょうか」
全員が荷物を載せ終わるとちょうどよく三輪と米屋が来た
八幡 「よう。遅れた原因は米屋か?」
三輪 「ああ。俺が迎えに言ったら案の定寝ていた。」
八幡 「三輪お疲れ」
諏訪 「三輪!米屋!早く荷物載せろ!お前らが載せたら出るぞ!」
それから二人が荷物を載せ千葉村を目指して二台の車が出発した。
***
沢村 「それじゃあ比企谷君、楓子ちゃん。ボランティア側の人と協力して頑張ってね。あと頼んだわよ」
八幡 「はい」
楓子 「帰るときもお気をつけて」
諏訪 「じゃあなお前ら!お前らも楽しめよ!」
沢村さんと諏訪さんは帰っていき、俺たちは雑談をしてボランティアの人たちが来るのを待った。しばらく待っていると一台の車が止まった。
八幡 「楓子さん」
楓子 「ええ。来たようですね」
ボランティアの人たちだと思われる車が来たのだ。その車から人が降りてくる。その人たちを見て驚いた。
雪ノ下 「比企谷君…」
由比ヶ浜 「ヒッキー…」
平塚 「比企谷…」
戸塚 「八幡!」
車から降りてきたのは奉仕部の連中と戸塚だったのだから。