やはり俺がチート部隊の隊長をするのは間違っている   作:サラリーマン

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なんとか年内!(もちろん狙ってますよ)
前回言った通り今回でアフトというか大規模侵攻編が終わりです


大規模侵攻編5

小町はこのボーダー対アフトクラトルの戦争が始まってからずっと三雲と行動を共にしてきた。それは目の前に現れた人型ネイバーによって友達の好きな子?がキューブにされたこの状況でも変わらない

 

「まだ終わってないよ三雲君!本部まで行けばまだ助けられる!」

「小町ちゃんの言うとおりだ修。お前がやるべきことをやれ!」

 

三雲は小町と師匠である烏丸の言葉を聞き覚悟を決める。

 

「本部へ向かいます!サポートお願いします!」

「おー行け行け。こいつには一発やり返さねぇと気が済まねーぜ」

 

出水がハイレインと対峙しながら言う

 

「小町はついていくよ!」

 

走りだした三雲と小町を二体のラービットが追う

 

「三雲君後ろから空飛ぶタイプと磁力のタイプの二体の新型が来てる!」

「わかった。磁力の方は磁力が届く前に止める!シールド!!」

 

三雲はシールドを展開し、自身たちに磁力の影響が及ぶ前にシールドで磁力型の攻撃を止める。

 

「三雲君!手を!」

 

三雲が伸ばした手を小町がつかみ引っ張る

 

「やりゃぁあああああ!!」

 

直前まで三雲がいた場所に砲撃が飛ぶ。もし小町が三雲を引っ張っていなかったらその直撃を食らってしまっていただろう。

 

「ありがとう比企谷さん。…しまった!」

 

磁力型の攻撃に気付かずに二人とも磁力にとらわれてしまう。その二人に迫る砲撃。

 

「「シールド!!」」

 

二人はシールドを張るがたった二人分のシールドだけでは防ぎきれない。絶体絶命だと思われていたその時、二人のシールドの上に新たに黒いシールドが現れた。

 

『待たせたなオサム、コマチ。ユーマの指示で護衛しに来た』

「「レプリカ(さん)!」」

『門印』

 

レプリカの開いたゲートから出てきたのは黒いラービット。その黒いラービットは先ほど砲撃を放ったラービットのパンチを受け止めると空いている手でパンチをする。それは敵ラービットを破壊するまでには至らなかったが、片腕を破壊した。

 

『立て二人とも。私の内蔵トリオンでは二体目のラービットは作れない。もし敵に増援が来れば分が悪くなる。…解析完了。磁力を中和した。今のうちに離れろ。』

 

二人は磁力が消えたことを確認するとレプリカの指示通り、二体の敵ラービットを味方の黒いラービットに任せ、その場を離れる。

 

「レプリカの本体が来て空閑は大丈夫なのか!?」

『問題ない。救援を優先するとユーマ自身が決めたことだ。それに急ごう。ジンの予知によればオサムとチカ、コマチが基地に入れるかどうかが未来の分かれ目になる』

「…わかった。急ごう!」

 

二人は速度を上げ走り始めた

 

**

 

『二人とも、とりまるがベイルアウトした』

 

三雲はレプリカからその報告を聞き驚いた

 

「烏丸先輩が…!」

『基地(ゴール)までおよそ120メートル。最後の壁だ』

 

足を止め見上げた先にはハイレインがいる。二人と一体は一度建物の陰に隠れ、最終確認をする。

 

『基地まではおよそ120メートルだ。基地の入り口が閉まっていたら私が開ける。ただこちらの技術が使われていた場合は少し時間がかかる。こちらの機械は複雑だからな』

「あ、それなら大丈夫です。ユイちゃん聞こえる?」

『はい聞こえていますよ小町さん』

「いつでも基地の扉を開けられるようにしてもらいたいんだけどできる?」

『もちろんです!任せてください小町さん!』

「ありがとユイちゃん…これで入口は開くようになりました」

『ならばあとは我々がたどり着くだけだ』

 

そこにはイレインのトリガーで作られた鳥が飛んでくる。レプリカがシールドでガードするが鳥と当たった部分のシールドがキューブになる

 

「キューブ化のトリガー…!」

『とりまるの情報ではあの弾丸はトリガーにしか作用しない』

「なら建物をカベにして」

「だったらこうしようよ。アステロイド!」

 

小町がアステロイドで民家の玄関を壊す。

 

「こっちの方が早いよ」

『そうだな。このまま建物を突っ切ろう。上からも死角になる。閉じ込められないように注意しろ』

「了解」

 

突然の小町の行動に三雲は驚きながらもレプリカも賛同したので家の中を突っ切る

二軒、三軒と家を突っ切るが敵の攻撃がない

 

「なんだか静かすぎるね」

「そうだね…!こっちはだめだ!別の部屋から」

 

三雲が入ろうとした部屋に敵の攻撃があったのか道を変更しようとすると、足元からバチッという音がした。

二人が足元を見るとそこにいたのはクラゲだ

 

「クラゲ…!こいつも弾なのか!?」

『建物を出るぞ』

 

今度はレプリカが壁を破壊し、二人と一体は道路へと出る。そして出た先にいたのはハイレイン。

三雲も小町も自身が目の前にいる敵には絶対にかなわないことはわかった。

 

『どうする。まともに戦って勝ち目はないぞ』

「…よし!三雲君。小町が時間は稼ぐから入口に向かって」

「だったら僕が残って時間を稼ぐ」

「その足じゃ大した時間稼ぎはできないだろうしそれに小町は三雲君より強いから」

 

小町は三雲たちの前に出る。

 

「なんだ?玄界ではこういう時に女が出てくるのか?」

「こっちでは男女こようきかい?均等法がっていう法律があるんですよ?だから男とか女とか関係ないです。わくわく動物さん」

「だが女を前に出すのは格好悪いと思うがな」

 

「だったら俺が変わる」

 

「「空閑(君)!!」」

 

突然の衝撃音とともにやってきたのは老人と戦っているはずだった空閑だった

 

「空閑!お前は老人の相手をしていたはずじゃ」

「ヒキガヤ先輩が連れてきた入隊日に大暴れしてた人に変わってもらった」

「お兄ちゃんが!?そのお兄ちゃんはどこに?」

「なんかやることがあるって言ってたけど。それよりここは俺に任せて早く行け」

「うん…ほら三雲君行くよ!」

 

小町は三雲の手を取ると立ち上がらせ、そのまま手を掴んで走っていく。

 

「ちょっとストップ!基地の入り口の前に穴が開いてる!」

『小町さん、それは敵のワープ使いのトリガーです』

「そうなの!?ありがとユイちゃん。二人ともあれは敵のワープ使いのトリガーなんだって」

「その能力でピンポイントに襲ってきたのか!けど誰もいない。これなら!」

 

後ろからブワンという音がした

 

「三雲君!」

 

小町がとっさに三雲の体を押す。後ろでした音の正体のワープ使い、ミラのとげが三雲の足に刺さる

 

「目標補足」

 

すぐさま小町とレプリカはミラに攻撃をする。ミラはその攻撃をワープゲートを発生させそこに攻撃を入れるもう一つのワープゲートから出すことで反撃に利用した

三雲と小町は横跳びでそれを躱すとそのまま逃げるように走り出す

 

『開けた場所に出るな。さっきのとげで狙い撃ちにされる』

 

建物を陰に逃げたはずなのに二人の先にはミラ。

 

「あきらめなさい。悪あがきは好きじゃないの」

『発信機か』

 

レプリカは三雲の腕のとげをを見ながら言う。

 

「気づくのが遅かったようね」

『……いやそうでもないようだ』

 

ドォンという音とともに二体の敵ラービットの相手をしていた黒いラービットが来る。

そのラービットは腕を大きく振りミラに攻撃を仕掛ける

ミラはジャンプしてそれを回避した

 

『ラービットから離れすぎるな。ワープで先回りされる』

 

レプリカがそう指示をした瞬間だった。

ミラの攻撃によりレプリカが両断された

 

「「レプリカ(さん)!!」」

 

レプリカに攻撃したミラはラービットの攻撃により再び離れる。

二人もその隙に二つに分かれたレプリカをもって物陰に隠れる。

 

『…落ち着けオサム。ワープ使いのマーカーを外した』

「レプリカ!大丈夫なのか!?」

『予備のシステムに切り替えた。ほとんどの機能は停止したがまだ大丈夫だ』

「ならこのまま入口を目指そう」

『…オサム、コマチ一つ提案がある。敵の遠征艇を狙おう』

「遠征艇を!?レプリカどういうことだ」

『一度退けたとしても国が近くにあるならば国に帰らずにまだ攻めてくることもある。しかし、一度国に帰ることになればまた攻めてくるだけの時間はもうない。

遠征艇に帰還の命令を出しそのままロックすれば確実にやつらを国に返すことができる、ということだ。』

 

二人はレプリカの策を聞き、検討する。レプリカの作戦にいくつかの案を付け足し、作戦を決めた

 

『ユーマが相手をしているが相性がいいわけではない。作戦を実行に移すなら今しかないだろう』

「わかってる。比企谷さんも大丈夫?」

「うん大丈夫。覚悟は決まってる」

 

その時、すぐ近くボーダー本部の屋上から大きく光が放たれた。

その光はトリオン兵に当たるとトリオン兵を音もなく消失させた

 

(…このあったかい感じ。もしかしてお兄ちゃん?ってうそ!?」

「今だ!」

 

トリオン兵を音もなく…それはレプリカの出した黒いラービットも例外ではなかった。

しかし一度飛び出してしまってはもうやり直すことはできない。二人は壁がいない中で作戦をスタートさせた

先行した三雲を追うように小町も物陰から飛び出す。そんな二人を狙ってミラがとげを出す。ふたりは急いでいたためか避けることをせずに何本もの刺さったとげにより身動きができなくなってしまう。そこにハイレインの鳥型の弾が迫る

 

「「トリガーオフ!」」

 

二人はトリガーを解除することによりトリオンにしか効かないハイレインの弾を無効化。

さらにボーダーのトリガーの基本機能の、物理的に動けない時にトリガーを解除した場合に周囲のものと干渉しない場所に転送される仕組みの利用し、ミラの串刺しからも脱出する。

そして生身のまま入口を目指す。

小町がちらっと人型の方を見るとちょうど空閑がワープさせられ、姿が見えなくなったところだった。そしてそのまま人型がこっちの方に走って向かってくるのが分かった。

 

((人型が来てる!だが/だけど…行ける!))

 

二人がそう思った時だった。二人の下にとげが発生し二人を改めて串刺しにした。

三雲は左足の太ももとわき腹に、小町は右胸とわき腹に突き刺さる。

 

『オサム投げろ!』

 

三雲はレプリカの指示に従い、懸命に体を振りかぶり左手に持ってるレプリカを投げ

 

 

 

れなかった。三雲の意識はあと1秒耐えることができず、三雲は意識を失った。後方では小町も意識を失い胸から大量の血を流していた。

ハイレインは意識を失った三雲が落としたキューブを拾う。

 

「これは…違う。ただのトリオンキューブだ。ミラ!すぐに本物の『金の雛鳥』を探すぞ!!」

 

その時、背後から声がした

 

「これをしたのはお前らか」

 

ハイレインが振り返るとそこには倒れていた小町を抱き、表情の消え去った顔をした八幡がいた

 

***

 

目を開き手元にあるはずの光の核を見る。

 

「うおっ!」

 

思わず声が出てしまうほど大きかった。

俺が今いるのはボーダー本部屋上の給水タンクの上だ。ここで俺は天使の法律(エンジェルロウ)の核を大きくしていた。

 

「…天使の法律発動」

 

光の核を解き放つ。解き放たれた光は一気に警戒区域全域まで広がっていく。

そして解き放った俺は地面にうずくまっていた

 

「やばい。これはまじで死ぬ」

 

以前フランたちに大きいのを作るのは命を削ると言われていた。それは自分でも十分理解していたつもりだった。

しかし全然理解できてなかった。これがこんなにもしんどいなんて思ってなかった

 

「比企谷か?大丈夫か」

「…おう奈良坂。古寺もか。一応大丈夫だ。けど、ちょっと手伝って」

 

二人に手を貸してもらい体を起こす。少しはこのしんどさにも慣れてきたか?

 

「いつから屋上にいたんだ?」

「集中していたから時間は分からんが、俺が屋上に来たときは誰もいなかった」

「全然気づかなかった」

 

こんな時でも俺のステルスヒッキーは健在ですか。あぁそうですか。

 

「それよりさっきの光はお前だろう。あれはなんだ」

「奥の手だよ。警戒区域内の全トリオン兵を消滅させられたと思うんだが、確認してくれるか?」

「ああ……確認した。警戒区域内のトリオン兵はさっきの光で全部消えたらしい」

「そうか。…っとと」

「大丈夫ですか。まだ休んでた方が」

「平気だ。それに何かいやな予感がする」

 

まだ少しふらつくが立ち上がる。さっきから何かいやな予感がしてる。今ここで動かないと一生後悔しそうな予感が。

 

「こっちか?」

 

いやな予感のする方に進む。屋上の端に着き、下を見る。そこから見えたのは地面に倒れている小町とその下の赤い水たまりだった

 

「小町!!」

 

すぐさま翼を開き下に降りる。小町を抱き、目の前にいる鬼男に尋ねる

 

「これをしたのはお前らか」

 

尋ねた。しかし答えは聞かなくてもわかりきっていた。

 

「うるさい。邪魔だ」

 

鬼男が自分の周りを泳いでいた魚をこっちに飛ばす。俺はレーザーでその魚を消滅させた

 

「なに!?」

 

鬼男が驚く。続けてレーザーを鬼男に受けて放つ。が、急に鬼男が消え、鬼男は少し離れたところにいる鬼女のところまで移動していた。

そんなことはもうどうでもよかった。腕の中の小町の命が急速に失われていくのが分かる。

俺はメタトロンを解除し、メタトロンのトリガーを小町の血が付かないところに置く。

そしてフランとファルに呼びかける

 

『フラン、ファル聞こえるか?』

『聞こえてるよ。』

『うんこっちも。それよりさっきの光ってハチ君でしょ。だめって言ったよね。あれ以上は命を削るって』

『フラン、ファル。元気でな。みんなによろしく言っておいてくれ』

『え、ちょ、どういう

 

まだフランの声がしていたが無視をする。

フランとファルに伝言は伝えたし、もう思い残すことはない。

俺はノーマルトリガーを取り出し俺のすべてを注ぎ込み、

 

 

 

俺は小町を助けるためにブラックトリガーとなった。

 

 

 

***

 

(…死んだと思ってたけどなんでまだ生きてるの?)

 

そんな疑問を抱きつつ小町は目を開いた。小町の目に一番最初に入ってきたのは、真っ白な灰になった兄である、否、兄であった比企谷八幡の姿だった。

小町は兄を姿を確認したと同時に背中を地面に打ち付けた。

小町が上体を乗せていた兄の足であった部分が風にさらわれたのだ。さらにその風は足だけでなく腹も胸も全身をさらう

 

「うそ!なんで!なんでお兄ちゃん!!」

 

小町は必死に灰をなった兄を集めようとするが、灰のほとんどは風に乗せられ高く高く舞い上がっていく。

 

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!」

 

小町は泣きながら大声で兄を呼ぶが返事はない。あるわけがない。…はずだった

 

『小町。泣くのはいつだってできる。今は他にやらなきゃいけないことがある。そうだろ?』

 

小町の声に声に答えるように八幡の声が響く。

 

「ないよ!お兄ちゃんを差し置いて他にやることなんてないよ!」

『小町!』

 

それは小町が初めて聞いた兄の自分に対しての怒鳴り声。

 

『あの連中は誰だ』

「それは…」

『ボーダーの敵、すなわち俺たちの敵だ。小町がここで動かなきゃ、あそこで倒れている三雲が死ぬ。それに陽乃さんや楓子さん、謡、ユイも死ぬかもしれない』

「そんなの…そんなのやだよ!お兄ちゃんだけじゃなくてみんなもいなくなるなんて!!」

『じゃあやらなきゃいけないことは分かるな?そのための力を小町はもう持ってる』

「…うん。けど上手に使えるかな」

『大丈夫だろ。小町が一番俺を扱うのがうまかっただろ』

「なにそれ。けどありがとお兄ちゃん。頑張るから見ててね」

『おう』

 

小町はしっかりと敵を見据える。

これから小町が使うのは今まで一回も使ったことのない力。それを扱うのに小町の心に不安はなかった。

小町は足元をならすように二度地面を踏み、一瞬で姿を消した。

次に現れたのは数秒後、突然ハイレインたちの後ろに現れた。

 

「まず一人」

 

小町は黒く巨大な爪でミラを切り裂くと次の瞬間にはまた姿が消えており、数秒後にまた姿を現す

 

「申し訳ありません隊長」

「手筈ではもうすぐに艇にいる誰かが回収することになっている。それを待って撤退するぞ」

 

ハイレインたちはミラが戦場に出て負けた時に備え、あらかじめ船の中に門が開けるラッドを何体か用意していた

 

「撤退ということはまさか…」

「ああ。『金の雛鳥』はあきらめる」

 

「いいこと聞いたけど撤退なんかさせないよ」

 

突然背後に現れた小町に驚きつつもハイレインはその小町に向けて周りを泳いでいる魚を飛ばす。

小町は避けることをせず魚に当たった。しかしなぜかキューブ化はされない。

 

「影竜の斬撃」

 

小町はさっきの爪と同じものを今度は腕全体に纏いそれを大きく振りはらうと、腕から斬撃が飛ぶ。

その斬撃をハイレインは魚を盾にしてガード。今回はしっかりとキューブ化されていた。

 

「およ?ちょっと失敗しちゃった。外側のがしっかりと機能しなかったか。ま、いいや。目的は達成できたし」

 

ハイレインは聞こえてきた言葉に心の中で首をかしげる。自分は何かされただろうかと

その疑問を解消したのは隣から聞こえてきた悲鳴だった

 

「た、隊長!助けて」

 

その悲鳴に反応し隣を見ると隣にいたミラの体の下半身が徐々に影に飲み込まれていた。

ハイレインが助けようと手を伸ばすが間に合わず、ミラは完全に影に飲み込まれた。

そのタイミングでハイレインの後ろに門が開く。

 

「隊長!無事か」

「俺は無事だがミラがやられた。ウィザを回収してすぐに撤退するぞ」

「ヒュースはどうする」

「『金の雛鳥』が回収できなかった以上、ヒュースは置いていく」

「了解した。すぐにウィザのところまで門を回す。隊長もすぐに乗り込んでくれ」

 

艇を操っていたランバネインと言葉を交わしながら撤退の準備をするハイレイン。しかしそう簡単には小町がさせない

 

「撤退なんかさせない!影竜の咆哮!!」

 

小町が口をぷくっと膨らませすぐに何かを吐き出す。吐き出されたものは威力を増しながらハイレインたちの下まで飛ぶが、あと一歩のところで届かずに門は閉じてしまった。

その直後、空を黒く覆っていた雲が消え、空には青空が広がっていた。

近くに誰かが来た音がした。小町が振り返ってみるとそこにいたのは陽乃達比企谷隊のメンバーとフランで

 

「小町ちゃん。八幡は」

「お兄ちゃんは小町を助けてブラックトリガーになりました」

「そう…」

 

小町がそう答えるとみんなが顔を伏せる。

 

「みなさん!なに下を向いてるんですか!お兄ちゃんは小町のブラックトリガーになってまだいますし。それにこの戦争が始まる前にお兄ちゃんがおすすめしてきた本にこんな言葉があったんです。『思い出はここにある』って」

 

小町はグーを作り自分の胸を叩きながら言う

 

「お兄ちゃんがいなくなったからって今までお兄ちゃんと過ごしてきた思い出は消えることはないんです。ずっと小町の、皆の胸の中にあってその中でずっとお兄ちゃんは生きてるんです」

 

小町は笑顔でみんなに向かってそう言った。

 

「そっか、そうだね。八幡は私たちの心の中でしっかりと生きてる」

「そうです!だから今は笑顔でいましょう!」

「「「うん(はい)!」」」

 

小町が空を見上げる

 

(…これでいいんだよねお兄ちゃん)

 

空に浮かぶ雲の一つが誰かのアホ毛のように見え、そのアホ毛がぴょこぴょこ揺れ、それでいいと言ってるように小町には見えた。

彼女たちの上には今日も青空が広がってる

 




前書きがでは大規模侵攻編が終わりとかきましたが
今回で本編最終回です。
今まで1年と5か月くらい応援いただきありがとうございました。

最後に疑問に思われるかもしれないことをいくつか

Q.八幡が鳴ったブラックトリガーの名前と能力は?

A.影竜(スキアドラム)と言いまして影を操る能力です。ハイレインの魚に当たってもキューブ化しなかった理由は影に吸収したからです。
フェアリーテイルのローグをパクリました。

Q.ミラはどうなった?

A.影から出された後、トリガーを没収、捕虜となっています

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