やはり俺がチート部隊の隊長をするのは間違っている   作:サラリーマン

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学校始まってグロッキーなサラリーマンです。
新学期始まって課題テストなどの勉強が忙しくてなかなか書く時間が取れないので次回以降の更新が遅くなります。今回も短いです。

そう言えばsaoのメモリーデフラグ配信されましたね。リセマラはユウキでやめました。やっと青眼の悪魔まで進みました。ゲームやるなら勉強したり書けって話ですよね。

本編をどうぞ


閑話 二宮匡貴

ある日の防衛任務上がり、報告書を書いていると俺のスマホが鳴った。画面を見ると珍しいことに二宮さんから電話が来た。

 

八幡 「もしもし珍しいですね二宮さん。どうかしたんですか?」

二宮 『比企谷これから時間あるか』

八幡 「防衛任務の報告書書き終わってからなら時間ありますけど」

二宮 『書き終わったらホテル最上階のエンジェルラダーという店に来い。倉崎もいるなら連れて来い』

八幡 「わかりました。」

二宮 『言い忘れていたがスーツで来いよ。ないようなら雪ノ下に用意してもらえ』

八幡 「そうなると陽乃さんはたぶんついてきたいと言うと思うんですが一緒でも大丈夫ですか?」

二宮 『構わん。待ってるから早く来い』

 

電話が切れた。とりあえず全員に電話の内容を伝えた。

 

楓子 「…鳩原さんのことですよね」

八幡 「たぶんそうだと思います」

 

鳩原さん…鳩原未来は楓子さんの姉弟子にあたる人で二宮隊に所属していた。そういた、なのだ。先日、ボーダーのトリガーを一般人に横流しし、その一般人とともにゲートの向こう側へ行った。しかし表向きはその事実を伏せ、鳩原さんが隊務規定違反をしてボーダーをクビに、二宮隊も連帯責任でB級へ降格処分になった。となっている。俺がそこまで考えていると

 

謡 「だったら報告書は私とめぐ姉に任せて早く行った方がいいのです!」

めぐり 「そうだね!二宮さんを長時間待たせるのも悪いし。それにふうちゃんはすぐに行きたいでしょ?」

楓子 「けどいいの?」

謡・めぐり 「「もちろん!」」

 

それから俺たちは陽乃さんの用意したスーツに着替え、二宮さんが指定した店へと向かった。

 

二宮さんが指定した店に着くと、二宮さんはカウンターに座っていた。

 

八幡 「お待たせしました。二宮さん」

二宮 「来たか。」

 

二宮匡貴。B級1位部隊隊長にしてボーダーNo.1シューターである。

 

陽乃 「今日呼び出されたのは鳩原ちゃんのことでいいんだよね?」

二宮 「ああ。早速だが俺はあいつがこんなたいそうな計画を立てられるわけがないと思っている。あいつを唆した黒幕が必ずいる。俺はそれが誰なのか知りたい。そいつの心当たりはないか?倉崎。」

楓子 「特にありません」

八幡 「黒幕の候補みたいな人はいないんですか?」

二宮 「同じ日に三人、行方不明者がいる。ゲートに消えたトリガーの反応は鳩原を除いて三つ。行方不明となった三人で間違いないだろう」

陽乃 「確かにタイミングを考えればその三人の可能性が高いだろうね。その三人の素性の調査は?」

二宮 「あらかた終わっている。これを見ろ」

 

二宮さんは三枚の紙を渡してくる。これは…

 

八幡 「これって二宮さんが一人でやったんですか?」

二宮 「ああそうだが」

八幡 「完成度高すぎじゃないですか」

 

そうこれは完成度がすごく高い。名前、身長、体重、家族構成から小学校の時のあだ名まで確実に要らないような情報まで書いてある。そんな調査書を三人で回して見る。それから二宮さんが調査書の顔写真を指さして

 

二宮 「この三人に見覚えあるやついるか?」

 

俺たちは三人そろって首を横に振る。ここで一つの疑問が生まれる

 

八幡 「なんで黒幕は鳩原さんを狙ったんでしょうか。二宮さんが言ったように本当に黒幕がいるのなら例えば、玉狛の小南の方が唆すことだけで見たら容易なはずです。なのになぜ鳩原さんが狙われたのか。こっちの方面から探ってみるのもありだと思うんすけど。それに、これに乗っかることによる鳩原さんのメリットとか」

二宮 「…そうだな。俺はこれで失礼する。時間とらせて悪かったな。またなんかわかったことがあったら連絡をくれ」

 

そう言って二宮さんは店から出て行った。俺たちも二宮さんに続き店を出る。その時に一人の従業員とすれ違った。俺は立ち止まってすれ違った従業員の後姿を見る。

 

楓子 「どうしましたか、ハチさん」

八幡 「いえ、何でもないです」

陽乃 「もしかしてさっきすれ違った従業員の子に惚れちゃった?ひ、ひどいわ八幡!私という許嫁がいるのにたった一度すれ違っただけの子に一目ぼれするなんて!」

八幡 「違いますし、そんな変な設定足さないでくださいよ」

陽乃 「じゃあなんで?」

八幡 「ただ若いなって。未成年と言われても納得できそうだったんで」

楓子 「確かに未成年と言われても納得しそうでしたね」

陽乃 「それならしっかりと顔見ておけばよかったな~もう一回見に戻ろうかな」

八幡 「それでもいいですけど俺と楓子さんは帰りますよ。長居して未成年だとばれたくないんで」

陽乃 「そうだね。ほんとにここで働いているならまた来た時に確認すればいいや」

 

それからエレベーターに乗り、ホテルを後にした。そして今日が終わるころには若い従業員のことを忘れてしまっていた。

 


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