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とある廃屋
少女「ハァ、ハァ...ハァ…ずっと信じてたのに!もう誰も信じないわ!」
婦人「あら、そう世の中を悲観するもんじゃないわよ?」
少女「っ!?誰?まさか、貴女も私を殺しに…」
婦人「フフッ、違うわ…私は貴女を楽園に招待しようと思ってきたのよ」
少女「ら、楽園?貴女何を言って…」
婦人「口でいうより実際に見た方が早いわね」
少女「っ!?足元に穴が!?うわぁぁぁぁ」
暗い森の中
少女「うわぁぁぁぁ!ゴフッ!…痛い......てか、ここどこなの?」
その時、ガサガサと近くの茂みが揺れた
少女「だ、誰かいるの!?」
すると出てきたのは小さな女の子だった
幼女「そんなに警戒しなくても取って喰ったりしないのだー」
少女「あなたは誰?ここは何処なの?」
幼女「何なのだー?お前、外から来たのかー?」
少女「私の質問に答えて!」
幼女「分かったから落ち着くのだー」
ルーミア「私の名前はルーミア、ここは幻想郷の中にある魔法の森なのだー。お前はなんて名前なのだー?」
フリッカ「...フリッカ、フリッカ・ウィスタリアよ(他よりこの子の周りが暗く見えるのは気のせいかしら?)」
ルーミア「じゃあフリッカ、早くこの森を抜けた方がいいのだー」
フリッカ「ああ、獣とかに襲われちゃうもんね」
ルーミア「いや、凶暴になった妖怪がいるからそういったのだー」
何を言っているんだこの子は…
フリッカ「妖怪?そんなものいるわけないじゃない」
ルーミア「えっ?何を言ってるのだー?私もお前も妖怪じゃないかー」
私は耳を疑った
フリッカ「えっ?貴女と私が妖怪!?」
ルーミア「そ、そうなのだー?」
フリッカ「いや、私は普通の人間...のはず」
ルーミア「え?でも、お前の体から少しだけど妖力が出てるから、少なくとも人間ではないはずなのだー」
フリッカ「そ、そんな...嘘だぁぁぁぁ」
気がつくと私は走り出していた
ルーミア「(あんな反応をしてるってことは、また紫が何かしたのかー?)お前、ここに来る前に紫色の服の女を...って、いなくなってるのだー…」
迷いの竹林
フリッカ「そんな...私、妖怪になっちゃったの?」
試しに手頃な竹にチョップしてみた
シュッ!バキバキ!
本来固く丈夫なはずの竹が木の枝のように折れてしまった
フリッカ「本当に、私妖怪に...」
女性「ん?なんだいあんた、もしかしてあんたも竹を取りに来たのかい?」
いつから立っていたのか、私の後ろには一人の女性がいた
フリッカ「あなた誰!?いつからそこに?」
女性「あら、人に名を聞く時は自分からって習わなかったのかしら?」
フリッカ「...フリッカ・ウィスタリアよ」
女性「そう、わかったわ」
妹紅「私は妹紅、藤原妹紅よ、ここにはさっき来たのよ」
フリッカ「ご丁寧にどうも、で?何のようなのかしら?」
妹紅「ああいや、あんたさっき竹を素手で折ったから、手から血が出てるわよ」
フリッカ「え?あっ、本当だわ」
妹紅「手当してあげるから、ちょっと見せてみなさいな」
そう言って、妹紅は手を伸ばしてきた
その善意の行動は、疑心暗鬼になっていた私には恐怖でしかなかった
フリッカ「いや!触らないで!」ブンッ!ザシュッ!
妹紅「痛ッ!?」
私が咄嗟に振り回した手が妹紅の手首を掻っ切ってしまった
手首からは止めどなく血が溢れ出てきていた
フリッカ「あっ...ちが、そんなつもりじゃ...」
しかし、その直後傷口が燃え上がり、傷が塞がっていった
フリッカ「え...傷が塞がっていってる?」
妹紅「急に何するんだい!びっくりするじゃないか!」
フリッカ「今...傷口が燃えて...」
妹紅「...私はとある事情で死ねない体なんだ」
フリッカ「ば、化物...なの?」
私がそういうと、妹紅の顔が曇った
妹紅「やっぱりそう思うよなぁ...まあいいや、私はもう行くよ」
その時の妹紅の後ろ姿に私は自分に似たものを感じた
フリッカ「ま、待って!もしかして貴女も元は人間だったの?」
妹紅「元は?って事はあんたも人間だったのかい?」
フリッカ「ええ、貴女もなの?」
妹紅「私は厳密には違うよ。とある薬を飲んだせいでこんな体になっただけさ。あんた、外から来たのかい?」
フリッカ「そう…だけど…」
妹紅「なら、今は身寄りがないわけだ」
なぜこんなことを聞くのだろうか私は不思議に思った
フリッカ「それがどうしたの?」
妹紅「なら、私の家に来ないかい?家が結構広いから一人暮らしにはちょっと持て余してるのよ」
フリッカ「(この人を信じてもいいのかしら?…でも、さっき私が攻撃した時も反撃してこなかったし…)」
私の中でいろんな思いがぐるぐる回って止まらなかった
妹紅「まあ、嫌なら無理にとは言わないさ」
フリッカ「じゃあ、甘えさせてもらうわ(もし怪しいようなら逃げればいいし…)」
こうして私はこの女性、妹紅の家にしばらく厄介になることにした
To Be Continued
フリッカはこれから妹紅の家に居候するようです
フリッカの人間不信はこの事態にどう転ぶかは運次第、それではまた次回 (*≧▽≦)ノシ