少女と殺人鬼が幻想入り   作:フリッカ・ウィスタリア

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紫はメアリーが今の性格になった原因が気になるようです
それに対し、メアリーはすんなりと話し始め…


10話 メアリーの過去

八雲家

紫「今回もまた派手にやったものねぇ…」

メアリー「ええ、とっても面白い人だったわ。数回切りつけただけで、助けてー!って悲鳴あげるんですもの、傑作だわ」

紫「前から聞きたいことがあったんだけれども、貴女のその性格って、生まれつきの物なの?」

メアリー「いや、生まれた時は見た目通りの普通の女の子だったわよ?ある事件で変わったけど」

紫「へぇ…その話、聞かせてもらえないかしら?」

メアリー「いいわよ。確かあれはまだ私が6歳の頃…」

そう言ってメアリーは自分の過去について話し始めた

 

十数年前

ふれあい公園

メアリー「ふぅ…今日もいっぱい遊んだし、そろそろお家に帰ろうかなー」

そう言いながらメアリーは帰路についた

 

メアリー宅

メアリー「ただいまー」

メアリーがそう言いながら家に帰ってきた直後

???「キャァァァァァ!」

リビングの方から悲鳴が聞こえた

メアリー「今の声って、お母さん!?」

メアリーはリビングまで走っていった

寝室に入ったメアリーがまず目にしたものは、大量の血を流しながら倒れているメアリーの母と、母の前でサバイバルナイフを持っている男であった

 

【挿絵表示】

 

メアリー「お母さん!何があったの!」

強盗「チッ!こいつ、ガキがいたのか」

強盗がメアリーに近付いてくる

メアリー「こ、来ないで!」

強盗「へっ!この現場を見られたんじゃあ逃がすわけにゃいかねえんだよ!」

メアリー「あっ、あぁぁぁ!」

メアリーは恐怖のあまりその場から逃げだした

強盗「あっ!こら!待ちやがれ!」

 

人気のない路地

女性「さて、今日の夕飯は何にしようかなー」

メアリー「助けて!」

女性「え!?わ、私ですか?」

メアリー「あいつが!あいつが来る!」

女性「…何か訳がありそうですね。とりあえず私の家に」

そう言って自宅にメアリーを入れた

その直後

強盗「おい、そこの姉さん、こっちに女の子が来なかったか?」

女性「いいえ、来てませんよ?」

強盗「そうか、ありがとよ」

そう言って強盗は路地を通り過ぎて行った

女性「…とりあえずは大丈夫そうね」

そう言って女性も自宅に入った

 

女性の家

女性が家に入ると、メアリーが部屋の隅で怯えていた

女性「大丈夫ですよ。さっきの人は向こうに行きましたから」

メアリー「ほ、本当?」

女性「ええ、本当です。とりあえず、何があったか話してくれませんか?」

メアリーはその女性にそう尋ねられ、ゆっくりとさっきまでの事を話した

女性「…なるほど、さっきの人は貴女の家に押し入った強盗だったんですね。ところで、貴方のお父さんはどうしたんですか?今日は休日ですし、仕事という訳では無いでしょう?」

メアリー「お父さんは、2年前にお家を出ていったよ」

女性「という事は、今貴女は身寄りがないんですね?」

メアリー「うん。でも、なんで?」

女性「それなら、少しの間、私の家に居候しませんか?」

メアリー「え?でも迷惑になるんじゃ…」

女性「私は独り身ですが、家は割と広いので、全然迷惑じゃないですよ。むしろ、一人この家は寂しいので同居人が欲しいと思っていたんです」

メアリー「えっと、じゃあ、お願いします?」

女性「ええ、お願いします!あっ!そういえば私の名前を言っていませんでしたね」

咳払いを一つして、その女性が自分の名前を告げた

ベル「私の名前はベル・スミス、趣味で孤児に護身術を教えている者です」

メアリー「えっと私は、メアリー・フォードです」

お互いに自己紹介が済んだところで、メアリーから一つ提案があった

メアリー「ベルさん、私にも護身術を教えてください!」

ベル「ええ、構いませんよ。世の中物騒ですからね。自分の身を自分で守れた方が何かと安心できますし」

 

こうして、独り身の二人が出会い、一年が経ち、別れの時が来た

ベル「大分動きが俊敏に正確になりましたね。一年でこの上達は大したものですよ」

メアリー「ありがとうございます、ベルさん!」

ベル「どういたしまして。…本当に一人で生きていくんですか?」

メアリー「ええ、自分の身は守れる程度には強くなったし、これ以上ベルさんに迷惑かけられないです」

ベル「そうですか…それではこれを持って行ってください」

そう言ってベルが取り出してきたのは、中型の投げナイフである

メアリー「これって、ナイフじゃ…」

ベル「ええ、元々私の師から貰った物なんですが、私は体術専門なのでナイフは使いませんし、それなりの強度のある素材で作ったナイフなので、色んな用途に使えますし、餞別だと思って受け取ってください」

メアリー「ありがとうございます!大事にしますね!…それではまたどこかで」

ベル「ええ、またどこかで」

こうしてメアリーはベルのもとを発った

 

To Be Continued




次回は今回の続きにあたる話を書こうと思います
ここまで聞いた感じで、メアリーはまだ普通の女の子のように感じます。という事はこの後に何かが起こったというのか…
それではまた次回 (*≧▽≦)ノシ
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