とある荒野
ベルさんの下を離れて一年後、メアリーは荒野で組まれていた傭兵組織に入った
そして、数多の仕事を乗り越え既に5年が経とうとしていた
メアリー「今日は何か任務来るかなー」
そんな独り言を言っていると、頭に獣耳を生やした女性が話しかけてきた
影狼「メアリー、私たちに任務が来てるわよー」
この女性は私の先輩にあたる今泉影狼、最初は信じられなかったが狼女らしい
メアリー「分かったわ、今行くわ」
要約すると、今回の任務はロシアの敵兵が潜伏してるという情報が入ったから、そいつらを拘束、最悪殺害して来いと言うものだった
深い森の中
メアリー「この先にある廃屋に敵兵が居るはずなのよね?」
影狼「ええ、そのはずよ」
しかし、廃屋の中には誰も居ず、生活痕も全く存在していなかった
メアリー「あれ?ほんとにここに敵はいたの?全くと言っていいほど生活痕がないんだけど…」
影狼「ええ、ちゃんといるわよ…私の目の前にね!」
そう言って影狼がメアリーを攻撃してきた
それをとっさにメアリーは避けたが、影狼の爪が服に引っかかり、少し破けてしまった
メアリー「か、影狼さん!?何をするんですか!」
影狼「あんたさえ…あんたさえいなければ…」
メアリー「私何かあなたにしたの?何かしたなら謝るから教えて!」
影狼「少し前までこのチームのトップは私だったのに、あんたがここに入ってきた所為でトップを下ろされて、ボスもあんたばかり気にかけてる!」
メアリー「そ、そんなこと私に言われても…」
影狼「うるさい!おとなしく私に殺されろ!安心なさい、ボスには戦死したってちゃんと報告しといてあげるから」
そう言って影狼はメアリーに襲いかかってきた
その時、メアリーの様子が急に変化した
影狼はメアリーの急な変化に気が付き、飛び退いた。メアリーの方も、いつの間にかナイフを出していて、戦闘態勢だった
メアリー「貴女、あんまり調子に乗らないでほしいわね。貴女がトップを下ろされたのは私が入ってきたからじゃなくて、貴女が自分の能力を過信して訓練を怠っていたからでしょ?八つ当たりも大概にしてちょうだい」
影狼「う、うるさい!」
そう言って攻撃するが、まったくメアリーにあたらない
メアリー「ハァ…私もなめられたものね。興醒めだわ」
そう言ってメアリーは影狼の胸に深々とナイフを刺した
影狼「ぐっ!?痛い!」
メアリー「フフッ、そうでしょうね。肋骨の間に刺したのだもの」
影狼「貴女本当にメアリー!?」
メアリー「ええそうよ?…あっ、そうだ!良い事思い付いちゃった!」
影狼「な、何をするつもり」
メアリー「前々から思ってたのよねぇ。狼女の体って人間と同じなのか狼と同じなのかとか、染色体はどうなっているのかとかね…」
影狼「え?…まさか…」
カゲロウの顔が恐怖で強張る
メアリー「ああそうだ、妖怪なんだったら、どれくらいの出血では死なないのかも調べたいわね!」
影狼「(こ、殺される!逃げないと!)」
影狼は痛みに耐え、地を這いずって逃げようと試みる
メアリー「あーら、その体で逃げられると思ってるの?それとも、鬼ごっこがお好きなのかしらー!」
そう言ってメアリーはゆっくり影狼に近付いてきた
影狼「ゆ、許して!もうこんな気起こさないから!」
メアリー「いや、もうさっきの事はどうでも良いわ。それよりも、貴女の体がどうなってるのか隅々まで調べさせて欲しいのよ!」
その直後、獣の叫び声のような声が辺りに響いたが、すぐに声は聞こえなくなり、森は再び静寂に包まれた
数日後、他のチームが腹を開かれて捨てられた影狼の遺体を発見、火葬したそうだ
八雲家
メアリー「結果的に、狼女の体の構造は人間と同じ、染色体は43本でちょっと人間よりだけど双方の中間、出血の致死量は人間より少し多いけど概ね一緒という事が分かったわ!」
紫「その内容を嬉々として話せる貴女が怖いわ…というか、その行動はもはやマッドサイエンティストよ…」
To Be Continued
次回は人里の様子を書いていこうと思います。フリッカの方もまた何か新しい技を覚えたようですよ
それではまた次回 (*≧▽≦)ノシ