何やら余裕ぶった顔なのは何かを企んでいるのか、それともただの虚勢なのか…
妖怪の森 中腹
霊夢「…今度はあんたが私の相手なの?」
お燐「ええ、あたいがお姉さんの相手を務めさせてもらうよ」
霊夢「一応聞いておくわ。あんたは何の為にそっち側についてるの?」
お燐「それは愚問だねお姉さん、そんなの死体コレクションの為に決まってるじゃないか」
霊夢「やっぱり、それが理由なのね。あんた本当にいい趣味してるわ」
お燐「火焔猫の性だよ。とにかく、趣味を邪魔されたくないから、お姉さんにはここで退いてもらうよ!」
そう言ってお燐はスペカを取り出した
お燐「死符『ゴーストタウン』」
お燐が技を宣言すると、お燐の周りに百を超える怨霊が集まり、一斉に霊夢に襲いかかってきた
霊夢「霊符『夢想封印 散』」
それを霊夢は御札で相殺した
霊夢「さあ、もう終わりかしら?」
お燐「いーや、まだまだ私のターンだよ」
見てみると、お燐の周りに再び怨霊が集まり出した
霊夢「え!?何でそんなに怨霊がここに居るのよ!?」
お燐「フッフッフ…お姉さん、ここが何処だか忘れたのかい?」
霊夢「ここが何処かですって?妖怪の山に決まって…まさか!?」
何かに気がついた霊夢は辺りを見回した
すると、あちらこちらから硫黄ガスが噴出していることに気がついた
お燐「そう、ここは妖怪の山の硫黄ガス発生地帯、つまり旧地獄と繋がっている場所さね!此処ならまさに湯水の如く怨霊が湧いてくるよ!」
霊夢「(旧地獄とここが直接繋がっている事を見越して私を嵌めたって言うの?普段のほほんとしてるから全く予測できなかった!)」
お燐「さあ、この大量の怨霊をどう捌くのかしら?」
霊夢「(くっ、もう勝った気でいるわね…)散霊『夢想封印 寂』」
技を宣言した瞬間、霊夢の全方向に御札が散布され、次々怨霊を消していく
お燐「お姉さんも往生際が悪いよ!諦めな!…え!?」
余裕綽々で話し出したお燐であったが、御札の散布しきった後には霊夢の姿はなかった
お燐「お姉さんは何処に消えたのさ!?」
お燐が辺りを見渡すと、さっきより少しだけ離れた場所に霊夢の姿を見つけた。おそらく、御札に紛れてあそこまで移動したのだろう
お燐「見つけたよお姉さん!」
そう言ってお燐は怨霊を霊夢の方へとばしてきた
霊夢「夢符『夢想亜空穴』」
霊夢が技を宣言すると、お燐の視界から霊夢が消えた
お燐「また消えた!?」
霊夢「こっちよ」
突如お燐の耳元から霊夢の声が聞こえた
お燐「にゃっ!?このっ!」
持ち前の爪で霊夢を攻撃しようとするが、また霊夢の姿が消え、今度は2mぐらい離れた場所に姿を現した
お燐「お姉さん逃げないで!」
霊夢「私だって痛いのは嫌なのよ。無理言うんじゃないわよ」
またもや霊夢の姿が消える。こんな流れを数回繰り返すと、ついに霊夢がワープをしなくなった
お燐「ふぅ…ようやく観念したかい?」
霊夢「ええ、そうね」
お燐「これで終わりだよ!」
霊夢「あんたがね!」
霊夢後そう言った直後、物陰から夥しい量の御札がお燐目掛けて飛んできた
お燐「なにぃぃぃぃ」
お燐は急いで近くに居る怨霊を集めようとしたが、霊夢との肉弾戦に気を取られ過ぎていたため、周りにいた怨霊の数が少なくなっていることに気が付かなかった
お燐「ミャァァァァァァァ!?」
まさに猫のような断末魔を上げてお燐はピチュった
霊夢「ふぅ…まさか、地底の妖怪が地上の状況を利用して罠を張るなんて思わなかったわ」
霊夢がため息交じりにぼやいていると
霊夢「……!?…何?この殺気…だいぶ大きいわ」
霊夢の感じた殺気は霊夢に向けられたものではなかったが、思わず背筋が凍るほどの物であった
霊夢「しかも、この大きくなっていってる妖気、フリッカの物…よね?」
霊夢が確証を得られないのも無理はない。なぜなら、今霊夢が感じている妖気は性質こそフリッカの物だが、霊夢の知っているフリッカの妖気の量と濃度と明らかにかけ離れているのだ
しかも、フリッカのいるであろうルートと霊夢が今いる妖怪の山の中腹とではそれなりに距離がある。その距離を妖気が伝わることなど幻想郷にいる上級の妖怪ならともかく、妖怪になりたてのフリッカなら伝わってくるはずがないのだ
霊夢「まさか、メアリーと鉢合わせて憎悪で理性が飛んじゃったのかしら…とにかく、早くフリッカの所に行かなきゃやばそうね」
そう言って霊夢は八雲家まで飛んで行った
To Be Continued
霊夢の方は頭を使った戦略を立てて来ていたようですね
急に感じた度を越したフリッカの妖気の原因は何なのか…
それではまた次回 (*≧▽≦)ノシ