八雲家
フリッカ「ここが八雲家?」
妹紅「ああ、そうだね。紫は何処に居るんだ?」
二人が紫を探していると、外から誰かが飛んできた
霊夢「フリッカ無事!?」
フリッカ「う、うん、無事だけど?」
妹紅「どうしたんだ?珍しくそんなに慌てて…」
霊夢「さっきフリッカの妖気が異常に膨らんでたから、もしかして暴走したんじゃないかと思って急いできたのよ」
フリッカ「ああ、大丈夫よ。ちょっと相手に煽られてプッツンしちゃっただけだから」
妹紅「(それは全然大丈夫じゃない気が…)まあ、とりあえず、紫を探そうぜ」
霊夢「そうね、紫居るんでしょ!出てきなさい!」
紫「はいはい、今出ますよーっと」
霊夢「さあ、今回の事、包み隠さず全部吐いてもらうわよ」
紫「さあ?何の事やら-…とはいかなさそうね。いいわ、全部話してあげる」
妹紅「何でこんな事件を起こしたんだ?」
紫「妖怪と人間の調和をとる為よ」
霊夢「人間と妖怪の調和?」
紫「ええ、近年幻想郷では人間がどんどん増えてきているわ。それに伴い、人里の拡大化、森や山の開拓が進んでいるわ。でも、森や山を開拓するっていう事は、妖怪の領地を削っていっているという事にもなるわ」
妹紅「ああ、そうだな」
紫「何でだと思うかしら?」
妹紅「何で?それはお前がさっき言ってた事が原因だろう?」
紫「もちろん私がさっき言ったことが原因でしょうけど、昔の幻想郷ではそんなの事はあり得なかったのよ。何故だかわかる?」
霊夢「…妖怪や神を恐れていたから?」
紫「正解。昔に比べて人間は夜の闇を怖がらなくなり、祟りと言う概念もだんだん薄れつつあるわ。これは妖怪に限らず、守矢の二神も言える事だけどね」
フリッカ「それとこれに何の関係があるの?」
紫「分からないの?妖怪の存在は人間の思想、恐怖から生まれたもの、つまり、その感情が薄れつつあることは、妖怪の衰退や死を意味するわ。それに、ただの弱小妖怪が消えようが何の影響もないかもしれないけど、パルスィのような感情を左右するような妖怪が居なくなってしまったら、人間の方も困るわよ?」
霊夢「嫉妬なんてない方がいいんじゃないの?諍いは起こすべきじゃないわ」
紫「ハァ…貴女何もわかってないわね…嫉妬って言うのは相手に対して羨ましい、自分もその能力がほしいって渇望する事なのよ?それが無くなったら、諍いはなくなるかもしれないけど、誰も羨まなくなって向上心も生まれなくなるし、本来出会うはずだった人間とも出会わなくなる可能性だって十分あり得るのよ」
妹紅「そうとは言っても、辻斬りをする必要まではなかっただろ」
紫「あら、ちゃんと意味があるわよ?妖怪の領地を無駄に狭めようとする可能性の高い凶悪な奴らを消すっていう大切な役割がね。一応、死期が1週間以内に来る犯罪者しか狙ってないし」
霊夢「…この話はもうこれ以上は平行線になりそうね…次の質問よ」
紫「何かしら?」
霊夢「これは今回の事には関係ないんだけど、昨日あんたを呼ぼうと結界を触った時に、博麗大結界がちょっと強固過ぎるように感じるんだけど、あんた何かした?」
紫「ああ、あれね。そういえば貴女に話しておかなきゃいけなかったわね。少し前に、超能力者が幻想郷に来たことがあったでしょ?」
霊夢「ええ、あったわね」
紫「あの後に、あっちこっちで結界の綻びがあったからそれを修復しに行ってたのよ。でも、最近あのレベルの結界を操ってなかったから加減を間違えて幻想郷を完全に隔離しちゃったのよ」
霊夢「隔離…しちゃったですって?(#^ω^)」
妹紅「(この感じ、やばい!)フリッカ、逃げるよ!」
フリッカ「え?なんで?」
妹紅「何でもいいから!急がないと手遅れになる!」
紫「いやー、力加減を間違っちゃうなんて、ゆかりんのお・馬・鹿・さん☆ミ(ゝω・)>」
ブチッ!
その時、霊夢の中の何かが切れる音がした
霊夢「あんたねぇ!人の事を馬鹿にするのも大概にしなさい!(゚Д゚)」
紫「え!?ちょっ、冗談!軽い冗談だから!」
霊夢「『夢想転生』」
次の瞬間、八雲家とその周辺一帯が消し飛んだ
この後、数日間メアリーが行方不明になっていたが、数日後に見つかった
しかし、発見されたメアリーは記憶を失っていた。原因はおそらく、霊夢のラストスペルだと思われる
数日後
博麗神社
霊夢「…来たわね」
フリッカ「どうしたの霊夢?神社に呼び出したりして」
霊夢「あんた、現世に戻りたい?」
フリッカ「え?急にどうしたの?」
霊夢「あんたは元は現世の住民よ。本来なら現世に居なければならない。でも、こっちに残りたいって言うなら無理に現世に帰したりはしないわ」
フリッカ「…現世ではもう何十年も時間が経っちゃってるだろうし、こっちの生活も悪くないからこっちに残りたいわ」
霊夢「そう…だそうよ。出てきなさい。見てるんでしょ妹紅?」
霊夢がそう言うと、神社にある木の一つから妹紅が出てきた
霊夢「フリッカが現世に帰っちゃうかもしれないって、心配になったってところかしら?」
妹紅「…ああそうだよ!また一人になっちまうかもしれないって思って不安になってたよ!…まあなんだ、これからもよろしくなフリッカ」
フリッカ「うん!よろしく!」
The End
今回でこの『少女と殺人鬼が幻想入り』は終了となります
今まで本当にありがとうございました!
またいつかメアリー主体の物語も書こうと思うので、そちらの方もよろしければお読みいただけると幸いです
それではまたいつか!(シ_ _)シ