謎の女性とメアリーの思惑とは...
太陽の畑
一面に向日葵が咲いている野原に突如空間の裂け目が作られる。そこから二人の女性が出てきた。
婦人「ほら、ここが幻想郷よ」
メアリー「あら、凄く自然が多くて綺麗な所じゃない、まさに幻想の郷というわけね」
婦人「ほんとは、現世の方が人間の手によって自然が破壊されて空気も悪くなってるだけなんだけどね」
メアリー「そうなの?それで?私にピッタリな仕事って何?殺し屋?暗殺者?」
婦人「フフッ、そのドライな性格、私嫌いじゃないわよ」
メアリー「どうも、それでどんな仕事なの?」
婦人「まあ、簡単に言えば暗殺者なんだけどね?一つ制限があるの」
メアリー「制限?なにかしら?」
婦人「現世の言い方で言うなら、未検挙の罪人と言ったところかしら?」
メアリー「世の中に知られてない罪人を私が裁くって事?どうやってそんなの見分けるのよ」
婦人「その点は大丈夫よ、この(かってに)借りてきた閻魔帳に顔と名前が載ってるから、これ見て始末して頂戴な」
メアリー「了解…あっそうだ、聞き忘れたことがあるわ」
婦人「何かしら?」
メアリー「貴女、何て名前なの?」
婦人「私?私は…」
紫「紫、八雲 紫よ。それと、殺ってる所を人に見つかりそうになったら、この珠を使いなさい」
メアリー「なにこれ?煙幕でも出るの?」
紫「違うわ、私のスキマを使えるように力を凝縮した珠玉よ。私の家に繋がってるから逃げる時と仕事終わりに使いなさい。宿くらい面倒みてあげるわ」
メアリー「あら、私にそんなに心を許していいのかしら?寝首を掻かれるかもしれないわよ?」
紫「フフッ、人間如きに掻けるものなら掻いてみなさいな」
メアリー「じゃあ楽しみにしといて、まあ、行ってくるわ」
紫「ええ、行ってらっしゃい(まさか、本当に掻きにくる気なのかしら?)」
人里
メアリー「さてと、人里にはついたけど、この罪人はどこにいるのかしら?」
人里と言われているだけあって結構な人数の人が里に集まっている。この中から一人を見つけ出すのは困難だろう
メアリー「取り敢えず、書かれてる住居にいってみようかしら」
メアリー移動中......
メアリー「えっと、ここで合ってるわよね?」
コンコン......ガチャ
モブ男「なんだいあんた、俺になんかようか?」
メアリー「あっ、えっと...ここではちょっと話しにくいことなので、人気の無いところでお話できますか?」
モブ男「...まあいいけどよ、家の裏の林でいいか?」
男女移動中......
モブ雄「で?話ってなんだ?」
メアリー「あっはい、貴方を......閻魔の名のもとに処刑します」
モブ雄「...は!?処刑!?俺に死ねって言ってんのか!?」
メアリー「ええ、全くのその通りよ」
モブ雄「俺が何したってんだよ!」
メアリー「貴方、一昨日泥棒に入った家で住人に見つかって、その人を殺したでしょ?」
モブ雄「!?何でそのことを知ってる!?」
メアリー「さあ、何でかしらねぇ?」
モブ雄「とにかく、そのことを知ってる奴を生かしてはおけねえ、死にやがれ!」
そういって男は腰元から草刈鎌を取り出した
メアリー「あらあら、死ねだなんて…なんと言葉の重みのないこと…」
モブ雄「へっ!女子供一人殺るくらい、なんてことないさ!」
メアリー「へぇ…殺れるもんなら殺ってみなさい、ほら♪」
そう言いながら男にゆっくり近付いていく
モブ雄「う…うわぁぁぁぁ!」
男は半狂乱になりながらメアリーの首めがけて鎌を振り下ろした
メアリー「まったく…とんだド素人じゃないの」
その鎌をすべて避け、いつの間にか出したナイフで男の脇腹を刺した
モブ雄「がっ!?なん…だと」
メアリー「何一つなってないわね。拍子抜けにもほどがあるわ」
モブ雄「ぐっ…た、助けてくれ…誰か…」
メアリー「ここは人通りの少ない場所なんでしょ?声が通るわけないわよ」
モブ雄「ど、泥棒から…足を洗う!だから…助けてくれ…」
メアリー「なら、一つゲームをしましょう?」
モブ雄「げ、ゲーム?何を…するんだ?」
メアリー「私が貴方から10m離れてこのナイフを投げる。それが当たったかどうかは別として、生きていたら貴方を開放してあげるわ」
モブ雄「なら、当たっても...生きてたら逃がしてくれるのか?」
メアリー「ええ、そうよ?約束は必ず守るわ」
メアリー移動中……
メアリー「じゃあ行くわよ♪…そぉれっ!」
ビュンッ!
メアリーのナイフは男の2mほど上を通過して行った。無論、男にナイフは当たっていない
モブ雄「た、助かったぁ…」
男が安堵の表情を浮かべる。しかし、メアリーもまたとても、いや、異常に笑顔である
メアリー「私さっき言ったわよね?当たったかどうかは別としてって」
モブ雄「そ、それがどうし…」
男がそう言い切る前に男は絶命した
男の頭上から大きな岩が降ってきて潰されてしまったのだ
メアリーはナイフをはずしたのではなく、最初から岩をつっかえさせていた枝を狙っていたのだ
メアリー「フフフ…アッハハハハ!助かったと思った?そんな訳ないじゃない!安堵は絶望を二乗にするってほんとね!」
その直後、隣の空間が裂けて紫が現れた
紫「うわ、思った以上に凄惨な現場ね」
メアリー「ああ紫、今の男の顔見てた?最っ高だったわ!」
紫「分かったから、幾ら人通りが少ないとはいえ、そんな大きな声出したら見つかるわよ?早くスキマに入りなさい」
メアリー「ああそうね、すぐ行くわ」
そして二人の女性はスキマの中へ消えて行った
To Be Continued
次回はフリッカパートです
博麗神社に宴会で集まった一癖も二癖もある連中との顔合わせはうまくいくのだろうか...
では、また来週(*≧▽≦)ノシ