インフィニット・ストラトス NightRuler 作:抹殺完了
そして色々と酷いです
「クリーク……人類の敵、貴様達はお終いだ」
13世紀に造られたカーテンウォール式と呼ばれる城、カーテンウォール式とは、カタパルトと並んび弓矢による攻撃技術も発展したが、城に立て籠もった防御側の抵抗手段は塔の上から石や熱した油を落とす程度と言う貧弱なものだった。12世紀後半になり、塔や城壁に矢狭間を設けてクロスボウを用いて反撃を行うようになり、城壁には壁面から突出する半円形の塔を配し、そこに矢狭間を設けることで城壁に取り付く敵兵に左右から射掛けることが可能となった。こうして城の軍事的機能の中心は天主塔から側防塔を配した城壁に移行していった。遂には、城とは強固な城門と側防塔を配した城壁そのものとなり、城壁に内接する形で居住スペースなどの建物が配置された城ののことを呼ぶ。
その城の城内には鮮血が地面を塗り城の主に使える者たちが鮮血を流し地に伏せている、その凄惨な場所に二人…異形と英雄が居る。
英雄は背の高い長身の男でこの城を凄惨な場所に作り替えたのも西洋剣を携えるこの英雄がやったのであろう。英雄は普通の人間なら恐れ戦く程の鋭い目つきで異形を睨み付けている
「えぇそうですわね英雄様、私(わたくし)達夜の支配者は貴方と言う一人の英雄様の手で打倒されますわ。」
異形は玉座に座り英雄に対し微笑むその異形は平均的な女性の背を持ち、余りにも人間離れした美貌を持っていた。
「あぁそうだともクリーク、貴様は貴様等は打倒される打倒されなければならない」
「其れが英雄様の人間の役目ですもの」
英雄の言葉を遮る様に異形が言葉を綴る
「あぁそうだともクリーク、クリークを殺すのは何時だって我々人間の役目だ」
そう英雄はいい西洋剣に付いた血液を払う
「そうですわ、其れは人間にしか人間では無いと出来ませんわ」
「………」
「………」
沈黙
まるで二人は別れを惜しむかの様に沈黙を続ける
「さらばだクリーク…死ね、さらばだ愛する人よ」
「えぇさようならですわ英雄様、私の愛する人」
真っ白
私は確かに英雄様の胸の中で息絶えた筈なのに何なのでしょうこの不快な空間は……いいえ、唯私の死を邪魔したこの空間そして私を此処に呼んだ存在が気に食わないだけですわ。
「………嫌な場所ですわ」
一旦この正体不明の空間を見渡すが唯白が広がるばかりで忌々しく愚痴を零してしまう、私はこの様な明るい色彩や太陽が大嫌いでして………そして時間が幾ばくか過ぎた後に神々しい女と細い身体を持つ男が現れた、
男は神々しい女と異形を見るや驚く
「……全くレディをこんな場所に一人待たすだなんて」
「ゴッゴメンなさい‼︎」
ペコリと神々しい女が私に向け頭を下げてきましたが
「其れよりも状况の説明をして下さる?」
「はっはい!」
神々しい女の話を聞くに彼女は何でも私達の天敵 神らしく、私と細い身体の男はこの神の手違いによって死んでしまい、そのお詫びとして転生と言う別の世界に行ける様にしてくれるらしいですが……
「下らないですわね」
転生と言う言葉を聞いた瞬間に先程まで怒っていた男が歓喜に震え、神が和かに笑いながら転生する場所を言っているのを聞き流しながらポツリと呟く、それを聞こえたのか神がオドオドしながら私に声をかける。
「あっあの…其れは如何言う?」
「言葉通りですわ…手違いと言えども死んだのですから其れで良いではありませんか、一瞬の輝きを汚す転生を下らないと言って何が悪いのですか?其れに私はあの結末に満足していますの。」
「何でそんな事を言うんだよ‼︎転生して今迄の人生よりも良い人生を送れるんだよ!そんなスゲェ事を何で下らないって言えるんだよ⁉︎」
そう怒鳴る男だが…分からない
「何で転生した後の人生では良い人生を送れると分かるのですの?」
生きとし生けるもの全ての人生は不確定なのだ…其れはこの男でも分かっている筈ですのに
「はぁ?そんなの『転生者特典』があるからだよ、此れさえあれば何だって出来るし『原作キャラ』も全員俺の物に出来るんだよ!」
「………」
転生者特典……聞き流していた話にそんな物があった筈、確か人知を超える力を手な入れられると言う物だった筈。
そして…原作キャラと言うのは私とあの男は何でも本の世界に行くらしい、つまりこの愚かな男はその物語に出て来る女を全て自分の物にしようとしているのですわ。
「愚かで下らない男ですわね貴方」
「あぁ⁉︎」
「そんな紛い物の力を振りかざさないと何も出来ないだなんて、本当に下らないですわ…其れに貴方は原作キャラとか言う人間を自分の物にしようとしていますが……その人間達は貴方の思う様には動きませんわよ、人が自分の後を追ってくるのは何もその人間が持つ力に惹かれたわけではありませんわ、その人間に惹かれたから着いて来るのですわよ………貴方にはとても人が貴方の後ろを追ってくる様な人間にはとても見えないですわ。」
「黙れ‼︎」
「いいえ黙りませんわ紛い物を振りかざす事しか出来ない愚かな男、貴方が思っている程転生した後の世界は優しくは無いですわよ?……いえ世界は常に生きる物全てに於いて過酷ですわ。」
そう愚かな男に言った後、神の方を見る神は私の事を見るやビクビクと震えだす、まるで小動物みたいで虐めたくなる……そんな衝動を抑えつける。
「さっき言った通り私は転生等興味はありませんわ」
「そうですから……じゃあ転生しましょうか♪」
「待ってくださいまし」
「はい?」
早速何かの準備をする神に私は静止を呼び掛け神はキョトンと此方を見つめてくる。
「私は転生をしたくはないなですが…」
「まぁまぁ」
「まぁまぁでは有りませんわ!……じっ地面が光り始めましたわ⁉︎」
「まぁまぁ」
「だからまぁまぁでは有りませんわ!離れてくださいまし‼︎」
そう言いながら必死で引き剥がそうとしているが神は一向に剥がれずに私を羽交い締めにしている。
人間よりも遥かに筋力がある筈の私の全力をまるで気にしていないかのように其の儘羽交い締めをする神に驚いていると…光りが一際大きく光った。
「あっ」
最後に聞こえたのは神の間抜けな声でした。