Charlotte(ルルーシュver)題名考え中 作:@まきにき
「能力は...略奪」
「こ、この能力は!」
「危険すぎる能力です...今回は慎重にいきましょう」
俺の名前は乙坂・ルルーシュ今年から陽野森高校に主席で入学した高校一年生だ。だが俺は普通の人間とは違ったある特殊な能力を持っている、それは...他人に5秒間だけ乗り移る事が出来るという能力だ。
勿論良いことばかりではないこの能力には大きな欠点がある、それは視界内の相手のみという有効対象、元の身体の意識喪失、最初この事を知らずに能力を使ってしまったせいでアスファルトとキスすることになってしまった...。そしてもっとも大きな欠点というのはこの能力の本筋でもある5秒間だけ他人に乗り移れるということだ、ハッキリ言って5秒間では乗り移ったとしても大したことは出来ないだろう。しかしそれ以上に利点もある、1つはアニメやゲームの世界でもないのに能力を使えるという事、2つめは何度でも視界にいる人なら乗り移る事が出来るという事、そして3つめは俺の頭脳と合わせれば5秒間だけだとしても十分すぎるくらいの力を発揮することが出来るという事だ。
だが最近気になっていることがある、それは俺以外にも能力者はいるんじゃないのか?ということである。世界でただ俺だけが特別にこの力を与えられたとはとても思えないのだ。もしかしたら俺以外にも能力を使える者がいるのかもしれない、だがもしいたとしても気にはなるが関係ない。俺と俺の最愛の妹である歩未に危害を加えない限りは。
「ルルーシュお兄ちゃん~朝でござる~」
「ん...あぁ歩未おはよう」
「今日はルルーシュお兄ちゃんの高校生活初めての登校日なので歩未腕にのりをかけて朝食を作ったでござる~♪」
「あぁ歩未ありがとな、でも腕にのりじゃなくてよりだぞ?」
「な、なんと!左様でござったか!!流石ルルーシュお兄ちゃんは頭が良くて物知りなのですぅー!」
「そんなことないさ、それより早く朝食にしよう」
俺は妹の事がとても大切で大好きだ勿論恋とかそういう類いのものではない、離婚した母親が親権を遠方に住むおじに渡したせいで俺と歩末はずっと二人暮らしを余儀なくされていた。だがそんな妹だが1つだけ頭を抱える事がある、それは・・・。
「はい!ルルーシュお兄ちゃん今日はルルーシュお兄ちゃんの大好きな乙坂家秘伝のオムライスなのですぅ~♪」
そうこれがその問題だ。
乙坂家秘伝のソースを使用した料理だ、歩未は料理が上手いのだがそれを全て乙坂家秘伝のソースが邪魔をしている。ちなみに乙坂家秘伝のソースとはピザソースのことだ。つまりどんな料理でも赤くそして...とてつもなく甘いのだ。
「あ、あぁ...」
「・・・どうでしょうか?」
俺が食べると毎回のように歩末は味の感想を聞いてくる、その感想に俺はいつも通りに返す。
「ああ、美味しいよ」
「それは良かったのですぅ~♪」
時計を見るとそろそろ学校に行く時間になっていたので食事を終わらせる。
「それじゃあ、歩末行ってくるよ」
「あ!もうそんな時間でしたか!ルルーシュお兄ちゃん、気を付けて行ってらっしゃいなのですぅ~♪」
俺は家から出ると常に自分の能力について考えている。この能力を利用して早く歩末に楽をさせてあげたいからだ、母親がおじに親権を擦り付けたせいで俺と歩末は生きていくので精一杯なのだ、俺は料理や洗濯というものが出来ないので全て歩末に頼りきりなってしまっている、そんな状況が許せなくて俺は勉強を人の何倍もするようになった、昔から頭の要領が良く直ぐに頭に入ってくるので高校にはいる前には高校卒業くらいまでの学力を持つことが出来た。
能力を使用してカンニングすれば満点を取ることなぞ造作もないことは分かっていたが能力はどこまでいってもたかが能力だ。いつ消えるのかも分からない能力にいつでも頼ってしまっては能力が無くなってしまった場合自分では何も出来なくなるので出来るだけ能力には頼らずにここまで来たのだ。
その努力の結果が...陽野森高校という超難関校主席入学なのだ。
ーーー始業式。
「それでは次に新入生代表の言葉乙坂・ルルーシュ君お願いします」
「はい」
俺が新入生代表として呼ばれると周りでは少しのざわめきが起きた。
「うわーかっこいい...」
「顔も良くて勉強も出来のかよー」
「ルルーシュって?外人さんなのかな?」
まぁ感想はさまざまだろう俺は特に気にせず壇上の上に向かい、新入生代表の言葉を言う。
「本日は私達新入生のためにこのような盛大な式を挙げていただき誠にありがとうございます。暖かい春の日差しに包まれーーー」
新入生代表の言葉が終わると始業式も終わり自分のクラスに戻ることになった。
クラスでそのあと自己紹介をしたり雑談をしたりして本日は終わり帰宅出来るようになった。
Prrr。
今日は歩末の学校は休みなので早く帰ろうと準備していると知らないメールアドレスからメールがきた。色々書いてあったが簡潔にまとめると告白したいので校舎の裏まで来てくださいという内容だった。俺はまだこの高校に来て誰ともメールの交換をしてないはずなので元々同じ中学から入ったやつが教えたんだろうと考え溜め息を1度吐いて校舎裏に向かった。
ーーー校舎裏。
俺が校舎裏に着くとやはりというか知らない女子が1人待っていた。
「あ、あの!急に呼び出してすいません」
「別に気にしてないよ、何かようかな?」
「あの...その友達からでも良いので!私と付き合っていただけないでしょうか!?」
言葉が矛盾している....。ルルーシュが最初に聞いて思ったのがそれである、付き合いたいのに友達からとはどういう意味なのか理解出来なかった。
「すまないが君の事を何も知らないし付き合うことは出来ない」
「そ、そうですか...そうですよね」
女子生徒は今にも泣き出してしまいそうなくらいに瞳に涙を浮かべている。
「だけど友達からならこちらからお願いするよ、高校に入ったばかりで友達も少なくてね」
「・・・あ、ありがとうございます!」
「それじゃあ改めて俺の名前は乙坂・ルルーシュ、よろしく」
「わ、わわ私の名前は月野凪です!」
俺は握手して家に帰った。
家に帰るとメールが何件か来たので短いがそれなりの内容でしっかりと返す。
そんなことがあった次の日...放課後になると俺は放送で生徒会室に呼び出された。呼び出しを受ける事にたいして見に覚えが全く無いので不振に思いながらも生徒会室に向かう。
「生徒会長の大村です」
生徒会室に入ると開けたスペースに男子生徒が1人と机の上に筆記用具が置かれていた。この時に俺の頭の中では何故呼び出されたのか10数パターン思い付いた、そしてそのなかで最悪のパターンだけは外れてくれと願いながら呼び出された理由を聞く。
「俺は何故呼び出されたんでしょうか?」
「これはこの前のテストでのあなたの答案用紙のコピーです、見事に全ての教科が100点です」
今の言葉を聞いて5パターンくらいにまで減ったが逆に最悪のパターンの可能性が高くなってしまった。少しカマをかけて確認する必要がある。
「あの程度なら簡単でしたから」
「あの程度ですか....」
「何でしょうか?」
「同じテストがそこにおいてあります。この場でもう一度満点を取ってみてください」
これはただのカンニング疑惑かそれとも...。
「それの何の意味があるのでしょうか?」
「あなたにはカンニングの容疑がかかっています、90点以上なら白、90点以下なら黒とみなします」
ただのカンニング疑惑かそれなら問題はない。
「いいでしょう、だがこちらがそれを受けて何かメリットはあるんですか?」
「メリット?あなたにはカンニングの容疑がかかっているんですよ?その疑いがはれるだけでは不満ですか?」
「この学校ではテストで満点を取るとカンニングの容疑がかけられるんですか?」
「そういうことでは...」
「俺がカンニングしたと言った人がいた、そういうことではないですか?」
「・・・」
「あーもういいですよ、そうです私があなたがカンニングしてるといいました。乙坂・ルルーシュ君」
生徒会室には先程まで俺と生徒会長の二人しかいなかったことは確認済みなので急にビデオカメラを持って表れた女の子を見てこの状況が最悪のパターンだと理解する。
「君は誰ですか?」
「あれ?あまり驚かないんですね、私は星ノ海学園生徒会長の友利 奈緒といいます」
「それで他校の生徒会長が何故俺がカンニングをしていると?」
「ああ、それはテストを受けてから話すんでご心配なく」
友利 奈緒という女が能力者だということはこの状況で理解した、そして俺の能力も何故かバレていて能力を使用してカンニングをしていたのではないかと言ってきているわけだ。だが1つわからない点がある、仮に俺が能力を使用していたとしたらカンニングとみなされて高校は退学になるだろう、だが俺を退学させたいがためにここまで手の組んだ事をした理由が分からない。
俺が友利 奈緒という女の思想を理解しようとしていると本校の生徒会長が話を進めた。
「このテストであなたがカンニングをしていたことが発覚した際は退学になってもらいます。この事については先生方にも承諾してもらっています」
先生の許可をもらっているということは...友利 奈緒はそこそこ顔が効くのか?それとも証拠でも撮られたか...。まぁ考えても仕方ないし問題を解いて帰るか。
「それでは国語の一番の問題から答えを口答でも大丈夫ですか?時間があまりないもので」
「なっ!?」
俺の言葉に驚きを見せたのは友利 奈緒だった、恐らく能力を過信して自分では何も出来ないと考えていたのだろう。
「それは大丈夫ですが問題は見なくて良いのですか?」
「同じ問題なら既に頭に入っているので問題ありません」
俺はそれから5教科を30分ほどかけて口答で端から答えた。勿論結果は満点だ。
「そんな....」
俺が全部の問題の回答をいい終えると誰かが生徒会室に入ってきた。
「すいません、遅くなりました」
「お、遅いぞ!」
「すいません、急ぎはしたのですが中々眼鏡が見つからなくて」
「そんなものどうでもいいんだよ!」
「それで例の彼は?」
友利 奈緒がこちらに指差すと眼鏡をかけた着痩せしてそうな男子生徒がこちらを見てきた。
「すいません、名乗り遅れました。私の名前は高城 丈士朗と言います、こちらにいる友利さんと同じ高校に通っています」
友利と同じ高校と聞いてこいつも超能力者だった場合に備えて48通りのパターンを考えておく。
「そ、そうですか...それでテストも終わったのでそろそろ帰りたいんですが」
俺が帰りたいんですがというと友利奈緒はあからさまに嫌そうな顔をした。だが結果は出てしまったので本校の生徒会長に頭を下げられて帰れることになった。
家につく少し前に俺は友利 奈緒の能力について思い出した。
見えなくなる、不可視というやつだ。
それなら今俺の後ろを追いかけてきている可能性もあるので試しに振りかえって確認することにした。
「そろそろ着いてくるのは止めてもらいたいんですが」
俺がそう言うと先程まで誰もいなかった場所から友利 奈緒が出てきた。
「・・・いつから気づいてたんですか?あなたには見えていないはずですが」
あなたには?他のやつには姿が見えるってことか。
「別に、ただあのまま引き返しそうにはないと思っただけですよ」
「そうですか」
「それで何の目的で俺の後を付け回すんですか?」
「はぁ...分かりました、正直に話します」
俺は友利 奈緒から能力のことを聞いた。これは思春期の病気みたいなもので成人になれば消えてなくなってしまうこと、それに研究者にバレてしまえば人体実験のモルモットにされてしまうということだ。友利 奈緒達は研究者たちから能力者を守るために能力者を見つけたら高校の3年間を星ノ海学園で通ってもらうことをしているらしい。
前からおれ自身も考えていたことなので素直に本当のことだと信じる。だがこの話を聞いて俺も聞かなくてはいけないことが1つだけあった。
「この能力は遺伝とかするんですか?」
「必ずしも遺伝するとは限りませんが可能性は極めて高いです」
俺の質問には友利 奈緒が答えてくれた。俺の最優先事項である妹のピンチに関わることだ、それなら俺の答えはもう決まっている。
「あなたが能力者だということは分かっています!ですがカンニングの疑いをかけたことはこちらの不手際でありサイテーな行為でした。本当にすいませんでした」
「それで、もしあのとき俺が能力を使ってカンニングをしていたとしたらどうしようとしていたんですか?」
「私達の通う星ノ海学園に転入してもらう予定でした」
「そこに通えば安全なんですか?」
「え?あ、はい...日本一、いえ世界一安全だと思われます」
「そうですかそれなら断る理由は特に思い当たらないですね」
「えーと?」
友利 奈緒は俺が何を言っているのか分からないみたいで首を傾けている。
「転入の件進めておいてください」
「それでは?」
「はい、これからよろしくお願いします。会長」
「なんか最初から最後まで負けた気がして納得いきませんが目的は果たせたので良かったです」
「私の出番は無さそうですね」
先程の眼鏡をかけた男が後ろから歩いてきた。
「確か...高城 丈士朗っていいましたっけ?」
「はいそうです、覚えていただけたようで幸いです。乙坂・ルルーシュさん」
「それで何をしようとしてたんですか?」
俺が高城 丈士朗に聞くと友利 奈緒が代わりに答えた。
「彼の能力は瞬間移動なんすよ、なので無理矢理連れていこうと思ってました」
「あははは...少し笑えない冗談ですね」
「冗談ではありません」
「ふっ彼女はやるといったらやりますよ...それで私が何度酷い目にあったことか!」
高城 丈士朗は何かを思い出したように瞳に涙を浮かべながら拳を握る。
「それじゃあー明日には手続き終わると思うのでお願いしますー」
どうでしたでしょうか?ルルーシュがルルーシュらしくなくて少し不安は残りますが...ちなみにまだヒロインは決めていないので追々考えていこうと思います。
少し修正しました。ルルーシュ途中からタメ語になっていたので敬語に!