Charlotte(ルルーシュver)題名考え中 作:@まきにき
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ーーー倉庫前。
作戦を全員に伝えて今俺達はプロデューサーを指定して呼び出した海沿いの使わなくなった倉庫の前に来ていた。時間は夜10時お互いに人目に付かなくて都合がいい時間帯だ。勿論柚咲以外は倉庫の影に隠れている。
「逃げ切れないと悟ったか?」
俺の予想通りプロデューサーの後ろには2台の車と数人の黒服の男達が出てきた。
「あのー全然追われる理由が分からないんですけどーゆさりん何かしましたっけー?」
「俺のスマホを返せ」
「これですか?」
「そうだ」
「返したところでゆさりんピーンチみたいな~?」
「どっちにしろお前にこの業界での未来はない」
「あたしの未来がない...くそがっ!それはテメェの方だろうが!!」
プロデューサーと車の回りにあらかじめまいておいたガソリンに美砂の能力を使い火を付けさせて退路を塞ぐ。ガソリンに火を発火させたことにより火は燃え上がり完全に退路は無くなる。俺の目的はプロデューサーを動揺させる事と俺達が倉庫の影からでて後ろに回り込んでもバレないようにするためだ。
「な、なんだこの火は!?」
俺はプロデューサーが動揺している間にボディーガード1人1人に乗り移り銃を持っていないか確認すると1人だけ銃を持ってるやつがいたので予めいくつか考えておいた作戦の内の0作戦を友利と高城に合図して作戦にうつる。
「あたしを追い込んだつもりだろうがあたしがあんたらを追い込んだことに気づいてないなんて全くセンスがねーなー」
「な、なんなんだお前...本当に西森柚咲なのか?」
「勿論。本物のゆさりんこと西森柚咲だよ。あたしは自分が成功するためなら誰でも殺す!」
「ふふふ...だがこの炎の中ならお前も生きては出られんぞ?」
「そうかな?」
美砂が指を鳴らすと先程までの火が嘘だったかのように消える。それを合図に俺達は車の後ろから0作戦だと美砂に合図を送る。
「な、何故火が!」
「ははは、そんなこともわかんねえのかよ。だから身内の裏切りにも気づけねえんだよ」
「な、なにを」
「お前の後ろにいる黒服の一番左の奴だよ。あいつが裏切っていろいろ情報をくれたんだよ」
「ふ、ははは、何を馬鹿げたことを」
「あいつだけ銃もってるだろ?」
「なっ!?ま、まさか貴様!」
「い、いえ私は!」
このタイミングで俺は銃を持っている黒服に乗り移り車のタイヤを銃で一つずつパンクさせて銃を海に投げ捨てる。
「はっ!わ、私は何を....」
「貴様!裏切っていたのか!帰ったら覚えてろよ!お前の未来もないと思え!」
「わ、私は何も!」
「黙れ!目の前であんなことをしておいて!白々しい!」
「んなことはどーでもいいんだよ」
「くっ...だが頼みの火は消えてお前にもう打つ手はないんじゃないのか?」
プロデューサーはそう言うと先程の俺が乗り移った黒服以外が美砂を捕まえようと少しずつ近づいてきた。
「私はいつ裏切りが一人って言ったよ?」
美砂がそう言った瞬間俺は黒服の一人に乗り移り周りの黒服に殴りかかる。
「そ、そんな...」
プロデューサーの頭の中は動揺と恐怖、そしてボディーガードに裏切られ疑心暗鬼になっている。俺が考えた作戦ではこの状況にプロデューサーを陥れることが重要だった。俺達の力を使えばこんな回りくどいことをしなくても簡単に言うことを聞かせることが可能だが、力による支配はもっと大きな力をてに入れたときに簡単に覆させられてしまう。それでは今は良くても後々柚咲が危ない目に合う危険性があった。だから俺は恐怖をプロデューサーに与えて金輪際柚咲に逆らうことが出来なくしたのだ。
「いつでもテメェを闇に葬れるんだよ。こっちはな」
「わ、分かった...降参だ。助けてくれ...」
「これは返してやる。ただし次はもうないからな?問答無用で消す」
「ひぃ...ひぃぃいいい」
美砂の最後の一言で完全に心が折れた、プロデューサーは情けない声をあげて走り去っていく。
「上手くいったようで良かったよ」
「はい。私達何もしてないのであれですが」
「銃を持ってる相手が1人以上なら俺だけじゃ無理だったからな、1人だったからなんとかなっただけだよ」
「ともかく助かった。さっき起きた全てを柚咲1人でやったと思い込んでいる。それにあれだけ恐怖心を仰げば、あのプロデューサーは柚咲には逆らえないだろう」
「いえ。まだ問題は残っています」
友利は美砂に能力者の事や脳科学者達の研究のモルモットに使われていることを話した。
「と言うわけで、我々の通っている星ノ海学園に転入して今後行動を共にしてください」
「何でだよ!」
「先程説明したように科学者達に捕まれば人体実験の日々が始まり2度と日常には帰って来られなくなるんですよ」
「くっ...」
「我々の学校と併設するマンションは黒羽さんにとってこの日本で1番安全な場所なのです」
「それは柚咲にとって助かる話だな。是非そうしてくれ」
「ま、待ってくれ!じゃあ...えーと」
「柚咲の力が無くなったらもう美砂には会えないってことか?」
「お、俺もそれを聞きたかったんだ」
「ま、そうなるでしょうけど。そもそも故人ですよ。これまで会えていたことの方が不自然ではないですか」
「で、でも!!」
「翔!こいつの言う通りだ。本当はもういないんだ!ここらでもうお別れ。そう決めないか?」
こんなときだが赤い髪の男は翔って言うのか初めて知った。
「くっ...じゃあせめて思いの丈くらいは伝えさせてくれ」
「ん?」
「えと、なんつーか...こんなときに言葉が出てこねー」
「え?翔お前あたしに気が合ったのか?」
「うっ...は、はは。そうだよ!俺は美砂お前が好きだった。恥ずかしい話だけど恋してたんだ。それを伝える前にいっちまうなんて...それも原付のにけつで事故。俺だけは怪我で済んで...お前を殺したのは俺で」
「そっかーそっかそっか。それは大変な思いをさせ続けちまったな。でもそういうスリルを求めたのはこのあたしだ、自業自得だ。」
「う、うう...」
「泣くなよー柄でもねー。翔、あたしの事は忘れて明日からはお前の人生を歩め。何時までも死人のことを引っ張るな。でないとお前の人生狂っちまってこの先幸せになれないぜ?たくっ困った奴だな」
「翔」
「分かったよ...美砂。俺はお前がいない俺の道を歩む。お前への思いを断ち切る。そうして生きていく」
「よし。二人とも幸せな人生を送れよな!」
「・・・ああ」
「おうよ」
「じゃあな。ずっとありがとな、最高に楽しかったぜ!」
柚咲が星ノ海学園に転入するという事が決まり俺達は長い生徒会活動を終えて帰宅する。
ーーーマンション。
「めっさ遅ーい!こんな遅くなるなら電話してほしかったのですぅ!!」
「す、すまない。生徒会の仕事で予想以上に時間がかかってしまってな」
「もう!退院したばかりなんだから無理は駄目なのですぅ!!あゆはルルーシュお兄ちゃんが心配なのですぅ!!」
俺は微笑みながら歩末の頭を撫でる。
「ありがとな歩末。心配してくれて、でももう大丈夫だからあまり心配しないでくれ」
「うう。これはズルいと思うのですぅ...」
「歩末ご飯はあるかい?」
「勿論なのですぅ!今晩は改心のミートスパゲッティーなのでござるー!」
「それは楽しみだ」
俺はご飯を食べ終わり歩末の邪魔にならないように食器を洗うのを手伝っているとテレビで柚咲が歌っていた。
「あ!またハロハロ!」
「テレビで見ると遠くの人に感じるなー」
「ん!?テレビで見るととはどういうことなのでしょうか?」
「ああ。明日からうちの高校に転入してくるんだよ」
「ええ!?それは羨ましすぎるのですぅ!!あゆ会えたり出来ないものでしょうか!」
「あ、ああすぐには無理だと思うが」
「ほぉおおお!!」
歩末が興奮しすぎて鼻血を出したのでティッシュで拭いて鼻に小さく千切ったティッシュを押し込む。
「歩末落ち着つくんだ、取りあえずは鼻血を止めないと」
「それはすごいことなのですぅ!!」
鼻につめたティッシュが吹き飛んだ。
直接会わせるとどうなるのか想像しただけでも嫌な予感しかしないので会わせるかどうかは考えることにした。
俺はいつも通り歩末を送り届けてから自分の教室に向かった。
ーーー教室。
教室ではどこから漏れたか分からないが学校に柚咲が転入してくることが既に広まっており教室中が賑やかだった。
「あの西森柚咲が転入してくるんだって!」
「え?まじかよ!?」
「まさかー芸能学校じゃあるまいし」
「でもー本物だったらー嬉しい!」
「流石はゆさりん!既に盛り上がってますね!乙坂さん!」
「あまり興味はないな」
「ええ!またまた~そんなこと言って~」
「本当だって」
クラスが賑やかなまま教室の扉が開き先生と柚咲が教室に入ってきた。
「静かに。そこ着席しろ」
「ま、まじで?」
「あ、あれって...」
「それじゃあ。今日からクラスメートになる転入生だ。自己紹介を」
「ゆさりんことー黒羽柚咲です♪」
「「うぉおおおおお!!」」
「可愛い!お人形さんみたい!」
「静かに!静かに!そこ!着席しろ!!そこ踊るな!」
「先生って職業も大変そうだな」
俺はこんな状況を見ながら先生を哀れむことしか考えていなかった。
「本名は黒羽って言うのかぁー!」
「ふっそんなことも知らなかったとは」
「しーーーーーー。お仕事で出席出来ないこともありますが皆さんとの高校生活思いっきりエンジョイしていきたいと思います♪よろしくお願いします♪」
柚咲のしーーーという言葉であれだけざわついていた教室は一瞬に静まり返り皆目を奪われていた。そんな静寂を破ったのは俺と同じ生徒会の高城だった。
「ゆさりん。ゆさりん。ゆさりん。ゆさりん。」
高城のそのゆさりんコールを境にクラスの男子は全員ゆさりんコールを始めた。
「静かにしろーー!!黒羽の席はそこ。着席したまえ」
柚咲の席は友利の隣の席だった。ゆさりんと近くに座れた生徒からは歓喜の声が遠い生徒からは呪いの声みたいなのが聞こえてきた。
「よろしくお願いします」
「はい!こちらこそ色々と御面倒をかけると思いますがよろしくお願いします♪」
友利が隣の席になった柚咲に挨拶してそれに柚咲が返しただけなのだが周りの生徒からは感じ悪いなど友利の悪口が複数聞こえてきた。俺は妬みかとも思ったが高城から聞いた話を思い出して妬みではないと理解する。
休み時間になると柚咲の周りにはクラスの女子や男子が集まって話をしていた。
「NEWシングル予約したよー!」
「あー!あたしも!あれすごく良い曲だよね!」
「と、友達になってください!メアドの交換を!」
「て、テメェいきなりなにいってやがる!」
「なんだよ!」
「抜け駆けすんなよ!」
「それくらいいいじゃないか!」
「まぁまぁ二人とも仲良くですよ~」
「はっ!まさか!聞けるのか!あれが!」
「高城何のことだ?」
「仲直り~仲直り~なっか直りのおまじない♪」
「でたぁああーーー!!ゆさりんのおまじないシリーズ13!!仲直りのおまじない!!」
「あ...ああそうなのか」
「はい、二人は仲直りしました~♪」
「ああ。悪かったな」
「いいや。俺こそ」
「高城...あのおまじないシリーズってのは何なんだ?」
「柚咲さんがレギュラー出演していた。朝の情報番組。ムーブメント朝。通称ムブ朝で今日の占いの後で運が悪い視聴者に向けて柚咲さんが送っていた!おまじないの数々です!」
「シリーズ13てことはいくつもあるのか?」
「64個です!がっ実はダブリがありまして実は63」
「引くなっ!!」
「ん?」
「おっとまた協力者が現れますか?」
「はい」
友利は柚咲の周りにいる生徒を強引にどかしながら柚咲の前までいく。
「黒羽さん。今すぐ生徒会室まで同行してください」
「そりゃねーだろー生徒会長さんよ」
「いきますよー」
「はい」
ーーー生徒会室。
「柚咲さん!先程のおまじないシリーズ13仲直りのおまじない!素晴らしかったです!」
「すごーい。そこまで詳しく知ってもらってたんだぁ~」
「はい!柚咲さんが出演されていた間はずっとチェックしていましたので!」
「わぁーい♪ありがとうございます♪」
俺も高城に引き始めていると協力者が入ってきた。
「ふぇえ...」
「柚咲さん!大丈夫です!怖いかもしれませんが安全です!」
「お前らー少し黙ってろー」
「はい...」
「能力は...念動力」
「ええと...結局何が起きたんでしょうか?」
「特殊能力者の居場所とどんな能力を持っているかを教えてくれたんですよ。えーと黒羽さんもこうして協力者に見つけられた」
「へぇーそれはすごい!あ、乙坂さん。私のことはゆさりんか柚咲で大丈夫ですよ♪」
「分かった」
「場所は学校だな...ここは関内学園か。よし!ビンゴ!」
「会長どういう意味だ?」
友利は1枚の新聞を俺達の前にだした。そこには一人の高校球児が大きく載っていた。
「これ先週のスポーツ新聞。あたし目ー付けてたんですよー」
「3試合連続完全試合ナックル冴え渡る。プロ要り間違いなしの超高校球児」
「翌日その試合を見に行ってきたんですよー。ビデオカメラで取ってきたんで皆さんも見てください」
ビデオカメラにはナックルでバッターを打ち取る投手が写っていた。すごい変化とキレでとても高校生に打てる玉じゃないのは見ていても分かる。
「メジャーリーグ並みですね」
「ところがどっこい。今度は投球するピッチャーの手に寄った映像を見てください。これ見てください。変じゃないですか?」
「握り方がストレートということは」
「そうです。投げた直後に念動力を使ってボールを落としてるに違いありません」
「わぁ~これまたすごいです!」
「甲子園の予選が始まる前に抑えておかないとまずいです。すぐ向かいましょう」
「え?授業は?」
「大丈夫です。どのように行動しようとも生徒会に所属している限り成績や内申屁のデメリットはありません」
「は、はぁ」
ーーー関内高校グラウンド。
「星ノ海学園の生徒会の者です。」
「何のようですか?練習中に」
「すいません~」
「え?西森柚咲?」
「あ、彼女の事は無視して今はあたしの話を聞いてください」
「何ですか?」
「単刀直入に聞きます。あなたは念動力を使ってナックルボールを投げていますよね?」
「念動力?超能力のですか?そんなの持ってるわけないでしょ。生徒会じゃなくオカルト研究会ですか?」
「いいですか、よく聞いてください。その能力は思春期のみに生じる病気のようなものです。あなたがプロを目指したとしてもその頃には能力は消えています。それどころか誰かがあなたの能力に気付けばあなたは捕まり2度と野球が出来ない体にされます。なので今後はその特殊能力を使わないでください」
「捕まるって誰にですか?」
「あなたの用な能力者を研究している科学者達にです」
「そんな馬鹿げたことを信じろと?」
「分かりました。では私を見ていてください」
「ん?うぉ!消えた?」
「信じてくれましたか?」
「・・・」
「往生際がわりーなー。丸焼きにでもすっか」
「うぉお!!」
「美砂、ここじゃ目立ちすぎる」
「こんなとこで見せびらかすな!」
「けっ。ぺっ!」
「ああ!ゆさりんの唾液!!いや!美砂さんの唾液なのか!?反応に困る!」
「引くなっ!!」
「話が進まない...本題に戻そう」
「では野球で勝負しませんか?うちの野球部とあなたの学校の野球部で。我々が勝ったら言う通りにしてください」
「分かりました。僕達が勝てば2度と関わらないでください」
「はーい。にしてもプロ野球選手になれないのに何があなたをそこまで突き動かすのか分かりかねます」
「甲子園に行く。ただそれだけです」
「分かりました。次の日曜日午後3時からうちのグラウンドでどうでしょう?」
「はい。問題ありません」
俺達は試合の約束をして関内高校グラウンドをあとにした。
「会長。うちの野球部って強いのか?」
「いえ。普通といったところでしょうか。能力を使うので問題ありません」
「野球部にも能力者がいるのか?」
「や、うちの野球部には素質さえあれど能力を使える者はいません」
「俺達が能力を使って勝つってことか?」
「はい、その通りです。うちのグラウンドであれば能力無制限に使いたい放題に使えますし」
「まぁ妥当ですね」
「ふん。久々に燃えるな」
「俺の運動能力を考慮してるのか?」
「そこが一番の難点でしたが勝つ方法を考えてください」
「それで1週間の猶予をとったのか?」
「その通りです。足りませんでしたか?」
「いや充分すぎる時間だ」
何かやっちまったかんが拭えない...。