「これより、Aクラス対Fクラスの一騎討ちを始めます!」
先生のかけ声により、僕達FクラスとAクラスの戦いが始まった。
向こうは翔子さん、優子さん、星奈、知らない2人が立っている。
一方こっちは僕、兄さん、秀吉、雄二、姫路さんが向かい合わせになるように立っている。
雄二はこれで試合をやるみたいだけど……。
「ちょっと坂本!どうしてウチが入ってないのよ!」
やっぱり来たか……。というか、この前も聞いてたよね?それ。
「何回も言わすな、島田。お前じゃ絶対に勝てない」
「だったらどうして吉井が入ってるのよ!吉井に比べたらウチの方が勝てる確率は高いじゃない!」
うん、とことんバカにされてるね、僕。
しかも横では兄さんが「この試合が終わったら島田コロス。ゼッタイニコロス……」とか言ってるし。
でもさすがに、人のことを見下しすぎじゃないかな?
「お前、できる数学がBクラスくらいの点数だろ?だったら勝てるはずない」
「じゃあ吉井なんて―――――」
「いい加減にしろ。明久は観察処分者になっているがバカではない。むしろ秀才だ。明久に勝てるのは経久くらいしかいないんだ。お前は翔子に勝てるのか?勝てないだろう?だったらお前は役立たずだ」
「そ、んな……」
「わかったら戻れ。ここにいられたら邪魔だ」
「……っ!!(覚えてなさいよ、吉井……!)」
島田さん、心の中で思ってることがバレバレだし、なんで僕のせいになるのかな?
そんなんだからモテないんだと思うけど……。
「雄二、島田を今すぐ殺らせろ。俺の番までには戻ってくるから」
「何を言ってるんだ。もしこの戦いに負けたら、明久が体調を壊す可能性もあるんだぞ?」
「ぐ……っ!仕方ねぇ、我慢するか……」
あ、雄二が上手く兄さんを止めた。
確かに兄さんを止めるなら、そのことを出すのがいいよね。
「それでは、1回戦を始めます。両者前に出てきてください!」
「私が行きます。よろしくお願いします」
知らない人だね。だったら秀吉に任せようかな。
「秀吉、頼んだ」
「了解じゃ。正直、姉上とかだったらどうしようかと思ったんじゃが……あやつなら楽勝じゃな」
そう言って秀吉は前に出る。
もちろんその間、AクラスからはFクラスに対する罵倒が聞こえてきてたけど。
「科目はどうしますか?」
「選んでいいぞ。どうせわしが勝つからのぅ」
「言ってくれますね……。では、物理でお願いします」
「わかりました。では、試合開始!」
「「サモン!」」
秀吉とAクラスの人が召喚する。さて、点数はどれくらいかな?
物理
Aクラス 佐藤美穂 428点
VS
Fクラス 木下秀吉
ふーん、一応400点は超えてるんだね。
ま、秀吉に比べたら天と地ほどの差があるけど。
僕がそう考えている間にも、2人の会話は続く。
「どうしましたか?Aクラスをなめてかかったこと、後悔してますか?」
「いや、その逆じゃな。あまりにも低すぎて呆れただけじゃ」
「な……っ!!」
佐藤さんが驚愕な顔を浮かべる。確かに、Aクラスなのにバカにされるのは驚くよね。
「悪いが、その点数じゃ話にならぬ。すぐに終わらせてもらうぞ」
秀吉はそう言うと、召喚獣を突撃させる。
それに合わせて防御をしようとするけど、その動きじゃもう遅い。
秀吉の召喚獣と佐藤さんの召喚獣が交わり、それと同時に秀吉の召喚獣だけがその場に残った。
Aクラス 佐藤美穂 0点
VS
Fクラス 木下秀吉 781点
「そんな……」
目を見開いている佐藤さんに向かって、秀吉は言い放った。
「言っておくがこの点数、明久達に比べたら低いもんじゃ。Fクラスだからってなめておると……逆にそっちが負けるぞ?」
この時の秀吉は、悪魔のような笑みを浮かべていた。
☆秀吉について☆
・得意科目(古典)→2000点以上。3000点まではいかない。
・苦手科目(数学)→500点~700点位。
これを参考にしてください!