天才と二重人格と世界一過保護な兄と   作:ゆん

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この小説では、明久は少し病弱です。



第11話 1回戦開始!

「これより、Aクラス対Fクラスの一騎討ちを始めます!」

 

先生のかけ声により、僕達FクラスとAクラスの戦いが始まった。

 

向こうは翔子さん、優子さん、星奈、知らない2人が立っている。

 

一方こっちは僕、兄さん、秀吉、雄二、姫路さんが向かい合わせになるように立っている。

 

雄二はこれで試合をやるみたいだけど……。

 

「ちょっと坂本!どうしてウチが入ってないのよ!」

 

やっぱり来たか……。というか、この前も聞いてたよね?それ。

 

「何回も言わすな、島田。お前じゃ絶対に勝てない」

 

「だったらどうして吉井が入ってるのよ!吉井に比べたらウチの方が勝てる確率は高いじゃない!」

 

うん、とことんバカにされてるね、僕。

 

しかも横では兄さんが「この試合が終わったら島田コロス。ゼッタイニコロス……」とか言ってるし。

 

でもさすがに、人のことを見下しすぎじゃないかな?

 

「お前、できる数学がBクラスくらいの点数だろ?だったら勝てるはずない」

 

「じゃあ吉井なんて―――――」

 

「いい加減にしろ。明久は観察処分者になっているがバカではない。むしろ秀才だ。明久に勝てるのは経久くらいしかいないんだ。お前は翔子に勝てるのか?勝てないだろう?だったらお前は役立たずだ」

 

「そ、んな……」

 

「わかったら戻れ。ここにいられたら邪魔だ」

 

「……っ!!(覚えてなさいよ、吉井……!)」

 

島田さん、心の中で思ってることがバレバレだし、なんで僕のせいになるのかな?

 

そんなんだからモテないんだと思うけど……。

 

「雄二、島田を今すぐ殺らせろ。俺の番までには戻ってくるから」

 

「何を言ってるんだ。もしこの戦いに負けたら、明久が体調を壊す可能性もあるんだぞ?」

 

「ぐ……っ!仕方ねぇ、我慢するか……」

 

あ、雄二が上手く兄さんを止めた。

 

確かに兄さんを止めるなら、そのことを出すのがいいよね。

 

「それでは、1回戦を始めます。両者前に出てきてください!」

 

「私が行きます。よろしくお願いします」

 

知らない人だね。だったら秀吉に任せようかな。

 

「秀吉、頼んだ」

 

「了解じゃ。正直、姉上とかだったらどうしようかと思ったんじゃが……あやつなら楽勝じゃな」

 

そう言って秀吉は前に出る。

 

もちろんその間、AクラスからはFクラスに対する罵倒が聞こえてきてたけど。

 

「科目はどうしますか?」

 

「選んでいいぞ。どうせわしが勝つからのぅ」

 

「言ってくれますね……。では、物理でお願いします」

 

「わかりました。では、試合開始!」

 

「「サモン!」」

 

秀吉とAクラスの人が召喚する。さて、点数はどれくらいかな?

 

物理

Aクラス 佐藤美穂 428点

 VS

Fクラス 木下秀吉

 

ふーん、一応400点は超えてるんだね。

 

ま、秀吉に比べたら天と地ほどの差があるけど。

 

僕がそう考えている間にも、2人の会話は続く。

 

「どうしましたか?Aクラスをなめてかかったこと、後悔してますか?」

 

「いや、その逆じゃな。あまりにも低すぎて呆れただけじゃ」

 

「な……っ!!」

 

佐藤さんが驚愕な顔を浮かべる。確かに、Aクラスなのにバカにされるのは驚くよね。

 

「悪いが、その点数じゃ話にならぬ。すぐに終わらせてもらうぞ」

 

秀吉はそう言うと、召喚獣を突撃させる。

 

それに合わせて防御をしようとするけど、その動きじゃもう遅い。

 

秀吉の召喚獣と佐藤さんの召喚獣が交わり、それと同時に秀吉の召喚獣だけがその場に残った。

 

Aクラス 佐藤美穂 0点

 VS

Fクラス 木下秀吉 781点

 

「そんな……」

 

目を見開いている佐藤さんに向かって、秀吉は言い放った。

 

「言っておくがこの点数、明久達に比べたら低いもんじゃ。Fクラスだからってなめておると……逆にそっちが負けるぞ?」

 

 

この時の秀吉は、悪魔のような笑みを浮かべていた。

 

 




☆秀吉について☆
 ・得意科目(古典)→2000点以上。3000点まではいかない。
 ・苦手科目(数学)→500点~700点位。

これを参考にしてください!
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