ハイスクールD×D ~英雄達を宿す少女~   作:湊 9029

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お待たせしました…

いやぁ〜今回の話だいぶ不安です…
一応タイトル通り今回でライザーとの勝負は決着がつきます。

それではお楽しみください!!


第十話 決着!!!

第10話 決着!!!

 

 

 

レーティングゲーム開始1時間前私達オカ研チームは部室に集まり軽い作戦会議をしていた。

まぁ会議と言っても今回のライザーとの勝負は異例でしかも私達全員は初心者なのでほぼマニュアル通りにしか動けないのだけれども…

それでもそれぞれの役割は部長に伝えられた。

まずイッセーと小猫ちゃんはゲーム開始と同時にフィールドの中央に位置ある体育館を抑えるというものだった。

次に木場くんは私達の陣営であるこの部室棟周辺の森に罠を設置して向かってくる相手を止めるという大変そうな役割なのであるが木場くん曰く考えがある、との事なので任せても大丈夫だろう。

朱乃さんは上空からの迎撃だそうだが何か部長とこそこそ話しているところを見ると何か他にあるのだろう……

まぁ最悪イヤホン型の通信機があるから何かあれば連絡はくるだろう…

そして回復要員であるアーシアと私は部長と共にこの部室内でフィールド全体を見ながら指示を出すそうだ。

 

確かに本来のレーティングゲームは互いの王、つまりキングが戦闘不能、もしくは投了(リザイン)をしたら終了らしいから部長にはできるだけ安全な場所から指示を出してくれると助かるが今回は……

 

「ユイ…本当にごめんなさい。私の婚約を破棄してくれたのに何故か貴女が婚約を申し込まれてこんな事になってしまうなんて…」

 

「いえいえ気にしてませんよ!元々私がまいた種ですし」

 

 

そう、このゲームには私の結婚が賭けられているのだ。

私達オカ研が勝てば結婚の話はなし、しかしライザー・フェニックスの陣営が勝てば私が彼と結婚しなければならないのだ。

確かに顔はよく家柄もいいし性格もこの前矯正したから問題は無いんだけど…

流石に将来添い遂げる人は自分で決めたい。

 

そして話していうるうちに時間は経過し試合開始の時間がやってきた。

 

『この度ライザー様とリアス様によるレーティングゲームの進行をさせて頂きます。サーゼクス・ルシファー様の眷属のクイーン、グレイフィアが努めます。今回のゲームのルールを説明します。バトルフィールドはリアス様が通われている駒王学園を模しています。そして今回は勝利条件が異なります。本来であればライザー様もしくはリアス様の投了で勝敗を決し勝利した際ご結婚なさるか破棄のどちらかでしたが…』

 

 

そう、グレイフィアさんが言うように今回は私とライザーとの結婚をかけた勝負になる。

だから…

 

『今回のゲームではライザー様とユイ様のゲームとなります。基本的なルールは変わりませんが勝利した際の内容が変わります。ライザー様の勝利時はユイ様とのご結婚を、ユイ様が勝利した際はそのご結婚の拒否…となります。そこで敗北条件の変更でございます。このゲームのみリアス様とその眷属はリアス様による投了ではなくユイ様による投了で負けとなります』

 

 

まぁ当たり前だよね…私が商品なのに万が一部長が負けてしまったら納得出来ずに結婚する羽目になっちゃうって事だし。

それを考えると当たり前だよね!

ちなみになんで一騎打ちとかじゃなくゲームによる勝敗で戦うというと、まぁ私自身がまだライザー自身に1体1ではまだ力が足りないからだ。

それに比べゲームなら上手く戦略を練りさえすればライザーに勝てるのだ、それにはやはり部長達(オカ研メンバー)に協力してもらって何とかこの話をなかった事にしないと…

そんなことを考えているとイッセーが私の肩に手を置いて話しかけてきた。

 

「俺たちに任せとけ!ユイは絶対あの野郎と結婚させねえから!!」

 

「そうよユイ。私達が必ず貴女を勝たせてみせるわ」

 

「あらあら部長ったらやる気充分ですわね。ユイちゃんは必ず私達が守りますわ」

 

「……ユイ先輩のためにもあの焼き鳥に勝ちます」

 

「そうだね。皆で力を合わせて勝利しよう」

 

「この前は私を助けようとしてくれました…今度は私がユイさんを助けます!!」

 

イッセーに続いて部長、朱乃さん、小猫ちゃん、木場くん、アーシアが笑顔でエールを送ってくれた。

 

「みんな…。うん!!絶対に勝とう!!」

 

「「「「「「「オーーー!!!!!」」」」」」」

 

 

そして時間が経ちゲーム開始の合図が切って落とされた。

 

 

 

合図と共にみんなはそれぞれ役割を果たしに行動を開始した。

 

ゲームが始まり始めに動きがあったのがイッセーと小猫ちゃんのペアによる体育館だった。

相手はポーン3名ルーク1名と倍近い戦力での戦闘が始まった。

大丈夫かと心配したが小猫ちゃんは無事にルークを倒した…のだが、問題はイッセーであった。

 

「……部長」

 

「……何かしら?」

 

「さっきイッセーと戦っていたポーン3名が受けた技についてなんですが…」

 

「……私は何も知らないわ。確かにイッセーは何か秘策がある、みたいな事を言ってたけれど…」

 

「へ〜秘策ですか〜……あんな『女の子の服を破く』事が秘策なんですか!?」

 

そう…流石に小猫ちゃんでは相手のルークを抑えることしかできなかったのでイッセーは残った3名のポーンを相手にするという無茶振りだったのだがイッセーは怯むことなく挑んでいった。そこまではよかった…

しかし3対1ではろくに攻撃もできずこのままではジリ貧かと思った瞬間ソレは起きた。

逃げに回っていたイッセーが相手の攻撃を避ける瞬間体のどこかに触れ全員その行動が終わると決めポーズと共にその技?を使い服を破いて相手の動きを止めた。

 

そんなイッセーを見てアーシアは苦笑い部長は呆れ私に至っては軽い殺意を抱いていた。

 

「部長、この戦いが終わったら少しイッセーとおはなし(お仕置き)しないといけませんね…」

 

「ええ。でも程々にね…」

 

そうして体育館という中央に位置する場所をとった小猫ちゃんとイッセーは部長の指示によりその場を離れた。

まだ相手はリタイアしてないのにどういう事?と思っていると2人が体育館を出た瞬間さっきまで居たその場所に特大の雷が落ちた!!

これは……

 

「部長これって…」

 

「ええ。これは朱乃にやらせたの」

 

「え!?でもあそこってセオリーでしたらあそこは重要な場所じゃないんですか?」

 

「確か普通であればあそこは確保した方がいいかもしれないけれど今回に限っては違うわ。私達にとってこのゲームは『初めてのゲーム』なの…それは向こうも知っている、だからこそ定石にない行動をした方が相手の裏をかく事に繋がってくるの」

 

「な、なるほど」

 

どうやらこの作戦はちゃんと考え抜いた結果の事ってことか…

ならいいんだけど。

 

『ライザー様のルーク1名、ポーン3名リタイアしました』

 

お〜。さっきの朱乃さんの攻撃で一気に4人倒した!

これでキング含めて12人!!

 

しかしそんないい事だけでは終わらなかった。

体育館から出た2人の下に魔法陣が展開され爆発した!!

 

「!!!一体何が!?」

 

周りを見てみると二人が居た上空に人影があった。

そこに浮いていたのは相手のクイーン『ユーベルーナ』さんが浮かんでいた。

その時グレイフィアさんのアナウンスが流れてきた。

 

『リアス様のルーク1名リタイアしました』

 

ルークってことは小猫ちゃんだけ?イッセーは…

そう思い周りを確認するとうつ伏せになって倒れいていたイッセーが居た。

良かった〜と思ったが安心するのはまだ早い。

何せこれから相手のクイーンとイッセーの一騎打ちになってしまうのだから……

そんなことを考えていると朱乃さんがやってきてイッセーを前線へと送り出してくれた。

 

 

そこからはゲームは流れるように進んでいった。

 

木場くんがポーン3名をリタイアさせたり朱乃さんがユーベルーナさんに負けてしまったり…

そして今はイッセーと木場くんが合流してライザーの眷属の殆どと対峙している最中である。

そんな時部長にあるメッセージが届いた。

それは私達に対する挑発だった!!

その挑発を受けた部長は私を置いてアーシアを連れライザーが待ち受けているであろう屋上へと向かっていった。

私は皆みたいに飛ぶことは出来ないので陣地から出てライザーの元へと走っていた…その時、私の足元に魔法陣が展開された。

すぐさま私はその場から飛び退き魔法陣から発せられた爆発を避けた。

 

「この爆発って…」

 

「あら?まさか今のを避けられるなんて、なかなかしぶといわね」

 

上を見上げるとユーベルーナさんがそこにいた。

 

「さっきの攻撃は一度見てますし避けようと思えば簡単ですよ」

 

「ただの人間にしてはやりますね…しかしその位置からは何も出来ないでしょう?」

 

「それはどうでしょう?」

 

そう言うと私はエクスカリバーを展開した。

 

「確かにその剣は私達にとっては脅威かもしれない。でも当たらないと意味もないわ!!」

 

「確かに今までの私なら何も出来なかったけど、セイバーのおかげで対策はバッチリなんだから!!」

 

そう、今回の合宿でセイバーにエクスカリバーの使い方を学んだ。そのお陰でエクスカリバーの展開時間も10分から30分にまで伸ばす事に成功したのだ!!

そして空中にいる敵に対する対策もきちんと教わったのだ!!

 

私はエクスカリバーを上空に掲げ力を込めた。

すると剣に光が集まりはじめ最後には光り輝く剣が形成された。

それを見たユーベルーナは…

 

「何それ……なんなのよ!?」

 

「どーせ負けるんだから知らなくてもいいよね!!」

 

力を込めて私はエクスカリバーを振り落とした。

 

 

『ライザー様のクイーン、リタイアしました』

 

ふ〜…良かったぁ一回で倒せて。

さっきのはそう何回も使えないからなぁ。

それにせっかくエクスカリバーを使う時間が増えてもこの技を使うだけでかなり消費して結局前と変わらない時間だし…

セイバーの予想ではだいたい1回で10分くらい消費するらしい。

この後もライザーと戦う予定だし力は温存しとかないと…

その時……

 

『ライザー様のビショップ1名、ルーク1名、ナイト2名、ポーン2名リタイアです』

 

おお!!

何があったか分かんないけどどうやら敵の大部分はやった!!

これで残るはキングとビショップのみ。

 

 

しかし朗報だけではなかった。

 

『リアス様のナイト1名リタイアです』

 

……え?

木場くんが負けた?

いや、落ち込んじゃいられない!

私も急いでライザーのところに向かわなきゃ!!

多分イッセーもプロモーションして向かってると思うし。

 

 

そしてユイは希望を捨てずライザーとリアスが戦っているであろう屋上へと向かうがそこに待ち受けていたのはボロボロになったイッセーと気絶しているであろうアーシアを抱えたリアスがそこにいた。

ユイは心のどこかで思っていた。もしかしたら部長やイッセーがライザーを圧倒しているのでは、と

しかし現実は違った。

ライザーはイッセーに対し止めを刺そうとしていた。

それは見た瞬間ユイはエクスカリバーを展開しライザーへと向かっていった。

 

 

「ユイ!?ダメよ!!今のままではライザーには勝てないわ!!」

 

後ろから部長が止めようとするが私はそんな事は知らない!!

 

「私の大切な幼馴染みをはなせぇぇぇぇ!!!!」

 

叫びながらエクスカリバーを振り回すががむしゃらに振るった剣は当たらず軽々と避けられてしまった。

 

「やっときたかユイ。まさか私のクイーンをたった1人で倒してしまうとは流石だな」

 

「そんな事よりイッセーを離して!!」

 

「おっと忘れていた。ついカッとなってしまった…さぁリアス受け取れ!」

 

ライザーは掴んでいたイッセーを部長に向け投げ放った。

これでイッセーは大丈夫だろう…

 

「さぁ最後の戦いを始めよう。何せ君のタイムリミットも近いほうだしね」

 

「アンタなんて10分もあれば余裕よ!!」

 

私の言葉で最後であろう戦闘が始まった。

 

……しかしソレはもはや戦闘とは言えなかった。

ユイは懸命にライザーに攻撃を仕掛けるが、ライザーは涼しい顔をしてその攻撃を殆ど避けていた。

まるで攻撃をせずにユイの限界を迎えるのを待っているようだった。

ユイ自身そんなライザーの行動に焦ったのか分かっていながらも攻撃が雑になりますます当たる気配が無くなってきた。

そしてその時はやってきた。

 

「やぁぁぁぁ!!!…………ぁ?」

 

ライザーに向けて怒涛の攻撃を仕掛けていたのに突然力が抜け倒れてしまった。

 

「どうやら限界のようだな?確かに君の神器は強い…しかし君は人間だ。どうしてもその壁だけは超えられない!!」

 

「そ、んな……これ…で…終わり……?」

 

「さぁ負けを認め『キング』であるこの俺と結婚しよう!」

 

 

 

 

 

 

 

そっかぁ……

これで終わりかぁ…

せっかくみんな頑張ってここまで来たのになぁ…

どうせならちゃんと好きな人と結婚したかった…

 

そしてだんだんと瞼が閉じていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『よもやこのような所で諦めるのか?我がマスターよ』

 

聞いたことのない声にユイは重くなっていたまぶたを開いた。

そこはいつもセイバーと話す草原だった。

しかしいつもと違うものがそこにあった。

それは金色の鎧を纏った金髪赤眼の男が立っていた。

 

「えっと…ここってもしかして神器の中?」

 

「そうだ。(オレ)が貴様を呼び出した」

 

「そうなんだ…えっと貴方は?」

 

「我が名は英雄王ギルガメッシュ、クラスはアーチャーだ」

 

「アーチャー…さんでいいの…かな?」

 

「ふん。貴様は特別にギルで良い。しかし挨拶は後にしよう…今は目の前にいる王を名乗る輩を殺してからにしよう」

 

「こ、殺しちゃダメだって!!それに今私動けないし……」

 

「問題などない。我にかかればあのような雑種跡形もなく消してくれる」

 

「……どうやって?」

 

「ふっ。貴様なら分かるだろう?我をここに呼び寄せることが出来たのだ。理解出来ぬとは言わせぬぞ?」

 

ギルは少し怖いし高圧的だけど、どこか懐かしく優しさを感じる。

それに言われた通り頭の中にギルの扱っているであろう宝具の情報が流れてきた。

 

「うん…でもこれってほんとに?もしコレが本当なら最強じゃん!!」

 

「当たり前だ!!何せ我は英雄王なのだから。さぁ行け!!我がマスターよ!!本物の王の力を見せてやれ!!!!」

 

「うん!!また後でね!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして舞台は先程のユイが倒れてしまった場面に戻る。

 

 

 

 

「さぁ。投了するのだ」

 

ライザーは余裕があった。

この場面リアスは魔力はあまり残っておらず赤龍帝に関してはもはや役には立たない。回復要員も同じ事。

ユイはスタミナ切れでもう戦うこともままならないはず。

そう思い余裕を持って投了を勧めた。

 

 

すぐに余裕から油断に変わるのだが…

 

 

 

 

「まだ……終わっていない……」

 

ゆっくりと立ち上がりライザーを睨んだ。

 

「もうお前に何が出来る?もはや気力も切れろくな攻撃もできん。こんな状況でどうするのだ?」

 

「こう…するのよ!!」

 

ユイはおもむろに腕を上げそのまま振り落とすとライザーの周りから鎖が出現した。

その鎖はライザーの両腕両足に絡みつき動きを封じた。

 

「な!!!!」

 

「どう?動けないでしょ?」

 

「こんな鎖……!?びくともしないだと!?」

 

ライザーは力任せに引きちぎろうとするが鎖は頑丈であり動くこともままならなかった。

 

 

「その鎖は天の鎖(エルキドゥ)っていって簡単には壊れないんだって。そしてこれが……」

 

そう言ってユイは背後の歪んだ空間から出現した鎌のような形をした剣を手に取りライザーに向けた。

 

「ハルペー。この剣は不死系の能力を無効化する能力があるんだ」

 

「な、なんだ?さっきから何をしているんだ!?お前の能力はあの黄金に輝く剣だけではないのか!?」

 

「うん。この能力は今目覚めたんだ。『王 の 財 宝(ゲート・オブ・バビロン)』って言ってね、ある王様の力なんだ。」

 

「何を言ってるんだ……?」

 

「まぁ細かい事は置いておこう。私もそろそろ限界っぽいし……負けを認めてくれるかな?」

 

「お、俺の……負けだ……リザインする」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ライザー様が投了されました。よって勝者、リアス様の勝利です』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




如何だったでしょうか?
誤字脱字があればどんどん指摘ください!

そしてご感想もお待ちしております。

次の話は決着後ギルガメッシュとの対話などを書こうと思ってます。

次も出来ればこの位のペースで行けたらなぁっと思ってます。

それではまた次回お会いしましょう……
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