ハイスクールD×D ~英雄達を宿す少女~   作:湊 9029

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以外に書けた……
書いてる内にギルガメッシュがどんな風に話すのかちょっと戸惑ったけど…
もしかしたら詳しい方は違うと思われるでしょうが呼んでもらってもし違うようであれば感想と一緒に指摘していただいて貰えると助かります(--;)




第十六話 ユイの決意

第16話 ユイの決意

 

 

 

 

 

目を開けるとそこはセイバーと初めて会った草原が拡がっていた。

仰向けに寝ていた私は、体を起こして改めて周りを見るとそこに金色の鎧を着た青年が立っていた。

その青年はライザーと戦っていた時に神器の中で会って助けてくれた。名前は確か……

 

「ギル…で良かったよね?」

 

「覚えておったか。あれから随分と会いに来ぬから忘れておるかと思ったわ」

 

ギルは別段怒った様子はなく、逆に嬉しそうに言葉を返してきた。

 

「えっと…なんで私こっちに来たんだろう?確かさっきまでイッセーと公園に居て…」

 

「忘れたのか?まぁ無理もない。マスター…いやこれからはユイと呼ばせてもらうが、先程公園で敵のサーヴァントと遭遇し過去の記憶が蘇った反動とこの(オレ)の力を使った疲労が同時に発生した為倒れたのだ」

 

過去の…記憶?……そうだ、私はあの女の人を覚えてる。

5年前のあの日、お父さんとお母さんが殺された時…私はあの時シロウさんと女の人に助けて貰った。

でもなんで私はあの時の事を忘れていたのだろう。

朧気ではあるが確かにシロウさんとあの人…ブーディカさんに会っている。

 

 

 

 

5年前……

お父さんが運転して私とお母さんが後ろに座って家族で旅行している時に、なんの前触れも無くお父さんが叫んだと思ったら、私は隣にいたお母さんに抱かれ車の外へと投げ出されていた。

 

私はお母さんに抱き締められていたお陰か大きな怪我はなかったが、抱き締められていた状態から顔を上げ燃えた車の方を見ると『ナニカ』が立っていた。

私はいきなりの事で泣きもせず、ただその状況をどこか他人事の様に見ていると、その『ナニカ』はお父さんに向かって来た。

 

お父さんは「逃げろ!!」とお母さんに言うと、服の中から銃を取り出してその『ナニカ』と戦っていた。

 

その時にお母さんは私を抱えてその場から逃げようとしていた。

 

だけど、その先にもまた数人の人が立ち塞がっていた。お母さんは私を降ろすと、「ユイ!!貴女だけでも逃げなさい!!」そう怒鳴った。

 

普段とても優しいお母さんが大きな声を出した事もあり、私は振り返らず泣きながらその場から走った。

 

しかし当時私は子供だったせいか直ぐに追いつかれた。

 

躓いた私にゆっくりと詰め寄ってきた人が私に剣を振りかぶり、その刃が私に当たる瞬間、その剣は何かによって弾かれていた。

 

私は、弾いたであろう方向に視線を向けるとそこには赤い外套を着た白髪の大人が立っていた。

 

そして何故か私を襲っていたはずの女の人が私を抱えて助けてくれたであろう白髪の人の所へ連れて行かれ、そこで私は意識を失った……。

 

ただ、覚えているのはお父さんとお母さんが私を逃がしてくれた事、赤い外套を着た人と女の人に助けられた事。

 

 

 

 

それらを思い出した私は、泣きながら頭を抱えその場に座り込んだ。

 

「そんな……あの時、事故でお父さんとお母さんが死んだんじゃなくて襲われて殺されたの?そしてシロウさんとブーディカさんに助けられて私は生き残った……?」

 

思い出した記憶に受け入れないでいた私にギルは声をかけた。

 

「ユイよ。何をしておるか!この(オレ)のマスターであるならばその様な無様な姿を晒すな!!」

 

「でも……私のせいでお父さんとお母さんが…」

 

落ち込む私にギルは続けた。

 

「確かに事の始まりは貴様が原因だろう。だが、お前はまだ生きている!!ならばやらねばならぬ事がお前にはあるのでは無いのか!?」

 

「……やるべき事?」

 

「そうだ!!今出来る事は何だ!?お前は今何をしておる!?」

 

 

今私にできる事?私が今何をしているか?

 

ギルに言われた言葉を頭の中で考えた。

 

…そう。私はこの前シロウさんから私の存在を聞いた。そして今私が何に巻き込まれているか。その内容を私は思い出し考えた。

 

そして、一つの答えを出した。

私は……

 

 

「私は、この大聖杯戦争で勝ってお父さんとお母さんを生き返らせる……。そんな事が出来るかどうか分からないけど、今私が出来る事は落ち込んでクヨクヨする事なんかじゃない!!今すべき事は、この戦いに勝って願いを叶える!!」

 

「フン。それでこそこの(オレ)のマスターだ。……それで?どうする。まだお前の体は疲労の蓄積で目を覚ますには少し時間がかかるようだが?」

 

 

私は立ち上がりながらさっきまで泣いていた目を擦りギルに聞きたかったことを聞くことにした。

 

 

「私が倒れたのって5年前の記憶が戻ったのとギルの力を使ったのが原因なんだよね?」

 

「そうだな」

 

「ギルの力って確かにライザーと戦った時に少しだけ使ったけど、あれだけでそんな疲労が溜まるの?」

 

ライザー戦の時、私が使ったのって確か王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)からたった2つしか取り出してないのに……

 

「それはそうだ。あの時のお前は疲れきった状態から(オレ)の宝物庫の中でも特に力を使う物を出したのだ。本来であればそのような事をすれば死ぬ可能性もあったであろうな」

 

「ふはははは」と笑っているギルの話を聞いた私はサァっと血の気が引くのを感じた。

 

「ち、ちょっと待って!!私あの時死ぬかもしれなかったの!?」

 

「まぁな。流石にこの(オレ)も少し肝が冷えたわ!!」

 

そ、そんな……。1歩間違えたら死んでたなんて……。

 

「じゃあ今度からギルの宝具って無闇に使えないって事?」

 

「そうでは無い。あの時は既にセイバーの宝具で力を使い果たしている状態で(オレ)の宝具を使ったからこの様な事になっただけであって、普通に使えば……そうだな、そこまで強力なものでない限り300程相手に向け射出する事が可能だろうよ」

 

「そ、そっか。それはそれで強そう……。じゃあ、あの時出した鎖とかも出せるって事?」

 

「本来であればアレらは全てこの(オレ)の財なのだが特別に(オレ)の財を使用する事を許可する。ただし…」

 

「ただし?」

 

「一つだけこの俺の許可がない限り使用してはいけない財がある」

 

「それって?」

 

さっきまで明るかったギルが真剣な表情で告げた……

 

乖離剣(エア)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




如何だったでしょうか?
今回はユイの視点で見た5年前の事件やそれを思い出した上でのユイの決意、そしてギルガメッシュの宝具の条件を少し描いてみたのですがどうだったかな?
もし何か不備や誤字脱字があれば意見の方お待ちしております!!
ではまた次回までお待ちください!!
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