ハイスクールD×D ~英雄達を宿す少女~   作:湊 9029

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どうも業 湊です。

だいぶ投稿が遅れました(^_^;)

チョット色々と考えてまして……。

しかも今回はあるキャラが登場します!

よくわからない方はWikipediaで調べてみてください!
それではどうぞ!!!


第四話 救出劇

第4話 救出劇

 

 

ユイがドーナシークと戦っている頃…

 

 

 

 

オレ、木場、小猫ちゃんの三人で教会の前身たどり着いて作戦を立てていた。

その時ふと教会の様子を伺いながら独り言を呟いた。

 

「…ユイは大丈夫かな?」

 

と、ユイを心配していた。

それには理由があった。ここに来る前に起こった事を思い出していた。

 

 

 

30分ほど前、部室にて……

 

 

 

 

オレ達はオカ研で部長にアーシアを助けに行くことを了承してもらう為に話しているとユイはキレて先に出てしまった。俺もすぐにユイの後を追いかけて助けに行きたがったが部長から少し説明を受けた。

それは、俺のポーンの特性についてだった。

チェスだとポーンは最弱であるが敵の陣地に入り込む事が出来るとプロモーションが出来るという事。プロモーションをすればキング以外の駒の特徴に昇格する事が可能であり最強のポーンになる事が可能だと。

何故その説明をこのタイミングで言ってくるのか疑問に思っていると側にいた朱乃さんが焦った様子で部長の耳元で何かを話していた。

部長は一瞬目が開かれ立ち上がった。

 

「…イッセー。落ち着いて聞きなさい。ユイが堕天使に襲われているそうなの」

 

部長の言葉を聞いた瞬間に一瞬頭が真っ白になった。

 

ユイが堕天使に襲われているだって?

そう思ったイッセーはユイを助けに行こうと部室を出ようとするが、部長に止められた。

 

「待ちなさいイッセー」

 

頭に血が上っているイッセーは部長に叫んだ

 

「なんで止めるんですか⁉︎ユイが襲われているんですよ⁉︎直ぐに助けに行かないと‼︎」

 

今のイッセーの頭にはユイの事しか無かった。

 

イッセーがそんな事になってもそれは仕方のない事であった。

ユイは自分のたった1人の幼馴染であるのだから。

そんな彼にリアスは語りかけた。

 

 

「落ち着きなさい!ユイは私が助けに行くわ。貴方は今できる事をなさい」

「でも!」

「佑斗、小猫。イッセーの事を頼んだわよ。…朱乃行くわよ」

「はい。部長」

 

そう言ってリアスと朱乃は魔法陣で転移していった。

 

イッセーは拳を握り締め震えていた。

しかしすぐに切り替えさっきまでの事を思い出した。

 

そうだ!アーシアを助けに行かないと!

こうなったら俺だけでも‼︎

 

そう思い木場と小猫ちゃんの方を向き今の気持ちを伝えた。

 

「木場、小猫ちゃん。…オレ、アーシアを助けに行ってくる。…教会の人間だとしてもアーシアは友達なんだ‼︎今助けられるのは俺しかいないんだ。だから二人には悪いけど…」

 

行ってくる。そう言おうとした瞬間に木場に遮られた。

 

「何言ってるんだい?僕達も行くよ」

「…ハイ。私も微力ながら手伝います」

 

その言葉を聞いてイッセーは何故?と思った。

そんなイッセーの疑問を木場が答えた。

 

「部長も仰っていたじゃないか。君にできる事をしなさいって。それに君の事も頼まれたしね」

 

「そういう事だったのか…。なら頼む‼︎アーシアを助けるのを手伝ってくれ!」

 

「うん。任して!」

「…帰ったらお菓子を買ってくださいね」

 

 

 

こうして三人はアーシアが囚われている教会へと向かったのである。

 

 

 

 

そして今に至る。

 

 

すると隣にいた木場が声を掛けてきた。

 

「大丈夫だよ。今頃部長が助けているはずだよ。だから今は…」

 

「…目の前の事に集中してください」

 

 

そう言って小猫ちゃんも喝を入れてくれた。

 

……そうだよな…。ユイの事が心配だけど、今は部長に任せてアーシアを助ける事に集中しないとな!

 

 

そして三人は教会の扉の目に行くと小猫ちゃんが何かを感じたようだった。

 

「…中に一人誰かいます」

 

‼︎…まさか堕天使が待ち伏せて?

 

と思っていると「これは、人の気配」と小猫ちゃんは付け加えた。

 

するといきなり「えい」という掛け声と共に扉を殴って開けた。

 

 

って。えぇぇぇぇぇぇ⁉︎まさかの正面突破⁉︎

 

っと放心していると、奥の方から声が聞こえた。

 

「いっっ。全く誰ですか〜?こんな無茶するのは〜」

 

と、煙の奥から人影が現れた。

その影はゆっくりとイッセー達に方に近づいてきた。

煙が晴れると共に一人の女性が現れた。

 

 

「あんた何者だ?」

 

イッセーは思った事を聞いてみた。

こんな所に偶然一般人が来るわけがない。

という事は…。

 

 

「ん〜。私ですか〜?私はブーディカっていうの〜よろしくね〜」

 

 

ブーディカと名乗る女性はゆっくりと自己紹介をした。

しかし肝心の事は答えなかったので木場が改めて聞いた。

 

 

「ブーディカさんは何故ここにいるんですか?」

 

「いや〜、ここに『あの子』が来るって聞いてから来てみたらさ〜なんか変な男が居て襲ってきたから殺してここでゆっくり待ってたんだよ〜」

 

ブーディカは話しながら指をさした

その指をさす方を見ると床に倒れている銀髪の男が血を流して倒れていた。

 

「く、狂ってる…‼︎」

 

イッセーは吐き気を我慢しながらブーディカの方を睨む。

 

「で〜?『あの子』は来てないのかなー?」

 

キョロキョロと周りを見渡す。

 

「誰の事を探しているのかは知らないが通してもらうよ」

 

と、木場も危険と判断したのか瞬時にブーディカに詰め寄り剣を振り抜いた。

 

ーーよし!直撃コースだ‼︎

 

そう思った瞬間そこに居たはずのブーディカが消えていた。

 

ーーそんな馬鹿な‼︎そう思って三人は周りを見渡した。

すると上の方から笑い声が聞こえてきた。

 

「あはは〜。そんな剣じゃあ私は倒せないよ〜。でもそっか『あの子』は来ないのか〜…。なら私は帰るね〜」

「ま、待て‼︎」

 

イッセーは立ち去りそうなブーディカを引き止めた。

どうしても聞きたい事があったから。

 

「お前が探している『あの子』っていうのは誰の事なんだ⁉︎」

 

 

「ん〜。いいよ〜教えてあげる〜『あの子』っていうのは女の子なんだけど〜名前は〜……」

 

とブーディカは勿体振るように言葉を区切り、そして…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『衛宮』っていうんだ〜」

 

ブーディカは告げると共に姿を消した。

 

 

イッセーは混乱していた。

 

ーーなんであんな危険なやつにユイは狙われているんだ⁉︎

そんな事を考えていると近くにいた木場が話しかけてきた。

 

「イッセーくん。さっきの事はとりあえず置いておこう!それよりアーシアさんを救出する方が先決なんじゃないかな?」

「あ、ああ。そうだよな。行こう‼︎」

 

そうして色々と疑問は残るもののアーシアが居るはずである地下へと向かった。

 

そしてそこからアーシアを連れ出す事には成功するもののレイナーレに神器を奪われた事によってアーシアの心臓が停止してしまった。

イッセーはアーシアが亡くなってしまったことを嘆いていると後方から耳障りな笑い声が聞こえてきた。

その声の正体はレイナーレであった。

 

イッセーはそんなレイナーレを見て怒りが湧いてがむしゃらに攻撃するが避けられた上に光の槍で足を刺されてしまった。

 

 

 

嗚呼、こんな奴にアーシアは殺されてしまったのか…。

ーーユルセナイ‼︎

 

そう思った瞬間にイッセーに宿っていた神器が輝きだした。

 

「…神様、いや悪魔だから魔王様か…。魔王様、どうかこの堕天使を倒す力を貸してください」

 

イッセーは全身激痛が走るのを堪えながらも立ち上がり、そしてレイナーレに向かって歩き出した。

 

「そんなボロボロな貴方に何が出来るの?さっきは脚を狙ったけれど次は楽に殺してあげるわ」

 

レイナーレは光の槍を創り出しイッセーの頭に向かって槍を放った。

 

しかしイッセーはその槍を籠手で難なく弾いた。

レイナーレはそれを見て驚いた。

ーーいくら神器を持っていても下級悪魔、光のダメージを受けて無事のはずがない。なのに奴は何故立ち上がり私の槍を弾く事ができるの⁉︎

 

レイナーレはその存在に恐怖を覚えた。

 

「な、何故立ち上がる事ができる⁉︎どこにそんな力がある⁉︎下級悪魔のクセに足掻いてるんじゃないわよ‼︎」

 

怒鳴りながら幾つもの光の槍をイッセーに向かって放つが全て弾かれた。

 

「そんな馬鹿な⁉︎」

「…こんな痛みアーシアに比べたらマシだ。お前は…お前だけは許さない‼︎」

 

イッセーはレイナーレに向かって殺気を放った。その殺気にやられたのかレイナーレは後ずさりをした。

 

「神器っていうのは持ち主の想いに応えてくれるんだっけ?なら応えやがれ‼︎」

 

イッセーが叫んだ瞬間、神器が輝きを放ち形を変えた。

 

『Dragon booster!!』

 

謎の声が響き渡り光が止むと籠手は先程と違う形になっていた。

するとイッセーのオーラがさっきまでと違い膨れ上がっていた。

 

「な、何故お前如きがそんな力を持っている⁉︎」

「知るかよ!俺はただお前をぶっ飛ばすことを願っただけだ‼︎」

 

そう言ってレイナーレに向かって拳を振り抜いた。

しかしダメージが大きいのか避けられてしまう。

 

「そ、そんな攻撃当たるわけないでしょうが‼︎」

 

「まだだ。まだ力を寄越しやがれ‼︎」

 

『Boost‼︎』

イッセーの言葉に呼応するように神器から機械音が響き渡ったと同時にイッセーのオーラがまた上がった。

 

「ヒィ‼︎こ、こんなガキにやられてたまるものですか‼︎」

 

レイナーレは振り返り逃げようと翼を羽ばたかせていた。

しかしそんなことを許さないイッセーはレイナーレの足首を掴んだ。

 

「逃がすかよ‼︎」

「は、離せ‼︎わ、私は至高の力を手に入れあのお二人に寵愛を…」

 

そんなレイナーレの言葉を遮り拳に力を込めた。

 

「知るかよそんな事‼︎お前はここで終わりだ‼︎」

「わ、私は…まだ…」

 

「ふっ飛べ‼︎クソ堕天使‼︎」

 

イッセーはレイナーレを引き寄せ顔面に向かって拳を放った。

全身全霊の力で殴られたレイナーレは教会のステンドグラスを割りながら外へと飛んでいった。

 

その後イッセーはアーシアの元へと歩き跪いた。

 

「ごめん…助けてあげれなくて」

 

イッセーは泣いた。自分に力がないせいでアーシアを死なせてしまったと…。

 

「…イッセーさん。ありがとうございます私のために泣いてくださって…」

「アーシア…」

「最後にお友達に見送られてとても幸せです…」

「そんな最後だなんて言うなよ…。まだアーシアと一緒に行こうと思ってるところがあるんだ!いろんなところで買い物に行ったり、映画館とか水族館とか…。学校に行って勉強とかして…。俺の友達を紹介したいんだよ!ちょっとバカでスケベだけどいい奴らなんだ。だから…だから…」

 

「…凄く楽しそうです。私も出来ますかね?」

 

「ああ!出来るさ‼︎だから…」

 

「ありがとう…ございます。生まれ変わったらイッセーさんとユイさんとまたお友達になりたいです…」

 

「アーシア‼︎ダメだ‼︎行かないでくれ!まだ話したい事がいっぱいあるんだ‼︎」

 

「…そんなに思ってくださって嬉しいです…。でも、もうお別れです…。イッセー…さん…さよう…な…ら…」

 

 

アーシアは最後に別れを告げるととても幸せそうな顔を浮かべながら力がフッと抜けて眠ったように亡くなった。

 

 

それを見たイッセーは只々泣く事しかできなかった。

 

 

少しすると地下に残っていた木場と小猫ちゃんが上がってきたが二人はイッセーの様子を見てあえて声を掛ける事できずただ見ている事しかなかったが静かに外に出る小猫ちゃんと入れ替わるように部長と朱乃さんが入れ替わりに入ってきた。

 

「イッセー…その様子では間に合わなかったのね」

「部長…すいません…俺の力が足りなくてアーシアを助ける事ができなかったです…」

 

懺悔するようにリアスにあった事を告げた。

 

 

すると入口からからレイナーレを引きずりながら小猫ちゃんが戻ってきた。

 

「…部長。連れてきました」

 

小猫ちゃんはレイナーレを引きずりながら歩いてきた。

 

「…まだ生きてるようね。朱乃!」

「はい部長」

 

朱乃はレイナーレに向かって水の魔法を放ち意識を戻した。

 

「カハッ‼︎ゲホッ…。な、何が?」

「目が覚めたようね?私の事がわかるかしら?」

 

「…リアス・グレモリー。何故ここに?」

「私の下僕に手を出した。それに…あの子、ユイにまで危険に巻き込んだらよ」

「な、何故あの娘が⁉︎」

「これから死ぬあなたに関係ないわ」

 

リアスはレイナーレ向かって殺気を放った。

 

「ヒッ…。イッセー君‼︎助けて!私まだあなたの事を‼︎」

 

殺気に当てられたのか怖じけずいたレイナーレは夕麻の姿となりイッセーを誘惑した。

しかし…。

 

「初めての彼女だったんだ…。初めてのデートだったんだ…。初めての……」

 

イッセーは今の気持ちを語っていった。だが最後に…。

 

「部長…。お願いします…」

「ええ。消し飛びなさい‼︎」

 

リアスは紅いオーラを纏いながらレイナーレに手を向けた。

 

「い、いや‼︎こ、こんな所で死ぬのは‼︎」

 

逃げようとするがそれよりも早くリアスの魔力の塊がレイナーレを包み込み音も無くこの世から消え去った。

するとイッセーの側にいた朱乃が説明した。

 

「部長は家系の力で滅びの魔力を持っていますの。それで冥界では『紅髪の滅殺姫』と呼ばれているんですのよ」

「ま、マジですか…」

 

「そういえばユイはどうなったんですか?」

「ユイさんは今部室で寝ていますわ。…ただ」

「…なにかあったんですか?」

「怪我はないんですが、少々問題がありまして」

 

朱乃さんに何があったのか聞こうとすると、離れていたリアスがこちらに近づいてきた。

 

「その話は後にしましょう。今はそのシスターをどうするのかが先決よ」

「で、でもアーシアはもう…」

「大丈夫。私にはコレがあるわ」

 

そう言って手元にチェスの駒を出現させた。

 

「コレは?」

「コレは『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』といってあなたに使ったものと同じなの、ちなみにこの駒は『僧侶(ビショップ)』なの。教会関係者というケースは初めてでしょうけど問題はないと思うわ。ただこの子が悪魔になって大丈夫なのかしら」

 

「どういう事ですか?」

「簡単な事よ。今まで神に捧げてきたのに悪魔になっても後悔はないのかしら?」

「そ、それは…」

 

イッセーは考えた。

ーー確かにアーシアは今までずっと神を信じて生きてきたのにその神の敵である悪魔になったらショックを受けるのではないか。俺の勝手で悪魔にしてしまっていいのか。

 

 

…だけど。

 

 

「…部長。お願いします。アーシアと約束したんです。ユイと一緒に学校に行って遊びに行くって…。だからもしアーシアが悪魔になった事を恨んでも俺が受け止めます。…だから」

「分かったわ。離れていてちょうだい。今から転生するわ」

 

 

そうしてリアスはアーシアの胸元に駒を置き魔法陣を展開しアーシアを転生させ一段落した全員は落ち着きを取り戻し疑問をリアスにぶつけた。

 

「部長…ユイはどうなったんですか?」

「堕天使に襲われて負傷したの」

「な…!?」

「大丈夫よ。軽い怪我を負ってるだけだから…」

「そうですか…。部長たちが助けてくれたんですか?」

「いいえ。私達が駆けつけた頃にはユイしか居なかったわ」

「じゃあ誰が?」

「今は話せないわ。いずれ時が来たら話すわ」

「分かりました…」

 

イッセーは腑に落ちないという顔をしていたがリアスの言葉を信じこれ以上聞かないことにした。

そしてリアスも整理していた。

イッセーには嘘はついてはいないが騙しているようだったからだ。

 

 

そう、ユイの元へ駆けつけた時に他にもいたのだ赤い外套を纏った男に…。

しかしその男は抱えていたユイをその場に降ろし何処かへと去っていったのだ。

今はまだ何者かは分からないが近い内にまた会えるとリアスは感じた。

 

 

 

 

そうしてこの騒動も終わり夜も更けていった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかかでしたか?

まぁだいぶ急展開になってしまいましたw
あのエクソシストは登場することも無く死んでしまい、代わりに謎のブーディカと名乗る女性が登場し理由がわからない方もいらっしゃるとは思いますが、しばらくした後にその理由も分かります。


さて、ここまで駄文に付き合って頂きありがとう御座いました。
次回は休日編というか落ち着いた話を書こうと思います。

それではまた次回に…………。
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