第7話 ライザー堕ちる!?
「え…?部長、婚約者って本当なんですか?」
気になるイッセーは恐る恐る聞いてみた。
「えぇ。両親が勝手に決めたモノだけど…」
「それでも俺達は許婚なのは確定的だがな」
と、ライザーは言いながらリアスに近寄り方に触れている。
その様子を見て私はカチンと来たがセイバーが神器の中でなだめて来たので何とか我慢したが何だろう…すっごく殴りたい‼︎
そんなこんなでライザーとリアスはソファーに座り他のみんなは側で二人の会話を聞いていた。
「なぁリアス…。そろそろ俺たちの式の話を進めようじゃないか?」
「やめて頂戴。そもそも私は貴方と一緒になる気は無いわ」
と二人の話を聞くだけなら良かったのだが、ライザーが部長の身体をイヤラシイ感じで触っているのを見ていてみんなの機嫌が悪かった。
しかしメンバーの中でも私がイライラがミエミエのせいでイッセーと木場君、小猫ちゃんは逆に怯えているように見えたが私の気のせいだろう。(まぁセイバーも何故かおとなしかったが)
「良い加減にしてちょだい‼︎私は私が決めた人と一緒になるって決めているの‼︎」
おぉ〜‼︎流石リアス部長‼︎と思っていたがライザーは不敵な笑みを浮かべ言った。
「おいおいリアス。君の気持ちは分からないでもないがこの縁談は両家の未来に関わる事なんだ。君が気軽に断れる話じゃないんだ」
「そんな事は分かっているわ‼︎でも貴方と一緒になるくらいなら死んだほうがマシよ‼︎」
「そーだそーだ‼︎」
と私が茶々を入れるとライザーに睨まれた。
「何だ貴様は?人間如きが俺たち悪魔の話に首を突っ込むな‼︎」
「なにお〜?やるか⁉︎この
「や、焼き鳥だと〜⁉︎人間風情が調子にのるな‼︎」
ライザーは怒り狂いながら魔法陣を展開した。
その魔法陣から出現したのは十人を超える女性が現れた。
「この俺様にそんな態度を取るくらいだ覚悟は出来てるんだろうな⁉︎」
「かかって来いや〜‼︎」
そう言ってエクスカリバーを出して斬りかかろうかと思ったらシロウさんに止められた。
というかいつの間に帰ってきたんだろう……?
「待つんだマスター。ここは俺が行こう。マスターがバカにされたままでは治らん、訂正してもらおう」
「何だ貴様は見た所ただの人間ではなさそうだが?」
「貴様に教える事など何も無い。良いからかかって来い
シロウさんはライザーに喧嘩をふっかけていたがどうやらライザーは自分で戦う事をせずミラという棍棒を持った女の子に戦う事を指示した。
「此の期に及んで女の子に戦わせる気⁉︎この
「焼き鳥、焼き鳥と…‼︎馬鹿にするのも大概にしろ‼︎見た所人間如きにこの俺が相手をするか!相手をして欲しければこの俺の
「ふっ。後悔するなよ?」
シロウさんが構えるとライザーの側に控えていた棍を持った女の子が前に出た。
するとその女の子がシロウさんに詰め寄り顔にめげけて攻撃を仕掛けた。
「ふっ。甘いな」
シロウさんは何事もないかのように棍を捌きそのまま女の子を投げた。
「がふっ…!」
そしてシロウさんはどこからか出した白と黒の双剣を出しライザーに向かって振りかぶった。
しかしライザーは咄嗟のことで動けずにいた。そのまま行けば攻撃が当たる、という瞬間二人の間に銀髪のメイド服の女性『グレイフィア』さんがシロウさんの攻撃を止めた。
「お二方。それ以上続けるというのなら私がお相手しましょう」
ライザーはグレイフィアさんのオーラにやられたのか、それともシロウさんの殺気にやられたのか、どちらかは分からないがどちらにせよ口をパクパクさせ何も言えずにいた。
「…分かった。俺も貴女のような悪魔に仕掛ける程馬鹿ではない」
手に持った双剣を消しユイの元に戻った。
「お嬢様、ライザー様とのご結婚、お認めにならないのでしょうか?」
「何度も言わせないで頂戴‼︎私は私が決めた人と結婚するわ‼︎」
リアスはグレイフィアにハッキリと伝えるとグレイフィアさんは静かに告げた。
「それでは魔王ルシファー様の言付けをお伝えいたします。『もしリアスがこの婚姻を認めないと言うならレーティングゲームで決めれば良い。勝利すればこの話はなかったことにすれば良い。しかし負ければ…。というのでどうだろう?この話は両家の当主には通してある。後は君達で決めたまえ』との事です」
レーティングゲーム?聞いた事ない単語に私は周りに目を配った。
私達オカ研のメンバーを見るとイッセー以外みんな浮かない顔をしていた。
反対にライザー達を見てみると余裕な表情を浮かべていた。
「…良いわ。レーティングゲームで勝敗を着けましょう‼︎」
その宣言をライザーは受けさっきまでの様子とは打って変わって強気になった。
「いいのか?そっちの眷属はその人間二人を除いてたった五人。それに比べてこっちはフルメンバー…。勝ち目があるとでもおもっているのか?」
「私は私の眷属を信じてるわ‼︎」
リアスがハッキリと告げるとオカ研の皆は笑顔を浮かべていた。
「良いだろう…。しかし俺はこれでもプロだ。一週間の期間をやろう、その間に準備をしとくんだな」
私はレーティングゲームというものを知らなかったのでライザーに疑問を投げかけた。
「……準備って何の準備よ?」
「それはこういう準備さ」
すると側に控えていた女性を引き寄せるといきなりキスをし始めた。
「な⁉︎」
ライザーはキスをやめると今度は身体をイヤらしく撫で回し始めた。
「どうせこの俺には勝てないんだ。だったら負けた後俺の下僕になる準備をしとけってことさ」
プツッ
「んん?どうした?今更怖くなったのか?今すぐに謝るのなら許してやっても「……さい…」あん?」
「うっさいって言ってんの…。ぴーぴーやかましいヒヨコだな…。
ユイはライザーを睨み殺気を放った。
その背後ではシロウが「あ〜あ」みたいな感じで見ていた。
「ちょっとコレはどういう事?なぜユイは
リアスはユイの怒りに触れないようにシロウにコソコソと聞いた。
「まぁそこにいる
そんな話を聞いてチラッとイッセーの方を見てみると部屋の隅で頭を抱えながら謝っていた。
「そ、そうなの。でも初めて見たわ」
「だろうな」
「じゃなくて、グレイフィアよ。あんなビックリした顔久しぶりに見たわ…」
「そうなのか…」
と背後で繰り広げられている時ユイはライザーに詰め寄っていた。
「な、なんだ貴様!?さ、先程と雰囲気が違うではないか!?」
ライザーは必死に強気な姿勢を見せるが彼の眷属はユイのオーラに触れ怯えて後ろの方で縮こまっていた。
「あんたねぇ……仮にも婚約者がいる立場なのよねぇ?」
「そ、それがどうした!?俺が他の女に何しようが貴様には関係ない!!」
シロウはユイを止めようとするが手遅れだった。
その前にユイに止められたからだ。
「他の方々はすこーし待っててくださいね?今から女性に対してどういう風に接するのかをこの男に叩き込むので…」
「き、貴様!?何をするつもりだ!?や、やめろ!!近づくな!!やめろぉぉぉ!!」
ユイはライザーの胸ぐらを掴んだままオカ研の外へ出た…。
2人が部屋を出た後初めはライザーの反発する声が聞こえていたのだが5分も経たないうちに静かになり10分後2人が帰ってきた。
ライザーはガクガクと震えながら。ユイはツヤツヤとしたスッキリとした表情で帰ってきた。
「ほらライザーさん?言うことがあるでしょ?」
「さ、先程までの態度を許して頂きたい…。これからは心を入れ替えると約束致します…」
ライザーが涙目になりながら謝り、ユイは満足そうにしていたのだが皆の表情が固まっていた。
「どうしたの皆?そんな顔して……何かあった?」
ユイは首をかしげて聞くと皆首を横に振った。
「済まないリアス…今回の婚約は無かったことにしよう…」
「そ、そう…。わかったわ」
「しかし!!ユイの事が気に入った!!リアス、君との婚約は諦めるが彼女を懸けて勝負だ!!」
「「「はぁぁぁぁぁぁ!!!???」」」
そうライザーは今まで甘やかされて育ってきた。そんな時にこうして立場関係なく叱ってくれたユイにときめいたのだ。
ユイが人間でリアスの管轄下に置かれているのであれば正面からリアスと勝負してユイを貰おうと考えた。
「ちょっと待ってライザー。何故貴方と勝負して尚且つユイを景品にしなきゃいけないのかしら?」
落ち着きながらリアスはライザーに聞くが抑えきれないせいか口元がピクピクと動いていた。
「理由はある。確かに君との婚約は無かったことにしてもいい…。しかしタダでは引き下がれないなんといってもこの縁談は両家の当主が決めた事。我々に拒否は出来ない!!しかしレーティングゲームを行い、俺が勝てば君との婚約を破棄しよう…しかし代わりにユイを貰う!リアス、君が勝てば婚約の話もユイのことも諦める…どうだ?」
「そんな話誰が「いいですよ?」ってえ??」
二人の会話に朱乃さんが入れてくれた紅茶と小猫ちゃんがくれたオヤツを口に含みながらユイは割って入った。
「だからこの話乗って良いですよ。その人本気っぽいし…正々堂々叩き潰してあげれば諦めつくんじゃないですか?」
「……いいの、ユイ?」
「その代わり私も参戦してもいいかな?」
ユイはグレイフィアに投げかけた。
「今回のレーティングゲームはあくまで非公式に行われるゲーム互いのプレイヤーが認めれば問題はありません」
その言葉を聞いてユイは立ち上がりライザーに指を指した。
「という訳で全力出来なさい。ちなみに私は負けるつもりなんて毛頭ないからね」
「それでこそ俺が気に入った女だ!今日から1週間後嫁入りの準備をしとくんだな!」
合宿編に続く