艦隊の咆哮 〜戦場を彷徨う鋼鉄の漂流者〜   作:正海苔

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どうにか航海中に考えながら書いてみました。

かつて、髭のショーフク(木村昌福)の指揮下で働いていた彼女達が人の依り代を得て自分達の意思で考え行動することから始まります

今回は作戦参加艦艇選出〜横須賀出港までの話で次の話に函館基地に到着、作戦開始までの話を二つに分けます




3-2 それぞれの考えとやるべきこと〜前編〜

8月10日 0700 横須賀基地 食堂

 

函館基地招集を明日に控え、1600時には横須賀を出港しなければならなかったが…その作戦に誰が参加するのかみんな朝食を食べながら話していた、最上型姉妹の席では…。

 

「今回の作戦に誰が参加するのか気になりますわね〜」

「そういえば昨日提督が間違い無く出雲さんは参加させるみたいよこの前出雲さんが元帥と何か喋っていたみたいだからね」

 

「最上姉いつ聞いたの?」

「僕が聞いたのは昨日の夕飯時だったよ」

「鈴姉はどうするの?」

「どうって?」

「出雲さん昨日新しく来た妖精さんと一緒に作戦に参加するみたいだよ」

「本当なの鞍馬?」

「三隈姉さんと一緒に工廠で聞いたもの」

「ならいっそのこと最上型姉妹全員で作戦に参加しちゃおうか」

「いいね〜それ超最高じゃん!」

「ちょっと待ってよ」

最上(もがみん)どうしたの?」

「伊吹と鞍馬初めての実戦だよ僕、心配だよぅ」

「最上姉、私達四人でがサポートすれば大丈夫ですわ、2人ともいいですわね」

「はい、熊野姉さん達がいるから大丈夫です」

「よろしくお願いします」

「フフ、頼りにしていますわ」

 

一方こちらは珍しく長良型姉妹全員とキスカ島撤収作戦組のメンバーが集まって食事していたそんな中、五十鈴が…

 

「あっちはあっちで最上型全員参加するみたいだね、阿武隈達はどうするの?あの作戦に参加したメンバーとしてはさ」

 

カチャン←箸を置く

 

阿武隈も食事を止め、五十鈴姉の言うあの作戦とはキスカ島撤収作戦のことである、その時の一水戦の旗艦が阿武隈であり指揮官が木村昌福司令だった阿武隈は姉の五十鈴にこう言った。

 

「あの作戦はあの人がいたから成功したのよ、あの人がいなきゃいくら私でも不安だもの」

「そういえば出雲さんが何か妖精を出したとか言っていたよ」

「長良お姉ちゃん、どんな妖精?」

「確か髭のショーフク(木村昌福)とか言って鈴谷が大喜びしたみたいだよ」

 

ドガッ←椅子から立ち上がる

 

「どっ、どうしたの阿武隈(あぶぅ)?」

「私ちょっと鈴谷さんに聞いてくる」ダッシュ

 

直ぐさまはす向かいの席に座っている鈴谷に聞いてみた。

 

「鈴谷さん髭のショーフク(木村昌福)が来たって本当なのですか?」

「あっ阿武隈じゃんうん、本当だよあの髭のショーフク(木村昌福)だよそっかあの時の作戦の旗艦、阿武隈だったけ」

 

「はいそうです、鈴谷さん達は今回の作戦は参加するんですか?」

「うん僕達姉妹全員参加するよ朝食食べ終わったら提督に知らせるんだ阿武隈さん達はどうするの?」

 

「私達は「もちろん長良型姉妹全員とキスカ島撤収作戦組のメンバーは全員参加するよねぇ〜みんな」」

「「「「「おぉー」」」」」

「お姉ちゃん、みんな」

 

「私達も協力するよ出雲さんとあの人の元なら私達の勝利は間違い無しよ」

 

鈴谷と阿武隈達に声をかけたのはミンドロ沖夜襲参加組のメンバーでその一人の女性、足柄だったその後ろにはビスマルク海海戦に参加した艦娘達がいた。

 

「足柄、私達の姉妹を忘れていませんか?」

 

「妙高姉さんに那智姉さんに羽黒、一緒に来てくれるの?」

 

「当たり前だろ、妹一人で行かせる訳にはいかないだろう」

 

「那智姉さん」

 

「足柄姉さん、私も妙高姉さんもあの時は本当は一緒に行きたかったけどあの戦い(レイテ沖海戦)で損傷していたから行けなかったのよだから今度は絶対一緒に行きたいです。」

 

「羽黒」

 

「あらあらみんなに言われちゃったけど足柄、私も気持ちは同じよ」

 

「妙高姉さんありがとう」

 

そうみんなが作戦に参加すると意思を固めていた頃…

 

0800 横須賀基地 執務室

 

ちょうど出雲は自室で朝食を食べ、執務室にいた現在は今回の作戦に誰を参加させるか話し合っていたのであるもちろん秘書艦の高雄と愛宕も同席してもらった。

 

「では出雲さんは今回の作戦に参加させるかは彼女達自身(・・・・・)で決めてもらうというのね」

 

「はい、高雄さんもし無い場合は俺一人で受け持ちます木村妖精(木村さん)それでいいでしょうか?」

 

応接用のソファーには片側に提督と高雄に愛宕が座り反対側には出雲と木村妖精がいた、しかも木村妖精は身長の割にはお茶の入った湯飲みを持ちながらだった。

 

「出雲君の判断に間違いは無い(・・・・・・)と儂は思うよ」

「ありがとうございます。さて、後は彼女達がどう出てくるかですね」

 

バァン←ドアの開け閉め

 

ちょうどそこに入って来たのは鈴谷に白雪、阿武隈に霞だったみんなそれぞれかつての作戦の旗艦として来たのである。

 

「珍しい組み合わせだけどどうしたの?」

「提督、出雲さんそして木村司令官(・・・・・)お願いがあります」

 

どうやらこの四人はそれぞれの代表として提督達にお願いしに来たのである。

 

「私達かつての作戦参加メンバー並び長良型並び大淀型姉妹・妙高型姉妹・最上型姉妹全員作戦参加する許可をもらえないでしょうか?」

「出雲あなたが決めていいわよ」

「分かりました、作戦参加(・・・・)を許可します。本当は俺の口から話す予定でしたが…一体誰が?」

「それは(あたし)が話したからよ出雲さん」

「鈴谷さん、ありがとうございます」

「いいのよ、私達は伊吹と鞍馬に合わせてくれたんだし艦長(・・)にも合わせてくれたんだものこれぐらい協力しないとね」

「分かりましたでは出港は1600なので、1500には各自荷物を持って出雲舷梯前に集まってください」

 

艦娘達 「了解」ビシッ

 

そして執務室に来た艦娘達は作戦参加するメンバーに集合場所と時間を伝えてそれぞれ出発準備をし、出雲は乗船する艦娘達の受け入れと出港準備をしていた。

 

1500 横須賀基地 出雲舷梯前

 

指定した時間にみんな集合していたが…いつものように予定外の人数が増えているのが約5名程なんとみんな空母である。

 

「雲龍型航空母艦「雲龍」よ、よろしくね」

「同じく二番艦「天城」ですよろしくお願いします」

「同じく三番艦の「葛城」よ、水上防空砲台じゃないからね」

「私は祥鳳型航空母艦一番艦「祥鳳」ですよろしくお願いします」

「私は祥鳳型の二番艦「瑞鳳」です、出雲さんこの前の航空機ありがとうございます」

 

どうやら今回の作戦を聞いて自分達も何か手伝え無いかと提督にお願いしたみたいだ。加えて出雲の艦載機もどういうのか実際に見て見たかったと言う。

 

加えて今回の作戦参加する艦娘達は以下の通りだ。

 

空母 雲龍・天城・葛城・祥鳳・瑞鳳

 

重巡洋艦 妙高・那智・足柄・羽黒・最上・三隈・鈴谷・熊野・伊吹・鞍馬

 

軽巡洋艦 長良・五十鈴・名取・由良・鬼怒・阿武隈・多摩・木曽・大淀・仁淀

 

駆逐艦 朝潮・荒潮・白雪・敷波・雪風・時津風・朝雲・夕雲・秋雲・風雲・長波・霞・清霜・若葉・初霜・五月雨・島風・響・朝霜

 

以上45名が今回の作戦に参加することになる。

 

「出雲さん全員集合しました、よろしくお願いします」

艦娘達一同「よろしくお願いします」

「それでは提督私達は出発します。後をお願いします」

「分かったわ、彼女達のことお願いね」

 

そう言って、出雲達は乗船し航海艦橋に戻った艦娘達は乗組員妖精に宿泊部屋を乗組員妖精に案内してもらっている。

 

「艦長出港準備整いました。」

「よしそれでは出港だ、副長船首並び艦尾に舫綱離せ」

「了解、舫綱離せ」

「艦長、舫綱全て収納しました」

「よし、航海長両舷前進原速速力12ノットに合わせ」

「了解、速力12ノットに合わせ」

「浦賀水道を通過後速力45ノットに増速、針路を函館港に向けよ」

「航海長、函館港までの針路を測定せよ」

「宜候」

 

8月10日 1600 出雲 横須賀出港向け先函館港

到着予定時刻 8月11日 0730

 

 




今回は木村妖精がいますのでかつてその人の指揮下に入っていた艦娘達をオールキャストで出しました。
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