そして地球での役職は。
彩南高校の校長だ。
私は誇り高き銀河警察第3部隊『隠』指揮官兼隊長である。今は『隠』の任務の未開発惑星地球及び宇宙重要指定資源保持惑星の管理及び監視、そして衛生状態の報告を秘密裏に行っている。
この辺境の惑星は未だ異星人の侵略がなく手付かずであり星特有の文化、動植物など非常に興味深く、宇宙重要指定された資源が豊富にある。しかし、発展途上惑星のあまり戦力においては惑星の中でも下から数えた方が早い。その為いち早くこの惑星を見つけた我らが銀河警察はこの宇宙重要指定資源保持惑星の保護に乗り出した為にこの任務が出された。
来たばかりの頃はあまりに不便で途方も無い苦労をしたが今では慣れたものだ。この地球の日本というクニで言われている『住めば都』とはよく言ったもので慣れてしまえば空気は綺麗で重力も最適、水源も豊富にあり気温の変動があり一年を通じて変化がある。しかも多大な有害成分を含む気候が起こらずマスクを必要としない。あとカワイイ子も多……ゲフンゲフン。
とまあ、なんとも素晴らしい場所である。
ああ、そういえば私は任務の隠蔽の為に地球での役職が与えられている。
それは彩南町にある都立彩南高校の校長だ。
「むっひょー!今週の漫画のお色気シーンは最高ですなー!……見えないかな」
彩南高校の校長室にてHなシーンを含む漫画雑誌を傾けて読む私。
久しぶりに訪れた休暇に戦闘時の全力で眼に力を込めていると突然、私に改造されたデスクから電子音声が流れる。
『応答要求。応答要求。『隠』地球圏監視部より緊急連絡』
「ワシの折角の息抜きが……通してくれ」
そう言うとデスクが変形を始め、監視部を移すホログラムが写し出された。
『隊長。地球圏より半径三光年の距離から次元の歪みが確認されました。と同時に地球圏内日本『彩南町』に次元の歪みが発生。恐らく転移してきたものと思われます。……新たに報告!地球圏に接近する三つの飛行物体を確認!一つは生体反応が無いので小型機械、もう二つは……ッ!照合の結果デビルーク親衛隊と思われます!」
「そうか……デビルーク親衛隊に小型機械……」
デビルーク親衛隊が小型機械を追いかけていると言うことは目的は破壊ではなく捕獲であると考えられる。しかし小型機械に遅れる程デビルーク親衛隊な未熟ではない。捕獲にしてもすぐ終わるはず。……泳がせているのか?つまりそうなると目的はやはり地球圏内に転移した人物の捕獲。だが三光年から地球まで転移なんて無茶苦茶なものを発明する人物を捕獲だと?それならばいっそ『金色の闇』でも雇って殺してしまった方が安全だ。その方が他の星に利用される心配もない。なのにそうする事が出来ないということ。
……無茶苦茶な発明、デビルーク親衛隊、小型機械……。何か共通点がある筈だ。
小型機械に何か引っかかる。この宇宙空間を逃げることが出来る小型機械などそうそう存在しない。そこを洗うか。
デスクに触れるとまたも一部が変形しキーボードが現れる。
「銀河警察専用銀河ネットで……『高性能小型機械』…『デビルーク』……あった」
私が見つけたもの、それは『デビルーク第1王女ララの発明日記♡』というブログだった。
『今日はクローゼットが洋服で溢れちゃう!そんな悩みを解決するためにこんなものを作ったよ!その名もペケ!人工知能つけているからどんな洋服でも再現出来るし、会話も出来ちゃう!さらにーーーー』
まさか、これだと言うのか。…しかしこれなら全ての辻褄が合う。あの方ならこんな転移装置など発明出来るに決まっている。
「監視部に連絡。『泳がせておけ。しかし引き続き警戒を怠るな』」
『了解!』
これは面倒くさい事になりそうだ。
読みかけの雑誌を机に置き、席を立つ。
目指すは次元の歪みが発生された座標、在校生『結城リトの自宅』だ。
……っと、その前に着替え、着替え。
場所は変わってある公園。
私はララ・サタリン・デビルークを庇う結城リトの勇姿を見ている。
おー、事情も知らない女の子を命懸けで守るとは、リト君中々良い素質を持ってるな。
まあ、ほっといてもプリンセス・ララが発明品かで撃退するでしょう。
と思って背中を向けたその時。
「ーーごーごーバキューム君!」
ヤバイやつですね、それ。
名前からしてヤバいよ。絶対これ公園に被害が出てしまう。
仕方ない、か。
懐に手を突っ込み、ある銃を取り出す。
銀河警察標準装備、サイバー対策用、ショック・ダウン・ガン。
この銃は一時的に機械を使うものを強制的に『落とす』ことが出来る。つまりこの銃を使えば機械のテクノロジーで動くものは全て停止出来る。最も汎用性も高くもし銀河警察などの機密情報の塊にサイバー攻撃が来た時にこの銃をそのコンピュータに打てば完全に落ちるためハッキングも一時的 無効に出来たりと今の時代では欠かせない武器だ。
その銃をあのタコ型ロボットに当てる。
「あれ!?どうしたの!?ごーごーバキューム君!急に動かなくなっちゃった!」
「えぇ!?どうすんだよララ!」
「うーん、どうしよう」
「何だか分からんがチャンスだ!行くぞ!捕らえる!」
『ぎゃあああああ!』
「どうした!?二人とも!」
『隠』専用装備ワイヤー・スタンガン。(二発装填型)
電流を流す部分を遠距離に放つ武器。ワイヤーでつながっているので回収可能。拘束も可能。電流を流す部分は突起に引っかかるように返しが付いているので移動にも便利な多機能武器だ。あと、二発同時に打てたりもする。
「少し眠ってもらいました。ちょっとお話ししましょう。デビルーク王室親衛隊隊長ザスティンさん」
「その全身を覆う黒のスーツ……貴様、銀河警察か?」
今着ているこの銀河警察専用スーツは身元が体型で割れないよう、空間湾曲により誰が来ても同じ体型になるのである。若干(誰か言おうと若干)肥満体質の私には何とも嬉しい機能だ。
「ご名答。ならばここに来た理由も分かるな?……地球保護条例第24条『地球人に対する武力の行使は原則、禁止である』…」
「し、しまったぁ!」
「初犯だから厳重注意で済ませるが、二度目は無いぞ」
「す、すみません……」
トボトボと肩を下げて帰っていく。
「分かればいいんです」
これにて一件落着。
帰ろう。
「あのーすみません。貴方は一体…?」
「……宇宙の悪を取り締まる、平和の象徴『銀河警察』だ」
少しカッコよく決めて飛び立つ。
さーて、今宵のオカズは……タコ型ロボット……タコ……触手……ヌフフフフフフフ。
いやあ、妄想が捗りますなぁ。いかん、ヨダレが。
「一体何だったんだ?」
「さぁ?」
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ある日。
仕事も無く、ルンルン気分で散歩しといると。
「ヌオッ!?これは……ッ!」
『隠語祭り!エッチなお姉さんと一緒に遊びましょ♡』
「ウッヒョー!ヌフフ、ぬフフフフフ。いやー、こんなもの未成年に魅せられませんなぁー。全くもって不本意ですが若者の道を正すためにもこの本を保護しましょうかねー。いやー本当、不本意なんですよ。仕方ない、仕方ない」
堪えきれずにニタニタ笑いながらその雑誌をとる。
「今日はついてますなあ。良いことがありそうです。デュフフ」
そうして校長室に着くとその鍛え上げられた運動神経で凄まじい速度で席に着き、雑誌を開く。その間僅か0,03秒。まさに神速。
「おー?おおー!!これはこれは。素晴らしいですな素晴らしいですなぁ!」
大変、眼福である。
一旦、雑誌を閉じ休憩しているとドアがノックされた。
「すみませーん。校長って人いるー?」
この声は!
プリンセス・ララではありませんか。
「モチロンですぞー!」
「わー、貴方が校長?ねぇ、この学校に入れてくれない?」
これは好都合だ。デビルーク第1王女という要注意人物を手元に置いておける状況など願ったり叶ったり。
……というのは後付けの理由だけどね。一番の理由は。
「カワイイからOK!……と言いたいところだけど条件が一つあります」
「なぁに?」
「一枚で良いから写真撮らせて!」
「それくらい全然いいよー!」
よっしゃー!ktkr!言質とった!
よーし、カメラを二台用意して……
「グヘヘ、じゃあ、ハイ、チーズ」
パシャ!
という一度のフラッシュの間にもう一つの特注の音が出ないカメラを高速の連打でシャッターをきる。
銀河警察反撃術『クイック・ショット』という早打ちの応用だ。
「ありがとう。ララちゃん」
「どういたしましてー。これで入っていいんだよね?」
「モチのロン!」
「やったー♪」
……今宵は寝れないねぇ。グヒュヒュ、フヘヘへへ、ゴホッ、ゴホッ!
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またある日。
今日は趣向変えて18禁のような本では無く、成年向けのパンチラなどを凝視してみる。
個人的には見えるか見えないかの極限のチラリズムが最高だと思っている。
しあし、絶対領域とかガーターベルト、春のいたずらなんかも素晴らしい。
嗚呼、青年誌も中々侮れぬな。ヌフフ。
『地球圏監視部より連絡。密入者発見。名前はギ・ブリーだと思われます』
くそう。いいとこだったのに。しかしギ・ブリーか。弱いからいいや。結城リトだけでもどうにかなるか。
「ありがとう。こちらで対処する」
『了解』
一応、銀河警察専用偵察ピットを使ってと。
簡単に言えば透明な動く監視カメラである。結城リトを自動追従する用設定して。
「じゃ、いってらっしゃーい」
そのままドアのカギを閉め、うたた寝をしてしまった。それが間違いだったと気づくのはこれから30分後のこと。
「……ハッ!寝てしまった。今はどうなっている!?」
その時にはもうギ・ブリーの擬態がバレ、便器型の転送装置に吸い込まれようとしているところだった。
後ろの春菜という少女は見るも無残に制服が破られ触手に身を拘束されていた。
「……なに?」
大急ぎでララの転送装置の到着座標に干渉し、ある部屋に送るようにする。そして着替えを始める。
「うわぁぁああぁあ!……ん?何だここ?」
「ようこそ。空間湾曲によって作られた銀河警察特別指導室。通称『拷問部屋』に」
「え、えっ?」
冷静に。されど怒りを込める。
「貴様は私の生徒に手を出した。……そのままの姿で帰れると思うなよ?」
私の生徒に手を出すのは、絶対に許さない。
「ぎゃああああああ!!」
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今日も今日とてエロの道。
私はエロを求め続ける。
続くかも