ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダードライブサーガ 仮面ライダーソニック   作:Master Tree

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どうも皆さん!
今回でついに第9話‼︎未熟DREAMER回です!

隼斗が出会う謎の青年、果たしてその正体は⁉︎

それでは本編、Start your engine‼︎



第14話 未熟な夢見る者達はどこへ向かうのか?

 

これまでの!サンシャインサーガ‼︎

ナレーション 桜内梨子

 

東京のイベントでの結果が入賞できず更に得票数0に終わり千歌ちゃんも、みんなもかなり悔しがっていた。

 

しかも隼斗君もあの時の戦闘で苦戦した事に後から悔いを感じ、強くなると決意。一体どうなるのかしら……?

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「うおおおおっ‼︎‼︎」

 

「「ああああっ‼︎」」

 

放課後のグラウンド。

隼斗は突如浦の星を襲撃した021と022の二体の死神ロイミュードと戦闘を繰り広げていた。

 

ちなみに変身は無論隠れてしたので問題は無い。

 

「俺が!お前ら全員!ぶっ潰す‼︎‼︎」

 

《Signal Bike!Signal koukan! Cho kakusaan‼︎》

 

 

カクサーンⅡでシグナルコウカン。

 

「頑張れー!隼斗君‼︎」

「だから大きな声で名前言わないの!」

 

「オルァァァ‼︎」

 

《シューター!タクサン!超・カクサーン‼︎》

 

多量の拡散弾で攻撃を繰り出すソニック。

 

「ぐおおおっ!」

 

021と022は持っている鎌でガード。

だがその隙に隼斗は二体に近づき……

 

《ヒッサツ!フルスロットル!ゼンリン‼︎》

 

「アアアアッ‼︎」

 

ゼンリンシューターBSにシグナルカクサーンⅡを装填。

ゼンリン部分を回し、その力で連続打撃を繰り出す。

 

「ぐおおおっ⁉︎」

「まずい!」

 

「消えろ………消えろっ‼︎」

 

《Signal Bike!Signal koukan!Rider!Sonic‼︎》

 

シグナルカクサーンⅡをシグナルソニックと入れ替える。

そして、パネルを上げてイグナイターを押し、また下ろす。

 

《ヒッサツ!フルスロットル!ソニック‼︎》

 

「………はああっ‼︎」

 

姿勢を低くしたあと、地面を踏み込んで敵に向かって突っ込んでいき、そのまま連続で体当たり攻撃を繰り出す。

 

「だあっ!せあっ!オルァァァ‼︎」

 

「オラアアアア‼︎‼︎」

 

そして、飛び上がってライダーキックを放つ!

 

『ッ!!』

 

だが、その瞬間に死神二体はかろうじて避け、校舎を登って逃げていった。

 

「待て‼︎逃げるな‼︎」

「待って隼斗!そっちは校舎だよ!」

 

ゼンリンシューターBSを撃って撃ち落そうとするが、

曜にしがみつかれて止められる。

 

「うるせぇ!このままあいつら生かしておけるかよ‼︎おい待て‼︎」

 

「隼斗君落ち着いて‼︎」

「隼斗さんやめるずら!」

 

全員揃って止めてくるので、隼斗はとうとう諦めて変身を解いた。

 

《オツカーレ!》

 

「チッ!余計な事を……!」

「どうしたの隼斗君、らしくないよ!」

「いつものあの音速でクールな戦い方はどうしたのよ?」

 

「もう………そんな戦い方はしないって決めたんだ。今度見つけたら倒すだけだ……‼︎おい、練習始めるぞ‼︎」

 

そう言って隼斗は校舎に戻っていく。

 

「ちょっと隼斗!」

「隼斗さん‼︎」

 

「あれから……だよね?隼斗君の戦い方が変わったのは」

「そうみたいだけど……」

 

 

 

その様子を近くで隠れて見ていたのは、1人の青年だった。

 

「あいつ……コイツはなかなか…面白いものを見ちまったな」

 

 

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「夏祭り⁉︎」

「ふゃはいもへるふらー。(屋台も出るずら〜。)」

「食うか喋るかどっちかにしろよ……」

「これは、痕跡……!僅かに残る気配……!」

 

 

あれからしばらくが経ち、Aqoursはいつもの日々に戻っていた。で、ここは千歌の家の旅館。その一角のスペースにて。

 

「どーしよ。東京に行ってからすっかり元に戻っちゃって」

「ほっとくずら」

「それより、しいたけちゃん本当に散歩でいないわよね?」

「千歌ちゃんは夏祭り、どうするの?」

 

曜が受付カウンターにいる千歌に言う。

 

「そうだね〜決めないとね〜」

「お前はそこ立ってるならもっとシャキっとしろよ…」

 

「沼津の花火大会っていったら、ここらじゃ1番のイベントだよ。そこからオファーが来てるんでしょう?」

 

そう、俺たちAqoursの今度の出演予定イベントが先ほども言った夏祭り。

 

「でも、今からじゃあんまり練習時間取れないですよね……」

「あんまり時間ねぇしなぁ……。」

「私は、今は練習を優先した方がいいと思うけど」

「千歌ちゃんは?」

 

だが、カウンターから姿が消えていた。

と思いきや近くの柱の近くに。

 

「私は、出たいかな!」

「うお、いつの間に……」

 

「そっか……」

「千歌ちゃん!」

「言うと思ったぜ……」

 

「今の私達の全力を見てもらう。それでダメだったらまた頑張る。それを繰り返すしかないんじゃないかな」

 

「ヨーソロー!賛成であります!」

「まぁ、リーダーがそう言うのなら」

 

「変わったね、千歌ちゃん。」

「前に比べりゃな……」

 

 

 

そして、千歌は以前果南と話したことを思い出していた。

ちなみにその時隼斗も一緒である。

 

「練習、頑張ってね。」

 

「待ってくれよ姉ちゃん!聞きてえことがあるんだ‼︎……あの、やってたんだよな、スクールアイドル」

 

とある神社にて。走って果南が行こうとするが、隼斗がそれを止める。

 

「……聞いちゃったか…」

「悪かったと、思ってる。でも、気になるんだ!どうして辞めちまったのか……」

「ちょっとだけね。話すほどでもないよ」

 

そう言うと果南は去って行ってしまった。

 

 

そして、現在。

 

「どうしたの?」

「果南ちゃん、どうしてスクールアイドル辞めちゃったんだろうって」

「生徒会長が言ってたでしょ?東京のイベントで歌えなかったからだって。」

 

「でも、姉ちゃんそれだけで辞めるような性格じゃない。昔からよく知ってる。だろ、千歌。」

「うん。小さい頃もよく一緒に遊んでて……」

 

まだ隼斗も千歌も小さい頃。海で遊んでる時……。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「てぇぇいっ!」

 

隼斗が少し高い所から飛び込む。

 

「ほら、ちかもはやくこいよ〜!」

「怖くないからおいで、ちか!ここでやめたら後悔するよ!」

「ううう……」

「絶対できるから!」

 

「ちか、頑張れよ!」

「ううう……てぃっ!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「そうだったんだ……。」

「そんな事もあったな〜。あの頃の千歌はすっごいビビリで……。」

「隼斗君だって昔は弱虫だったじゃん!度々果南ちゃんに助けられて……」

「その話は今関係ないだろ⁉︎」

 

「とてもそんな風には見えませんけど……はっ、すいません……」

 

「気にすんなルビィちゃん。実際そうなんだからさ……。今の姉ちゃんは俺の知ってる姉ちゃんじゃない。それに、姉ちゃんの笑顔もなんか昔とは違うんだよな……」

 

「隼斗君は果南ちゃんが大好きだもんね〜。」

「えっ⁉︎それって異性として⁉︎」

「ばっ……それは……!その……考えたことねぇし…///」

 

千歌が言ったことに対して梨子が反応するが、隼斗は否定した。しかしその頬は少し赤くなっていた。

 

「そ、それよりも!もう少しスクールアイドルやってた頃のことが分かればいいんだけど……!」

「聞くまで全然知らなかったもんね〜」

「かと言っても姉ちゃんは話してくれなそうだし…………ん?」

 

そう言った途端、全員がルビィの方を見た。

 

「ピギッ!」

 

「ルビィちゃん、ダイヤさんから何か聞いてない?」

「小耳に挟んだとか…」

「ずっと一緒の家にいるのよね?何かあるはずよ」

「お、確かに……」

 

「ふぇ……あ………ルビィィィィィ‼︎」

「新しい絶叫……。ってそうじゃない!善子!」

「逃がさないわよ!」

 

そして、善子が追いかけて捕まえて関節技っぽいので捉える。

 

そして、部室にて事情聴取?

 

「え?本当に?」

「はい、ルビィが聞いたのは、東京でのライブが上手くいかなかったって話だけです。それからはスクールアイドルの話はほとんどしなくなっちゃったので……。」

「うーん……有力情報無しか……」

「ただ……」

 

「「「「「「ただ?」」」」」」

 

黒澤家にて………

 

「逃げてるわけじゃありませんわ。だから、果南さんの事を、逃げたなんて言わないで」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「って……」

 

「逃げたわけじゃない……?なんか気になるな……」

「逃げたわけじゃない、か………」

 

「あ、そうだ‼︎俺にgood ideaがある!」

 

 

そのいい考えとは……………

 

「ふぁぁ……。まだ眠いずら……」

「なんとか目を覚ましてくれ。これも情報収集の為だ」

 

早朝から果南を尾行する事にした。隼斗が博士から送られた改善プログラムで偵察にも向くように改造したシグナルバイク達で探った所、毎朝早朝からランニングをしているようなのだ。

 

「毎朝こんな早くからランニングしてるんですね」

「それより、こんな大人数で尾行したらバレるでしょ⁉︎」

「でも、みんな来たいって言ってたし……」

「というか、隼斗君のシグナルバイク達に任せたらよかったんじゃ……」

 

と、梨子が言うとみんながハッとなった。

いやもっと早く気付けよ……。もう遅いけどさ。

 

「しっかし速いね〜!」

「頑張って付いてくぞ〜」

 

「もう、かなり走ってるわよね〜?」

「まる、もうだめずら……」

「花丸ちゃん?」

 

「でも、なんか気持ちよさそうだね。」

「あの笑顔……あれが見たかった!」

 

そう言ってフードからカメラを取り出して向ける隼斗。

 

「シャッター音で気づかれるよ!あとフラッシュはもっとだめだって!しかも盗撮じゃん‼︎没収!」

「俺のカメラ〜!」

 

 

そして、そのまま走り続け…………。

 

「はぁ……。はぁ……。はぁ……」

「つ、疲れたぜ……。ん?」

 

ようやく追いついた。そしてそこで見たのは、踊っている果南だった。

隼斗も隙を見て曜から没収されてたカメラを取り返して、隠れて構える。

 

「あ、隼斗!(小声」

「うるせぇ黙れ!あぁ……やっぱ姉ちゃんはこうでなくっちゃ……!(小声」

 

隠れながらカメラのシャッターを切る隼斗。

そして、踊り終えると、その後ろには拍手をしている鞠莉がいた。

 

「復学届、提出したのね」

 

「そうなのか?だとしたらこれからは姉ちゃんと………!小声」

「隼斗静かに!(小声」

 

「まぁね。」

「やっと逃げるのを諦めた?」

「勘違いしないで。休学してたのは父さんの怪我が原因だし、それに復学してもスクールアイドルはやらない」

 

 

隼斗達サイド。

 

「(またそのことが……なんなんだよ一体?)」

 

 

果南達サイド。

 

「私の知ってる果南は、どんな失敗をしても、また笑顔で走り出していた。成功するまで諦めなかった」

 

そう言うと、歩き出していた果南は足を止める。

 

「卒業まで、あと1年も無いんだよ?」

「それだけあれば充分よ。それに、今は後輩もいる」

 

「「「「「「「えっ」」」」」」」

 

 

 

「だったら、千歌達に任せればいい」

「果南……」

「どうして戻ってきたの?私は……戻ってきてほしくなかった」

 

隼斗達サイド。

 

「姉ちゃん今のは酷すぎ……」

「待って隼斗さん落ち着いて……!(小声」

 

 

果南達サイド

 

「果南……!フッ、相変わらず頑固なんだか……」

「もう止めて。もう……あなたの顔、見たく無い」

 

そう言って果南は去って行った。

 

そして、隼斗達もその場からそそくさと逃げた。

 

「あんなの酷すぎるよ……!」

「可哀想ずら……!」

「隼斗君、大丈夫?」

 

隼斗も辛そうな表情をしていた。

寄りかかっていた塀を握りしめた右手で叩く。

 

「あんなの……あんなの本当の姉ちゃんじゃねぇ‼︎俺が…俺が知ってる姉ちゃんはあんなに酷い事を言うはずが無い‼︎絶対……絶対に……‼︎」

 

「やっぱり、何かありそうだね。」

「その何かっての……ぜってえ俺が突き止める!」

「俺が、じゃなくて「俺たちが」でしょ?」

「千歌……。まぁ、そうだな。今日はしばらくシグナルバイク達を付かせて見る。何か分かるかも。お前ら!」

 

そう言うと、シグナルバイク達(手持ちのソニック除く)が

全員集合。

 

「トマーレⅡはマリー、カクサーンⅡは姉ちゃん、マガールⅡはダイヤさんを見つけて、尾行頼む!キケーンⅡは、俺達と行動だ。お昼になったら1度全員俺の元に集合して、ゲットした情報を報告。以上!散れ!」

 

そう言うと指名3台はそれぞれの目標を探しに飛んで行った。キケーンⅡは自分だけ隼斗達と行動なのが不満のようで隼斗の周りをギリギリの近さの場所で回る。

 

「わわ、悪かったって!人数余っちまって……。とにかく俺たちも明日から学校で少し情報収集をしよう」

 

で、その後隼斗は1人歩きながら考えていた。

 

「はぁ……。それにしてもなんで……。ここんところ負けるわこうなるわ……。俺の所為、なのか……?」

 

「いいや、そんなこと無いと思うがな…」

 

そこに現れたのは、少し隼斗より背の高く、何処か大人びた雰囲気を漂わせる青年だった。

黒い上下に赤いシャツを中に着ていた。

首からはピンクと黒の変わった2眼カメラをぶら下げている。

 

「あんたは?」

 

「通りすがりの……旅人だ」

 

そういうと彼は隼斗に向けてシャッターを切った。

 

「旅人…?」

 

「そうは見えない、って顔だな。だが事実だ、証明できるものは生憎持ち合わせていないがな」

 

「何の用だよ…」

 

「何、たまたまこの世界に立ち寄ったら面白い男がいたもんでな。

だが見ちゃいられない程哀れだったんで、一つアドバイスをくれてやろうと思ってな」

 

「アドバイス?」

 

「人は誰でも、負けたり打ちのめされたりする。残酷なまでの理不尽なんてこの世にごまんと存在する。当たり前なんだよ、そうなるのは。

俺達は皆人間だ。とてつもなく弱い生き物だ」

 

「当たり前……」

 

「だがな。本当に弱いのは、そこで立ち止まる人間だ。立ち止まったり、戻ったりしなければそれは弱さじゃない。強さだ」

 

「強さ……」

 

「強くなるのに焦る必要性はない、ってことだ。

まぁ俺からのアドバイスはこんなところだ。今後どうするかは…お前次第だ」

 

すると青年が手を振り上げ、灰色のオーロラのようなものが背後に現れた。

 

「なっ…!?」

 

「もう2度と会うことはないだろうが…運命の女神様ってやつが悪戯好きならまた会えるかもな」

 

そのオーロラが青年を通り抜けると、もうそこに彼の姿は無かった。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

そして、翌日の学校にて。

 

 

「え?果南ちゃんが⁉︎」

「シグナルバイク達から得た録画データから得た情報だ。今日から復学だとさ。」

「鞠莉さん、どうだろう?」

「さぁ………?」

「今朝理事長室にお邪魔したけど、ちょっと落ち込み気味だったなぁ……」

 

 

今朝の理事長室にて。

 

 

(ドアノック音)

 

「どうぞ」

 

ドアを開けて中に入る隼斗。

 

「Falconじゃない。どうかしたの?こんな小さなお仲間さんまで付けて……maryのストーカー?」

 

鞠莉の手にはトマーレⅡが止まっていた。

 

「馬鹿言うんじゃねぇよ……。てかバレバレかよ…」

 

そこに、マガールⅡ、カクサーンⅡも戻ってきた。

そして、いつの間にか鞠莉は2人分の紅茶を出していた。

 

「お、ありがてぇ」

「そんなに気になるの?私達の事……」

「それも気になるけど、俺、あんな顔した姉ちゃんは見てたくねぇんだ……」

「ネェ……チャン?」

 

「あぁ、果南姉ちゃんとは昔からの仲でな。結構世話になったもんさ……。」

「そう……。昔、果南が話してた。可愛い弟みたいな幼馴染がいるって」

「姉ちゃんが……」

「私は諦めない。だから、Falconも……」

 

「分かってる。あと、そろそろFalconじゃなくて隼斗って呼んでくれないか?」

「う〜ん……。考えておくわ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「って話してたな……」

「後半関係なく無い?ってあれは……」

 

4人が話していると、上から何かが降ってきた。

と、その時いきなり曜がそれをキャッチしようと身を乗り出した。

 

「制服!」

「おい待て‼︎」

 

が、落ちそうになって3人で捕まえる。

曜も見事それをキャッチした。

 

「これって……スクールアイドルの⁉︎」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

上から降ってきた。すなわち3年生の教室から落ちてきたと考えた俺たちは、そこへ向かった。

そこにはルビィちゃんと花丸ちゃんもいて………

 

「離して!離せって言ってるの!」

「離さない!たった一度失敗したくらいでいつまでもnegativeに……!」

「もう2年前の話でしょ⁉︎いつまでもはどっちよ⁉︎」

 

何やらあの2人が揉めてる様子。まぁつくづく思ってた。

 

「どうしてこうなってるんだ……。」

 

「ダイヤもなんか言ってやってよ!」

「2人共やめなさい!みんな見てますわよ‼︎いくら粘っても果南さんが再びスクールアイドルを始める事はありませんわ!」

「どうして!あの時の失敗はそんなに引きずる物⁉︎ちかっち達だって再スタートを切ろうとしてるのに!」

「千歌とは違うの‼︎」

 

「だ〜もう埒あかねえ‼︎」

 

頭を掻くと隼斗と千歌は中に入り………

 

「はい、ちょっと失礼、レディ?」

 

隼斗もgentleman精神で人ごみを突破。

そして、2人同時に…………

 

「「いい加減に………しろーーーーーー‼︎‼︎」」

 

突然の出来事に3年生3人や他の生徒までも唖然となる。

窓も揺れてたような音がした。

 

「もう!さっきからわけわからない話ばっかりずーっとずーっとずーっとして‼︎ちゃんと話しなさい‼︎」

「千歌には関係……」

「あるさ!無論俺たちにもな‼︎」

「鞠莉さん、ダイヤさん、果南ちゃん、3人共放課後、部室に来てください!」

「え?でも……」

 

とその時、隼斗がガン‼︎と教卓を右手で叩く。

大きな音がして、表面にヒビが入った。

 

「い・い・で・す・ねぇ? (ニッコリ)」

 

「「「は、はい………」」」

 

「千歌ちゃんすごい………」

「バンって一発でお姉ちゃん達を黙らせる隼斗さんもすごいです……。あとオーラが………」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「だーかーら!東京のイベントで歌えなくて……」

「その話はダイヤさんやマリーから飽きるほど聞いたよ!それ以外の事を聞きたいんだよ姉ちゃん‼︎」

 

放課後、脅h約束通り事情聴取中。

 

「そうそう!ハヤトの言う通りよ!」

 

「何か、事情があるんだよね?」

「無い。さっきも言った通り、私が歌えなかっただけ」

 

あくまでその答えだけを言う果南にイライラする千歌。

 

「その気持ちよーく分かるよ!本っ当腹たつよねこいつ!」

 

鞠莉が果南を指差して言った。

 

「こらこらマリー。女の子がこいつとか言うんじゃありません。いつもの口調どうした」

 

「でも、この前弁天島で踊ってたような………」

 

ルビィがそう言うと、果南が顔を赤くしてルビィの方を見て睨む。

 

「ピギッ⁉︎」

「ずらっ!」

 

花丸ちゃんも一緒になってビビる。

 

「お〜!赤くなってる〜」

「うるさい!」

 

「赤くなってる姉ちゃんも可愛い……(ボソッ」

「隼斗何か言った?」

「ナンデモナイデス」

 

「やっぱり未練あるんでしょ〜?」

「うるさい!未練なんてない!とにかく、もう嫌になったの!スクールアイドルは………」

 

 

そう言って果南は部室を出て行ってしまった。

そして、梨子がダイヤに尋ねた。

 

「ダイヤさん、何か知ってますよね?」

「い、いえわたくしは何も……」

「じゃあなんでさっき、果南さんの肩を持ったんですか?」

「さっさと吐いて、楽になっちまえよダイヤさん?」

 

昔の刑事ドラマの取調室みたいな雰囲気で机に手を付いた隼斗が言う。

 

「それは……………っ‼︎」

 

「黒澤ダイヤ容疑者脱走を図る〜(棒)」

「善子ちゃん!」

 

千歌がそう言うと、善子が以前ルビィにやった技をかけた。反応が全く同じなんですけど………。

 

 

 

で、場所を変えて俺たちは黒澤家で話を聞いた。

 

「「「「「「「わざと⁉︎」」」」」」」

 

「そう、東京のイベントで、果南さんは歌えなかったんじゃなく、わざと歌わなかったんですの」

「そんな!姉ちゃんがわざとなんてどうして……!」

「まさか、闇のムグッ⁉︎」

 

花丸ちゃんナイス。

 

「どうして……⁉︎」

「覚えていませんの?あの時、鞠莉さんは怪我をしていた」

 

2年前……途中で右足を負傷していた鞠莉は、無理をしてまでもやろうとしていた。だが、果南はそれをさせないためにわざと歌わなかった……というのが簡単なまとめである。

 

「どうして……!私はそんなことしてほしいなんて一度も……!」

「分かりませんの?あのまま続けていたら、怪我どころか事故になっていたかもしれませんのよ?」

「でも………!」

「だから、逃げたわけじゃないって………」

 

「なるほど……繋がった。つまり、果南姉ちゃんは………マリーの事を思って………!」

 

「でも、怪我が治ったら続けてもよかったんじゃ………!」

「確かに、今までの話で謎は解けたけど、理由までがはっきりとは……?」

「そうよ……。花火大会に向けて新しい曲作って、ダンスも歌も完璧にして……。

 

「心配していたのですわ。あなた、留学や転校の話がある度に全部断っていたから……」

「そんなの当たり前でしょ⁉︎」

 

突然鞠莉が出した大きな声に驚く隼斗達。

外はいつの間にか雨が降っていた。

 

「果南さんは思ってたのですわ。このままでは自分達のせいで、鞠莉さんから未来のいろんな可能性を奪ってしまうのではないかと。そんな時……」

 

2年前、ある日の職員室にて……

 

「本当に断るの?先方からも是非って言われてるのに……向こうで卒業すれば、大学の推薦だって……」

「いいんです。私、School Idle始めたんです。学校を救う為に……!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「それなら辻褄が合う。理由がようやく分かったぜ…」

 

そう隼斗が言うと、窓の外を見てた鞠莉が突然動き出した。

 

「どこへ行くんですの⁉︎」

「ぶん殴る!私はそんなこと一言も相談せずに!」

 

「マリー落ち着けって!いつものお前らしくねえぞ!言動も物騒だし……」

「ハヤトは黙ってて‼︎」

「っ⁉︎」

 

隼斗も鞠莉に一瞬気圧された。

 

「おやめなさい。隼斗さんの言う通りですわ。果南さんはあなたのことを、ずっと見てきたのですよ。あなたの立場も………あなたの気持ちも……。あなたの将来も………。誰よりも考えている」

 

そう伝えると、鞠莉は家を飛び出した。

 

「マリ……」

「追わなくて結構ですわ!」

「でもこの雨の中は……!」

「隼斗君、大丈夫。きっと……。」

 

「っ……そうだな。これは2人の、いや、3人の問題なんだしな……。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「(そんなの分からないよ……!どうして言ってくれなかったの?)」

「ちゃんと伝えてましたわよ?あなたが気づかなかっただけ。」

 

 

 

そして、その後鞠莉は、部室に果南を呼び出した。

 

「なに?」

「いい加減話をつけようと思って。……どうして言ってくれなかったの……?ちゃんと話して。果南が私の事を思ってたように、私も果南の事を思ってるんだから!」

 

「将来なんて今はどうでもよかった。留学?全く興味なかった!だって果南が歌えなかったんだよ?放っておけるはずない!」

 

そう言うと、鞠莉は果南の頬を思い切り引っ叩いた。

 

「私が果南を思う気持ちを……甘く見ないで‼︎」

 

「だったら……だったらちゃんと言ってよ!リベンジだとか、負けられないとかじゃなく、ちゃんと言ってよ‼︎」

「…だよね。だから………」

 

鞠莉は自分の頬を指差す。やり返してくれと言ってるのだ。

 

だが、果南はやり返さなかった。代わりに、ハグをしようと言った。それは、鞠莉と果南、ダイヤが初めてで会った頃と、同じように………。

 

お互いに涙を流し、鞠莉に関しては声をあげて泣いていた。お互いに本当の気持ちをぶつけ合ったことで、ようやく仲直りが出来たのだ。2年という長い年月深まっていた溝が、ようやく浅く…いや、完全に埋まったのだ。

 

見えないところから、ダイヤもそれを見守っていた。

そして、帰り際に千歌から言われた。

 

「ダイヤさんって、本当に2人が好きなんですね。」

「それより、これからあの2人を頼みましたよ?ああ見えて2人共繊細ですから」

「じゃあダイヤさんもいてくれないと!」

「ええっ⁉︎わたくしは生徒会長ですわよ?とてもそんな時間は……」

 

「大丈夫です!果南ちゃんと鞠莉さんと、あと……7人もいるので‼︎」

 

「ダイヤさん、もう一度、俺たちと始めませんか?一度は諦めたあの夢を、もう一度目指す気はありますか?その気があるのなら……その夢、俺が守ります‼︎この命にかけて‼︎」

 

隼斗がそう言うと、ルビィが衣装らしきものを持ってダイヤに言う。

 

「親愛なるお姉ちゃん、ようこそ、Aqoursへ‼︎」

 

 

そして、ついにやってきた花火大会。新たに3人を加えて、9人で歌う新曲「未熟DREAMER」

 

夜空に咲く大輪の花と、その下で歌う9人。

その光景が、とても美しく、楽しそうに見えた。

 

しかもその歌詞は、なんと俺たちが最初に部室で見つけたあの消えかかっていた文字。それが元だったらしい。

完成途中で事件が起き、そのまま未完成で封印されてたそうだ。

 

「どんな未来かは分からない。けれど楽しいはず」

 

その言葉が俺の中では印象的だ。

 

 

しかも、なんと俺たちのグループ名、Aqoursの名前。

海岸に書いたのはなんとダイヤさんだったのだ‼︎

かつて3人が結成していた時のグループ名と同じらしい。

やはりこの名前、運命的だったのだ。

 

 

 

次回に続く‼︎

 

 




第9話のストーリー終了です!
次回はもう少し戦闘描写入れてこうかと‼︎

それでは次回もお楽しみに!感想や評価等お待ちしてます‼︎
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