ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダードライブサーガ 仮面ライダーソニック   作:Master Tree

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とうとう高校三年生になりました、Master Treeです。進路関係が忙しくまともに編集の時間が取れません。ダレカタスケテ。

まあその話は置いといて……
ソニック最終フォーム、遂に登場!
勇猛なるその強さをしかと見よ!


第2期3話 覚悟がもたらす進化とは何か

前回のサンシャインサーガ!

 

学校を廃校から救う為、入学希望者を100人集めるべくAqours一行はそれに向けて行動を開始する。

 

一方隼斗は博士にソニックの謎の現象を話すが、博士も知らないという。RF-01にそんな機能は搭載されてないらしいが……?

そして隼斗は新たな武器、煌風を入手した。

シューターとは違い近接特化な武装だ。

 

Aqoursの面々も、2班に分かれてそれぞれ曲作りを開始する。

特に1、3年組は性格の違いから衝突するも、なんとか和解し曲を完成させた。

 

さて、今回のお話は……………?

 

 

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夜、淡島神社にて。

 

「よーし……来い、鳥!」

 

『ー!』

 

 

ソニックに変身済みの隼斗。

そしてその頭上を旋回しながら飛ぶRF-01。

通称 鳥。名前はまだ無い。

 

その01がソニックの右肩にとまると、首の下あたりが開き、シグナルバイクが出てくる。博士の言っていた、戦闘記録保存用のメモリーバイクだ。

 

飛び出してきたそれをソニックは左手で掴むと、ドライバーを展開しシグナルソニックを抜く。

そしてそのシグナルバイクを差し込む。

 

《Signal Bike!》

 

「…………変身!」

 

01が右肩から飛び立ち、その後ソニックがそう言って勢いよく右手を振り下ろしスロットを下ろそうとするが、何か硬くロックされたかのように下ろせない。

 

「あ?あれ?……おかしいな………?んじゃ、もっかい!」

 

シグナルバイクを一度抜き、再び差し込む。

 

《Signal Bike!》

 

 

「スゥ…………フゥ……………変身ッ‼︎」

 

深呼吸をしもう一度やるも、やはり下ろせない。硬くロックされ変身すらできない。

 

 

「アレェ………⁉︎ん〜………なんでだ……?」

 

『ー?』

 

01も不思議そうに見ている。

そうしているうちにソニックの変身が解除された。

 

 

「んー……やり方としては間違ってないはずなんだけどな………戦闘データが足りないのか……?

それとも何か別の理由が………?」

 

『ー。』

 

ドライバーを外し、そのシグナルバイクと一緒に見る隼斗。

 

見た感じ両方共壊れてはいない。ドライバーは戦いの中で付いた傷が少しあるが、これもあまりぱっと見目立たない。

シグナルバイクも同様だ。

 

「このままデッドヒートに頼りきりってのもすぐに限界が来る。できるんならモノにしないと………その凄い奴。ビューでバーンは意味わからんけど…………帰るか………」

 

 

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翌日。

 

 

「で?戻ってきてからも特訓してたら寝不足だと?」

 

「そういうことです………」

 

 

次の日の放課後練習。屋上にて他のメンバーがストレッチをしてる中隼斗は座り込んで1人ぐでーっとなっていた。

 

その横には鳥が。

 

「隼斗、今日は帰って寝たら?」

「姉ちゃんがそういうのなら……」

 

「素直ね隼斗くん………」

「隼斗、果南ちゃんには逆らえないから。というかこう言われると速攻で従っちゃうから」

 

「余程カナンの事が好きなのねー」

「まぁ……姉ちゃんがいたから今の俺があるわけで……………あーいや、その……と、とにかく今日は俺帰る!これ以上話してると余計に………!」

 

「あ、ちょっと隼斗く……行っちゃった……」

「隼斗、果南ちゃんの事となるとねー」

 

「ハヤトったら照れ屋さんねー」

 

 

 

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「そうかぁ……そっちも考えなきゃ……」

 

 

頭を抱えて考える。

夏のあの日、果南姉ちゃんに言いかけたあの言葉を。

 

たしかに、俺は姉ちゃんの事が好きなのかもしれない。けど、その答えがハッキリしないばかりかその資格すらあるかもあるか分からないのに………

 

 

「はぁ〜…………」

 

 

「どうしたんだい少年よ?そんなため息なんか吐いて。」

 

「博士…………」

 

 

そこに現れたのは、霧香博士……もとい先生だった。いつも通りの白衣姿。

 

 

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使われていない空き教室にて。

浦の星は元々全生徒合わせても100人いるかいないかって程に少ないのもあってか、こうした教室はいくつかあった。

 

 

「やはり実験は失敗か。きっと、何かの見間違いだったんだろう」

 

「そう……かなぁ……?でもやっぱり諦めきれなくって……」

 

「みんなの証言によると、青くて翼の生えた……鳥人間のような感じだったらしいな?なら、それっぽいのを一応作ってみる」

 

「本当か⁉︎」

「使えるかはわからないぞ?何せデータが無さすぎる。見た目の再現は可能だが、性能までは流石に………」

 

「なんかすごい速かったっつってたけどそれすら?」

 

「速さだけなら……でもそれを制御できるかが問題になる。通常のソニックだってそうだ。確かに速いが、それをコントロールするシステムが必要になる………」

 

「システム………ねぇ……」

 

「あーそれはそうと隼斗、君達に調査してもらいたい場所があるんだが………」

 

「場所?調査?」

 

「ああ。以前01がいくつか撮ってきた写真のうちの1枚。これだ。」

 

博士が取り出したのは、ホラーゲームとかで出てきそうな怪しい雰囲気の洋館の写真。

以前練習場所を探していた時に01が撮ってきたいくつかの写真のうちの1枚だ。

 

「あ、これか………」

 

「私はこれを敵の本拠地と考えている。まああくまで推測だがね。怪物の目撃情報とやらも数件ある」

 

「信憑性はありそうだな………分かった。明日明後日にでも調べに行ってみる」

 

「くれぐれも気をつけてくれ。今の君なら負けはしないだろうが……それでもだ」

 

「了解了解」

 

 

 

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次の日。朝の教室にて。

 

 

「今日も朝練疲れたよー」

「ラブライブまでもうすこしだから、頑張らないと。」

 

「それはそうと2人とも、隼斗くんは?今日は朝練にもいなかったし………」

 

「隼斗君なら今日は学校休むって」

 

「休む?今のこの時期に?」

 

「うん。昨日の夜、『すこしやる事ができちまった』とか言ってた」

 

「やる事………」

「学校休んでまでする事なのかなぁ……?」

 

 

朝練後教室に向かったのは、千歌、梨子、曜の3人。

で、その隼斗はというと………?

 

 

 

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「ここか………」

 

 

隼斗がやってきたのは町外れの古い洋館。

ホラースポットとして数年前までは知られていたが、ここ最近は近づく人が全くと言っていいほどいなくなった。

 

「いかにも、って感じだな……。さて、んじゃ突撃お隣ホラースポットってね……」

 

 

 

「何処へ行く〜?」

 

 

その時聞こえた機械的なくぐもった声。だが、周りを見渡しても草木ばかりで人影など何も見えない。

 

「誰だ!ってか出てこねえなら撃つ。」

 

そう言ってその方向にシューターを構える隼斗。だがそこから人が出てくる。

 

「ストップストップ!ハーさん俺っちだって!」

 

 

近くの木の陰から出てきたのはまさかの憐だった。

何かインカムのようなものを着けている。

 

 

「憐⁉︎おまえ、学校どうした!そもそもおまえには伝えてなかったはず………ってか何それ」

 

「これ?博士が趣味で作ったらしい発明品。変声機。本当は蝶ネクタイ型にしようと…」

 

「それ別の方向から怒られそうだからやめろマジで」

 

「この件の事は博士から聞いたんだけどナ。サポートよろしくって」

 

「あーそう。んじゃ……行くか。離れんなよ?」

 

「わーってらー」

 

 

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赤い絨毯の敷かれた廊下を歩く。

いつでも変身可能なように、一応ドライバーは装着してある。

それにしても………

 

 

「静かすぎる………ダロ?」

 

「ああ。それに、ここに来るまであちこちキョロキョロしてたが、監視カメラの1つも設置されてなかった。セキュリティがガバすぎる…」

 

「敵の本拠地……なんだよな?」

 

「そのはずだが………」

 

「っ……待て。」

 

歩き続けていたが、前を歩く隼斗が突然手で憐を制止する。

 

「んだよ……」

「静かに。この部屋……なんかある」

「なんかって………」

 

2人がその部屋を除くと、中にはいくつもの精密機器。コンピューターなどが置かれていた。複雑な数式が表示されている。

その中には下級ロイミュードや進化態を持つロイミュードのデータもあった。

 

「これって………」

 

「研究室、だな。憐、探るぞ」

 

「オッケ」

 

 

そのまま奥へ進む俺たち。けどこの時は気づいてなかった。

 

この部屋にのみ、いくつか監視カメラがあった事を…………

 

 

 

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「見た感じ大したデータじゃ無かったな……」

「俺たちの持ってるロイミュードのデータばっかりだったし………ここはハズレか……」

 

 

「おい!ハーさんハーさん!」

 

 

憐が呼ぶ声がする。何かを見つけたらしい。

その方へ走っていくと、そこには更に重要なものを保管してそうな部屋の扉が。だが……

 

「パスワードが必要みたいだな……つっても俺たちそんなパスワード解析の技術なんてないのによー………」

 

「あ?何言ってんだハーさん」

 

「なんだよ、まるでいい案があるみたいな………別の道を探した方が………」

 

《SignalBike!Rider!Slayer‼︎》

 

「変身」

 

 

すると、憐が突然スレイヤーへ変身し両手のクローを構える。

 

「おい、まさかとは思うが………」

 

「俺たちにはどんなパスワードも破れる最強のマスターキーがある。それは…………………

 

 

 

力でぶっ壊す‼︎」

 

 

スレイヤーはそのクローで頑丈そうな扉を切りつける。するとXを描くように切られた扉が崩れて壊れた。

 

「ナ?」

 

「な?じゃねえだろ!少しは頭使えや!」

 

「でもグダグダ考えてるよりはいいダロ?」

 

「そうは言ってもな………あ……?」

 

「どったのハーさん……何あれ………」

 

憐は変身を解除。

隼斗が少し残った扉の残骸を蹴り飛ばし内部に入るとその中には一体の下級ロイミュードが。

だが、その姿は通常とは違い、バット型、コブラ型、そしてスパイダー型の3種類、全てが混ざったような見た目をしていた。

 

「ロイミュードの……合成体……?」

「なんだ……あれは………?」

 

 

 

「そいつは……研究品だ。いずれ究極のロイミュードのベースとなる……な」

 

 

 

突然背後から声がして振り返る。

そこには一体の下級ロイミュード。そしてその身体に装着されていたのは、黒いドライブドライバーだった。

 

「究極のロイミュードだト………?」

「ってそのドライバー………まさか‼︎」

 

 

「よく来たな………新しい仮面ライダーども…知っているとは思うが自己紹介をしておこうか。変………身」

 

ドライバーのキーを捻る。

ロイミュードの変化のような形でそれは金色のドライブへと姿を変えた。

 

「ゴルドドライブ、蛮野天十郎。ロイミュードの生みの親、一度はドライブ達に倒されしものだ」

 

 

「マジかヨ………」

「なんでマッハ先輩に倒されたお前が生きてんだ!しかもロイミュード達まで引き連れて………」

 

「確かに。私は、一度剛によって倒された。だが………私があの程度で死ぬはずがないだろう?こんな事もあろうかと、バックアップを残しておいたのだよ」

 

「バックアップ………」

「ったく性懲りも無く地獄から戻ってきやがって……」

 

「今はクリムもドライブもいない、計画は順調に進むはずだったが………まさか予想外が起こるとはな。2人も仮面ライダーが増えていたなど………」

 

「そっちからわざわざ出て来てくれるとは、手間が省けた。今ここで、お前をぶっ潰す‼︎」

 

《SignalBike!Rider!Sonic‼︎》

 

隼斗は装着済みのドライバーにシグナルソニックをセット。パネルを下ろす。

 

「Ready、変身‼︎」

 

隼斗、速攻でソニックに変身。

持ってきていたゼンリンシューターを装備する。

 

「あれ?ハーさん刀は?」

「忘れた!」

 

《ズーット!ソニック‼︎》

 

その直後にシフトアップを発動。最初から飛ばすいつもの戦法でいく。

 

「無謀な奴め………」

 

そう言ってゴルドドライブはドライバーのキーをもう一度捻る。

だが、何も起きない。

 

「?どうした…何故発動しない⁉︎」

 

 

 

「残念だったな!お前の能力はほぼ全部分析済み!ソニックを開発した時点で、武器奪取能力無効化の特殊コーティングはしてあるんだよ!念には念をとやっておいたが、本当に役に立つとは思わなかったぜ‼︎」

 

手に持つシューターを回転させながら得意げに言う隼斗。

そのまま近距離まで接近しトリガーを引いて撃つ。

 

「チッ!小癪な真似を……!」

 

シューターを持つ右手を掴み、その上で蹴りを入れるゴルドドライブ。

 

無防備だったソニックはダメージを受けて転がる。

 

「クッ!」

 

「ちなみに!」

 

そこへすかさずスレイヤーがクローを構え飛びかかる。そしてそのまま切りつけ下がらせた。

 

「俺っちのスレイヤーの武器のクローもだ!スーツと一体化してるから影響無し!お前の能力はほぼ無意味って事だ‼︎」

 

「おのれ‼︎」

 

ゴルドが手から光の触手を何本も伸ばしてくる。

 

「うっわ気持ちわり!」

「触手プレイは趣味じゃねえなぁ!憐!」

「ホイサ!」

 

《ヒッサツ!Full throttle!》

 

「ハンティングエンド、ラッシュ!」

 

が、それもスレイヤー自慢の爪で切り落とされる。

 

「おのれ忌々しい狗め!」

 

「今だ!ハーさん!」

「任せろ!」

 

《ヒッサツ!》

 

ゼンリンシューターにシグナルソニックをセット。

銃口にエネルギーがチャージされていく。

 

「チェックメイト!第3部完ってな!」

 

《Full throttle‼︎》

 

「シューティング・ソニック‼︎」

 

 

風を纏った瞬足の光弾がゴルドドライブに向かって放たれる。

 

「ぐおあああ!」

 

 

触手のガードも無かったゴルドドライブにその一撃は炸裂し、爆発を起こした。

爆炎を背にソニックは得意げに言う。

 

 

「二度と復活するな、金メッキ………」

 

 

が、しかし……………

 

 

「………フン………」

 

そこには微動だにせず立っていたゴルドドライブが。

 

「嘘だろ⁉︎」

 

「あの程度の攻撃で、私が倒せるとでも思っていたのか?だとしたら勘違いも甚だしい…」

 

「006は超進化体に匹敵する程の素体…まあそりゃこれで倒せるほど甘くはねえわな。だったら……‼︎来い!デッドヒート!」

 

ソニックはシグナルソニックを抜き、シフトデッドヒートⅡをドライバーに装填。

 

《SignalBike/Shift Car!Rider!Dead Heat‼︎》

 

「ッアア‼︎」

 

デッドヒートソニックへと姿を変えて再度向かっていく。

 

「なるほど、パワーアップか………」

 

「オルァァァ‼︎」

 

ジャンプするとゼンリンシューターで殴りつける。

右、左、その後キックと自分が思いつく限りの手でラッシュを叩き込む。

 

「お前如きが、私に勝てるか!」

 

だが、ゴルドドライブはそれらを両腕で全てガード。ソニックの胸部にカウンターパンチを喰らわせる。

 

「があっ!」

「ハーさん!テメェこの野郎!」

 

《ヒッサツ!Full throttle!Slayer‼︎》

 

「スレイヤーエンド‼︎」

 

ソニックがカウンターで吹き飛んだ直後、スレイヤーがフルスロットルを発動。必殺のライダーキックを放つ。だが………

 

 

「フン!」

 

ゴルドドライブはそれを紙一重で回避。

すかさずイグニッションキーを捻る。

 

「馬鹿が………ハァァッ‼︎」

 

ライダーキックは失敗して着地した直後がかなり無防備。そんな状態のスレイヤーにゴルドドライブの回し蹴りが炸裂した。

 

「うぁぁぁっ‼︎」

 

「憐‼︎」

 

転がり壁に激突。その衝撃で変身が強制解除される。

 

「確かに、システムではドライブやマッハに勝っているのかもしれない。だが所詮、お前達はアレを真似た……贋作に過ぎない。そんな屑が私に敵うとでも思ったか‼︎」

 

「ぐあああっ‼︎」

 

さらにゴルドは変身解除された憐を踏みつける。

力の無さやその言葉に隼斗の怒りは限界まで来ていた。いや、とうに沸点を超えていた。

 

 

「うるっせええええええ‼︎‼︎」

 

《Burst!キュウニ!Dead Heat‼︎》

 

シフトアップ発動。メーターも限界を振り切りひび割れ、タイヤが暴発する。

 

「まだ向かってくるか………」

 

「アアアアア‼︎」

 

ゼンリンシューターを連射し憐から引き離した後、そのまま連続で殴りつける。乱暴な使い方をし過ぎたせいか、それにはヒビが入っていた。

 

「まだ!負けてないッ‼︎こんな!野郎に‼︎俺が!俺がっ‼︎」

 

「暴走して半ば自我を無くしているか。その状態は、なによりも隙が大きすぎる‼︎」

 

左手でシューターを持つ右手を捻って封じる。右手でイグニッションを捻りエネルギーがその手にチャージされていく。

 

「砕け散れ‼︎」

 

ゴルドドライブのパンチがソニックに当たると思った次の瞬間、

 

 

「させるかァァァ‼︎」

 

なんと憐はスレイヤーに再変身。その足に飛びかかる。

その直後右手を掴んでいた左手が離れバランスを崩し、そのパンチはソニックの手から離れたゼンリンシューターに当たる。

 

「なにっ!貴様いつのまに……!」

 

落下したゼンリンシューターはボロボロになっていた。もはや一発撃てるかどうかというところだ。

 

「レ………ン…………!」

 

「ゼェ……ハーさん……意識……残ってる……?こりゃ無理だわ。いっぺん、撤退しよ………?」

 

「分かっ………た………!」

 

ソニックはゼンリンシューターを拾い上げ、カクサーンⅡをセットする。

 

《ヒッサツ!Full throttle!》

 

「その程度の攻撃、目くらましにも……」

 

《ヒッサツ!Burst!Full throttle‼︎》

 

「デッドヒート・ガトリング‼︎」

 

《シューター‼︎》

 

シューターから放たれた拡散弾がゴルドドライブに襲いかかる。

 

 

「クッ!だが、これしきの事でこの場は…」

 

そこへさらにソニックが飛び上がり、拡散弾の飛び交う中へエネルギーを込めたゼンリンシューターをぶん投げる。拡散弾を受けたシューターは爆発四散。たちまち煙が上がる。

 

煙が晴れると、そこにソニックとスレイヤーはいなかった。

 

 

「クソ!逃したか………まあいい、あの程度ならば、奴らは野放しにしていても構わないだろう………」

 

ゴルドドライブは歩いてその場から立ち去っていった。

 

 

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所と時間変わって内浦の海近く。

お互いの肩を借り、満身創痍の状態でボロボロになって逃げてきた2人。

 

 

「ゼェ………ゼェ……」

 

「よう……生きてるか憐………」

 

「なんとかネ………死にそうだったのは確か。けどハーさん………」

 

「ああ……」

 

隼斗の手の中には、青色の金属片、ゼンリンシューターのカケラがあった。あのように、スモークグレネードの容量で煙に巻く事でなんとか難を逃れたのだ。

 

「ところでハーさん、時間は……?」

 

「もうすぐ昼ってとこだな……とりあえず俺は帰っとく………」

「あとで博士んとこナ………」

 

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旅館十千万。

 

「ただいま………」

「あらおかえり………ってやだ、隼斗くんどうしたのその怪我⁉︎」

 

「あやっべ志満さん………」

 

 

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運悪く見つかってしまった隼斗。傷の手当てをしてもらっている。

 

「今日は学校休んでまでやる事がある、とか言ってたけど……何があったの?」

「いやーそれとこれとは別の用事なんだけど…途中でバイク乗ったひったくり捕まえようとしてボロボロに………」

「え?その犯人は?」

「逃げられたわ………クッソ………」

 

「……でも、だれかを助けようとするなんて、隼斗くん、すごく勇敢じゃない」

 

「そう?俺は別に………」

 

「昔の隼斗くんからは想像もつかないぐらい。弱虫でいつも果南ちゃんに助けられてたっていうけど、今は立場が逆みたいね。」

 

「姉ちゃんはそれ程大切な存在だから……。大きくなった今、今度は俺が……って思って。中学になってからは体鍛えて強くなって……」

 

ボロボロの体で笑顔で語る隼斗。

小さい頃から見ていた志満にはその姿が幼き日の隼斗のように見えていた。

 

 

およそ十年前。

 

「それでね、果南姉ちゃんがね………」

 

 

 

 

「あんな時もあったわね〜。」

「よくよく考えたらあの時の俺果南姉ちゃんのことめっちゃ喋ってたのか………なんか今思い返すと恥ずかしい………」

 

包帯が巻かれた手で顔を覆い隠す隼斗。

 

「でも、それ程好きな女の子の為ならそうなるのもね。はい、これでオッケー」

 

気づけば手当てが終わっていた。

見る限り絆創膏や包帯だらけだ。ここまでの怪我を負ったのはいつ以来だろうか。

 

「ん、ありがとう。じゃあ俺、夕方からまた出かけてくる」

 

「また?怪我してるんだから無理して動いたら………」

 

「心配無用。こう見えて頑丈だから」

 

「あ、遠く行くならせめてバイク乗ってかないでバスにしなさいよ!」

「はーい」

 

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で、浦の星の地下にある霧香の研究所。

 

「いやー見事にボロボロにされたみたいだな。でもまあ、生きてるようで何よりだ」

 

「なんとかなー。あとシューターぶっ壊しちまった。それで、例のものできてるのか?」

 

「シューターはもうこの際いいだろう。私もあれに変わる武器をもう一つ作ってる途中だったからな。遅かれ早かれそうなってただろうしよかった。ん、ああ。君や高海くんから得た情報を元に作った。これでどうだい?」

 

霧香がコンピューターを起動し設計図のようなものを表示した。

頭部が鳥に近い形になり先端は嘴を模した形に。

背中には一対の翼、腰辺りには尾羽のようなものが。

両肩のクレストを表示するシグナコウリンは無くなっている。

 

金色に近い脚部も鳥の足を模した感じになっている。

 

設計図の為か色は単色だが………

 

「おお、すげえ!カッコいい………」

 

「01とソニックを融合合体する事で強力な力を発揮できる。開発コードネームはソニックB。まあ正式名称なんて後からどうにでもなるさ。」

 

「B、か………なんかカッコいいのは無いかなー?」

 

「だが、単純に変身できたら苦労はしない。無論それに必要な感情、条件みたいなものもある」

 

「条件?」

 

「覚悟、さ」

 

「覚悟………」

 

「君の戦いはこれからもっと激しくなるだろう。それでも君は、自分の為に、そして街や世界。Aqoursのみんなの為、君の好きな人の為に………その命をかけて、戦えるか?」

 

「命がけで………みんなのために………そんなのできるさ!」

 

「本当にか?」

 

いつもと少し変わって真剣な表情で隼斗を見て話す博士。その雰囲気に隼斗は少し戸惑っていた。

 

その時、ブザー音が鳴りモニターに何かが映る。

場所は校庭、逃げ惑う生徒。そしてその中心には………ゴルドドライブ。

 

「何っ⁉︎」

「ゴルドドライブ………どうしてここに!」

 

「博士、その答えはまた今度。あいつをぶっ倒してくる!」

 

そう言って研究所を出て行こうとする隼斗。

 

「待て」

 

博士がそれを引き止めると、煌風を投げ渡してくる。

 

「忘れ物だ、武器無しじゃ辛いだろう?持っていけ」

「ありがとう。んじゃ!」

 

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校舎の屋上では。

 

「何あの金ピカ?」

「仮面ライダーみたいだけど………」

 

「いえ、あの身体は…黄金だけどおぞましいオーラ…….あれは敵側よ」

 

「善子ちゃん分かるずら?」

 

「だからヨハネ!こんな時になんだけど……」

 

「というか隼斗さんは来るんですの⁉︎私たちはここにいますが………」

 

「噂をすればなんとやら、みたいよ?ほらみんな、look!ヒーロー見参よ!」

 

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「オルァ金メッキ!」

 

開口一番悪口を浴びせる隼斗。

その視線の先にはゴルドドライブが。

 

「来たか。わざわざ出向いた甲斐があったものだ」

「今度こそ、おまえを倒す!」

 

「できるのか?贋作のおまえが………」

 

「贋作、偽物ね………模造品だってのは認めてやるよ。たしかに、俺はずっとマッハに憧れて、その真似ばっかりだった。けど、今の俺は違う!」

 

隼斗はマッハドライバーMk-IIを装着。左腰に煌風を差す。

 

「俺だけの力、見せてやる!」

 

隼斗が右手を空に掲げると、01が飛んでくる。

ゴルドドライブの周りを飛び回り突き攻撃を繰り返す。

 

「なんだこの鳥!くそっ!離れろ!」

 

そして、隼斗の頭上まで来ると一台のシグナルバイクを中から射出し自身は隼斗の右手にとまる。

隼斗はシグナルバイクを左手で掴むと、ドライバーを展開する。

 

そして、隼を模したヘッドと翼が付いたその『シグナルブレイヴ』をセットしパネルを下ろした!

 

《Evolution!Super Rider!》

 

「Are you ready?超変身‼︎」

 

その瞬間、01が飛び上がりそのボディが分解する。頭部、胴体、翼、脚部。

それぞれがソニックに合った装甲へと変化していく。

 

そして隼斗はソニックへ変身。だが、通常のソニックとは少し違い、マフラーが無く、両肩のシグナコウリンも無い。ゴーグル部分も水色になり緑色がボディから消えている。

これが進化の素体、スタンバイフェイズである。

 

ソニックは10歩程下がると前に向かって駆け出し、思い切り踏み込んで飛び上がる。

 

「ハアッ!」

 

そして、その身に01の装甲を纏っていく。

よりゴーグル部分などが鋭い頭部のヘルム、

その背に装備された翼。

尾羽が腰に追加され、脚部も鳥に少し近い形に。

そして、全ての装甲が装着されるとボディの青色がより鮮やかで光り輝くサファイアのような色に。

 

そして、空中で何回か回転すると着地。何処ぞのアメコミヒーローのような、カッコいい着地を決めた。

 

 

 

《Brave!TAKE OFF‼︎》

 

「なんだ………その姿は⁉︎」

 

「そういや名前思いついてたわ。いいぜ、教えてやる!」

 

その翼がバサァ!という音とともに広がり、名乗りをあげる。

 

「勇気と奇跡がもたらす翼!吹き荒れるのは正義の嵐!俺はソニック………仮面ライダー ブレイヴソニック‼︎」

 

勇猛なる蒼穹の戦士、ブレイヴソニックが今ここに誕生した!

 

そして、広がった翼はまたマフラーのように元の位置に。

 

「ブレイヴ………ソニックだと………⁉︎」

 

驚く蛮野を放っておき、ソニック、もといブレイヴソニックは正面から突っ込んでいく。

 

「だが、パワーアップしたところで同じ戦法が通じるとでmグフォア⁉︎」

 

台詞を言い切る前に吹き飛ばされるゴルドドライブ。

そのスピードは前とは比べものにならないほどに上がっていた。

今のパワーアップしたところで、から同じ戦法が、の間に彼は瞬時に懐に飛び込み右ストレートパンチを喰らわせたのだ。

 

「馬鹿な、何処からこんな力が……!」

 

 

「やっと覚悟が決まったってところだ。俺はずっと、ただヒーローになりたいって気持ちで仮面ライダーをやってた。けど、それだけじゃ何も変わらない!煌風!」

 

煌風を腰から抜くと再び加速し斬撃を浴びせる。

 

「グオッ!」

 

「どれだけボロボロになっても、自分が大切だと思う人の為に戦うっていう覚悟!」

 

左、右のワンツー。からの横一文字斬り。

 

「守りたいって願い!」

 

時計回りでの踵での回し蹴り。

 

「そしてほんの少しの奇跡!」

 

「ぐっ………!」

 

「おまえは俺が倒す!それが俺のやるべき事だ‼︎」

 

ソニックは煌風を投げ捨て、ドライバーに手をかける。

 

《ヒッサツ!Full throttle!Brave‼︎》

 

「ハッ!」

「小癪な!」

 

フルスロットルを発動し、飛び上がって必殺技の体制に。

ゴルドドライブもそれを見てイグニッションキーを捻る。

 

腕をクロスさせてそれを思い切り広げた後、ソニックは風を、エネルギーを纏い、その一撃を繰り出した!

 

 

「ブレイヴ・エクストリーム‼︎ハァァァァァァ‼︎」

 

「ヌァァァァ!」

 

ゴルドドライブもカウンターキックで対抗するが、パワーはソニックの方が有利。

 

「喰らいやがれええええ‼︎」

 

そのままソニックはゴルドドライブを蹴り抜いた。

 

吹き飛ばされ、決定的な大ダメージが入ったゴルドドライブはゆらりと立ち上がった。

 

「貴様………っ⁉︎」

 

だがその直後、ゴルドドライブの両腕に亀裂が走り、肘から先が両方砕けた。

 

「馬鹿な………‼︎この私が‼︎フンっ‼︎」

 

ゴルドドライブは光弾や触手を使い、砂煙を上げてその姿を消した。

 

「あっ待て……!クッ、逃げられたか……」

 

シグナルブレイヴを抜くと、装甲が解除され01の姿に。その直後に余剰エネルギーが青い羽根となって宙に舞い落ちる。

ソニックの変身も解除された。

 

《オツカーレ!》

 

 

「いいいっ…………よっしゃあああ‼︎」

 

 

久しぶりに満足のいく勝利に、隼斗は心の底からガッツポーズをしていた。

 

 

「隼斗くーん!」

 

そこへ、降りてきたのだろうAqoursの面々が駆け寄って来る。

 

「練習中だったか、邪魔したか?」

「むしろあっちが邪魔だったから別にーって感じ。隼斗すごいじゃん!」

 

「まさに隼のような戦闘ぶりでしたわ。」

「so cool!すごかったわよ!ほら、カナンも何か言って上げなさい!」

 

「え、私⁉︎えーとそうだなぁ…隼斗らしくてカッコよかったよ。」

 

「そ、そう⁉︎ならよかった!俺も頑張った甲斐があったわ!よし!せっかくだし練習行くぞ!」

 

 

「え、今からですか⁉︎」

「隼斗さんあまり無茶は………」

 

「大丈夫だって!ほら行くぞ‼︎」

 

ルビィと善子がそう言うが隼斗は気にせず歩いて行く。

 

「まあいいか!私達も行くよ!」

 

千歌も走ってその後を追って行く。

新たな進化を遂げた隼斗。

今のAqoursは最高の雰囲気!

 

さあ、次のラブライブはもうすぐだ。

 

 

次回に続く‼︎

 




久しぶりにこんなに書いた………遂に満を持して最終フォームであるブレイヴソニック誕生です!

ハエーイ・ツエーイ・スゲーイの三点セット!個人的にはデンライブの超ストよりも好き。

詳しい性能についてこちらを。
『ステータスデータ』
名称 仮面ライダーブレイヴソニック


仮面ライダーソニックがハヤブサ型支援機体擬似ロイミュードRF–01と合体し変身する、本作のソニック最終フォーム。ちなみにブレイ『ブ』ではなくブレイ『ヴ』である。(かなり重要)(これなら被らない)


ブレイブには「勇気」や「勇敢」という意味もあるが、「派手な」や「雄々しい」などの意味もある。(ネット調べ)
それらを引っくるめて『Brave』である。


変身時は、支援メカRF–01の中に搭載されている特殊な変身用のシグナルバイク『シグナルブレイヴ』を使用。後部には一対の翼が物が付いていて、ヘッド部分が鳥のようになっているのが特徴。
これをドライバーに挿入する事で01と合体し変身する。

見た目(姿形)
この形態になるとまずマフラーが無くなる。
頭部の先端には、金色に近い色の嘴のようなパーツが追加され、あのハリネズミのような形状から鳥の頭部を模したスタイリッシュな形状へと変化し、より隼らしい姿に。ヘッドのゴーグル部分も元のイラストのように、緑がかった色からより青に近い水色な感じに。

眼の形状は両目共にビルドのホークガトリングのタカのような形のバイザー形状に変化し飛行するライダーらしさ、最終フォームらしさを追求したデザインに。


背中には、通常のソニックの装備マフラーのシステムを受け継いだ翼型の飛行用装備『アクセラーウイング』を装備しており見た目通りにブレイヴは空中戦が得意。カラーリングは青と銀で周囲に吹く風や空気を取り込み推進力や攻撃を強化するエネルギーに変換する力を持っている。


使用しない時は縮小して垂れ下がっている。(オーズのプトティラのようなイメージ)更に下半身には尾羽『Fテイルスラスター』が装備されており、こちらは自由に広げたり閉じたりが可能。姿勢制御やブレーキなどの役割を持つ。色は青と白の2色。

脚部も通常のものから鳥のように変化。
素の01のような生物感を出しながらも近未来な戦士的なデザイン。
脚力が強化されており、飛行してない状態でも強力な蹴りの攻撃が可能。
もちろん基本走力も上がっている。

ちなみに、ボディカラーも青色が鮮やかになりまるでサファイアブルーの輝きに。

通常のソニックよりも装甲が追加され、一見スピードが落ちているように思えるが性能は機動力と攻撃力を中心に全体的に強化されている。

見た目がより生物感を増しており、言うなればその姿は正に機獣戦士。
ドライブ達旧世代ライダーとの差別化を図っている。

変身シークエンスはまず通常のソニックからマフラーが外され、スーツが少し変化する。(この姿の状態をブレイヴスタンバイフェイズと言う)
その後、01が変化したアーマーが装着されてブレイヴへの変身が完了する。



使用武器はゼンリンシューター破壊により序盤は己が身体のみ。徒手空拳で戦う。

その後、新武器の煌風等を使用する。

『固有能力と必殺技』

・立体的な飛行
背中の翼を使い空を地を縦横無尽に駆け回る姿はまさに空の戦士ハヤブサ。

必殺技は翼を広げて空中に飛び上がりった後高エネルギーの竜巻を身に纏って敵を貫通し破壊する
『ブレイヴ・エクストリーム』

ちなみにこのブレイヴソニックにはまだまだ隠された能力がありますがそれはまた今度の機会に。

それでは次回もお楽しみに!感想・評価お待ちしてます‼︎
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