ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダードライブサーガ 仮面ライダーソニック   作:Master Tree

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進めたいのにやる気が出ないという致命的な負のループに陥ってるMaster Treeです。
更新しっかりできてる人すごすぎない?

さて夏休みという事もあるからこれと合わせてあと一、二話は夏中に更新したいのだが…上手くいくといいなぁ。

それではアニメ2期3話編、参ります!


第2期4話 虹見える空にあるものは何か

 

前回のあらすじ!

 

二学期が始まって、学校説明会が無くなりかけたりして大変な最中、ついに敵の本拠地を発見した隼斗達。

 

隼斗と憐の2人は揃ってそこに乗り込むが、蛮野、もといゴルドドライブに返り討ちにあって撤退を余儀なくされ、ゼンリンシューターも破壊されてしまう。

 

だが隼斗の覚悟が思いを形にしたのか、ついに進化形態、ブレイヴソニックへとパワーアップを果たした!

 

その圧倒的なスピードとパワーによって蛮野に一矢報いる事に成功する隼斗。

彼の影響か、Aqoursの面々の思いも加速していく!

 

 

はずだったのだが…………

 

 

 

時間は、あの作曲をしていた頃に巻き戻る。

 

 

「ん……?」

 

「どうしたよ鞠莉?」

「電話ね、パパからだわ………もしもし?うん、うん……………えええ⁉︎でも、それは…」

 

「なんだなんだ今度は一体……!」

 

「いい知らせではなさそうですわね……」

 

「実は、学校説明会が1週間延期になるって……」

 

「そんな…!」

「1週間って……」

「翌週の日曜、よね?」

 

「yes.雨の影響で道路の復旧に影響が出るだろうから、1週間延期にした方がいいだろうって………」

 

「あの雨そこまで強かったか………?たしかに結構降ってはいたけれど………」

 

 

 

「確かに、その考えは分かるけど……」

「でもよりによって………」

 

窓からその話を聞いていた2年組のうち2人、梨子と曜が言う。

確かにそうだ、よりにもよってこのタイミングでだ。

 

そう言っていると、千歌が瓦の屋根を歩き、こちら側にやってくる。

 

「どーしたのみんな?その分もっといいパフォーマンスになるよう頑張ればいいんじゃん!」

「………どうやら状況が分かってないようですわね。」

 

「千歌、おまえのいつものような楽観的発言によって普通ならみんな安堵するところだが今回ばかりはダメだ。2人とも、言ってやってくれ。」

 

隼斗が曜と梨子に伝えると、ふたりが話し始める。

 

「じゃあここで問題です!ラブライブの予備予選が行われるのは?」

 

「?そんなの、学校説明会の次の日曜でしょ?」

「ですが、その学校説明会が1週間延びるという報せが届きました。」

 

3人の言葉に続き、今度は下でその光景を見上げている隼斗が話し始める。

 

「ラブライブ予備予選の日は変わりません。するとなると、二つが開催されるのはいつでしょうか?」

 

 

「そんなの簡単だよ!って…………ん?」

 

「うわ、ちょ!馬鹿!」

 

次の瞬間、千歌がバランスを崩して屋根から落ちてくる。が、低かったのとちょうど外に出てきたしいたけがクッションになったおかげか、事なきを得た。

 

「せ、セーフ…………」

 

「大丈夫⁉︎」

 

「それって同じ日曜だ⁉︎」

「大正解だ馬鹿野郎‼︎」

 

「ってそれどうすんだヨ⁉︎」

 

 

___________________________________________________________________

 

 

 

 

そしてそれから大体3日後。

(ここから時系列を第3話終了後、ブレイヴ登場後とする。)

つまりその間にブレイヴ回があった、と補完をおねがいします。

 

時系列が頭の中でごちゃごちゃに………

 

by作者

 

 

 

 

昼休み。

生徒達も遊ぶ中Aqoursの面々は体育館に集合していた。

予備予選の開催場所が分かった為広げられた地図を囲みながらそれを確認している。

 

「ここが、ラブライブ予備予選が行われる会場。」

 

果南が指差しながらいう場所、それは山の中だった。どうやら今回はここに特設ステージが作られ、そこで行われるらしい。

 

「それで学校は?」

「それはこっちの方角。けど、バスも電車も通ってない。」

「マジかヨ………」

 

「じゃあそっちに向けて電車を乗り継いで……」

「あああ!ごちゃごちゃごちゃごちゃしてきましたわ!」

 

「到底、間に合いまセーン。」

「空でも飛ばなきゃ無理ずらね………」

 

 

「クックックッ………ならば、この堕天使の翼で!」

 

 

「その手があったかー(棒)」

「堕天使ヨハネの翼で空から会場入りすればひとっ飛びずらー(棒)」

 

「まるちゃんルビィちゃんボー読みダゼ……」

 

「嘘よ嘘!冗談に決まってるじゃない!常識で考えなさい!」

 

「そうだ!空だよ!鞠莉ちゃん!鞠莉ちゃんちならヘリとかあるよね⁉︎」

 

「oh!それはナイスアイディア!と、言いたいけれどそれは無理ね………」

「ダメなの?」

「パパには自力で100人集めるって言っちゃったの!今更力貸してーなんて言えないわ!」

 

「鞠莉、地図、踏んでる。」

「ウップス……」

 

「ダメかぁ………いいアイデアだと思ったけどなー。」

 

 

 

各々が考えていると、それまで何か考えていた隼斗が手を挙げた。

 

 

 

「空、もしかしたら俺なら行けるかも!おーい鳥!」

『ー?』

 

主人の声に呼ばれ、RF−01がやってくる。

 

「あれなら行けるんじゃないか?あのブレイヴなら!あの大きな翼と、変身してりゃパワーもある。何人かを抱き抱えて空飛んで往復すれば………」

 

 

「確かに、君の案は最高のものだ。

流石は現状我が陣営最強の仮面ライダー。」

 

そこへ白衣姿にゆるふわ長髪の女教師、霧香博士がやってくる。

 

「博士?」

 

「霧香先生!」

 

「やあ諸君、今日も元気そうで何よりだ。

でだ、話を戻すぞ。確かに君の思ってる通りブレイヴソニックなら理論上は2つの会場の往復は可能だ。ただし………まあその後については実際に体験してもらおうか。ついてきたまえ。」

 

で、みんな揃って屋上へ。

 

「で?俺に何をしろと博士?」

 

「なあに、実験だよ、実験。君の考えている通りブレイヴソニックのその翼、アクセラーウイングは飛行用の武装だ。しかし、旅客機のようにそうスマートでおしとやかな飛び方はできないという事を見せておこうと思ってね。ほらほら変身変身!」

 

「………分かったよ……」

 

隼斗がマッハドライバーMk-IIを装着。01からシグナルブレイヴが射出され隼斗の左手に。

ベルトを展開しセットする。

 

 

《Evolution!》

 

《Super Rider!Brave!TAKE OFF‼︎》

 

認証音声とともに両腕を顔の前で交差させ、左手を前に、握りしめた右手を腰に持ってきて構えるような体勢に。

 

「Are you ready?超変身‼︎」

 

 

隼斗が素体のソニックスタンバイフェイズへ変身。分解変化した01の装甲が装着されて、ブレイヴソニックへと変身完了した。

 

「ほい、これ実験用の人形。これ持って、とりあえずこっから……ここまで。」

 

地図を見て確認する。まずこの屋上から沼津駅周辺の街の適当な所へ。そこから戻ってくるというルートだ。

そしてその手にはカメラ付きの人形が。

 

「遠くね?あとこの人形何?」

「実験なんだからこんなもんでいいだろう。その翼で人抱えて飛ぶのがどれだけ大変かをみんなにも知っておいてもらいたいからね。さ、行った行った!TAKE OFFだ!」

 

「はあ………つってもどうやって飛べば……」

「その翼は秘密システムによって仮想の神経みたいなものを変身者の肉体に繋いでいる。君がそれを動かして空を飛ぶイメージをすれば行ける。」

 

「空を飛ぶイメージ………えーと………こうか!」

 

バサァ!という大きな音を立ててその翼が動いた。そして、その身は宙に浮いた。

 

ほんの僅かな高さだが空を飛んでいる。

 

『おおおおお!』

 

全員が一斉に驚きの声を上げる。

 

「すげえ!本当に飛んでる!夢見たいだ!」

「自由に、されども出来る限り速く飛んでみてくれ!」

 

「おーし!行ってくるぜぇぇぇぇ‼︎」

 

そう言った途端ブレイヴソニック……隼斗は瞬時にブースターを起動。

 

あっという間にジェット機やミサイルの如く向こうの方へと飛んでいってしまった。

 

「さて諸君。あれをみた上で問おう。あれに抱えられ落下死するかもしれん危険を冒してなおあの方法を使って二つの会場を行き来したい、というものはいるかな?」

 

笑顔の博士の問いに対し、Aqoursや憐の面々が一斉に首を横に振る。

 

「だよな。さて、それでは別の方法を考えるとしよう。戻るぞー。」

 

「え、博士隼斗は………」

「そのうち戻ってくるだろ。行くぞー。」

 

『えぇ…………』

 

 

で、体育館に戻る。

 

戻ってきてから1番に新たな案を出したのは、ルビィだった。

 

「そうだ!空がダメなら海は?」

「船ですわね!」

 

「それなら果南サンとこが……」

「うちは無理だよ、日曜は仕事だし。」

「じゃあ曜ちゃんは?」

 

「私?」

「確かに、船と聞いて思いつくのは曜サンも同じか………親父さん船乗りなんだっけか。」

 

「そう!曜ちゃんのお父さんの船で!」

「パパの船も多分………無理だよ?」

「だろうナァ………」

 

そこへ、息を切らしながら彼が戻ってきた。ちなみにだが、飛び立ってからはまだ10分経ってるかどうかぐらいである。

 

 

「もう少し………ゼェ……現実的な話をだなぁ………」

 

「あ、隼斗くんおかえり!」

「早かったな、2つの意味で。」

「俺抜きで話を進めるんじゃねえっての!ってか空飛ぶの案外爽快かと思いきやそうでもない………」

 

「……オホン!話を続けますわよ。現実的に考えると、2つのステージを間に合わせる方法は、1つだけありますわ。」

 

「1つだけ………」

「そんなのあるの?」

「あるのか。」

 

「ええ、予備予選出場番号1番で歌った後、直ぐであればバスがありますわ。それに乗れればギリギリですが説明会には間に合いますわ。」

 

「本当⁉︎」

 

その言葉に小さく頷くダイヤ。

 

「ただし、そのバスに乗れなければ、次のバスは3時間後。つまり、予備予選で歌うのは1番でないといけません。」

「その手しか方法はナシってことか………」

 

「で、その順番とやらはどうやって決めるんだっけ?」

 

「それは…「それは!」」

 

「食い気味だなルビィちゃんヨ……」

 

 

で、翌日。

 

巨大なモニターに映し出される2文字。この順番決めの方法。すなわち………

 

 

「抽選⁉︎」

 

である。

 

「そうです。各グループの代表がその歌う順番を決める!」

「責任重大だね………」

 

「けどよ、そんな何十組もいる中で、狙って1番を引き当てるのなんてどれほど至難の技だか………ソシャゲのガチャで最高レアレベルを単発で当てるぐらいの………」

「ハーさん、多分それよりは楽だ。ってかそう考えるとソシャゲのガチャってヤベェナ………0.0何%とかダゼ?」

 

「誰がいく?」

 

『ううーん……………』

 

「ここはやっぱりリーダーが………」

「千歌ちゃん………」

 

そう言って梨子がスマホの画面を見せる。

そこに映っていたのは正座占いだった。8/1、すなわち千歌、獅子座の運勢。

 

結果は………超凶。最悪レベルだった。

 

「自信無くなってきた………」

 

 

『さあ!それでは抽選会スタート‼︎』

 

「またあの人いる………」

「東京でも見たよね。」

 

「待って。Aqours最大のピンチ、堕天使アイドル界のレジェンドであるこのヨハネが!行きまーす‼︎」

 

「無いずら。」

「ぶっぶーですわ。」

 

「どーしてよー⁉︎」

 

「だって、ジャンケンずっと負けてるし…」

「お前はそのリアルガチな不幸体質をそろそろ自覚した方がいい。」

「よっちゃん、これからは手を引け。この抽選にはAqoursの未来がマジでかかってるんだからヨ………」

 

「この前なんか突然何も無いところで躓いて海に落ちちゃうし……」

「マル達がいつもハッピーなのは善子ちゃんのおかげずら。」

 

「不幸言うな!あと善子言うな!普段は運を貯めてるのよ!いざという時は私の力を……」

 

「あなたがそこまで言うのなら………今ここで私とジャンケンをしましょう!これに勝てばよろしいですわよ。

ちなみに、わたくしの本日の運勢は超吉ですわよ?」

 

「ダイヤさんも見てたんだ……」

 

「と、とにかくよろしくて⁉︎」

 

 

2人がそれぞれ手を出し構える。

緊張した空気が俺たちにも伝わってくる。

 

「じゃん……」

「けん……」

 

「「ぽん‼︎」」

 

その瞬間、善子の尻をぽんと誰かの手が押す。グーを出すはずだった手がその勢いで開きパーに。

 

善子 パー

 

ダイヤ グー

 

そう、まさかの善子の勝利である。

 

「か、勝った………?」

 

「すごい!善子ちゃん!」

「善子ちゃんがパーで勝ったずら!」

 

「イヤー今のは勝ったと言っていいノカ…?」

「ってかヨハネ!」

 

「これはもしかしたらもしかするかも!」

「分かりましたわ、あなたの力を信じましょう!

 

さあ引いてらっしゃい!栄光の1番を‼︎」

 

 

____________________________________________________________

 

 

「堕天使ルシフェル……そして数多のリトルデーモン達よ。ヨハネの福音を、全魔力をここに召喚せよ!

 

ヨハネ、堕天‼︎」

 

長ったらしくもいつも通りの掛け声とともに福引で使われるガラポンみたいな装置を回す。

というかこれ普通に引くのでよかったんじゃね?と終わった後俺は考えた。

 

そして機械が回る。数字も回る。

 

 

14

 

9

 

 

そして1…………‼︎

 

 

誰もが期待していた。が…………

 

 

 

 

24

 

 

『あぁ………………』

 

上がる落胆の声。

無情にも運命は俺たちに味方をしてはくれなかったようだ。

 

 

「不死………フェニックス!」

 

「喜んでる場合じゃないずら!」

 

 

 

__________________________________________________________________

 

 

その後移動し、一向フードコートのクレープ店へ。

 

「どーすんの⁉︎24なんて中盤じゃん!ど真ん中じゃん!」

 

「仕方ない、堕天使の力がこの数字を引き寄せたのだから………‼︎」

 

「今日ばっかりはその言い訳は断じて許さん!Aqoursの未来がかかった勝負をおまえは伊豆の海に放り捨てたみたいなもんだどうしてくれるこの野郎‼︎」

 

「ストップストップハーさん止めて止めて‼︎」

 

「本当に申し訳ない‼︎」

 

「善子ちゃんだけが悪いわけじゃないよ。」

 

 

 

「でも、こうなった以上本気で考えないといけないね。」

「説明会なのか、ラブライブなのか。」

 

「どっちかを選べってこと?」

 

「現実的に考えてどちらかを切り捨てる他無くなった、からな………」

 

「そうなったら説明会ね。」

「学校を見捨てるわけにはいかないもんね……」

 

「それはそうだけど………」

「今必要なのは、入学希望者を集めること。効果的なのはラブライブではありませんか?」

 

「たくさんの人に見てもらえるし…」

「注目されるし……」

 

「それもそうずら。」

 

「効果的なのは確かにそっちダナ………」

 

「じゃあどうするのよ?」

 

 

「学校説明会に出るべきだっていう人は?」

 

 

果南がみんなにいうが、誰も手をあげるものはいない。

 

「じゃあ、ラブライブに出るべきだという人は?」

 

こちらもまた、手をあげるものはいなかった。

 

「どっちかだよ。」

 

 

「分かってるけど………」

「決められないずら」

 

「そうだよ………」

 

「千歌?」

「だって、どっちも大切だもん。……どっちも…………とても………!」

 

 

 

__________________________________________________________________

 

 

その夜。

 

 

「…………」

 

屋根の上に登り夜空を見る千歌。

 

 

「フッ!このっ!セイヤー!」

 

すぐ下で剣を振る隼斗。

 

「あー!なんかいいアイデア出てこないかなぁぁぁ‼︎もー!」

 

「うるさいわよもう!」

 

「そうだぞ!もうちょい静かによ………」

「隼斗くんも大概よ?ストレスをトレーニングで剣にぶつけても強くはならないんじゃないの?」

 

「そりゃあ………そうかもだけどよ……っと!」

 

その脚力で1番屋根までの距離がない箇所を掴み、あとは腕力で屋根まで登る隼斗。そして千歌と同じ位置にまで来た。

 

「だって!」

 

「気持ちは分かるけど……いつまでも悩んでる時間は無いわ。」

「だよねえ………」

 

「もう、あと数日だものな………」

 

カチンという音と共に剣を鞘に納める隼斗。

 

「梨子ちゃんはどっちがいいと思う?」

 

 

千歌の問いに対し

一呼吸置いてから、梨子は答える。

 

「そうね……ラブライブに出て輝きたい。輝いてみたいってスクールアイドルを始めたけど………」

 

「それができたのも、学校があったから。

浦の星があったから。」

 

「そうよね………」

 

「あーあ………なんで同じ日にあるんだろ……体が2つあればな………」

 

寝っ転がりながら、千歌は手を伸ばす。向こうにいる梨子に向かって。

 

「やっぱり選べない?」

「そりゃあね。」

 

梨子も同じように手を伸ばす。

2人とも、あの時と同じように。

 

「………もう一つだけ方法はあるけど…」

「本当………うわっ⁉︎」

 

一瞬千歌が屋根から落ちかけるも無事だった。

 

「もう一つだって?そんなの………あるか?」

 

「隼斗くんだって分かるでしょ?私達は1人じゃない。スクールアイドルグループなのよ?11人……いや、2人は歌ったり踊ったりしないから9人だけど………」

 

「9人………あ、そういやその手もあり、か……」

 

「え?なになに?」

 

そして、またまた翌日。部室にみんなが集まっていた。

 

__________________________________________________________

 

千歌と隼斗は、昨日梨子から聞かされたアイデアをみんなに話していた。

 

「二つに分ける?」

 

「ああ、5人と4人。それぞれにアシスタント兼マネージャーとして俺たち仮面ライダー組が1人つくから6人と5人。この二手に分けて説明会とラブライブ、同時にこなす作戦だ。みんなの気持ちも理解できる。両方共諦めきれないなら、両方こなせるこの作戦でなら…」

 

「でも………」

「それでAqoursと言えるの?」

「ずら………」

 

「それに、5人で予選を突破できるか分からないデース。」

「まあ、人数を考えると見栄えガナ……」

 

しかし、1年3人に鞠莉と憐は気が乗らないようだ。

 

「嫌なのは分かるけど………じゃあ他に方法はある?」

 

 

___________________________________________

 

 

「本当にこれで良かったのかな……?」

 

「よくはない。けど、最善の策を取るなら、これしかない。私達は、奇跡を起こせないもの。この前のラブライブの予選の時も、学校の統廃合の時も………

だから、その中で1番良いと思える方法で精一杯頑張る。

 

それが私達だと思う。」

 

「1番良いと思える方法で精一杯、か……」

 

「そうだね。…………あ。」

 

 

4人が向く方にはみかん畑が。多くの木々にたくさんの実が生っている。

 

「みかん?」

「もうこんなに実ってるんだ……。」

「おお、もうそんな時期か!」

 

「そりゃあ内浦のみかんは美味しくて有名だもんね。」

 

「そうだ!みかん!みかんだよ!」

「みかんがどうかしたって?」

 

「みかーん‼︎」

 

「だからなんなんだよ⁉︎」

 

千歌は何やら思いついたようだが果たして…⁉︎

 

 

 

そして迎えた学校説明会/ラブライブ予備予選の日‼︎

 

浦の星サイド。

 

天気は晴れ、シャボン玉が飛んでいる。

 

 

「よろしくおねがいしまーす!」

 

「我が校のスクールアイドル!Aqoursのライブもありまーす!」

 

「「「よろしくおねがいしまーす‼︎」」」

 

 

3人が呼びかけやチラシ配りなどをしている。今回の件に関しては、学校の生徒全員に協力を頼んでいるのだ。

 

 

そして一方、Aqoursはというと……?

 

 

 

「今前半が終わったって。」

 

「こっから、だな………人数的不利はこの際仕方がない。パフォーマンスで真っ向勝負だ!」

 

「うぅ…………」

 

少し不安なのか、縮こまっているルビィ。

見かねて曜が励ます。

 

「大丈夫、花丸ちゃんも言ってたよ。『練習通りにやれば問題ないずら!』ってね。

それに、今回ルビィちゃんが作った衣装、すっごく可愛いよ!」

 

「見た感じ和風な感じだな。未熟DREAMERの時を思い出すぜ。」

 

 

「おまたせしましたわね……」

 

そこへもう1人。

ダイヤも着替え終えたのかやってきた。

 

「綺麗……!」

 

「すっごく似合ってる!」

「やっぱダイヤさん和装似合うよな……」

「そ、そうですか………?」

 

「ルビィ、ずっとずっと思ってたんだ。お姉ちゃん、絶対似合うのにって。」

 

 

そういうルビィをダイヤがそっと抱きしめてやる。

 

「いい妹さんですね、ダイヤさん。」

「いやぁ……愛だねぇ………姉妹愛。」

「何故そこで愛……」

 

「もちろん、自慢の妹ですわ。

さあ、行きますわよ!」

 

「次のステージに向けて!」

 

 

『エントリーナンバー24!Aqoursの皆さんでーす‼︎』

 

そして迎えた本番。照明に照らされるステージにいるのは、千歌、梨子、曜、そしてルビィとダイヤの5人のみ。

 

隼斗は裏で見守りの為、この5人だけだ。

そう、ステージのみんなも、隼斗も思っていたが…………

 

 

『ちょっと待ったぁぁぁッ‼︎』

「勘違いしないよーに!」

 

突然割と大きな声で響く声。

その方を振り向くと……………

 

 

 

「やっぱり、私達は一つじゃないとね!」

 

そこには、同じ衣装に着替えた善子、果南、鞠莉、花丸の4人と、後ろの憐。

 

そう、本来説明会側を担当するはずだった5人である。

 

「みんな………!」

 

「ほらほら、始めるわよ!」

 

「お客さん待ってっからナ!」

 

「ルビィちゃん、この衣装素敵ずら!」

 

 

「さ、やるよ!」

 

 

 

「うん!」

 

そして始まる予備予選ステージ。

曲はMY舞☆TONIGHT

衣装から分かるように和風ロックな感じの曲調。

 

黒澤姉妹の出だしのパートから一気に盛り上がるその曲に、俺も憐も聴き入ってしまっていた。

 

 

 

曲が終わり、客席からも拍手が。

そして、終わりを見計らい二年生組がすぐに走り出す。

 

「さあ行くよ!」

 

「ここからが勝負よ!」

 

「花丸ちゃん達大丈夫⁉︎」

 

「憐!俺たちは別ルートだ!ついてこい!」

 

「どういうことですの⁉︎」

 

隼斗は3人とは反対側にはけていく。

 

 

そして、Aqours9人は簡単にラフな服装に着替えたのち外へ。

 

「さあ、行くよ!」

 

 

「もしかして……」

「学校説明会に⁉︎」

「間にあわせるつもりなの⁉︎」

 

「隼斗くんも別働隊として動いてくれてる!急いで!」

 

 

それは、この前のみかん畑でのこと。

 

「みかん?」

「そう。あそこからこっちまで全部みかん畑!」

 

「「で?」」

 

「そりゃ地元だし少しは知ってるけどそれがどうか………」

 

「だって………」

 

_______________________________________________________________

 

「たしかに、うちのみかん畑だけど………」

「よっしゃ!」

 

「大方理解はできたよその考え………」

 

そう話すのはあの3人組の1人、よしみ。

そして、部室で話していた事を思い出す。

 

「そしたらここを通って、こっちに通り抜ける。こういってこういって……」

 

「本当、諦めないね。」

 

「こうなったこいつ、本当に強いからな。」

 

 

______________________________________________________________

 

「お嬢ちゃん達、乗ってくかい?」

 

 

そう、みかんの収穫などに使うあのモノレール的な……というかモノレールか。

 

作者の知識が乏しい為よくは分からないが、なんとそれを使うのが千歌の作戦であった。

 

「なるほど、これだったのね……」

 

「でも、隼斗と憐くんは?2人は……」

 

「それなら大丈夫!だって2人は……」

 

 

___________________________________________________________________________

 

 

「よし行くぞ憐!」

「俺っち達だけこうなるのか……」

「確かにあの千歌のアイデアはいい作戦だがそうなると準備やらなんやら全部ギリギリだ。あらかじめ俺たちが先に行く!そんでやる事をやっておく!」

 

「ヤレヤレ………しゃーねえ、やるか!」

 

 

2人がドライバーを装着。シグナルバイクを装填する。

 

《Evolution!》

《SignalBike!》

 

「Are You Ready?」

 

「変身!」

「超変身!」

 

 

隼斗はブレイヴソニックに、憐はスレイヤーに変身した。

 

「よし、しっかり掴まってろよ憐!落ちたら普通に死ぬからな!」

 

そして、ソニックはスレイヤーを抱っこするような形で持ち上げるとエネルギー全開で飛び上がる。

 

「ちょま心の準備がああああぁぁぁぁぁぁ…」

 

 

___________________________________________________________________

 

 

一方Aqours。

 

乗ったのはいいものの、使用方法が方法な為か、超スピードが遅い。

 

「冗談は善子さんずら。」

「ヨハネ。」

 

「見てみて!」

 

ルビィが空を指差す。そこには、昼間なのに空をかける青い流星。

 

「速いなぁ………」

「流石ライダーシステム、だね……」

 

「もう!もっとスピード出ないのこれ‼︎」

 

果南が無理にレバーを引きスピードを上げようとするが………

 

 

バキッ!

 

 

無論、無理を強いればこうなる。

 

 

「取れちゃった…………」

 

そして、その先には下り坂が。制御不能になった乗り物は猛スピードでその坂を下っていく。

 

だが、怪我の功名と言うべきかスピードはかなり上がり、順調に進んでいった。

 

 

そして一方浦の星。

 

 

「博士!そっちはどうだ⁉︎」

 

「天才を舐めんなよ少年!音響、照明……はこの青空だ必要あるまい!問題無しだぞ!」

 

「あとは千歌サン達だけ…………」

 

「頼む………なんとか引き伸ばしてっから間に合えよ………!」

 

準備を完了させていた。あとはAqoursのメンバーの到着を待つのみ。

 

Aqoursの面々は…………

 

 

 

「時間がありませんわ!」

「間に合うかな………?」

 

息を切らせて坂を駆け上る。天気雨も降ってきて、みんなや木々を濡らす。

 

「あと少しなのに………!」

「ここまで来たのに………!」

 

「このままだと……」

「ダメなのかな……?」

 

 

「ずら………」

 

「奇跡は……起こるのかな……?」

 

「わたし………思うんだ……!奇跡を最初から起こそうなんて人、いないと思う。

ただ一生懸命、夢中になって、なにかをしようとしている。なんとかしたい、何かを変えたい!それだけの事かもしれない!

 

だから………!

 

起こせるよ奇跡!わたし達にも!」

 

「起こるかな⁉︎奇跡!」

「起こるよ!だって………!だって……‼︎

 

 

虹がかかったもん‼︎」

 

 

 

雨上がりのその空には、七色に光る色の橋。

虹がかかっていた。

 

 

 

そう、彼女達は本当に奇跡を起こしたのだ。

説明会のステージに間に合った。

 

曲は 君の心は輝いてるかい?

 

あの時作られた曲、そのもう一つである。

間近でみていた俺だが、疲れ一つ感じさせない程すごいパフォーマンスだったと思う。

 

 

 

__________________________________________________________________

 

 

パフォーマンス後、千歌が言っていた。

 

「どっちにするかなんて、選べないし。どっちも叶えたいんだよ!

 

だから行くよ、諦めず心が輝く方へ‼︎」

 

 

 

次回へ続く!

 

 

 

次回のサンシャインサーガは⁉︎

 

 

「まあそりゃあ説明会に予備予選にと色々あったからなぁ………」

 

 

Aqours、まさかの財政難⁉︎

 

それを解決するべく水族館でお手伝いをする事になったみんなだが………

 

 

「実は………」

 

一方で、ある悩みを抱えるダイヤ。それは一体………?

 

 

次回 大きな問題とは何か?

 

 

 




やっと完成致しました………
夏中にもう少し進める、とは言ったものの大変です………

それでは次回もお楽しみに!

更新遅いのにいつもみてくださる人達、本当にありがとうございます‼︎
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