ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダードライブサーガ 仮面ライダーソニック 作:Master Tree
今回は本編とはあまり関係の無い番外編。
本編に入れるとしたら2期6話直後?になります。
宇宙キター!!な新フォーム誕生⁉︎
「ハァァッ!」
その手に握られた専用の銘刀、煌風を振るう戦士が1人。
ある日ソニックはロイミュード二体と戦闘になっていた。
「ったくなんでこんな時に…!ってかあいつらもしや…」
胸に刻まれた数字を確認。
死神型の021と022、以前取り逃したやつらだ。
*第14話参照
「ちょうどいい!あの時は逃したけど…今度こそきっちりここでぶっ倒してやるぜ!」
刀を構え、自身の俊足を持って一気に懐へ駆ける。そのまま横一文字に振り抜き、022にダメージを与えた。
「よし、これで決めるぜ!!」
ソニックが呼び寄せたのは、白いバイクに赤色のサイドカーのついた特殊なシフトカー。
シグナルバイクでもあるそれ、シフトデッドヒートをドライバーからシグナルソニックを抜き、入れ替える。
《SignalBike/Shift Car!》
《Rider!Dead Heat!!》
「ッシャオラ!!」
青いスーツから一転、灼熱の赤の鎧をその身に纏う。まさしく灼熱の獅子のようなデッドヒートソニックへと変身させた。
「ッ!!」
「そうか、お前らこの姿を見るのは初めてだったか。だったら冥土の土産に見せてやる!コイツの超パワーをな!!」
手元にあった煌風を投げ捨て、拳を構えると一直線に走り出す。
実を言うとこの天下零剣煌風、風を力に変えるというシステムの都合上デッドヒートとは相性が悪い。故にこの姿の時は素手で殴りに行った方が速いのだ。
「オラァッ!」
故に殴る。ちなみにだがこの時のソニックはパワーが上がっている代償にスピードが遅くなっている。
「オラっ!」
故に相手より先手を取りひたすら殴る。
「オラっ!」
殴る。
「オラっ!」
殴る!
殴る!!
「オラオラオラオラ!!」
炎を纏った拳を叩き込む。
一発、二発、三発、五発……
「吹っ飛べっ!!」
そうして20発ぐらい叩き込み、022を吹っ飛ばした。
「__________っ!」
「っし…!」
「隼斗!」
と、そこへ隼斗を呼ぶ声が。
戦闘中というのを霧香から聞きつけやってきた果南がそこにはいた。
「おー果南姉ちゃん!見ての通りもうすぐ終わるからまってて〜!」
最愛の人に手を振りながら言う隼斗。だが彼は気づいていなかった。
「バカ隼斗!後ろ!!」
突如死神ロイミュードから放たれた光弾。
だがそれはソニックに当たる事はなく素通りしていった。
「なんだよどこ狙って…」
そう、狙いは彼では無かった。それが狙う先は…
「え…?」
それはなんと真っ直ぐに果南に向かって放たれていたのだ。
「っ⁉︎」
「果南姉ちゃん!!」
その凶弾に彼女は撃たれるかと思ったその時
物陰から現れる1つの影が。
「ハァッ!!」
狩夜憐の変身する黒狼の姿をしたライダー、スレイヤーが自身の爪でその光弾を切り裂いていた。
「果南サン平気⁉︎」
「た、助かった…ありがとう憐。」
「どーいたしまして。ハーさんこっちは無…」
無事だ。そう伝えようにも、今の彼にはその言葉が届かない。
彼の目線…否目線だけにあらず。
敵意、殺意、怒り…戦闘に関する感情全てが021ただ一体に向けられていたのだから。
「お前…姉ちゃんを狙ったな…?」
「ッ⁉︎」
ドスの効いた声を聞き、思わず後退りをする。
それに応じてデッドヒートの右肩に備えられたメーターも限界値を指し示していた。
警告音が鳴り、動体に袈裟懸けのように備えられたタイヤが火を吹いてバースト。
炎のような模様が顕になる。
そして、ただ一言彼は敵に言い放つ。
「……ぶっ殺す!!」
両方の拳と足に炎を纏うと、ソニックは一直線に021へと向かっていく。
ワンツーを繰り出し、自身を切り裂こうと振り下ろされた鎌を左腕でガード。そのまま正拳突きを繰り出し吹っ飛ばす。立て続けに攻撃を繰り出そうとそのまま走って接近する。
だがそれを読んでいたかのように死神ロイミュードは自身の武装である鎌を盾に。
「ソレで防いだつもりカっ!!」
だが、振り上げられたソニックの炎拳がその武器ごと頭部の籠のようなものを粉砕。地面に叩きつけられバランスボールサイズのクレーターができる。
「隼斗⁉︎」
「ヤベェ!あれ例の暴走ジャネーか⁉︎」
「っ!フルバーストシステム…!」
怒りがトリガーとなり発動する、眼前の敵を排除するべく暴走する、デッドヒートⅡに仕組まれたプログラム。
それが今また発動していたのだ。
「っ!っ!!」
何度も何度も足で踏みつけ、更に胸倉を掴み無理やり立たせる。
そのまま2発殴ると、放り投げて右足で蹴り飛ばし電柱を巻き込み吹き飛んだ。
「ッ……!」
死神は危険を察知したのか、その場から飛び上がり逃走しようと跳躍。
だが、暴走する赤い嵐はそれを逃さない。
ガシッ!!
「逃げンナよ…」
その頭部を左手で掴まえるとそのまま地面に叩きつける。
「オルァ!!」
そのままサッカーボールのように蹴り飛ばし地面を転がる。
火花が散り、息も絶え絶えなロイミュード。だが、それで終わりでは無い。
ソニックはドライバーを展開、ドライバー上部のイグナイターを押した。
《ヒッサツ!》
そしてそのまま静かにパネルを下ろす。
《バースト!Full throttle!!》
「っ!!」
飛び上がり、右足にエネルギーを集中させていく。やがてエネルギーが赤黒い炎のようにも変化し…
「…消えろ」
《Dead Heat!!》
デッドヒートソニックの必殺技
ヒートストリーム・ソニックがロイミュードのボディを貫く。
そして、そのボディが炎に焼かれるかの如く燃え上がるとそのまま大爆発。
残ったコアはまるで紙が黒焦げて燃え尽きるかのように音も立てずに塵となった。
「…」
022が消えたのを確認すると、興味も失せたかのようにもう一体…021の方へと振り返る。
「次はお前か…?」
「ッ!」
獣のように姿勢を低く構え、今にも次の敵へと飛びかかりそうになる。
だが021は光弾を連射し煙幕を張ると何処かへ消えてしまった。
「っ!待ちやが…ッ⁉︎」
すぐに追いかけようとするも、突如膝をつくソニック。
右手をつき肩で息をしていた。
「ハーさん⁉︎」
「隼斗!!」
「っ…!クッソ…!!」
憐と果南が駆け寄り、憐がソニックをその場に座らせると果南がドライバーからシフトデッドヒートⅡを抜く。
変身が解除されソニックは隼斗に戻ったが、
頭を抑えて少し苦しそうな表情を浮かべていた。
「ってて…」
「フルバーストの影響カ…」
「確か変身者の脳に影響して暴走が起こるんだっけ…?だからか…」
「いやいや、ちょっと疲れただけだから…これぐらいなんともな…」
そう言って立ち上がろうとするも、ふっと力が抜けたかのようにまたペタンと尻餅をついてしまった。
「ほら、まだ無理だってば。」
「果南サン、ハーさんお願い。俺っち先帰ってるカラ!」
そう言うと憐はそそくさと立ち去ってしまった。
「とりあえず、帰ろ?」
「全く…とりあえずどっかコンビニでも寄ってこう。お菓子でも食べれば少しは楽になるかもしれないし」
「あー、さんせー…」
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とりあえず近くにあったコンビニで板チョコ(ミルクチョコ)を購入。それを齧りながら姉ちゃんと並んで歩いていた。
「…やっぱり、隼斗にはあっちの青い方が似合ってるよ。あの赤い方は…なんか隼斗じゃ無いみたいだもん」
「俺じゃない…?どう言う事?」
「なんというか…普段は結構穏やかな隼斗だけど、アレで暴走してる時はなんか大荒れの海みたいな。そんな感じがする」
「例えが解りにくいな…まあなんとなーく掴めはするけど…」
果南姉ちゃんに返されたシフトデッドヒートを見つめながら考える。
大荒れの海…手がつけられない、どうにもならない、か…
「なんとかこいつを制御できる方法でもあればいいんだけど……」
「でも、バーストの暴走って副作用みたいなものなんだよね?完全に無くすってのはできないんじゃ…」
「でも、剛先輩なんかは克服できてたらしいからコツさえ掴めれば…」
「隼斗、着いたよ」
「……」
どうすりゃいいんだ…?アレに負けないようにするなんて…いつまた強力なロイミュードが襲ってくるかも分からないのに…
「隼斗?」
「ん?……あっ…⁉︎」
ふと気がつくと姉ちゃんが俺の顔を覗き込んでいた。
ってか近い…!
あとめっちゃいい匂いする…///
「な、なんでもない!!じゃ、じゃあまた!!」
顔の熱さを冷ますように急いで中に入る。
見られてないよな…?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌朝。
「くぁ…」
「珍しい。隼斗が欠伸なんて…」
「いつもなら休日でもシャッキリ起きてるのにねぇ…」
「昨日はちょっと疲れて…」
そんな事を言いながら朝食にありつく。
とりあえず味噌汁でも飲んで目ぇ覚ますか…
『〜♪』
と思った時、スマホの着信音が鳴る。
そういやデッドヒートの時の待機音使ってたんだっけ…あれ音だけはいいからな。
えーと相手は……父さん⁉︎
「え、なになに戒斗さんから⁉︎」
「どうしたんだろこんな時に…はいはい?」
『もしもし隼斗!聞こえるか⁉︎』
その声は間違いなくしばらく顔も見てなかった父さんの声だった。
「父さんどうしたの?今日本は朝だけど…」
『時間がない、よく聞いてくれ!ついさっき観測したものなんだが…そちらの方に向けて謎の小惑星体が落下していくのが確認された!』
場所が変わって某国の研究所。
長くなった後髪をゴムで結き、白衣を着た若さを感じさせる男。
隼斗の父である天文学者 天城戒斗が、コンピューターのような装置をいじりながらスマホ片手に話していた。
「小惑星体ィ?なにそれ?」
『俺のもとで育ったのに忘れたのか⁉︎簡単に言うとだな…隕石だ隕石!!』
「・・・隕石ィ!?」
『大きさとしてはデカくはないが、それでもそのまま落ちれば半径50km圏内は吹っ飛ぶ!突然の事で信じてはくれないだろうけど…とにかく何処か地下とかに逃げろ!あと死ぬな!以上だ!!』
「え、ちょ、具体的にどの辺に落ちるか…父さん⁉︎父さん!!」
だが、その答えを待つ間もなく電話は切れてしまった。
「…マジかよこんな時に!!」
俺は急いで朝飯を食い終えると自室へ向かいドライバーとシグナルバイクと鳥をとっ捕まえて外に出た。
「ちょっと隼斗!」
「いきなりそんな飛び出してどうしたの…」
上を見上げてみると……あったわ。
上空何千メートルかは分からないけどあったわ。太陽にも負けず劣らずの光を放ちながらなんか落ちてきてるのが。
「「えええええええええええ⁉︎」」
「ちょちょちょあれって隕石⁉︎」
「なんで⁉︎なんでここに⁉︎ってか隼斗くん、戒斗さんなんて言ってたの⁉︎」
「とにかく死ぬなってんな無責任な……ああ志満さん達は中入ってて!あとガラスとか割れやすいものから出来るだけ離れたところに!!」
「隼斗!アンタも逃げないと……!」
「俺は大丈夫!早く!!」
「わ、分かった!急ぎなよ!!」
そういうと2人も中へ戻っていった。
さーて……
「こんな形で内浦存亡の危機が来るとは思わなかったけど……鳥、行くぞ。この町は…俺達が守る!!」
『ーッ!』
心得た。そんな声が聞こえた気がして、思わず顔がにやけてしまう。
隕石なんてぶっ壊せばいいだけの話!!
俺はマッハドライバーMk-IIを腰に装着。
鳥から射出されたシグナルブレイヴを手に取りドライバーに装填する。
《Evolution!》
「Are You Ready…超・変身!!」
《Super Rider!Brave!TAKE OFF‼︎》
装甲に変換された01を纏い、俺はソニックの最強形態、ブレイヴソニックへと変身する。
そして、背中の翼に力を込めると思い切り地面を踏み込み大空へと飛び上がった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『現在沼津市上空に落下してきている隕石ですが、現在もその勢いは衰える事なく…!』
「隕石かぁ…研究対象としては中々に興味深いけどねぇ…落ちたら落ちたでくすねに行くとしようかね?」
一方霧香博士は、ニュースを見ながら地下にあるラボにいる以上安全なので1人楽観視している。
『あ、あれは!!』
「アレ?もう一つ隕石でも……おいおい」
『謎の鳥人間のような人影が隕石の方へと真っ直ぐに向かっていきます!』
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「っと…さーて…」
目視できる、なおかつ衝突しない距離を取った所までやってきたブレイヴソニック。
自身の専用武器、リジェネレートブラッシャーを取り出した。
「まずは…アレを止める!」
ブラスターブレードモードからブラスターガンモードに変形。取り出したシグナルトマーレⅡを装填した。
《Signal Toma-re!》
《Signal Boost!Toma-re!!》
「いっけえッ!!」
狙いを定め、そのままトリガーを引いて能力を発動。
リジェネレイトブラッシャーは、シグナルバイクが持つ能力を増幅させるシステムを搭載している。
このように既存のシグナルバイクを使えば、より強力な技も放てるようになるのだ。
黄色い光弾が一直線に飛んでいく。
それは狙い通りに隕石に着弾。トマーレの力により、網状の光が隕石を足止めした。
「よし!あとは…!」
止めた以上はこちらのもの。そのまま接近してみると、大きさは運動会で使う大玉およそ5個分ぐらいだろうか。それほどの大きさだった。こりゃ落ちたら大変だわな。
そんな事を考えながらブラッシャーをブラスターブレードモードに切り替える。
シグナルトマーレⅡを抜き、シグナルソニックを入れ替えで装填。
《Signal Sonic!Signal boost!!》
「即興必殺!デブリ・スライサー!!」
拘束されていた隕石をそのままぶった斬る。
真っ二つから、更に横にして4等分。
そこからさらに半分に、もう一つ半分に……
落ちても問題無いであろう大きさに斬り裂いていく。
「こんなもんか…あとは……!!」
自身の能力で風を操作し海や山など、人がいないであろう安全な場所に落ちるよう勢いを殺して修正をかける。これで大丈夫な筈だ。
バラバラにされた隕石だったものは、それぞれ山や海などに落ちていった。
「ふぅ……ったくなんでいきなり隕石なんか…」
落下した方をみると、海に落ちたものは水しぶきを上げ、山に落ちた方は煙を上げていた。
「一応俺も見てみるか…気になるし。」
翼を動かし、俺は山に落ちたものの方へと向かっていった。
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『静岡県沼津市に突如落下した隕石ですが、これは一体何処から来た隕石なんでしょうねぇ?
本日は専門家の○○さんにお越し頂きました。○○さん、今回のは____』
「お手柄だったじゃないハヤト!まさか隕石を……」
「俺の手柄じゃねえよ。父さんがいなかったら今頃どうなってたか……」
「でも、やっぱ隼斗のお父さんすごいね」
「非常事態とはいえすぐに連絡をよこしてくださるとは…さすが天城博士ですわね」
「それでそれで⁉︎隕石どうだったの⁉︎」
「どうだったっていっても…別にトマーレで止めてブラッシャーでぶった斬ったからな…いくら変身してるとはいえ隕石にぶつかったらタダじゃ済まないだろうし。
ああ、けどカケラはいくつか拾ってきた。今頃博士が解析してる筈だが…」
「できたぞ。どうやらこの隕石、かなり昔に生成されたものだ。大体40億年ぐらいってところだ」
『40億⁉︎』
「隼斗、大半のカケラは回収したんだろう?ああ、さっき渡したのと…これとだ。あとは博物館にでも寄付して、学校にも飾るか」
「ふむ……なあ隼斗、それに憐。一つ提案があるんだが……」
「んだよ?」
「なんダ?」
博士は少し考えると、子供のようなにっこり顔で俺達に言った。
「宇宙の力、欲しくないか?」
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「ハァッ⁉︎デッドヒートに
「ああ!これはあくまで私の予想なんだが、隕石に秘められた我々ですら知り得ないパワーを使えば、暴走すら抑え込んでパワーアップなんてできるんじゃないだろうか!」
「科学者らしからぬ希望的観測ダナ…」
「私は時と場合によっては浪漫を追い求めるからね。さあさあシフトデッドヒートを出してくれ!そうと決まればすぐに改造開始だ!!」
勢いに押されシフトデッドヒートを渡す。
その後は俺達も授業などがあるのでラボを後にした。
あれから1週間後。
「できたぞーっ!!!」
博士に呼び出されラボに来た俺達。
博士の手の中には生まれ変わった?であろうシフトデッドヒートだったものがあった。
ヘッドライト部の色が黄色からオレンジ色に変えられ、最初からバイク部分が折り畳まれた変形後の形となっている。
ベースのサイドカー部分も、より鋭利な鋭い形状に作り替えられ、その見た目はまるで超小型のドラゴンのような姿形になっていた。
「…ドラゴン?」
「ふっふっふっ…こいつはただのドラゴンじゃないぜ?名付けて、シフトデッドヒートver.メテオカスタム!!」
「「メテオカスタム?」」
「ああ。隼斗が回収してきた隕石をボディの素材として使用した事により、より強度が増している。そんじょそこらの攻撃じゃ傷すらつかない!
そして、もちろん変身もできる!その姿は…まあ実際に戦ってみればわかるはずさ!」
「戦ってみればって言っても相手が…」
「いるとも!君たちが逃して021、あれの目撃情報が入っている。そこに向かってくれ。」
「なるほど、了解!」
「ラジャー!」
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そして、俺達は目撃情報のあった山中にやってきていた。
この辺の筈だが…
「ハーさんアレ!」
憐が指差す方向をみると、そこには021がたしかにいた。
だがそれだけでは無かった。
「来たか仮面ライダー!」
なんと死神がもう一体いた。
胸には100の数字が。かつてアルティメットルパンを倒したと言われるロイミュード100だ。
「100…」
「まーた面倒なのが増えたな…」
「こいつに話を聞いた!今日ここで!お前達2人を俺が倒してやる!!」
「ハッ!言うじゃねえか。憐、下がってろ。
こいつらは俺がやる!」
「でもハーさん!相手はツエーんじゃ…」
「大丈夫だっての!新しい力も試してみたいしな!」
ドライバーを装着、新しいシフトカーをその手に構える。
「行くぜ…!」
尻尾(リアウイング部分)を押し、龍の咆哮と共にヘッドライト部分が光る。
《Burst!Overd Power!!》
「ハッ!」
《SignalBike/Shift Car!》
「Ready…変身ッ!!」
《Rider!Dead Heat!!》
《Meteor!!》
隼斗は新たなる装甲をその身に纏った。
その姿は通常のデッドヒート時とは全く別のものになっており、通常デッドヒートと同じくマフラーが無く、橙と赤の2色が混ざったゴツゴツした装甲。
加えて背中には翼を持つまさに竜人とも言うべき姿をしており、頭部の緑色のバイザー部分も少し変化。まるで複眼のような形状になった。
憐は少し離れた所に隠れ、スマホを横向きにしてビデオ通話でリアルタイムでそれをラボに送っていた。
「これぞ我が最高傑作!」
「あれが、暴走しないデッドヒート?」
「ワォ!Dragon!!」
「何あれ?まるっきり別物じゃない!」
「カッコいいズラ〜!」
「うゅ!」
「なんだ、その姿は⁉︎」
100に答えるかのように彼は天に向けて拳を突き上げると、堂々たる名乗りを上げた。
「ソラの果てより流れ出で、輝き纏いて燃え上がれ!魂の星はここにあり!
仮面ライダーソニック、メテオデッドヒートフォーム!!」
灼熱の猛獣改め灼熱の星の龍。
メテオデッドヒートフォームがここに誕生した瞬間であった。
「メテオデッドヒートフォーム…?」
「さぁ…第一ラウンドだ!!」
シャドーボクシングをして構えるソニック。
死神021は自身の武装である鎌を装備するとソニックに向かって攻撃を仕掛けようと接近してくる。
「ッ!!」
飛び上がり鎌を振り下ろそうとする021。
だが、なんとソニックは……
「フン…!」
なんとそれをガードもせずに真っ向から体で受け止めたのだ。
「なっ⁉︎」
「ガードもせずに何してるのよ!」
「これじゃすぐに……!」
「……見て、アレ!!」
善子がそう言うとみんなは一斉にモニターを見る。するとそこには……
「………どうした?」
「ッ⁉︎」
なんと仁王立ちで鎌を受けながらも、装甲に傷の一つも負っていないソニックの姿があった。
そのまま左手で鎌を掴むとその刃部分を握力でへし折り、右手を握りしめる。
021をそのまま左手で突き飛ばすと同時に、ドラゴンの腕にも似た形状の腕のガントレットが変形、勢いよく炎を噴出。
「ハァッ!!」
そのまま渾身のパンチを叩き込むのと同時に火柱が021をまるでロケットのように吹き飛ばす。
「む、無傷…」
「それにすごいパワーですわ!」
曜とダイヤが驚きの声を漏らしていた。
「霧香先生、これって……?」
「隕石から作り出した超ド級装甲、その名もメテオテクターで全身を覆った事により耐久性が大幅に上昇。防御力ならソニック・スレイヤーを含めた全ドライブシステム系列ライダー最強の硬さに仕上がった!
加えて隕石から抽出したパワーを使って火力も増している。純粋な殴り合いならまず他のロイミュードに後れは取らない!」
正拳突きを繰り出したあとのように、パンチの体勢のまま敵を見据えるソニック。
吹き飛ばされた021は、マントがよりボロボロになっており、頭部のオリも砕けていた。
《ヒッサツ!》
ドライバーを展開、イグナイターを押してパネルを下げる。
《Volca Full throttle!》
そのまま上空に飛び上がり、背中の翼を折りたたむ。
更には全身に龍の形をした炎を纏い、隕石の如く凄まじい勢いで相手に向かって突撃していく。
「メテオソニックバーストォッ!!」
その姿はまさに炎の龍。
その渾身の一撃をガードできる手段もなく、021は全身を砕かれ爆散。巨大な火柱が上がった。
出現したコアも、そのまま蹴り砕いた。
「なんだと⁉︎021がいとも簡単に……っ!だが俺を倒せると思うな!俺は蘇り、100の武器を超えて200の武器を使えるようになった!ルパンも仮面ライダーももはや敵ではない!見るが良い、俺の更なる力を!!」
すると、100の周りには剣や槍、刀など数多の武器が出現。
だがソニックはそれを見ても焦りを見せなかった。
空に手をかさずと、バランスボール程の大きさの火球を生成。
バク転しそれをオーバーヘッドキックの要領で蹴った。
「グレンメテオ・レイン!!」
するとその火球はサッカーボール程の大きさで数百個の火球に分裂。
「喰らえ!!」
そう言って100が射出した武器の事如くを、流星群のように撃ち落としてしまった。
「っと…200の武器がなんだって?」
「ば、馬鹿な……ッ!!」
「スゲェ…これがメテオデッドヒート…」
記録している憐も驚いていた。隕石一つでこれ程の力を発揮するのか…と。
「さーて、コイツの性能も把握できたし?
そろそろキメに……行くぜ!」
右足を踏み込むのと同時に右拳を構える。
100は咄嗟に身の丈ほどの大きさの盾を召喚し構えるが、ソニックが繰り出した炎拳はその盾ごと100を殴り飛ばした。
そして、その隙を見逃さない。
《ヒッサツ!》
ドラゴンが吠えるような態勢を取ると、その勢いでパネルを勢いよく下ろす。
《Volca Full throttle!Dead Heat!》
《Meteor!!》
翼や腕部ガントレットの装甲を展開。
そこから赤い炎が燃え上がると、飛び上がる。
その姿はさながら炎のドラゴン。
そのままキックの体勢を取ると、勢いよく100へと突撃した。
「メテオ・エクストリームッ!!」
隕石衝突に匹敵するそのライダーキックが100を蹴り砕く。
そのままスライディングするかのようにブレーキをかけると停止した。
「これが…仮面ライダーの力……!グオァァァァ!!!!」
100は断末魔と共に爆散。コアも巻き込まれて砕け散った。
「…ま、こんなもんか…」
《オツカーレ!》
隼斗はそのまま変身を解除。
元に戻るとシフトデッドヒートメテオを見つめた。
「すげえな…コレ!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「いやぁすごかったぜ?メテオデッドヒート!私の予想通り、隕石によって暴走のリスクも完璧に抑え込めてた!ヒュウ!さすが私、天才だ!!アーッハハハ!!」
霧香博士はテンションが上がっているのか、シフトデッドヒートメテオを手に持ちながら座っている回転椅子でクルクルと回っている。
「はしゃぐないい大人が…」
「まだ20代ですぅ〜!」
「充分大人だろうが!!」
「俺っちもなりたかっタ…スレイヤーメテオデッドヒート…」
「まあまあ、機会があればなれるって多分!」
「多分カヨ…」
「まあとりあえず記録は取れたからよしとしようかね。」
「それはそうと霧香博士。」
「んー?なんだい隼斗?」
「なんでデッドヒートメテオはドラゴンモチーフなんだ?デッドヒートなら他のやつでもよかったんじゃ…」
「あーそれか。ほら、隕石って流れ星…流星だろ?流星…りゅうせい…龍星。だからドラゴンにしてみた」
「語呂合わせかよ!」
「いいだろべつに!
だって好きだろ?ドラゴン!!」
霧香博士はそう言いながら、自身の開発したシフトデッドヒートメテオを2人に自慢していた。
何はともあれ、俺達に新たな戦力が加わった。
宇宙の力ってスゲェ!!
終わり。(オチはない)
仮面ライダーソニック
メテオデッドヒートフォーム
パンチ力 40.5t
キック力 25.5t
ジャンプ力 36m
走力 2.8s/100m
※ソニック・スレイヤー共通スペック
注 数値はおおよそのものである
シフトデッドヒートに霧香博士が隕石の欠片から作り出したパーツを用いて調整を施し、暴走のリスクを完全に抑え込んだ上で更なる強化を施して作り上げたシフトデッドヒート(ver.メテオカスタム)を使って隼斗が変身したソニックの新たなる姿。
唯一の○○フォーム表記の強化形態でもある
その姿は通常のデッドヒート時とは全く別のものになっており、通常デッドヒートと同じくマフラーが無くなり、橙と赤の2色が混ざったゴツゴツした装甲に翼を持つまさに竜人とも言うべき姿をしており、頭部の緑色のバイザー部分も少し変化。複眼のような形状になった。
落下した隕石から作り出した超ド級装甲メテオテクターで全身を覆った事により耐久性が大幅に上昇。
防御力はソニック・スレイヤー両ライダーの全フォーム中最高クラスにパワーアップ。
「流星、だからね。龍…ドラゴンをモチーフにこのフォームを作り上げたのさ!ドラゴンは男の子みんなが大好きだからね!!」
by霧香
メテオデッドヒートは通常のデッドヒートと同じく格闘戦を得意とするフォーム。
だがパワーは段違いの為、殴り続けるだけでそこらの怪人相手なら力尽くで叩き伏せる事が可能。
改良前から引き続き火属性攻撃も可能。
火力の方も、隕石の力を取り入れた事により破壊力が倍増している。
更に、その背中に翼がある事から分かる通りメテオデッドヒートには飛行能力も備わっている。
だが、飛行速度では速さに特化したブレイヴソニックには遠く及ばない。
必殺技一覧
・上空に飛び上がって翼を折りたたみ全身に龍のような炎を纏った後、隕石の如く凄まじい勢いで相手に向かって突撃し強力なライダーパンチを叩き込む
『メテオソニックバースト』
・空に手をかざし(飛び上がって手でエネルギーを圧縮し)自身のエネルギーに加えて隕石から抽出活性化させたエネルギーによって隕石のような巨大エネルギー弾を作り出しそれを蹴り飛ばす(かかと落としでなどで叩き割る)事で複数に分裂させそれを上空から降らせる範囲攻撃技
『グレンメテオ・レイン』
・炎を纏い さながら空を駆ける流星のような強力なライダーキックを放つ一撃必殺の技
『メテオ・エクストリーム』
グレンメテオ・レインを発動した直後に放つコンボのパターンもある。
シフトデッドヒートメテオカスタムの見た目はシフトデッドヒートのヘッドライト部が黄色からオレンジ色に変えられ、最初から変形後の形となっている。
サイドカー部分もより鋭利に鋭い形状に作り替えられ、超小型のドラゴンのような姿形になった。
更に上部にはドラゴンの翼のようなパーツが付いており、それを内側に折りたたむ事でドライバーに装填し力を発動させる事ができるようにする。
変身シークエンスは変身前に尻尾(リアウイング部分)を押す事で起動。
変身待機状態にしてドライバーに挿し、変身する。
《Burst!Overd Power!!》
《SignalBike/Shift Car!》
「Ready…変身ッ!!」
《Rider!Dead Heat!!》
《Meteor!!》
変身音はオリジナルのボイスとタイプスペシャルのインストを使用。
本当は2月中に出したかったけど間に合わなかった…
番外編のはずが1万字超えてました。ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
それでは次回の本編もお楽しみに!