ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダードライブサーガ 仮面ライダーソニック   作:Master Tree

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新年あけましておめでとうございます!
今年も私Master Treeをどうぞよろしくお願いします!

大変長らくお待たせいたしました!
ついに突入!146さんのラブダブルとのコラボ編です!

がっつり互いの本編要素が関わってくる一大ストーリーの為まずは相手先の作品を見直しておくのもアリです。

それではどうぞ!

※なお、今回はプロローグの為コラボ要素はほぼありません。ご注意ください。


エピソード2.5 ラブダブル!〜女神と運命のガイアメモリ〜コラボ編
ラブダブルコラボ編 プロローグ 侵略者D/異世界インベーダー


 

「さて、必要なものはこれで全て手に入った…」

 

男は自身の傍に佇むモノに目を向ける。

()()はかつて悪の科学者が作り上げた究極の機械生命体。『だったモノ』

 

だがそれはすでにそのものではなく。

2つの世界の異なる力、それらが合わさった正に異物

 

 

「長かった停滞もここまでだ、そろそろ事を動かしに行くとしよう!」

 

 

男は嗤う。

全てはかつての復讐のためか、それともただの享楽故か。

 

 

「楽しませてもらうぞ、仮面ライダー達!!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

小原家ホテル前

 

 

 

「行くよ隼斗…」

 

「悪く思うな姉ちゃん…この勝負だけは負けられない……!!」

 

 

場所は変わって小原家のホテル前。

テーブルの上で組まれた手と手。

いつもは仲睦まじいはずの隼斗と果南が睨み合っていた。

 

「Ready……」

 

 

『GO!!』

 

 

 

 

 

 

 

合図の瞬間。

隼斗の手の甲が、一瞬にしてテーブルに叩き伏せられた。

 

 

 

「よっしゃー!!」

 

 

「負けたぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 

「winner!カナーン!!」

 

「というわけで、優勝者である果南ちゃんには期間限定塩プリンラスト一個が贈呈されまーす!」

 

 

「この腕相撲対決、何としてでも勝ちたかったんだよね〜♪いただきまーす!」

 

 

「瞬殺…された……」

 

 

「すごい落ち込んでる………」

 

「そりゃ果南ちゃんに負けたんじゃねぇ…」

「自分が守るって誓った人に力で負けたんじゃ、そりゃ落ち込みもするよ…」

 

 

「…コレ、そんなにうめーのカ…?」

 

千歌と梨子がとてつもない落ち込みを見せている隼斗を慰めていた。

 

某日。静岡県内浦。

ここは小原家の運営するホテル。

にあるちょっとした庭スペース。

来年春のラブライブ決勝に向けて練習を続けるAqours+隼斗達仮面ライダーの面々。

 

だが、何も毎日練習練習の日々ではない。

外部から依頼される仕事があったりもちろん偶にはこうした何もない休みの日だってあるのである。

 

 

そしてたった今沼津の有名スイーツ店で期間限定の商品だった塩プリン+一個をかけたAqours対抗の腕相撲大会が終結した所だ。

 

ちなみに憐はお気に召さなかったらしく一個でいいとのことで不参加。

 

 

「何言ってんだ憐!こいつは沼津生まれ沼津育ちの超有名パティシェ 鳳凰・ピーター・アルデンテさんが作り出した超有名商品!

しかも!材料は手に入れるのがすごく難しく、なおかつ季節に左右される為その販売は期間限定!しかも不定期ときたもんだ…程よい塩加減が何故か甘さを引き立てベストマッチするという訳のわからなさからそれを求める人は数知れず!美味いに決まってる!ってか美味い!!」

 

「オ、オゥ…立ち直りはっえ…」

 

そう言って早口で解説する隼斗が指す方には果南が食べているプリンが。

見た目こそ普通のプリンにクリームでデコレーションが施されたちょっといい感じのヤツに見えるが、とても拘りの製法で作られているのである。

 

「にしても…意外だったな。一見非力な面子も中々いい勝負いい勝負してて…」

 

「確かに、あのルビィちゃんが果南さんと何故かいい勝負をしてたずら…」

 

「まさか、あの細腕に秘めたる強大な魔力を…!?」

 

「ち、違うよぉ…!じ、実はコレのお陰で…」

 

そう言ってルビィが袖の下から腕を出すと、そこには何らかの水色のロボットの骨格にも似た形状の金属製の補助パーツのような機械が取り付けられていた。

 

「これは……?」

 

「何かの機械?」

「腕の力を補助するための、かな?」

 

曜と梨子が物珍しそうにそれを突いたり触ったりしていると、そこに白衣を羽織った女教師がやってきた。

 

「それこそ私の新たな発明、『誰でも力持ち!マッスルスカル』だ!

偶然ガラクタをいじってたらできた代物でな?ライダーシステムに応用できないかと思いちょうど非検体を探してたところでね……で、こういう事になると話を聞いてピンときたのだよ。はむ…へっはふのひょうふだ、ほーへいひゃなへへははお?」

 

「霧香先生!」

 

「って、アンタも食ってんのカイ…」

 

「独自ルートでね。私もあの店のケーキは偶に買うのさ。あ、ちなみに今回ルビィくん、花丸くん、それから善子くんの3人に実験台になってもらっている」

 

「1年生3人不正してたのかよ!」

「不正ではない、ハンデだよハ・ン・デ。

この化け物揃いに普通に放り込まれて彼女達に勝ち目があるとお思いか?」

 

「まぁ、な…」

 

ライダーの俺、それを何故か超える力を持つ果南姉ちゃん。

その他鍛えてるメンバー多数。

元々非力な1年面子はかなり不利となる…

 

「俺っちはともかく、ルビィちゃん達は非力がスギルシナ」

 

「正にデウス・エクス・マキナ…此度の戦いこれに頼るのも止むなし…」

 

「でもコレ、中々楽しかったね!」

 

「他の先輩達とも対等に渡り合えるずら!」

 

2人ともそう言いながら、袖口からルビィがつけていたものと同型のものを出した。

よくできてるな…コレ。

 

 

「ま、試運転はこれでよしとしようかね。

んじゃ3人とも、外すからこっち来て〜」

 

「「「はーい」」」

 

 

霧香博士が手招きし、3人につけられていた補助機具を外していく。

それを見ながら梨子と曜の2人が近づいてきて言った。

 

 

「にしても、すぐに退院できて本当よかったね隼斗君」

 

「確かに…あんだけすごい力を使って倒れもしたのに今すごいピンピンして…」

 

そう言って俺の方を見る2人。

俺の体には今も腕やら足やらに所々絆創膏が残ってたり、頭に包帯巻いてたりしているがとりあえず肉体に問題は無い。予定より早く退院できたのは幸運だったといえよう。

 

 

「傷もほとんど治ったしな。っていうか身体中の辛さがあったのも2日寝たら引いたし……今はむしろ動きたくて仕方ねえぐらいなんだよ」

 

 

「あれだけやってその程度で済んでる君の体が異常だよ…ありえないとは思うが…恐らくオーバーブレイク発動後にコア・ドライビアのエネルギーが体内に残留し、身体の自然治癒能力を高めているんだろう」

 

「ほんと便利だなこのエネルギー…」

 

「だがそれにも限度はある。治ったからと言って、あまり無茶はしないように。いいな?」

 

「わーってるって」

 

「やれやれ…」

 

作業を終え、呆れ顔で言う霧香。

だが、その表情はどこか喜んでいるような、そんな顔をしていた。

 

 

「とりあえず、今日は休みなんだ。

今日しっかり休んどきゃ明日にはコレもコレも取れてるって!」

 

「そーダナ!今日は遊びまくって英気を養おーゼ!!」

 

「遊ぶのはいいですが…明日からまた練習ですからね?ハメを外すにしても、節度を持って!ですわよ?」

 

「分かってまーす」

 

「本当に分かってるんですの…?」

 

 

あんな事があったにも関わらず、今日も隼斗も皆も変わらず和気藹々とした空気だった。

 

 

そこへ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼」

 

「…?」

 

「お客さん?」

 

 

見るとその客は少し季節が早いがロングコートを羽織り、袖や首に見える縫い痕のようなものが。ボディステッチ…か?

歳はみたところ俺らと大差無さそうだが…

 

「no.ワタシ宿泊客全員覚えてるって訳じゃないけど…こんな人泊まって無かったわよ?」

 

「違うノカ」

 

「お医者さんの人じゃない?」

「こんな医者いてたまるか」

 

「ブ○○○ジャ○クとか」

「まずこの世界にその人が存在するかバカチカ」

 

「予約の人じゃない?多分だけど…そうですか?」

 

「すまないが、今日の要件は宿泊ではない。予約でもなければお嬢さん、君に用がある訳でもない。……君達だ、少年」

 

 

そう言ってその人は真っ直ぐに俺達の事を指さした。

その一連の動作には、何か底知れぬ恐ろしさの様なものが込められていたのを、

俺ははっきりと感じた。

 

「俺…達に?」

 

「俺っち達そんなにゆー名人じゃネーよな?」

 

 

「隼斗君、知り合い?」

 

「いや知らん。初めて会った」

 

「俺っちも同じく」

 

 

「君達は俺を知らない……だが、俺は君達を知っている。…天城隼斗」

 

「え?」

 

「狩夜憐」

 

「ウェ?」

 

「いや…こんな個人を識別する記号よりも、もっと相応しい呼び方があるな。

そうだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()

 

 

 

「「っ!?」」

 

 

その呼び方をする者、その事を知っている者はAqoursの面々や博士達以外に知る者はいない。

とすればそれを知っているコイツは…!?

 

俺と憐はすぐさまドライバーを取り出し皆の前に立つ。

無論警戒は解かないまま。

 

「お前……何者だ!」

 

「なんで俺っち達のコト…!」

 

「まさか、この世界にまで同じ名前が存在するとは思わなかったが…お陰で計画に算段がついた。それは感謝しなければならないな」

 

「計画…?なんの話だ!」

 

「君達には関係……いや、あるか。その為にわざわざ助けにこんな事までしたのだから…ね」

 

男がそう言うと、突如空間に切れ目が発生。

そして中からは…『黒いドライブドライバー』が。

 

「それは!」

 

「バンノの!」

 

「俺の計画の邪魔になりそうだったからな。掃除がてらあの人には消えてもらったよ」

 

「お前が…蛮野を……!?」

 

「ってことはあの時…仕留め損なってたって事か…!」

 

 

「ああ、もしや…余計な事をしてしまったかな?君としては自分で手を下したかったんだろうが…悪く思わないでくれ。コレが必要になるかもしれなかったからな」

 

 

「いや……

 

 

 

 

 

 

むしろありがてぇ!

これで邪魔者が1人減った!!」

 

 

「イヤ感謝すんのカヨ!?」

 

 

 

「礼などいらない。いや、強いて言えばそうだな…君達には、俺の退屈を治す為の相手をしてもらおう」

 

そういうと男はバンノドライバーをまた裂け目に放り込むと、代わりに中心に小さな窪みのついた、ベルトのバックルのようなものを取り出すと腰に装着。

それはまるで俺達の使うドライバーにも似ていた。

 

「ドライバー…?」

 

そして、男がもう一つ取り出したのは歪なデザインが施された黄金のUSBメモリ。

その形には見覚えがあった。

 

「ガイアメモリ!?なんでお前が…!」

 

「おや、コレを知っているのか。

なら話が早い、始めようか」

 

《Dystopia!》

 

ボタンを押すとガイド音声が流れ、それをドライバーの中心部に挿した。

 

黒い波動と共にその身に鎧を纏うように姿を変えた。

左右非対称の仮面をつけ、朽ちた鎧と外套を身につけた姿。

メモリが挿された腰のドライバーには球状のものが出現していた。

 

「ディストピア…暗黒郷か…」

 

「よく知っているな。英語は得意か?

では諸君、手合わせ願おう」

 

「はっ!何企んでんだか知らねえが…それ持ってるって事はロクな人間じゃないことは確かだな!やるぞ憐!」

 

「ガッテン!博士!ミンナを頼む!」

 

「任せたまえ!みんな!こっちだ!」

 

 

Aqoursの面々を博士に任せ、俺達はドライバーを装着。

パネルを展開した。

 

《SignalBike!》

 

「Ready!」

 

「「Hensin!(変身!)」」

 

《Rider!Sonic!!》

 

《Rider!Slayer!!》

 

 

青き音速の戦士、ソニック。

 

黒き悪殺しの獣戦士、スレイヤー。

 

2人はそれぞれ、戦士としての姿へと自らを変えた。

 

「悪は撃滅!正義は不滅!この世の総てを、トップスピードでぶっちぎる!

仮面ライダー………ソニック!!」

 

「この世の悪党、魑魅魍魎…全てを狩り殺す漆黒の戦士!仮面ライダースレイヤー!!」

 

ソニックはゼンリンシューターBSを、スレイヤーはスレイクロー。

 

それぞれの武器を構えるとシフトアップし謎の敵へ向かっていった。

 

「来い」

 

「行くぜ!」

 

「ヨッシャ!」

 

先に仕掛けたのはソニック。

敵に向かっていくのと同時にゼンリンシューターを連射。

スレイヤーはその弾幕を縫うように避けると敵にクローでの連撃を繰り出す。

 

「なるほど…」

 

だが、それを敵はほぼその場を動かずクローによる攻撃も全て捌き切った。

 

「避けタ!?」

 

「だったら!」

 

《ゼンリン!》

 

ゼンリンシューターの前輪部分を回転。

接近戦に持ち込む。

 

「これで!」

 

電動鋸のようになり、打撃を強化することで攻撃に利用するこの攻撃。

 

連続で振り回し、叩きつけにいくように攻撃する。

 

「なるほど…」

 

避けられるも、一撃、二撃が敵に入った。

だが、敵には大したダメージにはなっていないようだ。

 

「どうした?君の力はそんなものではないはずだ!もっと俺を楽しませてくれ!」

 

「っ!この野郎ッ!!」

 

ゼンリンシューターを顔面に向けて叩きつける。が……

 

 

「……狙いはいいな」

 

それは当たる寸前で片手で止められていた。

 

「止めた…!?」

 

 

 

「俺っちを忘れて貰っちゃ困るゼ!!」

 

 

死角から憐が切り込む。

クローを振り上げ敵を切り裂かんとする。

 

その一瞬、スレイヤーに意識が向いた瞬間にソニックはゼンリンシューターを連射。目眩しした瞬間、手を離すとバックステップ。

腰の煌風に手をかける。

 

「隼斗流剣技 壱ノ芸!」

 

 

「隼斗、いつの間にあんな技を…?」

 

「ああ、特訓で作ったらしい。煌風を使った十の技。隼斗流剣技」

 

「自分の名前を付けるんですのね…」

 

何気にAqoursメンバーがこのワザを見るのは初めてである。

自分の名前をつけるセンスについては一同ノーコメントのようだ。

 

だが隼斗はそんな事気にしない。

力強く踏み込み、一気に敵の目前に!

 

「一刀流!霧祓ッ!!」

 

そして素早く抜刀し斬撃!

 

霧祓は隼斗が編み出した10ある剣技のうち、最初に作り出した技にして最速の技。

 

スピード自慢のソニックがそれを使えばほぼ防ぐ事は不可能。

 

 

 

…そのはずだった。

 

 

「フッ!」

 

だが、その刃は届く前に敵の持つ剣に。

背後からのスレイヤーの攻撃は左手によって止められていた。

 

「何っ!?」

 

「ハーさんの剣が止められた…!?」

 

 

「あの速さのを止められる奴なんて早々いないはず…!」

 

 

「仮面ライダーソニック。そのスピードが君の自慢のようだが…これでは俺の遊び相手にもならないな」

 

「んだと…!」

 

「もう少し楽しめると思ったんだが…これは笑えない。今回のところはこれぐらいでいいだろう」

 

瞬間。

その剣にとてつもないエネルギーが集まっていった。

紫色のどす黒い色のエネルギーを帯びていくその剣に危険を察知したソニック。

 

 

「憐!避けろッ!!」

 

 

「それは君の方だ」

 

スレイヤーが飛びのいた途端、剣から放たれたエネルギーの斬撃。

ソニックは煌風でそれをなんとか逸らし、それは山向こうの方へと飛んでいき………

 

 

 

そしてその斬撃は……

()()()()()()()

 

 

 

「っぶねぇ……!!」

 

「なんだ……イマのワザ……!?」

 

よく見てみると、切られた箇所は紫の裂け目のようなものができている。

あれは一体……?

 

「ほう、よく避けられたものだ。あの空間すら斬り裂く攻撃。避けられるものは早々ない…見どころはあるようだな」

 

「空間をぶった斬ル攻撃……!?」

 

「そんなんありかよ……!」

 

 

「それでは俺はこの辺りで。また会おう仮面ライダー諸君。そして………」

 

その敵は一瞬、霧香の方を一瞥し…

 

 

「一時霧香博士、あなたも。運が良ければ、また会えるだろう………やれ」

 

「マテっ!!」

 

止めに行くも間に合わず、敵は剣で自身の背後を斬ると、その裂け目の間に姿を消した。

 

「消えた……」

「逃したカ…ッ!」

 

 

そして中からはまた別の怪物が出てきた。

それは俺達がよく知る姿だった。

 

「何故私の名前を…?彼は一体……」

 

「ねぇ!アレ見て!!」

 

千歌が叫ぶと、その裂け目からはもう一体の怪物が出てきた。

 

「おいマジかよ!」

「アレって…!」

 

中から現れたのは、以前蛮野のアジトで見た複合ロイミュードだった。

しかし、胸部のナンバープレートのナンバーは001、058、096など変化しては別の番号に、また別の番号に変わり、まるでバグっているかのような表示をしていた。

 

 

『………』

 

 

「あれ確か蛮野が作ってたっていう…!」

 

「究極のロイミュード…」

 

 

複合ロイミュードは何も喋らず、その姿を歪め変えていく。

 

変化したその姿はかつて世界を第2のグローバルフリーズに陥れかけた、失われた109体目 ロイミュード108 パラドックスロイミュードに似ていたが、どこかそれとは異なる気配を感じた。

 

「なんだ……あの姿……!」

 

「どの進化体でもない……あの時と同じ、データにねえ進化だ!」

 

あの時と同じというのは、俺が以前戦った例のロイミュードの事である。

 

コピーを得意とする027が謎の女と融合進化したことで未知の融合進化態となったあの時と同じ。

 

しかし、今回は違う。融合進化態とは違い体は赤くなく、またあのロイミュードに自我を感じない。

 

「しゃーねぇ…ここは一気にブレイヴで!

憐!これ使え!」

 

さっきはタイミングを逃したが、今はこっちを片付けるのが最優先!

俺は憐にデッドヒートメテオを渡し、自分は愛機、ブレイヴファルコンを呼び寄せる。

 

ファルコン内部のシグナルブレイヴを取り出そうとした、その時

 

 

 

『…………!!』

 

 

突如そのロイミュードが両手を空に掲げた。

するとその手からは巨大な光線が放たれ、それはやがて空に大きな孔を創り出した。

その黒い孔は紫の閃光を放っており、まるで大きな渦のようにも見えた。

 

「おいおいなんだよアレ!?」

 

「ブラックホール!?イヤ…にしてはなんかチゲーけど……」

 

「さっきのアイツは空間がなんとかっつってたから…まさかワームホールか!?」

 

「ワームホール!?………ナニソレ?」

 

「自分で調べろ!」

 

「この状況でムリなの分かって言ってるダロ!簡単に説明ヨロ!!」

 

「恐らくどっか別の時空にでも繋がってる…ってええい!今はそんな事言ってる場合じゃねえ!憐!アイツ止めろ!!」

 

そう言い合っていると、突如強い力が俺達を吸い込まんとあの孔から発生し出した。

 

「ムリムリムリ!こっから手ェ離したら俺っち吸い込まれる!!」

 

「ったくこれだから地上専門は…!鳥!来い!!」

 

『ー!!』

 

『………!』

 

ブレイヴ・ファルコンを呼び寄せ、ブレイヴソニックに変身を試みる。

 

だが、突如謎のロイミュードから光弾が放たれ、それが直撃したファルコンはコントロールを失いその孔の中に吸い寄せられていってしまう。

 

 

「鳥ぃぃぃぃぃぃ!!!!」

 

『ーッ!ーッ!』

 

ブレイヴ・ファルコン(アイツ)のこともなんとかしなきゃだが、まずはアイツだ!

なんとかゼンリンシューターを拾い上げ、謎のこの現象を食い止めようとしてみるが……

 

「クッソこいつめ!!」

 

 

闇雲に放った銃弾はロイミュードの腕が変化した光の鞭で叩き落とされた。

そして伸びてきた鞭は俺とスレイヤーの方にまで近づいてきて………

 

 

「しまっ………」

 

速度が速すぎて反応しきれなかった。

俺と憐は2人揃って地面から引き剥がされ、武器や偶々近くに停めていた自分達のバイクごと、あの孔の中に吸い込まれてしまった。

 

 

「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ !!!!?」」

 

 

「隼斗ぉぉぉぉ!!」

 

 

『隼斗くん!!(隼斗さん!!)(隼斗!)

憐くん!!(憐さん!!)(憐!!)』

 

 

 

『………』

 

 

そして、そのロイミュードもまたまもなく孔と共に姿を消してしまった。

 

 

「霧香先生!隼斗くん達が!」

 

「先生!隼斗は!?隼斗達を助ける方法は!?」

 

「落ち着け千歌くん!果南くん!」

 

 

「こんな状況で落ち着けって無理に決まってるでしょ!!!」

 

 

つい声を荒げてしまう果南。

だがすぐにハッとなると、暗い表情になってしまった。

 

「ごめん…」

 

「大丈夫、カナン」

 

「鞠莉…」

 

「ハヤトは死んでないわよ。あなたが1番、よく知ってるでしょ?あなたのことが大好きなheroはこんな事じゃ死なないわよ」

 

「…そう、だよね…?きっとそうだよね!…ね?」

 

「弱気になってはダメですわ。ですよね、一時先生………先生?」

 

 

 

「ワームホール…時空…別世界……異次元…まさか…!」

 

「先生?」

 

「あ……あ、ああなんだいダイヤくん?」

 

「あの現象に何か心当たりが?」

 

「……ない、ことはない」

 

「本当ですか!?」

 

「先生!なら隼斗は何処に!?」

 

「果南ちゃん!それを言うなら憐くんもずら!」

「空に空いたあの孔…ワームホールと隼斗さんは言ってたけど…ワームホールってまさか…」

 

「ああ。アレは多分、時空の孔……そして彼らが生きているなら、行き先は恐らく……()()()()だ」

 

 

『別の世界!?』

 

「それって、なんだっけ……?パラソル…パラダイス……」

 

「パラレル。パラレルワールドよ千歌ちゃん。隼斗君達が飛ばされたのは、恐らく今私達がいる場所とは別の世界ってこと」

「流石は名誉リトルデーモンリリー!よくぞ詳しく知っていた!」

 

「いや、これはリトルデーモンとか以前に少し本で見たことがあって……」

 

「でも、それなら隼斗さん達、きっと生きてるってことだよね!?」

「ルビィの言う通りですわ!一時先生、アレを知っているようでしたが…それなら何か方法はあるってことですわよね?」

 

「…あの現象に心当たりがあるってだけで、方法に確証は無い。……が、確認したいことがある。全員、学校の私のラボに行くぞ!」

 

『はい!!!』

 

 

そうしてAqoursと霧香は浦の星の地下に存在するラボへと向かった。

 

彼らは生きている。そう信じて…………

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ………憐………?」

 

「ハー……さん………?」

 

 

「お互い…生きてるみてえだな…」

「ラッキーだった……ナ……」

 

「ってかここ…何処だ……?」

 

「サァ……ってか…なんか俺っち達…見られてネェ?」

「それになんかうっせえな……ガヤガヤガヤガヤと……は?」

 

「どったのハーさん?」

「おい起きろ!憐!」

 

バシン!と勢いよく背中をぶっ叩き、憐を覚醒させる。

憐が勢いよく起き上がったのを確認すると、俺も自分の頬を叩き意識をハッキリとさせると、通行人の1人が声をかけてきた。

 

「き、君達!大丈夫か!?」

 

「は?大丈夫ですけど……見ての通り」

 

「そ、そうか……いや、急に2人とも空から落ちてきたんだ、無事ならよかった…」

 

「ってかオッサン、ここ何処だ?」

「ここかい?ここは見ての通り…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋葉原だが?」

 

 

 

 

 

 

「・・・・・」

 

 

 

 

 

「「秋葉原ァァァ!!!?」」

 

 

見渡す限りの高層ビルやゲームセンター。

アニメやゲーム、メイドカフェの広告。

 

飛ばされた先はスクールアイドルの聖地

 

秋葉原だった。

 

 

 

 

次回に続く!

 




次回、邂逅のW(予定)

コラボ編とは言いましたが彼らとはまだ会いません。
突如現れた謎の男、そして未知のロイミュード。
奴らの目的とは?別世界に飛ばされた隼斗達の運命は?

それでは次回もお楽しみに!!
高評価とかくれると作者達が喜びます。
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