ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダードライブサーガ 仮面ライダーソニック 作:Master Tree
先輩ドライブ達が苦戦した?という強敵のアイツが再びやってくる!?
短いですが久しぶりの本編、途中の戦闘シーンを脳内でお好きにイメージしつつお楽しみください!
Extra Mission Type Unknown 恐怖再び!復活!?ズンボガンボ・ロイミュード
「いやいや悪いね隼斗、私の買い物に付き合ってもらってしまって」
「病人を駆り出してまで…何が欲しかったんだよ…」
「病人と言ってもほぼ治りかけだろう?それにわざわざ君を気遣って電車で来たんだし。交通費だって私持ちだぞ?」
「それは当たり前だろ。こちとら体だる重だってのに朝から叩き起こされて荷物持ちだぞ?」
あの事件から数日が経ったある日、霧香博士に駆り出されて俺は何故か郊外の街の方に来ていた。どうやら博士は何か買うものがあったらしいが…
「で?結局何買ってたんだよ」
「ん〜?まあ研究機材ってやつさ。君たちなんだぞ?私に『研究を続けてほしい』なんて言ったのは」
「まあ、そりゃそうだけどよ…何も今じゃなくても」
「善は急げ、備えあればなんとやら。何事も事前の準備が大事なのだよ少年、まあ若い身空の君にはまだ分からないと思うが」
「あんたも充分若いだろうが」
「ナイスツッコミ。そして今のは女性的にポイント高いぞ?果南くんもその調子で落としたまえ!」
「突っ込ませるな。そんでなんでここで果南姉ちゃんが出て来るんだよ」
「ええ〜?もう割と噂になってるぞ?君が果南くんを一異性として見始めているかもしれないなんてこと」
「は!?おい、情報源何処だ!いつ聞いた!?吐け!」
「割と最近。情報源は黙秘する!私は人の色恋沙汰の話が大好物なんだ、そうそう吐くわけ」
瞬間、俺たちの体に走る重力。重加速だ!だがその重みは一瞬で消えて、後には何も無くなっていた。周りの人々も特に気にする様子は無く会話を交わしていた。…のだが
「ああそうだ、思い出したよ隼斗。君を連れ出したもう一つの理由なんだがな……」
「ズンボ?」
「ガンボ!」
「ガンボズンボ」
「ズンボガンボ!」
「ボンガ!?」
「……………は?」
何故か街の人の様子がおかしい。
普通に会話をしてるはずなのにおかしい、主に言語が。
「実はこの辺で、ズンボガンボっていう正体不明の変な怪物…まあ多分ロイミュードだ。それの目撃情報があってな、あくまで噂だが」
「それを早く言え馬鹿野郎!!」
俺は角に隠れてマッハドライバーMk-IIを装着。ドライバーを展開し、シグナルソニックを装填した。
《SignalBike!Rider!Sonic!!》
「Ready!Hensin!!」
仮面ライダーソニック、見参!名乗りはまあ…敵を見つけてからだ!
「んじゃ行ってくる!鳥!空からそいつらしきものを探しておけ!ガンボ!」
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「でも隼斗?敵の能力も分からないのに無闇に突っ込むのは愚策としか言いようがないぞ?」
「Don't worry!そいつって先輩達も一度戦ってるんだろ?ズンボガンボっていう変な名前をしてるぐらいだ、ズンボガンボは絶対に
「本当にそうか?」
確かに仮面ライダーソニックは、ドライブ達の戦闘データを元にシステムを改修した最新システム『ネオホープシステム』を採用したおかげで初期フォームの時点で総合スペックに関してはドライブ達のスペックを上回っている。
自慢のスピードを活かしつつ、バランスもいいのでオールラウンドに対抗できるようになっているのだ。正に最先端を行く次世代の最新型仮面ライダーにふさわしい性能だ。その基本となるアイデアを隼斗が作ったってんだから驚きだよなぁ……
「ズンボガンボ……!」
「ズンボ……向こうか!」
彼が憧れている詩島剛の変身する仮面ライダーマッハがベースになってる事から、こちらもゼンリンシューターとシグナルバイクを用いた戦闘を得意としている。
マガールⅡで弾丸を曲げたり…
「ガンボ…!」
「おお、あっちか…ズンボガンボ!」
カクサーンⅡで弾幕を張る。隼斗の奴困ったらとりあえずこれ使えばいいと思ってないか?
「ガンボでズンボ……」
あとはキケーンでガブガブと。………この魔獣いつ見てもマ○オの○ラーに見えるよな、黒でも赤でも。
「ボンガでズボン……」
それからもう一つの彼の専用武器が、天下零剣 煌風。ドライブのハンドル剣とは異なり、刀をベースに設計した武装だ。風の力で切れ味を強化してどんなものでもぶった斬る!『切る』ということに特化した刀とソニックとは相性抜群なのさ。
「ってか隼斗?君ズンボガンボを単体のロイミュードだと思い込んで無いか?ズンボガンボはなんかズンボとガンボの2体コンビって情報もあるみたいだが…」
「Hmm...ま、1人でもなんとかなるだろ。でもキツかったら憐を呼べば来てくれるだろ!」
《SignalBike!Rider!Slayer!!》
「呼ばれタ気がしたゼ!」
「来てくれたのか憐!やけに早いな!?」
「飛んで来たからナ」
ネオホープシステム2号機、仮面ライダースレイヤー。憐の変身するスレイヤーは、ソニックより後に開発された黒狼のような仮面ライダーだ。
隼斗のソニックとは打って変わって多種多様なシグナルバイクはほぼ使わず両手に装備されているスレイクローを使った野生溢れるワイルドな戦いを得意としている。
「ズンボがガンボ!?」
「これがズンボガンボ…!」
だが、何も全く使わないというわけでもない。キケーンⅡとは相性良さげだし、カクサーンを使えば攻撃の手数も増やせる。
隼斗のものと互換性があるのはいい事だな。
「ズンボ、ガンボ…」
そういえば私たちに出会う前は、何やら東京の歌舞伎町なんかで暴れ回っていたみたいな噂もあるが…私は正直その辺の話は詳しくは無い。ハーレー博士からも聞いてはいないし、こればかりは本人の口から聞かねばな。
「ズンガボンボ……ッ!」
「おい隼斗、憐、大丈夫か?なんか苦戦してるみたいだが…」
「問題ネェ…!」
「ちょっと油断しただけだ!博士!デッドヒートを使う、よこせ!」
「なるほどそう来たか!」
戦いは激化し流石に最新システムとはいえ限界は来る。そこでこの天ッッ才科学者である私『一時霧香』が開発したのがネオホープシステムのライダー用に調整した、シフトデッドヒートⅡ!これを使えばソニックとスレイヤーをデッドヒートへと進化させることができるのだ!
ソニックは青と赤のヒロイックな獅子のような姿に。スレイヤーは赤と黒のよりダークな獣の姿に!その溢れんばかりの熱気と炎、そしてパワーで敵を打ち砕く……のだが。
「ガンボガンボ……!!」
隼斗がブチギレた時に作動してしまったのが『フルバーストシステム』。使用者の脳にちょーっと危ない信号を送る事で暴走させて敵を殲滅するプログラムなのだが…正直コイツは失敗作だったなぁと今は反省している。
「ズンボボンボ…!?」
「だがしかぁぁぁぁぁし!!」
「うわっ!急に大声出すなよ!」
「私が失敗をそのままにしておくとでも思うたか!」
「割としてないカ?うわズンボ!」
思いつきで宇宙からキター!隕石を使ってデッドヒートを弄ってみたらあら不思議!デッドヒートが進化したではないか!!
《SignalBike/Shift Car!Rider!Dead Heat!Meteor!!》
「HOTに行こうぜ!」
それがこの最高傑作!『メテオデッドヒートフォーム』だ!その姿は正に赤き竜!燃え上がる爆炎が立ち塞がる悪を打ち砕くッ!!
ソニックならばその格闘性能を活かした他の姿ではできないパワーファイトができるようになる!パンチだ!顎を狙え!ボディガラ空き!キックだ!
「ワァァァッ!?」
「憐!ガンボ!?」
「クッ…!ハーさん!デッドヒートメテオ借りるゼ!意外にやるじゃねえか…ズンボガンボ…!」
もちろん、メテオデッドヒートはスレイヤーも変身可能。満を辞しての現時点最強形態だ。
攻撃方法は火炎放射に隕石攻撃、炎の爪で敵を焼き切り炎の翼で飛行もできる!ソニックが正統派のレッドドラゴン的な感じならスレイヤーの赤黒いボディは正に煉獄の悪魔竜ってな!
「ズンボガンボ、ふざけた名前の割にかなりの強敵だぜ…!デッドヒートは憐が使ってるし、こうなったらアレを使うしか!来い、相棒!」
『ーッ!』
空の上から舞い降りる青い翼の機構鳥。一機のシグナルバイクが射出され、それが隼斗の手に収まった。
《Evolution!》
「I'm Ready!超・Hensin!!」
《Brave!TAKE OFF‼︎》
おっと、あんだけ余裕こいてた割には苦戦しているようだな…ズンボガンボコイツはかなりの強敵らしい。だが問題ない、隼斗がこの姿になった以上、ズンボガンボもラッスンゴレラ…失礼。なす術がないだろう!
仮面ライダーソニックの最終形態、その名も『ブレイヴソニック』!私が開発した隼型支援メカ『擬似ロイミュード RF-01 ブレイヴ・ファルコン』まあブレイヴ・ファルコンという名前は隼斗が後からつけた名前だが…コイツとソニックが合体変身した姿だ。
「ズンボガンボ!!」
その特徴はなんと言っても初期フォームとは比べ物にならない程のスピード!シフトアップして加速すれば通常のロイミュード共なんぞ周回遅れにできる速さ!背中のアクセラーウイングで風を取り込み自身の力に変えられるのだ。この翼には風属性攻撃無効化の能力もついている、同じ力を使う相手ならまず負けはしない!
もちろん翼があるから飛行も可能。飛行速度だけならメテオよりもこちらの方が断然性能がいいぞ。
そして、最強形態であるが故に攻撃力も折り紙付き。『天下零剣 煌風』とゼンリンシューターのデータを基に作り上げた新武装『リジェネレイトブラッシャー』による2種の武器を用いた戦術は正に彼の得意とする戦い方だな。
「ズンボガンボ…あっガンボがズンボに…!ズンボがガンボ…!がぁっ!?」
あっ、マズイ!憐がやられかけてやがる…!ズンボガンボ、思ったよりやばいやつだったのか…まさかとは思うが、アイツって超進化態クラス!?となると次に考えられるパターンは……
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「憐!大丈夫か!?」
「マジかヨ…ズンボ…ガンボ…」
変身が強制解除されて倒れる憐。ズンボガンボ…くっ、なんて恐ろしいロイミュードなんだ…!
「半端ねえなズンボガンボ…こうなったら奥の手だ!憐、危ねえからちょっと離れてろ!」
隼斗はそう言うとドライバー上部のブーストイグナイターを連打し始めて…おいおい、まさかやる気かあの馬鹿!?
「Clear mind!放て全開!ブチ抜け限界!音も光も超えていけ!
オーバーブレイクモード、解放!!」
《O V E R - B R E A K!!》
その音声と共にブレイヴソニックの装甲が展開し、半透明に光輝き出す。
これがブレイヴソニックに隠されたシステム、奥の手中の奥の手。最強の切り札『オーバーブレイクモード』!
強靭な精神力をトリガーとして発動できる、コアドライビアが生み出す無尽蔵のエネルギーを隼斗の肉体にダイレクトで流して身体能力を大幅強化するリミッター解除形態、攻撃力とスピードを限界を超えて引き出せるのだ。これさえあれば、強敵である超進化態のロイミュードとも一対一でやりあうことも可能になるのだ!
どうせ使わないし負担が大きいからと封印していたのだが、まさか使いこなせるものが現れるなんてねぇ…
「喰らいやがれ、ズンボガンボォォッ!!」
《ヒッサツ!Full throttle Over!Brave!!》
「ブレイヴ・エクストリーム・ラッシュ!!」
お、ブレイヴ・エクストリーム・ラッシュ…必殺技の連続キックが決まったようだ。まあオーバーブレイクまで使ったんだ、勝ってくれなきゃ私が困る。
さて…………そろそろかな?
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「………っはぁぁ〜!」
光が落ち着き、装甲が閉じられて大きく息を吐き出して呼吸を整える。
ズンボガンボをなんとか倒したことを確認し、オーバーブレイクモードを解除した。
「…呼吸正常、苦しくもない。動悸なども特に問題なし……やっぱり、あの時からか」
戦闘終了から数分経っても負荷に襲われることがない。あの時…アラシのジョーカーメモリとの謎の一体化現象とあの銀色のソニック…あの時同様にオーバーブレイク特有の負荷が来ない。慣れて来たのかな?俺の体…
「…ハーさん、終わった?」
「まあ、来ないならそれに越した事はないけどな。さーて…憐、待たせたな。終わったし帰ろうぜ。とりあえず博士に連絡を……」
「…っ!ハーさん!」
「あ?…っ!?」
博士に連絡をしようとした瞬間、突如飛んできた黄色の光弾。ギリギリのところで煌風を抜いてそれを弾き、光弾が爆発した。
「誰だ!!」
攻撃を受けた方向を振り向く。
そこにいたのは────
「………」
黒い体に黄金の装甲、紅の眼。伸ばした掌から煙を揚げながらソイツは立っていた。かつて倒したはずの敵…『ゴルドドライブ』がそこにいた。
「蛮野!?」
「ありえネェ!だってアイツはハーさん…それとエルバの野郎が倒したって…!」
「性懲りも無く地獄から這い上がって来たって事か…だったらもう一度送り返してやらぁ!」
幸い体力には余裕がある、オーバーブレイクをもう一度使う事なくぶっ倒せるはずだ!煌風とブラッシャーの二刀を構えて一気に駆け出し、思い切り振りかぶる。
「オルァッ!」
「…っ!」
そのままガード不能の高速斬りを繰り出そうとした瞬間蛮野はドライバーのキーを捻る。武器奪取か!けど馬鹿め忘れたか!全ての武器にはコーティングがされている、お前の力では奪えないって最初に言って……
という俺の思考は、キィン!という金属音と共にかき消された。
「……なにっ!?」
「…フッ」
見れば蛮野の手元には何故かドライブ先輩の武器、ハンドル剣が握られており二刀の攻撃はそれに防がれていた。
「武器を奪うんじゃ無くテ…武器のコピー!?」
「ハッ!とうとうドライバーだけじゃなく武器までパクり出したかてめぇ!」
一度離れ、再び接近。加速して煌風を振り抜くもそれは奴の左手に現れたドア銃のエネルギーシールドに防がれていた。そのままハンドル剣によるカウンターを喰らい、立て続けにドア銃の弾丸が浴びせられる。斬撃は避け損ねたが、ドア銃は翼を盾にしてなんとか防ぐことができた。
「っ…盗られなくなった分マシ…いや、俺らのは元から盗られないよう対策してたし、武器を自分で好きに作れるってのはちっと面倒だな…」
「ならハーさん、俺っちもやる!」
憐はスレイヤーに再変身し俺の横に立つ。
すると再び蛮野がキーを捻り、今度コピーしたのは………
「…!」
青い刃の刀のような武器。間違いなく俺の天下零剣 煌風だった。奴は慣れた手つきでそれを構えこちらに刃を向けて来た。
「っの野郎…!俺の武器パクりやがってぇ…!」
「でも武器をコピっても使い方はハーさん程じゃ無いはず…冷静にいけばやれるっテ!」
「ま、だよな!んじゃ…行くぜ!」
《カナリ・Brave!!》
シフトアップしてspeed-up、一気に加速して煌風を振り下ろす。だが蛮野はそれを見切って避ける、避ける、また避ける。
「っ!ならこれで!」
ブラッシャーをブラスターガンモードに変形し銃撃を放とうとすれば煌風で受け流し、手を返して逆に斬りつけてくる。コイツ…俺の攻撃を見切ってるのか!?
それになんだ?さっきから感じるこの妙な違和感…見切られるのは当然だ、相手だって馬鹿じゃねえ。復活して学習して慣れててもおかしくは無い、無いんだが…それにコイツさっきからダンマリ決め込みやがって…
「ラァっ!!」
スレイヤーもクローを振り翳して攻撃するが、やはり蛮野に捌かれている。まるで俺たちの攻撃方法、癖なんかを理解しているみたいで……
「…フンっ!」
蛮野がスレイヤーのクローを左腕で受け止め、煌風で二撃与えて地面を転がす。そのまま追撃…してこない……?隙だらけだったのに、奴なら見逃さずに追撃してくるはず……
「………」
向こうは何も言わず、クイクイと片手で挑発してくる。さっきからの違和感といい…コイツ、余裕こきやがって……!
「舐めやがっテ……!」
「…憐、俺に考えがある。一瞬でいい、無茶苦茶に必殺技打ちまくって目眩しできるか?」
「一瞬でいいナラ……」
「なら頼む、5秒後に突っ込むから。よろしく!」
「…エ?5秒後ってハーさんちょっ」
憐の言葉を待たずして加速して蛮野に急接近。スレイヤーの方はデッドヒートメテオに変身すると……
《ヒッサツ!Volca Full throttle!Meteor!!》
「ああもう!グレンメテオ・レイン!!ブレイクダウン・シャウトッ!!」」
隕石の雨と共に地面に拳を叩きつけ、地割れと共にマグマと炎が噴き上がる。それが俺たちの姿を隠してくれるからその隙に再接近!背後に回って……
「そこだっ!」
「……!」
二刀を振り下ろすもそれはまたしても防がれる。まあここまでは想定内、俺は最高に冷静、すなわちClear mind!
「オーバーブレイクモード、セカンド発動!」
再びオーバーブレイクモードを発動!武器から手を離し、空中を蹴って一瞬で奴の背後に回り蹴り飛ばす!
「憐!」
「おうヨ!!」
そして吹っ飛ばした先にはスレイヤーが待機。突き出したクローを蛮野の腹めがけて突き出す!
「ッ……!」
深く刺さりこそしなかったものの明確なダメージが入ったようで苦しんでいるように見える。やっぱりアイツも知らなかったオーバーブレイクまでは対処できてないらしい。よっしゃ、今がチャンスだ!
「決めるぞ憐!」
「ああ!あの世に帰りやがレ!!」
《ヒッサツ!Full throttle !》
《ヒッサツ!Full throttle Over!Brave!!》
《ヒッサツ!Volca Full throttle!Meteor!!》
ゼンリンシューターBSにシグナルソニックを装填、ゼンリン部分を回転させまくるとまるで丸鋸のように光の刃となって高速回転し出す。
クローが変形しガントレット状になった右拳を構えたスレイヤーと共にそれを一気に突き出した!
「ヴォルカニック・ヘルバースト!!」
「ストライク・ハイパー・ソニック!!」
「ッ!?」
蛮野は更に武器召喚。今度はチェイサー先輩の武器、シンゴウアックスを呼び出しそれで俺たちの攻撃を正面からガードしていた。
「んな模造品ぐらいでッ!」
「俺っちたちを止めれると思うナ!」
《カナリ!Brave!!》
《Volcanic!キュウニ!Dead Heat!Meteor!!》
だがその程度で止まる俺たちじゃない。シフトアップを重ねがけし、更に俺は弾丸を連射しまくって押し込む!
「「オオオオっ!!」」
『「………まさか、ここまで………!」』
「っ!喋っ……」
初めて言葉らしい言葉を喋った蛮野。それに気づいたのもつかの間、蛮野はシフトブレスに謎のシフトカーのようなものを装填。ボタンを押すとシンゴウアックスにエネルギーが溜まっていき……
『「ハァァッ!!」』
それを横に振り抜くと同時に大爆発、爆煙が俺たちを包み込んだ。
吹っ飛ばされて変身が強制解除され、煙が晴れた時には蛮野は既に消えて奴が使っていたのであろうシンゴウアックスだけが残されていた。
「消えた……?」
「逃げられた…ってことだろうナ」
ひとまず難を逃れた事で、俺たちは安心感から座り込んでしまった。
「助かったナ…」
「…まあな。…けど…」
「どったのハーさん、なんか考え事?」
「…いや、別に…」
「蛮野ならまたぶっ倒しゃいいじゃん!ナ?」
「まあそりゃそうだ、当たり前だろ。…けど、どうも今の戦い、何か違和感が…」
「おーいお前たち!」
そう考えているとこちらに駆けてくる女性が1人、霧香博士だ。戦いが終わって安全になったから来たんだろう。…にしてはタイミングが良すぎる気もするが…それになんか白衣とかボロくね?
「怪我は…っておいおいだいぶ酷いことになってるじゃないか!それに隼斗、またモニタリングしてたがオーバーブレイクを2度も使いやがって!また死んだらどうする気だ!」
「勝てたんだからいいだろ別に!それに今は苦しくもなんともねえし!それを言うなら博士こそ…」
「これは…!ただここにくる途中転んだり引っ掛けたりしてな…見た目よりかは痛く無いさ。いやまぁ、すごく痛いけど…というか私よりも君だ!後から何かあっては困るんだ!第一君はまだあの戦いの傷が完治した訳じゃ無いんだ、自分の体を大事にしろ!」
「…………」
「返事!」
「はーい」
「…男なんだからもうちょいしゃっきり返事をせんか若人が…まあいい、長いは無用だ。騒ぎで警察にでもこられたら面倒だ、目的も果たしたしさっさと引き上げるぞ!」
「お、おう!」
「分かってラ!」
「って、待ちたまえ2人とも。…その武器は…」
博士が指差したのはシンゴウアックス…蛮野の奴が落として行ったやつだ。あの武器だけ残ってたのか…?
「ああ、蛮野のdrop品。そうだ博士!アイツ武器のコピー能力手に入れてやがったんだ!」
「武器コピーだって!?…いや、まあ別に大した能力では無いか。さして強力ってわけでも無いし…………って、蛮野だと!?」
「おせえよ反応が」
「待て待て!アイツは君達が倒したはずだろう!?何故今になってまた復活を…いや、でも今の戦力なら奴なんて然程脅威では無いし、武器も奴が落としてったんなら借りパクしても文句はあるまい、戦利品としていただいていこうか」
博士はそれを拾い上げ、どこからか布を取り出してそれを巻き付けて包むとせかせかと歩き出した。
「……俺っち達も行こうぜハーさん!………ハーさん?」
「……ああ悪い、今行く!!」
俺も憐と博士を追って走り出した。
が、俺の脳裏には拭いきれない違和感がこびりついていた。
あの蛮野の戦い方…まるで俺たちの事を知り尽くしているかのような、それもただ知ってるだけじゃ無い。まるで『すごく近くで見て来ていた』かのような。それにあの時…
『「………まさか、ここまで………!」』
あの一瞬。あの声はいつもの蛮野の声じゃ無かった。まるで声が重なっていたように聞こえたな…もう一つの声は凛々しく落ち着きのあるトーンで、こっちは女性の声だったが……しかも、聞き覚えのある。
「何をしている隼斗!置いていくぞ!」
…いや、ナイナイ。第一確かドライバーの仕組み的に人間が変身するってのはできないはずだ。
「……まさかな」
「…隼斗?」
「…っ!今行くよ!!」
気のせいだ。考えすぎるのは良くない、そうに決まっている。
そう思いながら、置いていかれないように俺は足をすすめるのであった。
「で、結局なんだったんだ?ズンボガンボって」
「「さぁ?」」
次回に続く!
ドロップアイテム
☆4 シンゴウアックス
仮面ライダーチェイサー用に沢神りんなが開発した、斧を模した大型武器。 必殺技のアクロスブレイカーはどんなベルトも打ち砕くぞ。
というわけで久しぶりの本編でした。なんでズンボガンボ使おうとか思ったんだろう自分(恐らく深夜テンション)。
何はともあれサンシャインサーガシリーズもクライマックス!次回からはアニメ本編シリーズ北海道編へと入ります!そして北海道編では憐が……?
それでは次回もお楽しみに!
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