ラブライブ!サンシャイン!!×仮面ライダードライブサーガ 仮面ライダーソニック 作:Master Tree
Master Treeよりタイムリーな小説のプレゼントです!(単なる遅い投稿)
編集中にクリスマスを迎え、しかもドライブ10thPVが公式から出るという奇跡的なタイミングでの投稿となりました。
今回は前後編で分けての投稿となります。
まずはこちらをお読みになってから後編へ!
これまでのサンシャインサーガ !
ラブライブ地区大会の招待を受け、はるばる北の国北海道は函館にやってきたAqours一行。
だがそこで目にしたのは、優勝候補であったSaint Snowが敗退するというまさかの結末であった。
その後、彼女達の実家の店で再会を果たしルビィは理亞と、憐は幼い頃から世話になった女性明日香と互いの今、そしてこれからについて語り合っていた。
だがそこにロイミュード096、ジャッジ・ロイミュードが襲来。憐はスレイヤーに変身しこれを撃退した。
そしてルビィは、姉である聖良への思いを話す理亞にある提案をするのであった────
「「ライブ?」」
翌日。
マルちゃんが店で買ったであろうやきとり弁当をヨッちゃんと分け合いながら俺っち達の話を聞いてイタ。
「うん。理亞ちゃんと一緒にライブをやって、見せたいの。聖良さんと…おねえちゃんに」
「できんの?」
「分からないけど…もし成功すれば、理亞ちゃん元気になってくれるかなって…」
「準備とかは?」
「それは…」
「ア、確かニ…」
俺っちとルビィちゃんはあの時いなかったマルちゃんとヨッちゃんにも同じ話をシタ。まあ確かに2人だけじゃ心許ないシ、あわよくば2人の力ヲ借りられたら、なんて思ったが…
「面白そうずら!」
「そうそ──え!?」
「マルも協力するずら!」
マルちゃんまさかの快諾。
まあこの子は多分ルビィちゃんの提案ナラ着いてくるだろうとは半分思ってたけどナ。
「本当!?じゃあ、この後理亞ちゃんと会うんだけど、一緒に来てくれる?」
「うん!善子ちゃんももちろん来るずらね?」
「え、わたし!?…クックックッ…わたしにはこの地で新たなるリトルデーモンを探すという使命が」
「まあ俺っちいるし最悪ヨッちゃん置いてってもいいよナ。行くぜ2人とも」
「う、うん!」
「ずら!」
「ちょ、ちょっと待って!行かないとは言ってないでしょ!待ちなさーい!!」
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「…多くない?」
「あっ、ごめん…」
「あ、俺っちのことはノーカンでいいカラ。あくまでこのトリオのSPだからナ」
「いや、そういう問題じゃないんだけど…」
「でも、花丸ちゃんもいるし善子ちゃんも頼りになるから…」
「関係ない!私、元々みんなでワイワイやるのとか好きじゃないし…」
「それを言ったらマルもそうずら。善子ちゃんに至っては更に孤独ずら」
「…ずら?」
「あっ…これはおらの口癖というか…」
「…おら?」
方や図書館の主、方や初手の自己紹介で爆死からの不登校…俺っちは途中から来たから話半分に聴いた程度だケド、こうしてみると問題児多いナ…
「ずらまるは昔からこんなだから、いつもルビィと図書室に篭ってたの」
「今年の春まではそんな感じだったずら…」
「…私も、学校では結構そうだった…」
「ヨッちゃんに至っては……」
「シャラップ憐!余計な事言わない!あとヨハネ!」
こころなしか少し理亞チャンの表情が柔らかくなった気がする。
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「『私は負けない、何があっても』…」
「『愛する人と、あの頂に立って必ず勝利の雄叫びをあげよう』…強烈な歌詞ダナ。らしいと言えばらしいケド」
「だから言ったでしょ!詞も曲もほとんど姉様が作ってるって!」
「まだ何も言ってないけど…」
で、理亞チャンがどんな歌にしたいかというのを探るために考えてた歌詞を見せてもらったのダガ…味がすごいナ…ハーさん達の直しがない千歌サンの考えたのとどっこいどっこい…。
「しっかし…捻りも何もないわよね…直線的過ぎるっていうか…」
「捻くれ過ぎて捻じ曲がった堕天使がそれを言ったらブーメランだろヨッちゃん」
「うっ…」
「でも、歌いたいイメージはこれで分かったずら!」
「ルビィも手伝うから、一緒に作ってみよう?」
「あなた達、ラブライブの決勝があるでしょ?歌作ってる暇なんてあるの?」
「あ、確かにそうダナ…ルビィちゃんマルちゃん。これをやるなとは言わネーが、俺っち達には俺っち達の戦いがあるっての忘れんなヨ?」
「そ、それは…」
言い淀むルビィちゃんを見かねて、マルちゃんがばっと立ち上がリ…
「ルビィちゃんは、どうしても理亞ちゃんの手伝いがしたいずら!」
「理亞ちゃんやおねえちゃんと話してて思ったの、わたしたちだけでもできるって所を見せなくちゃならないんじゃって。そうじゃないと、安心して卒業できないんじゃないかって」
すると、微かに俺っちの耳に入る振動音。
これは位置的ニ…
「ヨッちゃん、スマホ」
「分かってる。っと…ゲッ、リリー!?」
「梨子サンか、なんて?」
「『何処にいるの?もう帰る準備しなきゃダメよ』って…!どうする!?」
「今は冬休みずら」
「だから?」
「だから…!」
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「ここに残る!?」
果南サンに思い切り驚かれタ。
そりゃそうだよナ、本来は今日 本州に戻る予定だったンダ。それをいきなりの思いつきで急に変更するッテ…。
「そうずら!理亞ちゃんが大変悲しんでいて、もっと励ますためにもう少し残るずら!」
「そうそう!塞ぎ込んじゃってどうしようもなくってさ…!」
「うゆ!」
「泊まる場所は?」
「幸い理亞ちゃんの部屋に余裕があるからそこで…」
「なんか面白そう!」
「俺っちも残るヨ。ロイミュードが出た手前3人を残して帰るのは不安が残ル。ハーさんが動けない今、戦えるのは俺っちしかいないシナ」
「え?憐くんも理亞ちゃんの部屋に…?」
「同い年とは言え、流石に異性の部屋に女子4人と殿方1人というのは…」
「いや流石の俺っちでもそれはないカラ。…明日香お…明日香サンがもうしばらく滞在するみたいだカラ、そこに転がり込む予定」
「明日香さん?」
「ああ、あの時の方ですね。憐さんのご近所さんという…」
「ああ!あの時いたレンのgirl friendね!」
「違うから鞠莉サン…」
「ごめんねおねえちゃん…二、三日で必ず帰るから…」
「べ、別にわたくしは…構いませんけど…?」
そう言って黒子を掻きながらまんざらでもなさそうなダイヤさん。素直じゃねえナァ…
「でも、いいんじゃない?1年生同士で話したいことも色々あるだろうし。ね?」
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「へぇ〜!じゃああの子…ルビィちゃんとそのお友達2人、あの理亞ちゃんって子の所なんだ」
「うん、これから曲作りに取り掛かるんだってサ。それしても急にごめんネ明日香おねーちゃん、無理言っちゃって…」
「いいのいいの!憐くんなら大歓迎、むしろ私は嬉しいよ♪」
「そ、そう?エヘヘ…♪ならよかった!」
あの後俺っちは、3人を理亞ちゃんの元に送り届けたあと明日香おねーちゃんと合流して街に繰り出してイタ。
『せっかく大切な人と再会できて、積もる話もあるでしょ?わたし達のことは気にせず話したり遊んだりしてきなさい』とヨッちゃんが言ってくれたノダ。アイツ変な所で気が利くヨナ…
『ただし!我々の危機には必ず馳せ参じる事!宜しいですね?』
との事。
なので俺っちはお言葉に甘えることにしたのです。
「でもいいの?あの子達の側にいなくて。マネージャーでしょ?みんなのこと手伝わなくていいの?」
「マネージャーとは言いつつも俺っちはほとんどボディーガードみたいなもんだからね…そっち方面はからっきしだからいざとなったら駆けつけるぐらいかな」
ハーさんからはデッドヒートメテオ預かってるから、何かあったら何処であろうと飛んで行けるからナ。まあだからと言ってあまり遠くにも行けないケド…
「それならなおさらほったらかしは良くないと思うぞ〜?」
「それはマジでそう。でもまぁ、気遣ってくれたお礼に差し入れでも持って行こうかなとは思ってるよ」
「そっか。なら、お土産見るついでに何か選ぼうか!」
「うん!」
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そうして俺っち達は、色々なお店を見テまわった。
お菓子に工芸品、雑貨類…とりあえず俺っちは博士と、あとはハーさんにカナ?先に帰ったAqoursのみんなの分は買うにしてもとりあえず適当なお菓子類でいいとして…
せっかくだしあの子と親父サンの分も、ってのもありカナ────
…っと、つい感傷に浸っちまった。
ジャッジの一件がどうも頭にこびりついてる。
まさかとは思うが、あの時の選択を後悔してるのか?オレともあろうものが…
『俺とお前が組めば、あの時をも超える最強の復讐者へと進化できるはずだ。どうだ、悪い話では無かろう?』
あの時オレは、差し出された悪魔の手を払いのけた。他者の力を借りてする事じゃ無い、自分自身の力で成し遂げなければ意味がない。
とりあえず今はハーさんと仮面ライダーとしてヒーローやってるけど、いずれ全てが終わった後は…
この力で、オレはアイツを────
「────くん、憐くん!」
「え?あ、ああ何?」
「大丈夫?なんかボーッとしてたけど…」
「ああ!別に、なんでもないよ。ちょっと考え事してたダケ」
「そう?ならいいけど…それよりそろそろ行ってあげない?あまり遅くなってもあれでしょ?」
「ん、そうだネ。お土産候補は幾つか纏まったし、あとはアイツら用の差し入れを────っ!」
瞬間、俺っち達の足元で散る火花。
これは…上カ!!
見上げると2体の死神ロイミュードが鎌を振り上げながら飛び降りて来る。少し乱暴だが明日香おねーちゃんを突き飛ばし、自分も避けて蹴りを入れて距離を取っタ。
「明日香おねーちゃん大丈夫!?」
「う、うん!ありがとう…っ、憐くん!」
2体がそれぞれ交互に鎌を振り翳してくるもそれを躱し、シグナルスレイヤーとシフトデッドヒートメテオを投げると2機がそれぞれに攻撃を仕掛けた。
「狙いはやっぱ俺っちか…おねーちゃん下がってて!」
「う、うん!」
ドライバーを装着し、デッドヒートメテオを手に取る。翼を折りたたみ、リアウイングを押して起動!
《Burst!Overd Power!!》
「変身!」
《SignalBike/Shift Car!》
《Rider!Dead Heat!Meteor!!》
黒鋼の鎧の上に装着される赤い竜の鎧。
メテオデッドヒートに変身し、両手のクローに炎を纏わせ駆け出ス。
「テメェらどいつもコイツも…こんなとこに来てまで邪魔すんじゃネェ!」
ナンバーは013と015。
013が指先から連射する光弾を真っ向から装甲で受けながら突撃し、両手のクローで2発。蹴りを入れて吹っ飛ばし怯ませた後、構えを取るのと同時に口部を覆う装甲が展開、赤いエネルギーが収束する。
「ウオオオッ!」
火炎放射攻撃『ブレス・オブ・バーン』で鎌を振り下ろそうとしていた015を牽制、炎の熱さに悶える奴にそのまま接近して捕まえ、ゼロ距離で火炎を浴びせ続ケ…
「燃え尽きロ!」
クローを胴体に突き刺し、そのまま横腹を切り裂く。015のボディが爆散し、飛び出して来たコアもクローを使い破壊しタ。
「ラスト!」
『ッ!』
《Volcanic!キュウニ!Dead Heat!!》
《Meteor!!》
シフトアップを使い翼に炎を纏わせル。
一歩下げた右足を思い切り踏み込み、そのまま013へと急接近!
「ぶっ飛ベッ!!」
そのまま殴り飛ばし、作り出した即席グレン・メテオ・レインを蹴り飛ばス。炎の弾として拡散。無数に分かれた炎の雨霰が013を襲っタ。その隙ニ…!
「仕留めル!」
《ヒッサツ!》
《Volca Full throttle!Dead Heat!!》
《Meteor!!》
右腕のクローが変形しガントレットへと変わり炎を纏う。この身に炎を宿し、隕石の如く突撃スル!!
「ヴォルカニック・ヘルバースト、ゼロレンジ!!」
竜の炎を撃ち出すのでは無く、俺っち自身に炎を纏わせてそのまま殴り、焼き尽くス!!
炎を纏った拳が胴体に直撃した瞬間からその鉄のボディを融解させ、そのまま打ち砕ク。013の肉体は塵となって消え失せ、コアもまた必殺技の残火に焼かれて消えタ。
「…フゥ」
「憐くん!」
戦いが終わったのを察してか明日香おねーちゃんが戻ってきタ。
「大丈夫?怪我してない?」
「見ての通り。変身してたし、この姿は特に頑丈な形態だから大丈夫!」
「…そっか。よかった…」
ホッと胸を撫で下ろすおねーちゃん。
大事な人に心配されること、迷惑をかけてるって申し訳なさ…今ならハーさんの気持ち、分からなくもないかな。
「それより早く買い物すませちゃおう。あまり遅くなり過ぎてアイツら待たせるのもダメだしね」
「だね。あ、私も何かあれば手伝うよ?」
「え?それはいいよ!明日香おねーちゃんせっかく旅行で来てるのに俺っち達に付き合いっぱなしは…」
「いいのいいの!1人よりは憐くんもいた方が私も楽しいし?」
「…そう?なら…了解。それじゃあ行こう!」
変身を解除し、俺っち達2人は目的の店へと歩くのであった────
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「皆さん、本当に戻らなくて平気なんですか?」
「あ、はい」
「他のメンバーに頼まれて、どーしてもこっちでやっておかなければならない事があるズラ」
「そうですか」
「こちらこそ、急に押しかけてしまってすみません」
「いえいえ。うちは全然平気なんですけど…あ、そうだ。3人にお客様が来てますよ?2名程…」
「2名?」
「へぇ…なんだヨ、ヨッちゃん普通に振る舞えるんダナ。ちょっと意外」
「確かに。ユーモアな子だな〜とは思ってたけど…」
聖良さんの横からひょこっと顔を出す俺っちと明日香おねーちゃん。それを見たヨッちゃんが「ゲッ」と声を漏らしてイタ。
「れ、憐!?」
「明日香さんもいる…」
「みんなの為に来てくださったそうです。あ、そうだ。よかったらお二人もご飯食べて行ってください」
「え、いいノカ?」
「憐くんはともかく私まで…」
「いいんです。元々、大人数でしたからね。1人2人増えるくらいはどうと言うことも無いですから。それじゃあ、ご飯出来たら呼びますね」
「え、あ、お構いなく…」
「でも確かに…善子ちゃんが…」
「ちゃんと会話してる…!」
「ヨハネ!アンタ達に任せて置けないから仕方なくよ!仕方なく!堕天使はちゃんと世に溶け込める術を知ってるのだ!」
「…みんな意外な一面があるズラ…」
「隠し持っている魔導力と言ってもらいたい!」
「意外な一面、か…」
「人間、みんなそうだと思うよ?私だって、あんな小さかった憐くんが今じゃこんなに立派になって…」
「いやそれはまた違うと思うケド…」
「…でも、そうかも!」
「え?」
「ルビィ、最近思うようになったの。お姉ちゃんや上級生から見れば頼りないかもしれないけど…隠された力が、たくさんあるかもしれないって!」
「意外な一面…隠された力…」
脳裏に浮かぶのは、先のエルバとの初戦。元々ドライブシステム系列の力はテクノロジーの塊でありながら人の感情、心と密接な繋がりがあり、それによって発揮される力は計り知れないものがある。そう思う気持ちは、オレとて同じだった。
「じゃあ、決まりズラ!」
「何が?」
「歌のテーマズラ!」
自信ありげにピースサインをするマルちゃん。
意外な一面、隠された力。これから一体どんな歌を作り上げるのか…?
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『は?アイツらまだ帰ってこないのか?』
「さっき連絡がありまして、もうしばらくと…!」
「まさか、本当に新たにグループを結成して…!?」
『なんの話だよ…』
「ダイヤってば、ルビィちゃん達がAqours抜けてSaint Snowにつくかもなんて考えて…」
『おいおい…流石にそれはねぇだろこんな時に』
「と言うか隼斗君、なんでファルコンちゃん越しに喋ってるの?もうほとんど風邪治ってるんでしょ?」
『ん〜まぁ、6割程度って所だな…まだちょっと本調子じゃねえからラボ篭って療養中だ。それに、まだちょっとやる事もあってな…』
「やる事って?」
「Secret.いつかのお楽しみってな」
「まさか仮面ライダー関係じゃないよね?」
『…』
「おいコラこっち向け」
「Falconに怒っても仕方ないわよカナン?」
『君が心配する気持ちは最もだが、すまないな果南くん。こればっかりは隼斗の協力が不可欠なのさ。何しろ隼斗の生命に関わる』
曜と果南姉ちゃんの疑問に対し、俺と交代して見かねて出てきた霧香博士が喋る。あの時の戦いで分かったことを…もちろん仮想空間での事に関しては伏せている。
「隼斗の…生命?」
「センセイ、どう言う事?」
『君たちも先の戦いは覚えてるだろう?エルバとの一大大戦。異世界の仮面ライダー達との共闘…』
「ああ、あの時の…」
「それがどうかしたの?」
『あれ以降、ライダーシステムと隼斗との間に致命的なズレ…バグのようなものが生じていて、今はそれを直すためのメンテナンス中なんだ。変身者本人の生体情報やこれまでの戦闘データをフィードバックして微調整をしながら…』
「う〜分かんない…難しい言葉ばっかり…」
「つまり、隼斗君とシステムのチューニングをしているって事…ですよね?」
『梨子くん大正解!流石、ピアノをやっているだけのことはあるな』
「梨子ちゃん、どう言うこと?」
「簡単に言えば、ピアノの調律みたいなものよ。隼斗君が最高のコンディションを発揮できるようにするためのメンテナンスをしてるのよ」
「…なるほど!」
「本当に分かってるの…?」
『ともかく!隼斗の面倒はちゃんと見ておくから、君たちはしっかり練習しておくように!』
『そうだぞ!あと、くれぐれも怪我には気をつけて…』
『お前(貴方)が言うな!』
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時は流れテ。曲が完成し、やってきたのはとある会場。そこは…
「選考会、ね…」
「これに合格しないといけないと…」
「うん。このイベントに相応しいかどうか、ちゃんと伝えて…」
「ルビィ、知らない人と話すの苦手…」
「私だって…」
「ルビィちゃん、そう言う時はね?人って言う字を掌に書いて…」
「明日香おねーちゃん、それ大人数の前でやるやつだヨ」
「でも面接官の人結構いるみたいよ?」
「マジで?」
「…姉様がいないのが、こんなに不安だなんて…」
「でもさ、自分達で全部やらなきゃ!」
「全て意味がなくなるズラ」
マルちゃんとヨッちゃんが2人に手を重ねてやる。そうさ、2人だけじゃナイ。俺っち達だっているんだから。
「次の方、どうぞ」
扉の向こうから声が聞こえる。
いよいよルビィちゃん達の番ダ。
「よし行ってコイ!」
「しっかりね。2人とも、ファイト!」
明日香おねーちゃんに背中を押され、2人は扉の向こうへ。今の2人なら、きっと大丈夫ダ。
後編に続く。
ジャッジとの邂逅、そしてかつて自分が世話になった恩人との再会が憐に齎すものは変化か、それとも────
後編に続きます!