Fate/Arie night   作:無限の槍製

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お久しぶりですね。今回はアーチャーの真実!!


最終決戦 真実

「いやいやいや、今の雰囲気は確実に『私が倒してやるZE☆』ぐらいの勢いじゃねえか!!」

 

「無理無理無理!あんなBBA倒せるわけないじゃ無い!年期が違うのよ!」

 

「じゃあどうするんだよ!」

 

アーチャーが真名が分かって『さあ、ここから大逆転!』って時にこのザマだ。ギルガメッシュもアサシンもイリヤも、ってか全員呆れてる!?ユスティーさんも呆れてるよ?敵も呆れてるって何!?

 

「分かってないわねマスター。倒せないけど、退けるぐらいはできるわ」

 

そう言って手をかざすアーチャー。アーチャーが手に力を込めた瞬間ユスティーツァの足元が爆発する。まるでアーチャーが起爆スイッチを押したかのように。

しかしユスティーツァは簡単に避ける。流石はバケモノだ。アーチャーも避けられることはわかっていたのか表情に変化が、

 

「あれ、楽しそう」

 

「ほらほら、もっと遊びましょう!!」

 

無いと思っていた。今の今までこんなバトルジャンキーのような表情はしたことがなかった。多分なかった。しかし今の表情はまるで『遊んでもらっている子供』のようだ。その表情の中に邪悪な笑みが混ざっているのには目を瞑ろう。

 

「あれがアーチャーの本当の力なの?」

 

「普通のサーヴァントではないと思っていたが……成る程、そういうことか」

 

「何か分かったの金ピカ?」

 

「まあなウッカリ娘。これまた常人には理解できん内容になってくるぞ」

 

アーチャーは更にトランプ兵を大量に召喚してユスティーツァにけしかける。トランプ兵はそれぞれ武器が違い、剣、弓、槍、トンファー、鉄球、マシンガン、ロケットランチャー、チェーンソー、釘バットetc……てかトランプ兵物騒だな。

 

「雑兵がぞろぞろと……我の前では無意味と知れ!」

 

「無意味かどうかは分からないわよ!はいこれマスター!」

 

「え、え!?」

 

アーチャーに渡されたのは一本の剣。無骨なその剣はメルヘンチックなアーチャーには不釣り合いだ。いや中身がバイオレンスだから普通なのか?

 

「私が暴走したらその剣で、よろしく!」

 

「分かるように説明しろ!」

 

「行くわよ、ジャバウォック!!」

 

そのジャバウォックという名は聞いたことがある。名もなき勇者に倒された怪物。最近読んだ本にのっていた。そんなことを考えるうちにアーチャーの体が変化していく。

背中から二本の腕、翼が生える。アーチャーの表情も凶悪になっていく。まるでアーチャーもバケモノに変化しているみたいだ。

 

破壊神の流星(パーシュパタ・ステラ)ァァァッ!!!」

 

普通の腕で弓を持ち、異形の腕で矢を射る。アーチャー最大最強威力の遠距離攻撃。それが2つ、2倍だ。しかも今のアーチャーの状態から見てステータスも更に上昇しているはずだ。つまりトンデモナイ技だ。

 

「戯け!地球ごと破壊するつもりか弓兵!!」

 

「とか言いながらあんたもさっきより乖離剣回してんじゃないわよ!」

 

「おっとエアが回ったか。我もウッカリだな天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!!」

 

3つの地球破壊攻撃がユスティーツァに迫る。それでもユスティーツァは交わす素振りを見せない。あくまで正面から対抗するつもりだ。

 

「無茶でもやるしかない!遠坂!イリヤ!」

 

「ああーーもう!分かったわよ!」

 

「あれには及ばないけど、全部のせでやってやるわよ!」

 

俺はエレナの力を解放し、遠坂は所持宝石を全て投じた一撃、イリヤは全てのイリヤの可能性を集結させる。体操服+ブルマで魔力の羽が生えている。

 

「行くぞ!」「行くわよ!」「行っけぇ!!」

 

「「「魔術三大七色重奏飽和砲撃(スターバースト・セブンカラーズ)!!!」」」

 

地球破壊攻撃を受け止めるユスティーツァに更に3人の攻撃を加える。流石にそれは想定外だったのか驚きの表情を隠しきれていない。

 

「ちっ、今は「逃げられると思ったのかい?」な、アサシン!?」

 

「マスターが戦っているのにサーヴァントが逃げると思っていたのか?ならばそれは計算違いだ」

 

逃げようとするユスティーツァにアサシンが宝具で追撃する。しかもユスティーツァは一瞬アサシンに意識が向いた為攻撃を防ぐ力がゆるまった。そしてそれを逃す俺たちではなかった。

 

「魔力を全部使いきれ!!」

「とっととぶっ飛びなさいよ!」

「さっさと砕けなさい!」

 

「ちっ、財を汚す汚染物が!いつまでも我の前に立つでない!!」

 

「これなら、どうだ!!!」

 

更にアーチャーが攻撃を押し込むように連続で魔力弾を撃ち続ける。いわゆるダメ押しだ。

 

「こ、この愚か者どもがあぁぁぁ!!!」

 

遂にはユスティーツァを飲み込み超地球破壊攻撃は天高く打ち上がっていく。ある程度まで登るとそこで爆発した。こんな光景を見たらあの台詞しかない。

 

「へっ、汚ねぇ花火だぜ」

 

 

「さてと、それじゃあ歩きながら話しましょうか」

 

アーチャーの提案が出たのはユスティーツァを倒して全員へたり込んでから5分後のことだった。

 

「確かに貴様について気になることがある。貴様は本当に弓兵か?」

 

「それは本当よ。私はアーチャークラスのサーヴァント、ナーサリー・ライムよ」

 

「だが前の貴様は他の力が前に出ていたであろう。恐らく授かりの英雄か」

 

授かりの英雄。俺にも思い当たる節がある。英雄アルジュナ。施しの英雄カルナの異父兄にして宿敵。それなりに有名な英雄だ。

 

「それも正解ね。私の力の殆どはアルジュナの力。彼の力でここまで戦ってきたの」

 

「どうしてアーチャーはアルジュナの力が使えるんだ?」

 

「それはマスターとムーンセルのせいね」

 

俺?俺が何かしたのだろうか?これは思い当たる節が……あーー、なんとなく、分かるような。

 

「本当ならマスターはアルジュナと聖杯戦争を戦うの。でもイリヤがムーンセルを使ってアヴェンジャーを撃退した時の副作用で私がマスターのサーヴァントとして呼ばれたの」

 

「じゃあ私のせい?」

 

「そのおかげでマスターと出会えたんだけどね。結果私はアルジュナと合体する羽目になったわけ」

 

俺の所に来る途中にアルジュナとムーンセルの副作用で呼ばれたナーサリー・ライムが激突、フュージョンして俺の所に来た。簡単に説明したらこうか。

 

「それでこの姿だけどね。私はマスターの心を映して、マスターが夢見た姿の疑似サーヴァントとして現界するの。マスターの場合理想のアーチャーを想像していたからあの蒼髮の姿で現界したの」

 

つまりナーサリー・ライムは俺の心情を映してこの姿になったと。成る程、だからあの時想像通りの姿になっていたのか。

恐らく俺がこうして想像しても、アルジュナと融合してなければ別のクラスで現界したのだろう。もし俺が想像せずにアルジュナとナーサリー・ライムが融合して召喚されても別のクラスで現界しただろう。

アルジュナと融合、なお俺の想像の2つの事象の結果ナーサリー・ライムはアーチャークラスとして現界できたのだろう。

まあ、ムーンセルの副作用がなければナーサリー・ライムに出会うことすらなかったが。

 

「とにかく、狩野君がデタラメなサーヴァントを所持しているのは分かったわ」

 

「時に人の想像力は恐ろしいものよな」

 

遠坂とギルガメッシュが荒んだ目で見て来る。なんだよ!まるで俺が常に妄想してるみたいじゃないか。失礼な目で見ないでもらいたい。

 

「じゃあ今の姿は不思議の国のアリスなんでしょ?なんで狩野君にそれを想像させたの?」

 

「それは………遠く深い海の記憶から拾い上げたの。こうして別のマスターに呼ばれてもあの子だけは忘れられない。あの子が見た姿ならなんとかなるような気がしてね」

 

アーチャーは空を見る。空はまだ分厚い雲に覆われている。それでもアーチャーは何かを見つめているような気がする。

 

「さて、それじゃあエミヤの元に合流しますか」

 

「まったく、セイバーがいながら何処をほっつき歩いているのか」

 

「いや、まあエミヤのせいだな」

 

「衛宮君ったら、やっぱり私がいないと駄目みたいね」

 

「贋作者は贋作者だ。同じ名では分からぬだろうよ」

 

周りの顔を見るに遠坂以外は気づいているのか?いや遠坂のことだから気づいていないフリをしているのかもしれない。まったく意地悪な『あかいあくま』だ。




うーん、アリスはかなり無茶な設定にしてしまった。これはルールブレイカーかな?後悔はしていない、だが反省はしています。

スターバースト・セブンカラーズは親子三代かめはめ波が近いかな。あとアーチャーが真琴に渡したのはヴォーパルの剣です。暴走したら云々はジャバウォックにヴォーパルの剣が有効だから。暴走しなかったけど。

次回は士郎、セイバーVSフェイカーです。恐らく前中後かな?
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