とある異能の投影能力   作:神裂の魔射殺

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1話を大幅編集しました。
もし前回の1話を見た方二話を見るのにあまり影響はないと思いますが、見てくれると嬉しいです。


風紀委員と二人のスパイ

学園都市。超能力が一般科学として認められ、それを研究する街。

大勢の学生を集めて「授業の一環」として脳の開発を行っており、学生の数は総人口の8割に及ぶ。

その目的は、「人間を超えた身体を手にすることで神の答えにたどり着く」ことだとか。

学校や学生寮などの数も半端ではなく、教育機関を中心とした造りから「学園都市」と呼ばれている。 東京西部を一気に開発して作り出されている。

能力にはLEVELというのものが存在し、俺は能力発見(AIMセンサー)LEVEL3である。

LEVEL3にもなると優等生という枠組みになるが俺の能力は戦闘向きではない。魔術を使おうものなら体がボロボロになってしまうからスパイに向き不向きかよくわからない能力だ。

そんな天草式を離れ学園都市に来てから3年後の春、中学2年になった頃、新入生がやってきた。

その新入生の格好が地肌に直接アロハシャツを着用し、薄い青のサングラスをかけ、首には金の鎖というオマケつき。

髪は金髪に染めていて不良ぶっているとしか思えない格好にはど肝を抜かれた。

 

「土御門元春だにゃー。みんなよろしくだぜい」

 

土御門ってのは魔術業界では結構有名な名字だ。確か今は姉さんと同じイギリス清教にいたはず。

でも土御門という名字も珍しいという訳では無いので赤の他人とも言えるのだが、

 

「魔術の匂いがプンプンする」

 

漏れてしまった独り言を隠すように口を抑えたが周りはそれどころではないらしい。担任は眉をピクピク動かし苦笑いをしている。

俺や青髪以外の生徒も同じような顔をしている。青髪は逆に新入生が男ってのでがっかりしているようだが、みんなが変な顔になるのも無理ない。土御門の奇抜な格好もそうであるが、口調が猫口調という明らかに可笑しい喋り方だ。

 

「え、え~っと土御門君は窓側の席から二番目の一番後ろ、真蓮君の隣の席ですね」

 

そんな土御門は俺の隣らしい。ついでに俺の席は窓側の一番後ろ、特等席だ。恐らくこれから色々あるだろうし、一様挨拶しとくか。

 

「神裂真蓮だ。よろしく土御門」

 

「…おう、よろしくだにゃーマレやん」

 

早速あだ名で呼ばれたがまぁ悪くない。姉さんと名字同じだからな。俺の見立てが正しいなら感の良い土御門はそんなことを考えてるかもしれない。

 

そんなこんなで俺、上条、青髪、土御門の4人はファミレスにいる。なんでかって?今日は始業式とLHRだけだから午前中だけだったんだよね。

ってことでいつものメンバーに土御門を誘ってファミレスだ。

野郎4人でファミレスってのもなんか嫌だな。

 

「改めて自己紹介するよ。俺が神裂真蓮、そこのツンツン頭が上条当麻、そこのエセ関西弁使ってるやつが青髪ピアスだよろしくな、土御門」

 

「おうよろしくだにゃーマレやん、カミやん、青ピ」

 

という会話から始まり色々話してあっている。そんな中上条が、

 

「そういや土御門のLEVELっていくつなんだ?」

 

「ん、俺か?俺はLEVEL0ですたい。一様能力は肉体再生(オートリバース)だにゃー。ついでにみんなは?」

 

「俺と青ピはLEVEL0だよ。こんなかで一番の優等生は真蓮だな。LEVELは3で、能力は…えーっとー…」

 

「能力発見(AIMセンサー)な。能力者かどうかを見極めたり、どんな系統の能力を持っているかわかる能力だよ。あとそいつのLEVELもだいたいわかるな」

 

「あぁそうだったな。真蓮の能力名覚えにくいんだよ。」

 

「それは俺も思ってるよ」

 

「へぇー結構優等生なんだにゃーマレやんって。羨ましいぜよ」

 

「世間的に見れば優等生なんだろうけど、使い道があまりないんだよこの能力。

学園都市にいる人口の8割が学生だからな。まぁどんな系統の能力を持っているかわかるのは便利だよ。俺風紀委員(ジャッジメント)だし」

 

「ってことはマレやんの前では悪さできないのか」

 

「おい。その言い方悪さする気満々だっただろ」

 

「あ?バレちまったか。俺の時は見逃してやってくれにゃー」

 

「そもそも悪さしなきゃいいだろ?」

 

三人とも個性豊かなので、一緒にいると楽しいし、根はいい奴らだ。自分がスパイってことを忘れてしまいそうだ。

と言ってもスパイの仕事は学園都市で起こった出来事の報告ぐらいだ。やることはあまりない。

少しでも情報が早く来るように、風紀委員(ジャッジメント)に入ったのだし。

そういえば土御門、魔術師の容疑がかかっていたな。自分の中でだけど…カマかけてみるか、

 

「けど土御門って苗字珍しいな。やっぱり陰陽師の家系だったりするのか?」

 

「なんで急にそんなにオカルトチックなこと言い出すんだ?」

 

とアホな顔で上条が聞いてくる。その質問を聞き土御門は眉をピクリと動かす。

 

「いやだって土御門家って言ったら、かの有名な安倍晴明の子孫の家系だろ?そういう系の異能使えたらかっこいいなと思ってな」

 

「そんなもん超能力で十分だろ」

 

「そうやそうや。あんさんそんなもん手に入れてどんなエロいことをする気や」

 

「何でもかんでもエロイ方向に持ってくな青ピ。で、どうなんだよ土御門?」

 

「そんなものが使えていたら今頃こんなところにはいないにゃー。まぁ安倍晴明の子孫ってのは本当だにゃー。よく知ってたなマレやん」

 

「まぁな。最低でもこの2人よりは頭いいと思うぞ。なぁ上条、伊能忠敬って知ってる?」

 

「ん?誰だそいつ?」

 

「な?」

 

「あははは・・・そうだにゃー。でももの知りすぎるってのもあまり良くないきがするにゃー」

 

「それもそうだな。…わりぃそろそろ風紀委員の仕事があるから行くけど、お前らは別に解散しなくてもいいぞ。せっかくの午前授業だ遊ばなきゃ勿体ない」

 

「それもそうだな。風紀委員の仕事頑張れよ」

 

ちょっと深入りしすぎたかもしれない。バレるのも時間の問題だろう。

まぁわざとバレやすくしたのだが。

俺は三人と別れ風紀委員177支部へと向かう。

この時期の七学区はあまり事件が起らない学区として有名だ。

 

「おっす~。あれ?固法先輩だけすか?」

 

「あら、真蓮じゃない。あなたの学校も午前終わり?」

 

「まぁね、早速パトロール行ってきます。」

 

「仕事熱心ね。私は資料まとめでもしとくわ。行ってらっしゃい、真蓮」

 

「はーい」

 

今回のパトロールもほとんど何も無かった。平和っていいね。

世の中そんな甘かないけど。

と考えながら公園に入ると、小学生男子に息を荒立てて話しかけている、いかにも怪しい女子学生がいた。

周りの人が変な目で見てるから一応注意しとくか。

 

「風紀委員だ。何やってんの?お前ら」

 

「いや、私は別に・・・」

 

「お前ら向こうで遊んどけ。俺はちょっとコイツと話があるから」

 

男子小学生2人はブランコの方へ行った途端、さっきまで小学生に涎をダラダラたらしていた顔を一瞬で冷酷な顔にし、俺を睨んでくる。

 

「なに?なんか用?」

 

「別に人の趣味をとやかく言うつもりはないが公衆の面前でやられるのは風紀的にな~。ほどほどにしとけよ?あと涎やばいぞ?」

 

俺が涎を垂らしているのを指摘するとビクッとさせる。その涎を自分の裾で拭き、さらに怒った顔で

 

「あんたには関係ないでしょ?だいたいあんたがいなければ・・・」

 

グゥゥゥ~っとお腹をならせた。

その音は公園中に響き当の本人は手にお腹をあて耳まで真っ赤にさせてうつむいてしまった。

おいおい、ってかその後なんていおうとしたのこの子?

 

「ハァ~あそこにあるホットドッグ屋で奢ってやるから付いてこい」

 

最初は嫌そうな顔をしたが流石に食欲には勝てなかったらしく渋々俺についてきていた。

パトロール中ではあったが今奢ると言ってしまったので、自分の中で休憩って事にし、同じホットドッグを買いひとつその結標に渡す。

 

「ほれ。味わって食えよ。俺のおごりだからな。」

 

「あ、ありがとぅ」

 

そのホットドッグは予想以上に美味かった。また今度買いたいもんだ。

俺と同じように美味いと思っているのか、俺の目の前で美味しそうにバクバク食べている。

 

「お前ってさ、ショタコンなの?「ブッフォー!!!!」お、おい!ホットドッグ俺に向けて吹くなよ。ベチャベチャになったじゃないか!」

 

「あんたが急に変な事言うからでしょ?!」

 

「え~だって気になったんだもん」

 

「男の子は好きだけど、恋って感じじゃないわね。どちらかというと萌えって奴かしら、ってなんで初対面の人にこんな事言ってるんだろう////」

 

「それは良かったよ。顔は可愛いからなお前」

 

「なに?口説いてるの?私は別にあんたのこと興味ないから」

 

「別にいいよそれで。俺は神裂真蓮。よろしくな。そっちは?」

 

「結標淡希よ。まぁ一応よろしく。会うことなんて無さそうだけど。じゃあ私はもう行くわ。ホットドッグありがとう。美味しかった。」

 

「おう。じゃ~な~」

 

って感じで俺は結標淡希と知り合った。

淡希と分かれた時にはもう暗くなりかけていたので、ここでパトロールを終わらせて、帰ることにした。

なんか今日は濃い一日だった気がする。

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

数日後俺に一通のメールが届いた。

 

『10時公園に来てくれ』

 

土御門だ。何の話かはだいたい分かるが行動が速すぎるのは流石だと思う。俺はそのメールの通りに10時の公園に行った。既に土御門は公園に来ていた。表情はあたりが暗すぎて全くわからない。

 

「おっす土御門。なんか用か?」

 

少し沈黙が続く。何を言うのかは大体分かるが、こういう時間はあまり得意ではない。

 

「・・・お前は何者だ?」

 

案の定その件についてだった。と

 

「それは魔術側では何者だってこと?」

 

「っ!!やっぱ」

 

「おいおい落ち着け。別に敵対するつもりは無い。所詮俺はスパイだよ。お前もそんな感じじゃないの?」

 

「まぁそうだな。もしかして神裂火織の弟か?」

 

「えっ?!なんで姉さんの名前……まぁ、姉さんは聖人だから有名じゃない方がおかしいか。とりあえずお互い干渉せずにいこうぜ。あんまり敵対したくないからな」

 

「まぁそういう事にしてやる。よし、話はこれだけだぜいマレやん。また明日学校でな」

 

「お、おう。じゃーな」

 

もっとしつこく聞いてくると思ったがあっさり開放してくれた。

俺はそのまま帰ると日を超えていたのですぐに寝てしまった。

 




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