とある異能の投影能力   作:神裂の魔射殺

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三話目です。まだ慣れてないものでサブタイトルのところに前書き書いてましたよww
ってかお気に入りが予想以上に多い!!ありがとうございます。
自分のモチがどんどん上がるのでじゃんじゃんお願いします。
あとスマホで行頭下げってどうすればいいですか? わかる人教えてくださいorz
ではどうぞ


LEVEL5VSLEVEL5

土御門と魔術師として接触した理由は学園都市統括理事長との接触の機会を得るためだ。俺は学園都市に入ってから1度とも魔術を使っていない。敵地で間者とわかる行為をするなど愚行でしかない。

土御門はLEVEL0ではあるがLEVEL0というのは別に全く使えないという訳では無い。出会った瞬間魔術の匂いがした……これは最近魔術を使った、学園都市で使ったということだ。

つまり魔術を自由に使うことができる訳で、統括理事会と繋がりがあると考えた。

だから土御門は俺みたいな正式なスパイではないと予測できる。どちらかというと両陣営の仲立ちのような立場だろう。

その夜からはあまりに大きな出来事はなく、三年の冬に俺はLEVEL5になった。

序列は第8位だ。

AIM拡散力場はまだ解明されてないことが多いらしく上手く応用出来ないから8位だそうだ。

 

それと同時に風紀委員177支部の支部長になった。

そんなに真剣に仕事をやってるつもりは無かったのだが、風紀委員唯一のLEVEL5だし、歳も同級生が入るけど一番上。みんなには当たり前の結果だと言われた。

 

 

俺が窓のないビルに到着すると、見覚えのある人物がいた。

 

「あら、真蓮じゃない。1ヶ月ぶりよね。元気してた?」

 

「おぉ淡希。そんぐらいだったと思うぞ。能力の調子はどうだ?」

 

「たまに気分は悪くなることもあるけれど、ほとんど問題ないわ。ありがとう」

 

「どういたしまして。淡希、初めて会った時よりだいぶ丸くなったな」

 

「あんたには感謝してるの!あんま恥ずかしいこと言わせないで!」

 

淡希とはあれから何回か会いよく話し合う仲になった。

そんな時淡希が俺に能力のトラウマのことを話してくれた。そのトラウマの克服を俺が手伝い、そして淡希はそれに成功しLEVEL5並の能力を手に入れた。

 

「わりぃわりぃ。そんじゃよろしく」

 

 

そう言って淡希は瞬間移動で窓のないビルの中に飛ばしてくれた。

 

中は予想どうり殺風景だが真ん中に世界最高の科学者としての側面も持つ、 男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える『人間』、アレイスター=クロウリーがいた。

 

「やぁ真蓮君、待っていたよ」

 

「その言葉の重みのせいで何年前から待っていたのかまで分かっちまったぜ。お前が学園都市の統括理事長のアレイスター・クロウリーか?」

 

「如何にも……私はまどろっこしいのは嫌いでね率直にいうよ。君にはやってもらいたいことが2つある」

 

今のアレイスターの口調からしてどうやら拒否権はないらしい。

 

「聞くだけ聞いてやる」

 

「では言わせてもらう──」

 

俺が魔術師であることはもう分かっているようだが、直接は言わなかった。

 

「一つ目は、君の暗部入りだ」

 

「暗部って?」

 

「学園都市は非常に高い科学技術と生活水準を有する一方で、その裏では生命倫理や人権倫理を無視した非人道的な研究および戦闘兵器の開発が進められていたりと不透明な部分も少なくない。非合法な闇取引を行う業者や犯罪組織なども密かに暗躍しており、暗殺あるいは破壊工作と言った決して表沙汰にできないような任務を請け負う組織のことだよ」

 

「つまり俺に汚れ仕事を押し付けるってことだな」

 

「それもゼロとは言えないが、君のメインの仕事は別にある」

 

「もったいぶらずに言え」

 

「──絶対能力進化計画。二万通りの戦場を用意し、二万体の『妹達』を殺害することで『絶対能力者』への進化を達成するという実験なんだが……」

 

「そんな実験に参加するつもりは無い」

 

俺は言いはね除けた、俺はあいつが何を考えているのか分かりはするが理解はしたくない。

 

「正直暗部入りってのもやる気はない。この街がひどいのは知っていたがそこまで汚れているとは思わなかったよ。こんな力貰っといてなんだがそんなもん俺が叩きこわ……」

 

「──それはできないよ」

 

アレイスターがそう言った瞬間、俺は金縛りにあったかのように動けなくなった。

この感覚は今まで味わったことのある感覚。

 

「お前魔術師かよ」

 

「さぁどうだかね。──けどひとつ言えるのは、君にはこの計画を中止する事は決して出来ない」

 

根源が魔術わかったとしても、その先が俺の知るセカイではない。

もっと恐ろしく深いもの……

 

そうアレイスター・クロウリーという男は見た目通りの正真正銘……

 

「化け物……」

 

「まぁ、そう言うな。確かにクローンだったとしても2万というのは時間も資金もかかり過ぎる、そこで実験の促進を君にはしてもらいたいのだよ」

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

今俺はアレイスターの言っていた『実験の促進』をするためボロボロのビルの前にいた。時刻は8時半。

いつもなら飯食ってるくらいの時間だ。

 

たまに上条がうちに来て飯をくれ!ってせがんでくる時もある。まぁ追い返す理由も無いので上げて飯を上げたりもする。

 

閑話休題

 

俺がくだらないことを考えているとコツコツと足音がしてきた。

足音のした方を見ると、

 

「あァン?せっかく実験が短縮できると思ってたのに、なンだァ?この弱そうな三下は?コレじゃァ今までと変わらねェじゃねェのかァ?」

 

そう叫んだ彼の名は一方通行。

七人(今は八人)しかいないLEVEL5の一人にして第一位である、学園都市最強の超能力者。

すなわち学園都市最高の頭脳の持ち主。

230万人の頂点に君臨しているという事だ。

 

どうやら実験の被験者ってのは一方通行らしい。

普通ならこんな化物に勝てるはずがないと思うだろう。

まぁ、俺も普通じゃないので平然を装って挑発をする。

 

「あまりなめるなよ。俺はこれでもLEVEL5の第8位だよ。調子乗ってると足元すくわれるぞ」

 

「調子乗ってェんのはテメェのほうだろうが。どうせLEVEL5もなったばかりだろう?浮かれた三下に決まってらァ、愉快な死体にしてやんよ」

 

一方通行の口がニヤリと歪んだ瞬間、俺の方へっ込んできた俺は能力を使い後方へ移動する。

 

「ほぅ。テメェ瞬間移動能力者か。それだけで俺に勝てると思ってたなら大馬鹿者だなァ」

 

さっき瞬間移動した距離を一方通行は一気に詰め、地面を軽く踏んだ瞬間地面がはじけ飛んだ。

俺は瞬間移動が間に合わずその攻撃をモロにくらい吹っ飛ばされる。

 

(クッ!この能力手に入ってばかりだから使い勝手がうまくいかねぇな。でも他の能力使うのはまだやめた方がいいな。あいつを油断させないと)

 

「おいおいLEVEL5ってのはそんなもんなのかァ?LEVEL5のクローンとは殺ったことあるが、LEVEL5と殺んのは初めてだったんだがなぁ。正直がっかりだぜ!!」

 

殺ったことがあるじゃなくて、いつも殺ってるの間違いだろ!

そう思った時少し一方通行が動きを止めた。

一番スキがあるのは今だと思った俺は瞬間移動し一方通行の目の前に立ち殴りかかろうとしたが一方通行は全く動じなかった。

反射があるからだろう。一方通行の事は一応調べ尽くした。

何もしなくても俺が吹っ飛ぶと思っているはずだ。

だが一方通行も吹っ飛んだのだ。俺が吹っ飛ぶのは理解していたと思うが飛ばされ様も異質だ。

一方通行はそのまま仰向けになり、殴られた顔面を手でさわる。

 

 

「い、痛てぇ。何でだ反射は利いてるはずなのに。テメェ何しやがったァ!!!」

 

「簡単だよ。まず俺は瞬間移動能力者じゃない。ヒントになるか知らんが教えてやる反射の反射なんて何してるのさって話になるだろ?まあ、自分も吹っ飛ぶけどね」

 

一瞬凄まじい怒りが眉の辺りに這うがすぐに冷静になる。

すぐにカッとならないのはさすが超能力者(レベル5)と言ったところだろう。

 

「──まさかテメェ多重能力者……いや、もしそんなのがいやがったら俺が第一位に君臨することが難しい状況になる。能力を複製するのだって何を……」

 

「惜しいな。まぁ、今はそういうことでいいや。お前も、そんなやつとは流石に戦ったことねぇだろ」

 

「調子乗ってぇんじゃねぇぞ三下アァァァァ」

 

怒り狂ったように見えるが一方通行は意外に冷静だった。逆に恐怖すら感じていたのかもしれない。

それもそのはず、もしかしたら今目の前にいるのが自分を倒せる唯一の人間かもしれないからだ。

 

一方通行は俺に猛突進してきた。

だが構えの方もクソもない攻撃を慎重に避ける。反射の反射のせいで攻撃を食らうのは自分も同じだからだ。しかもこの能力は断然一方通行の方が扱えるに決まってる。

正直さっきの一発で倒せなかったため勝機は薄い。

──俺が唯の超能力者なら

 

「投影開始っ!」

 

「はぁ?テメぃ何言ってやが……ぐはぁっ!!」

 

 

 

 

一方通行は背中に大火傷をしたような痛みを感じた。

 

「今度は……何しやがったァ」

 

今度の攻撃は先程よりも効いているようだ。

投影した剣での攻撃、血を出すほどではないダメージなので恐らく魔術にも反射が作用しているのだろう。だが、能力と違って完全に防げている訳では無いらしい。

 

「それは秘密だ、というかお前に教えても理解できないだろう」

 

「なんだと……学園都市第一位でも分からないことなんて」

 

「そんなに考え込んでいていいのかっ!」

 

俺はさっき一方通行を叩きつけたものと同じ剣で攻撃を行う。

一方通行は相当警戒しているようでベクトルで跳び距離を置いた。

 

「ただの剣じゃねぇだと、どうして反射がうまく働かねぇ。クソクソクソクソクソっっっ!!!」

 

考えても無駄だと分かってはいるが考えてしまう。結果だけ現れ過程をすっ飛ばしているかのような俺の能力に苛立たせる。

 

「そろそろお終いだ一方通行。お前の反射が本物なら耐えてみろよ」

 

「──調子乗ってんじゃねぇぞ三下ァッ!!」

 

言いながら距離を詰めてくる俺はその間に弓と、ある剣を投影する。

 

「──I am the bone of my sword.

(我が骨子は捻じれ狂う。)」

 

一方通行は怒り狂っているかのように接近し、残り50mの所で跳躍。俺は接近させまいと一方通行と同じ容量で跳躍。そして

 

「偽・螺旋剣!!」

 

放つ。普通の人間なら目に負えない速さで見る見るうちに一方通行の目の前まで来た。しかし一方通行に当たることは無かった紙一重いや計算して避けたのだ。しかし

 

「──それも予想してたよ一方通行!」

 

「なにっ!」

 

俺は一方通行の後ろに瞬間移動する。そして一方通行の背中に触れる。そして……

 

「ごっふっ…………!」

 

一方通行は血反吐を吐きそのまま地面へと落下。

一方通行に魔術を使わせたのだ、俺も魔術は使っているが使っている間は肉体再生を使っているため再生される。魔術を使っている間は基本能力を使えないというデメリットもあるのだが。

一方通行は違う。普通なら能力者が魔術を使うと今の一方通行のようになる。一方通行は油断していた訳では無い。空中でもベクトルで移動もできるがベクトルの量が半端ではない使うのは難しいと思い、俺は一方通行を空中に誘った。

偽・螺旋剣Ⅱも囮だったのだ。

 

「お前がこんぐらい怪我してくれりゃ促進どころか延期にはなるだろ。所詮俺にはこれくらいしかできねぇが、やれる事はやる」

 

統括理事会はこの勝負、一方通行がここまでなるとは思ってなかったはず、いやそう思いたい。

最低でも樹形図の設計者は使っていると思うのでそれは希望薄だが……学園都市でそんな甘い考えは捨てた方がいいな。

 

実験を終わらせたら何もせずに帰っていいと言われていたので、気絶してる一方通行に背を向け帰宅することにした。

 




一様能力こんな感じです。


能力:能力操作(AIMプレイヤー)

・能力者から微弱にでてるAIM拡散力場を読み取り記憶する。記憶したAIM拡散力場の能力者がどこにいるか離れていてもわかる。

・記憶したAIM拡散力場を放出している能力者の能力を使用することができ、その能力者がその場にいなくても使うことが出来る。
ただし、能力者が能力を実際に使用しているところを目視しなければ使えない。
同時には使えない。

・類似能力は相乗効果を生み、元以上の威力を出すことがある(あくまで、可能性があるだけで、必ずしもなる訳ではないが、1度出来ればそれ以降は可能)


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