とある異能の投影能力   作:神裂の魔射殺

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どうも神裂の魔射殺です。
もうすぐ夏休みですね。いや既になっている人もいるのか、羨ましい限りです。
ではどうぞ




風紀委員としての……

絶対能力進化計画の促進、即ち俺が一方通行をぶった切るという反抗的行動は樹形図の設計者の記述通りだったらしい。そんな事まで予測できるのだから恐ろしい。

けど俺と一方通行との戦闘がクローンの何体分だったのかは知らないが少しでも散る命が減り心から安堵する。本当なら今すぐにでもそんな計画ぶっ壊したいところだがそうもいかない。

あの時俺はアレイスターに反抗心を全て覆ってもお釣りが出るくらいの恐怖を味わってしまった。

正直俺が計画を中止させた瞬間俺の抹殺がけっていしてるようなもの。

折角神からもらった…………あれ?

 

 

 

 

俺は何のために二度目の人生を送っているのだっけ…………

 

 

正直転生して間もない頃は、前世の記憶を失くし、天草式の生活になれるため必死であまり物事を考えないようにしていた。

自分のことで精一杯でないといけないくらい過酷だった。

ぶっちゃけ俺が弱かっただけだが……

ただド忘れしただけだし、いずれ思い出すだろう。

仕事も終わったのでさっさと帰って寝ようと思ったが、もうすぐ三月。あと少しで新学期だ。

お金が必要になることもあるだろうと思い郵便局で金下ろしてから帰ることにしよう。と思っていたのだが……

 

「し、閉まってやがる……」

 

郵便局にはシャッターが下りていた。仕方ない今度にするか、と思ってUターンし横断歩道を渡ろうとした瞬間

 

「誰か、お願いします!助けてください!中に強盗が……!!」

 

郵便局の前で一人の女の子が立っていた。頭に花の飾りをつけたワンピースの女の子が必死に助けを求めている。

 

「大丈夫?どうした?中で何があった?」

 

「助けてください!白井さんが、白井さんが危ないんです!」

 

「白井?白井って、風紀委員の白井黒子か?あいつがどうしたんだ!?」

 

「し、白井さんを知ってるんですか?お願いです。助けてください!」

 

「うん、絶対に助ける。その前に中で何があったか教えてくれ」

 

確かこの時間は白井と固法先輩の巡回だったはず。自尊心の高い白井が不安要素ではあるが、先輩がいるなら……

 

 

 

ガガガがガガガッッッ!!!!!!!!

 

 

 

そんな期待は強烈な音と共に消え去った。

いきなりシャッターが壊れ始め大人一人通れるくらいの穴になる。

そしてその穴を作ったであろう鉄球はその場に落ち、その穴からはボロボロになった白井、頭から血を流し背中が傷だらけの固法先輩、そしてそれをやったであろう分厚いコートを着た男の姿が見え、この光景を見た瞬間俺の頭の血管がいくつかブチッと切れか感覚がした。

 

 

「一度に一つしか投げられないとは言ってないぞ!」

 

男が鉄球をいくつも投げ勝ち誇った顔をした瞬間、俺は白井と鉄球の間に瞬間移動する。

 

俺は飛んでくる鉄球一つ一つに触れるように左腕を一振り。

その瞬間、飛んできた数多の鉄球は色を茶と変化させ粉々になっていく。

 

「黒子っち、いつもの威勢はどうした?」

 

「ま、真蓮先輩……」

 

「まぁ、安心しろ。あとは俺がなんとかしてやる」

 

「な、何しやがったテメェ!」

 

「酸化だよ、酸化。鉄球の原型を保てなくなるくらいに酸化させた」

 

俺は男の目の前に瞬間移動する。

 

「なっ!!」

 

「覚悟はできてんだろうなぁぁぁ!!!」

 

俺は拳が男につく瞬間、ベクトル操作で運動量を何倍にもし、顔面に思いっきりぶつけ殴った。

男は思いっきり吹っ飛び壁にぶつかり、そのまま気絶してしまった。

 

「ふぅこれで一安心。大丈夫か白井?」

 

「はい、私は大丈夫ですの。それよりも固法先輩の方を」

 

「そうだな」

 

俺らは固法先輩のところへ向かった。先輩の体はボロボロだった。

 

「先輩!大丈夫ですか!?今痛み止めますから」

 

俺は精神操作系の能力で一定以上の痛みを感じる感覚をなくす能力を先輩にする。

 

「あ、ありがとう、真蓮君。だいぶ楽になったわ」

 

「いえいえ」

 

よかった。先輩の負った傷は致命傷にはほど遠いようだ。まぁもし致命傷を負ったとしてもあの医者がいれば大丈夫だろう。

 

「─白井」

 

「は、はいですの」

 

「今回のことで分かったんじゃないの?どうせまたお前が先走ったんだろ?」

 

「うっ。そこを突かれるときついですの」

 

「まぁ失敗なんて誰にでもあるさ。俺だってよくあるしね」

 

「いや、真蓮君はサボってるだけじゃない」

 

「えぇ!!ここ最近、俺頑張ってたじゃないか!」

 

これじゃあ支部長としてのメンツが危ない気がしてきたので、一度咳払いをして話を戻す。

 

「ま、まぁとにかく!この事をしっかり反省して次に生かそうぜってこと。頑張れよ期待してる」

 

「──はい!ありがとうございます真蓮先輩」

 

「おう」

 

ふぅあと少しで支部長としての威厳がなくなるかと思ったぜ。そろそろ警備員も来ることだろうからいいだろう。

 

「白井、ちょっと俺調子悪いから帰るよ。あとはお前任せていいか?」

 

「はい、承りましたですの」

 

「非番なのに、悪かったわね。今日はありがとう。今回のことで報告書作ると思うからその時は宜しくね真蓮君?」

 

「ゲッ!まじか……ま~仕方ないか。分かったよ。じゃあまた明日な」

 

俺が帰ろうとすると目の前にさっきの女の子、初春飾利が立っていた。

初春飾利は何か言いたそうな顔をしていた。仕方がない、俺から話しかけてやるか。

 

「白井が危ないって教えてくれてありがとな」

 

「い、いえこちらこそ白井さんを助けてくださってありがとうございます。」

 

初春はさっきよりも肩をすくめて言う。

 

「…………あの、私初春飾利って言います。私LEVEL1なんですけど白井さんやあなたみたい強くないんです。どうやったらお二人みたいに強くなれますか?」

 

 

「自分の長所を伸ばすことが強さの秘訣かな?別に不良や犯罪者と戦うことが風紀委員の仕事じゃない。自分の得意なことをもっと伸ばす。あとはこの街のみんなを助けたい気持ちがあればきっと強くなるよ。」

 

「あ、ありがとうございます。すみません、名前を聞いてもいいですか?」

 

「俺は風紀委員177支部、支部長LEVEL5の第8位、神裂真蓮だ。以後よろしく初春飾利ちゃん」

 

「れ、LEVEL5!あ、え、ぇとよ、よ宜しくお願いします」

 

「何かあったらうちの支部に来てよ。歓迎するよ。それじゃあまたね」

 

これで一件落着だな。あとは帰って寝よう。金を降ろすのはいつだってできる。

 

「ちょっと待ちなさい!」

 

この声なんか嫌な予感するんだが、どう思うみんな!って誰に話してるんだろう俺……

 

「ちょっと聞いてんのあんた?」

 

「ん?どーした、常盤台の嬢ちゃん」

 

「なんかオヤジくさい。それよりあの子助けてくれて、ありがとね私も助けようとしたんだけど」

 

「あぁ、俺の場合は知り合いだったし、非番だったけど俺も風紀委員だからな。助けるのは当たり前だよ」

 

「で、お願いがあるんだけど私と勝負・・」

 

「じゃあな嬢ちゃん。最近物騒だから気をつけろよ」

 

どうせ勝負しろ!としか言わないのは、わかってしまう。この剥き出しの闘争心が証拠だ。さっさと切り上げようと思ったが半分以上言われてしまった。

ここは聞こえなかったふりして逃げるべきだな。

 

「ちょっと、待ちなさいって…………なんで無視するんだっ!!」

 

いきなり俺に向かって雷を打つ。俺はそれを反射であらぬ方向へやる。

雷だした本人は、何が起きたのかわからず、キョトン顔。

 

「あのな、能力人に向けて打つのが違反じゃないわけねぇだろうが!あとお前常盤台のエース、『超電磁砲』だろ?優等生が何してんだバカ」

 

「うっさい!私には御坂美琴って名前があるの!ってかそんなことどうでもいいのよ。と、とにかくあんた!私と勝負しなさい!!」

 

「はぁ?やだよ。なんで俺がお前と勝負しなきゃならないのさ」

 

「私があんたと勝負したいからよ!さっきあんたが強盗犯ぶっ飛ばしてから、ワクワクして仕方ないのよ」

 

俺はため息を付いてお前はそんなことしか考えてねえのかよとつぶやく。

 

「仕方ねぇ。勝負してやるから付いてこいよ。」

 

「うぅっしっ!!!わかったわ!ついてきなさい!」

 

うわぁ~めっちゃ笑顔だな、コイツ……まぁちょっと戦え(いじめれ)ば、気が済むだろう、と信じたい。




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