ティガライブ!サンシャイン‼︎ 作:にわかラブライバーレベル10億
それでは本編スタート!!!
第1話 運命の出逢い
「ここは・・・?」
何もないどこまでも果てしなく続く薄暗い空間。そこに1人の少年が立っていた。
「なんでこんなところに?確か僕は、家で寝ていたはずなのに」
その少年は何が起きているのか把握しようとした。しかし、どんなに考えても答えは出てこなかった。刹那、彼の目の前が急に光り出し、彼は一瞬目を閉じた。そして再び目を開くとそこには様々な映像が映し出されていた。それは赤と紫を基調とした巨人が様々な怪獣や、宇宙人と戦っている映像である。その巨人は時には赤い姿になり、時には紫色の姿となり、様々な光の技で打ち倒していった。
「なんだよこれ?」
「これは僕のかつての戦いの記憶さ」
「誰だ⁉︎・・・って、僕⁉︎」
次々と映し出される映像に少年が困惑しながら見ていた。するとどこからか声が聞こえ、声のした方向を向くとそこには1人の青年が立っていた。しかし、その男の姿を見た時、少年の顔色が青くなった。なぜならそこに立っていたのは紛れもなく自分と同じ顔をした人物だったからである。
「驚かせてすまない。僕はマドカ・ダイゴ。よろしく」
「名前まで一緒⁉︎何がどうなってんだよ⁉︎」
「簡単さ。僕は別世界の君だよ」
「はあ・・・」
その青年の名はマドカ・ダイゴと名乗った。その名を聞いた時少年はさらに動揺した。まさか顔だけでなく、名前も同じだったからである。しかもその正体が別世界の自分だということを知り、もう完全に頭がこんがらがった。
「まず今君が見たあの映像は、さっき言ったようにかつての戦いの記憶。僕の、そして、ウルトラマンティガの・・・、ね」
「ウルトラマンティガ?」
「あの巨人の名前さ。あれが僕のもう1つの姿」
「そのウルトラマンさんが僕をここに呼んだのか?」
「いや、正確には君の夢の中に僕がこの力を使って、現れたのさ。本当はあまり使いたくない力なんだけどね」
ダイゴは映像に映されている巨人を指差し、その戦士の名を告げた。さらにその巨人が彼のもう1つの姿でもあることとその力を使い、今自分と話していることを少年に告げた。
「どういうこと?」
「今は君が知る必要ないことさ。でもこのティガの力は君に関係してくる」
「だからどういうことだよ?」
「近い未来、君の住む世界に大きな災いが起きる。その時に君にティガとして戦って欲しいんだ」
「なんで僕が⁉︎」
「君の世界の人間で、ウルトラマンティガに変身出来るのが君1人だけだからさ」
ダイゴは上着の上ポケットから、かつて自信がウルトラマンティガに変身した際に使用していた変身アイテム、スパークレンスを取り出した。
「僕はかつての戦いの果てに、ウルトラマンとしてではなく、人間として生きることを選んだ。だから、闇の巨人との戦いが終わった後、僕は2度とティガにならないことにした」
「・・・」
「しかし、たった1度だけティガに変身した。いや、せざるを得なかったんだ。僕と同じウルトラマンが次々と封印されていて、彼らを助けるためにね。でも結果負けてしまい、僕も囚われてしまった。しかし、ある2人のウルトラマンと仲間の人々が僕らを助け、僕を含めた10人のウルトラマンがそいつを倒したんだ」
すると、新たな映像が映し出された。それはティガとはまた違うウルトラマンが鏡のようなものに閉じ込められており、それを見たダイゴがティガとなり、金色の異形の存在に戦いを挑み、敗北してしまい、鏡の中に封印されてしまう映像と怪獣や宇宙人、闇の巨人とそれぞれ戦う10人のウルトラマンの映像だった。
「それで僕になんの関係が?」
「話はここからだ。その時共に戦ったメビウスというウルトラマンが言っていた。僕ら2人とはまた別の世界のマドカ・ダイゴは、かつての僕の、ティガとしての記憶が混ざったことにより、彼はティガへと変身出来たらしい」
「まさか」
「そう。君を選んだのは、この世界のダイゴだからだ。君でなければ、ティガに変身することが出来ないんだ」
「分からないだろう⁉︎もしかしたら、別の人がこの世界のあんたかもしれないじゃないか!」
「いや、僕には分かる。君こそがこの世界を守る光の戦士にして、この世界の僕自身だ」
ダイゴの話には続きがあった。それはこことはさらに違う世界でもマドカ・ダイゴが存在し、その男は目の前にいるダイゴの記憶が混ざり、ウルトラマンへと変身し、仲間の戦士と共に侵略者と戦っていたとのことだった。
「だったら、あんたがティガになって戦えばいいじゃないか!いずれ来るっていう大きな災いって奴にさ!」
「それは出来ない」
「なんで⁉︎」
「さっきも言ったように僕は、ウルトラマンとしてではなく、人間として生きていくことを選んだ。その影響なのか、かつてのような万全な状態で戦うことが出来ないんだ。エタルガーが呼び出したファイブキングとの戦いも、ダイナとガイアの2人が共に戦ってくれなければ、おそらく勝てなかった。まあ、たとえ万全な状態だったとしても、1人であれに勝てたかと言われたら、答えられる気がしないけどね」
少年はずっと思っていたことがある。それはなぜウルトラマンであるダイゴ自身が戦おうとしないのか、であった。しかし、ダイゴ自身が戦おうとしないのではない。戦えないのである。人間として生きることを選んだが故に、かつてのような戦いが出来なくなってしまった彼はこうして、今、自分の目の前にいるのだ。
「無理にとは言わない。でも君にも生活はあるし、それに大切な人がいるはずだ。もしその人達がその災いに巻き込まれ、助けを求めた時、君はどうする?」
「そんなの助けるに決まってるじゃないか‼︎」
ダイゴに言われた時、彼の目には9人の少女の姿がうつった。それは自分にとって、最もかけがえのない友人だ。もし彼女たちが助けを求めたら、彼は命に代えても助けるつもりである。
「今はその答えが聞けただけでもよしとするよ」
「どういうことだよ?」
「どうやら時間切れのようだ。次君の前に現れる時があるとしたら、それは君が力を欲し、戦うことを決意した時だろう。だが忘れないで欲しい。奴は必ず君の世界に現れ、恐怖と混沌に陥れる。僕以外のウルトラマン達もそれぞれこの世界に赴く予定だが、間に合うかどうか分からない」
「もしそうなったら、戦える可能性があるのは僕のみ?」
「そうだ。だからこそ、この世界は君に託したいんだ、円大吾‼︎」
その最後の言葉と共に彼の視界は暗転し、再び目を覚ますと、目の前に1人の少女が心配そうな顔をしていた。
「おはようダイ君。顔色悪いけど大丈夫?」
「おはよう千歌ちゃん。大丈夫。ちょっと怖い夢見ちゃってただけさ」
「そう?なら良かった!そろそろ約束の時間だから、すぐ準備してね!曜ちゃんももうこっちに向かってるって言ってたから」
「了解。さて・・・、と、ん?何だこれ?」
千歌が部屋を出たのを確認し、彼は着替えようとした時、ゴトッという何かが落ちる音が聞こえた。見てみるとそこにはダイゴが持っていたスパークレンスの形をした石像だった。それを大吾は右手で持ち上げながらダイゴが言っていた言葉を呟いた。
「いずれ来る大きな災い。そしてティガになることができるのは僕だけ・・・、か」
ダイゴが言っていた大きな災いが本当に起きるとは、この時大吾は予想すらしていなかった。
ED:Brave Love,TIGA〜Aqours ver.〜
次回予告
「3人で遊ぶなんて、中学以来だね!」
「ウルトラマンのいない世界か。まあたとえ奴らが現れようとも我らの脅威ではない!」
遊びに出かける大吾たち。しかし、その裏で暗躍する者あり。
「ギシャー‼︎」
「自衛隊ですら歯が立たないなんて‼︎」
ついに訪れる予言の時。2大怪獣襲来‼︎
「この世界を・・・、僕が守る‼︎」
「テャァァ!」
円大吾、決意の変身。時空を超え、あの光の巨人が蘇る!!!
次回 第2話 光を継ぐもの