ティガライブ!サンシャイン‼︎   作:にわかラブライバーレベル10億

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お久しぶりです!!!
毎日暑いですね〜(~_~;)そう思いながら、今回の話を執筆してあることを思いました。分割すりゃよかった。

さてさて、今回はタイトル見て分かる通り、ティガの宿敵ともいえるあいつとの戦いです。さらに、μ'sの時代から何年後なのか?とか大吾の過去についてなど幾つか書いています。
さらに、あのウルトラマンに変身する人がスペシャルゲストとして登場!
最後に、この話で序章【時空を超えた復活編】終了です>_<
それでは本編スタート!!!


第4話 悪魔の予言

前回のティガライブ!サンシャイン‼︎

 

数話ぶりかな?僕は円大吾。ある日、ふと空を見上げると、謎の文字が見えたんだ。しかし、それは僕にしか見えないみたいで、千歌ちゃん達には見えないものだったらしい。

 

「あんたが僕を呼んだんだろ?」

 

「こうやってちゃんと話すのははじめてだな」

 

夢の中以来となる別世界の自分にして、あのウルトラマンダイナがいた宇宙のもう1人のウルトラマンであるダイゴさんと再会を果たす。この世界に訪れた敵の正体はなんとあのヤプールだった。しかも、ダイゴさん以外のウルトラマンたちもこの地球に向かっているらしい。

そこになんと新たな怪獣が襲来。僕はティガに変身してこれを倒した。

そして、あることをするために、千歌ちゃん、曜ちゃんと一緒に東京へ向かうことになった。

 

 

 

「もうすぐだね、千歌ちゃん!」

 

「うん‼︎もうワクワクが止まらないよ〜‼︎」

 

「2人とも、他の人に迷惑になるから、もうちょっと声下げて」

 

ここはとある新幹線の中。ここに大吾、千歌、曜の3人が乗っていた。ついにあの東京に着くということで、千歌と曜の2人はテンションが上がっており、大吾はそんな幼馴染2人を諌めた。

 

「そうだった、ごめん」

 

「ごめんなさい」

 

大吾に注意されて、2人は周りの人たちに謝罪した。謝罪された隣のおばあさんは、気にしてない、と手を振り返してくれた。

 

「ところで、2人は本当にいいの?僕と別行動で?」

 

「うん。千歌ちゃんと話し合ったの。私たちも挨拶したいけど、せっかく1年ぶりに会えるんだから、家族水入らずにしてあげよう、って」

 

「そうそう。それにあの秋葉原ってところ1度行ってみたかったんだよね〜。後は、あそことかあそことか・・・」

 

本来東京に来るはずだったのは、大吾のみだったのだが、千歌の母である千早の計らいで千歌と曜も行けることになっていた。大吾は、両親にこの2人の幼馴染を紹介しよう、と思っていたのだが、千歌と曜は新幹線に乗るやいなや、自分たちは別行動で、って言ってきたのでびっくりしたのである。

 

(やっぱり守り抜きたい、この2人の笑顔を)

 

ーーまもなく、東京、東京です。お忘れのないよう・・・

 

大吾は、自身の内ポケットに隠しているスパークレンスの感触を感じながら、改めて決意したのだった。

 

OP:TAKE ME HIGHER

 

第4話 悪魔の予言

炎魔戦士キリエロイド、電脳怪獣ミニサイバーゴモラ、大空大地/ウルトラマンエックス登場

 

 

 

ここはあるテレビ局である。ここではある番組の収録が行われていた。

 

「ここ最近、テレビの中の存在と思われていた怪獣およびウルトラマンが現れました。しかし、沼津や内浦の方々はこのウルトラマンをティガと呼んでるらしいですね?ゲストのツバサさんはどう思いますか?」

 

「私はこの光の巨人、ウルトラマンティガは我々人類の守護神になってくれると信じています。なぜなら、テレビとはいえ歴代のウルトラマンたちも私たち人間のために戦い続けてくれた永遠のヒーローです。その名を持つティガも我々を守り、導いてくれる存在。私はかねてよりずっとそう思っています」

 

「なるほど〜。確かに私が小さい頃見たウルトラマンたちも必死に戦っていましたな。我々の世界に現れたティガも人類のために戦ってくれるヒーロー、というわけですな?」

 

「ありがとうございました。以上、緊急特番【ウルトラマンの歴史とティガの謎を追え!】でした。ゲストに人気アイドルグループ【A-RISE】のセンター、綺羅ツバサさんをお呼びしてお送りしました。ありがとうございました」

 

その番組の内容は、今年で50周年を迎えるウルトラシリーズの歴史とこの世界に現れた光の巨人、ウルトラマンティガについてだった。番組の収録を終え、控室に戻ったツバサは、驚愕した。なぜなら、その控室に見知らぬ男がいたからである。

 

「綺羅ツバサ。あなたはあのウルトラマンティガを守護神と崇める気なのか?」

 

「ええ、そうよ。それが何か?」

 

「あなたは我々キリエル人の怒りを買った。ならばティガとキリエル人。どちらが守護神に相応しいのかをその目に焼きつかせてくれよう!」

 

ツバサに問う男。その問いに答えたツバサに対し、忌々しい、といった感じの顔を作るキリエル人と名乗った男は何処かへと消えていった。ツバサは冷や汗をかきながら、夢でも見ていた、と思うことにした。

 

 

場面が変わり、ここはとある寺。そこにある1つの墓の前に大吾はいた。

 

「久しぶりだね、父さん、母さん」

 

大吾は少し悲しげな感じに話しかけた。そう。大吾の両親はすでに亡くなっている。原因は、不慮の事故であった。

今から4年前、3人は外食に出かけた。その帰りにあるトラックが3人に向かって突っ込んできたのである。大吾は父親が突き飛ばしたおかげで助かったのだが、両親は瀕死の重傷を負ってしまった。その後、西木野病院に運ばれ、医者が必死に頑張ったのだが、2人は帰らぬ人となってしまった。

数日後、葬式が行われ、1人取り残されてしまった大吾をどうするか、という問題が起きてしまった。彼はまだ小学生である。そんな時、1人の女性が大吾に話しかけた。

 

「ねえ、大吾くん。私のこと覚えてる?」

 

「確か・・・、母さんの友達の・・・」

 

「正解。まさか涼ちゃんともう会えなくなるなんて、ビックリしたわ。ねえ、大吾くん?もし良かったらだけど、うちに来ない?」

 

それは千早だった。千早の発言にほとんどの人間が、驚愕した。大吾自身言葉を失うほどである。

 

「あなたは大切な親友の一人息子だし、うちの子達も大吾くんなら大歓迎だろうしね」

 

「き、君!何を言ってるのだね⁉︎」

 

「そうよ!これはうちの問題なのだから、部外者は黙ってなさい‼︎」

 

千早は笑顔で大吾に語りかけ、大吾はそれを黙って聞いていた。そこに、大吾の親戚が彼女に近づいてきた。

 

「うちの問題?違うわ。あなたたちが欲しいのは、大吾くんが持ってる財産でしょう?あなたたちが今恐れてるのは、私にその財産を取られること。違う?」

 

「うっ・・・」

 

大吾の両親は共同経営の会社を持っており、この辺では西木野家に次ぐ金持ちの家だった。今この両親が亡くなったため、今その財産すべてを持つのは大吾である。それ欲しさに親戚一同は対立していたのだ。

 

「言っとくけど、私はその財産なんかどうでもいいわ。私は親友との約束を果たしたいだけ。涼ちゃんたちの身に何かあった時に、大吾くんを守り抜くっていうね!」

 

それは大吾の両親が亡くなる寸前のこと。彼女は最期にこう残していたのだ。

 

ーー私たちはもう助からない。けど、私たちの希望の光にして、大切なもの。大吾を守って欲しい。これを頼めるのは、親友であるちーちゃんだけよ。お願い、ちーちゃん・・・。

 

千早はその言葉を最期に息を引き取った大吾の母に涙を流しながら頷いて、約束を交わしたのだった。

 

「おじさん、おばさん。僕はお金なんか必要ありません。お金が欲しいなら全部あげます。でも、僕自身のことは僕が決めます。僕はこの人について行きます。今までありがとうございました‼︎」

 

大吾は涙を浮かべながら、自身の決意を親戚に語った。その後、大吾の言葉通り、残された財産はすべて親戚に分割され、大吾たち3人家族が住んでいた家は、親戚たちがせめてもの罪滅ぼしとして、大吾が保有する場所となった。

大吾は数日後、高海家に引き取られ、義理の息子となったのだった。

 

「じゃあそろそろ行くよ。また会いに来るよ、父さん、母さん」

 

大吾は昔のことを思い出し、そしてこの1年にあったことを両親に報告すると、立ち上がり、別れを告げ、何処かへと歩き出した。

 

 

 

「思えばあれからもう4年経つんだね〜。ダイ君がうちに来て」

 

「本当だよね〜。今でこそ、明るい性格に戻ったけど、昔は本当に悲しそうな顔してたもんね」

 

千歌と曜は、昔のことを思い浮かべながら、ある場所を目指していた。千歌は大吾から貰った地図を頼りに行動していたのだが、まったくたどり着かないのである。

 

「ねえ、千歌ちゃん?もしかして迷った?」

 

「あ、あっはは〜。そんなわけないじゃん、曜ちゃん!ほらこっちこっち‼︎」

 

「本当かな〜?」

 

曜はもしや、と思い千歌に尋ねるが、千歌はそれを否定し、また何処かへと駆け出した。それを後ろから冷や汗を流しながら、疑う曜なのであった。

 

 

場面が変わり、大吾はとある店の前に来ていた。そこは大吾がまだ東京にいた頃からあり、大吾自身思い入れが強い場所であった。

 

「6年ぶりか。元気にしてるかな?」

 

大吾はここにいるであろうある人物のことを思い浮かべながら、その店に入っていった。するとそこには、大吾が思い浮かべていた人物・・・、ではなく違う女性が和菓子を食べていた。

 

「いらっしゃ・・・、ってもしかして君、大吾くん?」

 

「はい、お久しぶりです。美穂さん」

 

そうそれは、かつてお世話になっていた高坂美穂だった。彼女はここ、老舗の和菓子屋【穂むら】において、旦那さんと一緒に経営している。今は亡き大吾の母の高校の先輩でもあるのだ。

 

「久しぶりね〜。そうか、最後に会ったのはあの時だものね。すっかりイケメンさんに成長しちゃってて、おばさん一瞬分からなかったわ。私も歳をとるわけだわ」

 

「何言ってるんですか?まだ若いのに」

 

美穂は、かつての大吾を思い出し、今の大吾と見比べていた。すると何かを思い出したかのように、立ち上がった。

 

「ちょっと待っててね。あの子たち今ちょうどいるから、呼んであげる」

 

美穂はそう言うと、店の奥の方へと向かった。大吾はそちらの方に目をやると、小さい頃よく出入りしていた場所が見えたと同時に懐かしい声が聞こえた。

 

「あなたたち、今すぐ店の方に来なさい」

 

「「え〜⁉︎また店の手伝い〜⁉︎」」

 

「いいから!ことりちゃん、海未ちゃん、亜里紗ちゃんも一緒に来て」

 

「「「私たちもですか?」」」

 

「そうよ。その方が彼も嬉しいだろうし」

 

(確かに嬉しいけど、まさか5人も揃ってたの?ていうかあれから4年経ってるから、声は変わってなくても、雰囲気だいぶ変わってるんじゃ⁉︎)

 

奥から聞こえてきた懐かしい声に大吾は、嬉しく感じつつも、よく思い出してみたら、大吾が知ってるのはあくまでも4年前の姿なので、少しだけ狼狽えていた。すると奥から、大吾にとって懐かしい5人の美しい女性が現れた。

 

「まったくも〜。一体なんだっていう・・・の?」

 

「あれ?珍しいね、若い男性のお客さんなん・・・て?」

 

「も、もしかしてあなた・・・⁉︎」

 

「大吾くんなの⁉︎」

 

「え⁉︎ハ、ハラショー‼︎」

 

その5人は店の中で待たされていた大吾を見ると、驚きを隠せていなかった。対する大吾も案の定、4年前と雰囲気が変わっていた5人に驚きつつも前と変わらない声に安堵していた。

 

「えーと、4年ぶりだね。穂乃果姉ちゃん、ことり姉ちゃん、海未姉ちゃん、雪穂姉ちゃん、亜里紗姉ちゃん」

 

大吾の呼びかけに5人は目元に涙を浮かべ、海未以外の4人は大吾に抱きつくのであった。

 

 

 

前半part 終了

 

 

 

「もう〜。来るなら来るって連絡してよ‼︎事前に分かってたら、14人全員時間を無理やりにでも作ったのに‼︎」

 

大吾はある部屋で5人の美女に囲まれていた。そのうちの1人である人物が大吾に不満をぶつけるかのように、文句を言っていた。

 

「ご、ごめん。それに14人揃ったところ見たいけど、ツバサ姉ちゃんたちや、にこ姉ちゃん、絵里姉ちゃん、凛姉ちゃん、真姫姉ちゃんとかは今忙しいだろうからって思ってあえて連絡しなかったんだよ」

 

大吾は文句を述べていた女性に弁解した。そう、大吾には、昔からお世話になっていた14人の姉的存在がいる。元々は4人のみだったのだが、ある時期を境に14人まで増えたのだった。

 

「それにしてもビックリしたよ。みんな雰囲気変わってて、一瞬誰だか分からなかった」

 

「そういう大吾もあの頃に比べて、かなり落ち着いた雰囲気を纏ってたので、本当に大吾なのか、って疑っちゃいましたよ」

 

大吾が正直な感想を述べると先ほどの女性の隣に座っていた黒髪ロングの女性が返してきた。その言葉に他の4人も頷いており、どうやらみんな同じ意見だったようだ。それではそろそろこの5人について説明しよう。

まず真ん中に座っているのが、高坂穂乃果。大吾の最初の姉的存在の1人。現在23歳になる女性で、ここ【穂むら】の看板娘にして、今ではストリートシンガーをしている。かつてはサイドポニーにしていたが、今では髪を結っておらず、髪を伸ばしていたのかロングヘアとなっていた。分かりやすく言えば、劇場版ラブライブに出てきたあの謎の女性と同じ外見である。

次に隣にいる灰色の髪のロングヘアの脳トロボイスの声の持ち主が南ことり。穂乃果の幼馴染にして、大吾の最初の姉的存在の1人。穂乃果と同じく現在23歳。現在はかねてより夢であったファッションデザイナーの仕事をしている。実はこの世界で今流行っている服装はだいたいことりがデザインし、コーディネートしたものらしい。かつては穂乃果同様髪を結っていた部分があったのだが、今ではストレートにしている。

同じく穂乃果の隣に座っているのが園田海未。穂乃果やことり同様大吾の最初の姉的存在の1人であり、現在23歳。今は実家の園田流を受け継いでいる当主である。穂乃果、ことりと比べると1番しっかり者であり、かつては大吾に勉強を教えており、護身術なども教えていた。ティガとして戦っている大吾の戦い方の大元は海未から教わった武術である。外見は前述の2人とは違い、高校時代からさほど変わっていない。

大吾から見て左端にいるのが高坂雪穂。彼女は現在21歳で現役の女子大生。穂乃果の実の妹であり、大吾にとっては4番目に仲良くなった姉的存在。姉の穂乃果は若干だらしない性格をしているが、妹の雪穂は昔からしっかりしていて、姉である穂乃果をたまにだが、説教していたことがある。大吾のことは穂乃果たち3人同様弟のように可愛がっている。外見は髪を伸ばし、セミロングとなっている。

最後に大吾から見て右端にいるのが絢瀬亜里紗。彼女も雪穂同様現在21歳で雪穂と同じ大学に通っている。さらに驚くことに姉と共にモデルをやっているらしい。大吾も2人揃ってファッション誌の表紙を飾ってるのを発見した時は、声を上げたほどだった。外見はかつての姉の銀髪バージョンとなっている。

 

「なんか設定資料みたいな説明だったね」

 

「急にどうしたの、穂乃果姉ちゃん⁉︎」

 

穂乃果がポツリと呟くとそれに驚いた大吾がツッコミをいれた。

 

「大ちゃん元気だった?」

 

「元気だよ、ってこの前もLINEで話してたじゃん」

 

「そうだけどさ。あれ?そういえばなんでこっちに?」

 

『え⁉︎』

 

穂乃果の問いに答えていく大吾。ところが本当に分かってないのか穂乃果は首を傾げており、大吾を含めた残り5人が信じられないような顔をしていた。

 

「お姉ちゃん、忘れたの⁉︎この時期は大吾くんの‼︎」

 

雪穂に言われ、穂乃果はようやく思い出し、手をポンっと叩いた。

 

「今思い出したのですか⁉︎まったく穂乃果はいっつもいっつも」

 

「あはは・・・。大吾ちゃん、ごめんね?」

 

「ハラショー!久々に穂乃果さん達のこの光景見ました‼︎」

 

「ことり姉ちゃん、別に気にしてないから大丈夫だよ。あと、亜里紗姉ちゃんには同意するよ」

 

そんな穂乃果に説教を開始し、穂乃果は若干涙目になっていた。それを横から見ていたことりは苦笑し、大吾の方を向き、軽く謝罪した。雪穂は海未同様穂乃果に対し、説教を始めており、亜里紗は久々のこの光景に目を輝かせており、大吾はかつてこのメンバー、特に穂乃果、ことり、海未の3人があるグループのメンバーとして活躍していた6年前のことを思い出していた。

 

それから1時間ほど経った頃、大吾のスマホが鳴った。見てみるとそれは今まで、別行動していた曜からだった。大吾はチラッと穂乃果達の方を見ると、5人は頷き、大吾は電話に出た。

 

「もしもし。曜ちゃんどうしたの?」

 

「大吾くん。どうやら私たち迷っちゃったみたい」

 

「え?」

 

曜からのまさかの発言に大吾は冷や汗を流し、苦笑した。ちゃんと渡したはずの地図を見たけど、どうやら土地勘がなかったことが災いして、目的地にたどり着けなかったらしい。電話の奥では、千歌が若干泣いてるのがよく分かった。

 

「近くに何かない?」

 

「ええと、神田明神?ってところにいるんだけど」

 

「意外と近くにいたね。分かった。今から迎えに行くよ」

 

「ヨーソロー!」

 

大吾は曜の口癖を聞くと同時に電話を切ると立ち上がった。

 

「ごめん、姉ちゃん。まだ話したかったことがあったんだけど、急用出来たからこのままお暇するね」

 

「ええ。お友達にもよろしく伝えといてください」

 

大吾が5人に別れを告げると、海未が笑顔で応対した。すると穂乃果がいつになく、真剣な表情を作り、大吾を見据えていた。

 

「大ちゃん。今私たちにもさっきの子にも隠してることあるでしょ?」

 

「うっ・・・、それは・・・」

 

どうやら穂乃果は大吾が何かを隠してることに気づいていたようだ。大吾が隠してることは言うまでもなく、自身がティガに変身できることである。

 

「今は話してくれなくていいよ。大ちゃんにだって隠し事の1つや2つあるだろうし。でもね、大ちゃんが何を抱えていようが、私たちはみんな大ちゃんの味方だから。それだけは忘れないでね」

 

大吾は穂乃果からの言葉に思わず泣きそうになってしまった。まさかあの穂乃果からそのような言葉が出るとは思っていなかったからである。

 

「あなた本当に穂乃果ですか?」

 

「ひどいよ、穂乃果だよ⁉︎」

 

どうやら海未とことりも同じだったようだ。大吾は苦笑しつつ、そのまま別れを告げ、穂むらを出たのであった。その後神田明神において、泣きべそをかいていた千歌に抱きつかれたのは言うまでもない。

千歌、曜と合流した大吾はかつて住んでいた家にたどり着いた。はじめて来る2人は、驚嘆しており、千歌は曜を連れ、家の中の探検を始めていた。大吾は2人に晩飯の材料を買いに出かけることを告げ、近くのスーパーへと向かった。その道中のことである。

 

ーー貴様がウルトラマンティガか?

 

「誰だ⁉︎」

 

大吾は突如聞こえた謎の声に警戒心を高め、いつでも戦えるようにスパークレンスを取り出した。

 

ーー貴様は我々の怒りを買った。我がキリエル人の聖なる炎がアキバテレビを中心に半径5キロ圏内全てを焼き尽くす。止めたければ、夕方6時に秋葉原に来い‼︎

 

謎の声が聞こえなくなった後、大吾はスマホで時間を見た。今は夕方5時半。タイムリミットまで残り30分しかなかった。大吾はスマホである人物に電話をかけた。

 

「もしもし?」

 

「ツバサ姉ちゃん!確か今日アキバテレビで収録だったよね?」

 

それは綺羅ツバサだった。大吾にとってはツバサも姉の1人なので、よく彼女にライブの時に招待状をもらっていた。

 

「よく聞いて。詳しくは言えないけど、アキバテレビを中心に爆発する可能性があるんだ」

 

「あなた何故それを⁉︎もしかしてあなたのもとにもキリエル人が⁉︎」

 

「あなたも、ってまさかツバサ姉ちゃんの前にも⁉︎」

 

「ええ。今さっきね。私以外にもあんじゅと英玲奈、スタッフ陣も聞いていて、今臨時ニュースで半径5キロ以内の人たちを逃してるところよ」

 

ツバサから現状を聞いて、大吾はあるビルのモニターを見やった。確かにアキバテレビの報道フロアから臨時ニュースが流れており、それを聞いた人々が逃げ惑っており、あんじゅと英玲奈の2人が人々の避難誘導をしていた。

 

「分かった。ツバサ姉ちゃんも気をつけてね!」

 

「そういえば大吾。あなた今東京にいるの⁉︎」

 

「その話はまた後で。じゃあね‼︎」

 

大吾は電話を切り、LINEで千歌と曜の2人に事情を話し、逃げるように伝えると、秋葉原に向かって走り出した。

 

「ここには大切な思い出が詰まってるんだ。お前らなんかに破壊させてたまるか!!!」

 

 

それから20数分後、大吾は秋葉原へとたどり着いた。すると1人の男が大吾に話しかけた。

 

「円大吾くんだよね?」

 

「あなたは?」

 

「僕は大空大地。そしてこっちが」

 

《私はウルトラマンエックス。我々は別の世界のダイゴに、君のサポートをしてほしいと頼まれてここに来たんだ》

 

なんとそれはかつてある宇宙の地球において、ダークサンダーエナジーを操るグリーザから地球を守ったあの大空大地とウルトラマンエックスだった。

 

「本物のウルトラマン⁉︎まさかこんなところで会えるなんて‼︎」

 

「いや、一応君も本物のウルトラマンでしょ?それより事情は把握してる。ダイゴさんからこのような事態を阻止する方法を教えてもらってるんだ」

 

「というと?」

 

「かつてネオフロンティアスペースの地球にもキリエル人が現れ、ダイゴさんが戦ったことがあるらしい。その時行われたやり方を擬似的に再現してキリエル人の思惑を潰す」

 

大地から明かされた作戦内容はこうだ。

1.今回中心になる場所はアキバテレビと言われているが、正確にはその前に広がる交差点。

2.そこに多大なエネルギーが充満しているため、そこに衝撃を送り、これを相殺する。

 

「なるほど。でも、どうやってそれを相殺するんですか?」

 

「簡単さ。僕のゴモラの力を借りる。君ならこう言えば大体分かるって言われたんだけど、理解出来た?」

 

「ええとつまり、サイバーゴモラを召喚するんですか?」

 

「正確には、ミニサイバーゴモラ。Xioの研究成果の1つでね。最近やっとミニサイズで召喚出来るようになったんだ」

 

「ウルトラマンエックス終わった後にすごいことできるようになったんですね」

 

大吾は大地から言われたやり方に感嘆しており、やはり彼も地球を守り抜いたウルトラマンなのだと改めて思った。作戦を全て理解した時、時間はすでにタイムリミットまで後1分を切っていた。

 

「大吾くん。僕らがサポート出来るのは、あくまでもキリエル人の聖なる炎を止めることまでだ。そこから先はこの世界のウルトラマンである君の役目だ」

 

「はい‼︎」

 

《大地。10秒前だ》

 

「よし、頼むぞ。ゴモラ!」

 

《ミニサイバーゴモラ Realize》

 

いわゆる人間サイズのサイバーゴモラが姿を現した。ミニサイバーゴモラはそのまま地面に向け、サイバー振動波を放とうとした。その時、大吾の目に信じられない光景が映った。それはツバサたちA-RISEの3人が逃げ遅れていたのである。大吾は駆け出し、スパークレンスを展開し、光を浴びてウルトラマンティガへと変身し、3人を衝撃に巻き込まれないように右手で優しく掴み、救出した。

大地は自身のエクスデバイザーを確認し、はるか地中のエネルギーが消えたのを確認するとティガに笑顔で頷いた。ティガはそれに頷き返し、ツバサたち3人を地面に降ろした。

 

「ツバサちゃーん‼︎」

 

「イタタ・・・。穂乃果⁉︎なんでここに⁉︎」

 

「3人が事件に巻き込まれてるって知って、いてもたってもいられなくなったの」

 

「その様子だと無事だったようですね、ってもしかしてこの巨人が最近話題になってるウルトラマンティガですか?」

 

ツバサたち3人に駆け寄ってきたのは、穂乃果、ことり、海未の3人だった。雪穂と亜里紗の2人は先に避難していたようだ。海未が言うように全員が見上げるとそこにはウルトラマンティガが膝をついて、こちらを見ていた。

 

「ウルトラマンティガ。来てくれたのね」

 

ーー君を待っていたのだよ、ウルトラマンティガ!!!

 

ツバサがティガに対して呟くと、聞こえたのかティガは頷き、それを肯定した。するとどこかから謎の男の声が聞こえてきた。ティガは立ち上がりながら、周りを見てみると近くに謎のフードを被っていた男がこちらを睨んでいた。その男に気づいたツバサはあることに気づいた。

 

「あの男、さっきの‼︎」

 

「ウルトラマンティガよ。君はこの星の守護神になるつもりかい?おこがましいとは思わないかね?君がその巨大な体を表わすずっと前から愚かな生き物たちは我々キリエル人の導きを待っていたのだよ。君は招かれざる者なのだ。見せてやろう。キリエル人の力を、キリエル人の怒りの姿を!!!」

 

謎の男の足元にピシッという音が聞こえたと同時に巨大な炎が吹き上がった。ティガはその炎に警戒心を高め、ファイティングポーズを取りながら、距離をとった。吹き上がった炎はやがて悪魔のような姿へと変わり、ティガの前に姿を現した。

 

「あれがキリエル人の正体?」

 

《いや。おそらくだが、体のサイズまでも彼に合わせて変身したのだろう。彼に、ティガに挑戦するために・・・、な》

 

「エックス」

 

《分かっている。もしもの時のためにいつでもユナイトする準備は出来ている。だが私は・・・、いや、私たちは彼を信じている。ティガが、円大吾が自身の手で勝ち取ることを》

 

穂乃果たちとは少し離れたビルの屋上にいつの間に移動していた大地はこの戦いを自身の相棒と共に見届けようとしていた。彼もいつでも変身出来るように準備はしているが、今は大吾を信じてこの場を任せることにした。

 

「チャッ‼︎」

 

「キリ‼︎」

 

ティガとキリエロイドはお互いにファイティングポーズを取り、距離を置いていたが、両者共に動き出した。ティガは回し蹴りを繰り出し、それをジャンプでかわすキリエロイド。ティガは高く飛び上がり、キリエロイドの頭部に向けて急降下チョップを、地面に降り立ち、一瞬の隙が出来たキリエロイドに一撃を与えた。

 

「キリッ⁉︎」

 

「ハァッ‼︎」

 

ティガはさらに追撃しようとキリエロイドに近づくが、態勢を一瞬で立て直したキリエロイドに回し蹴りで吹き飛ばされてしまった。ティガは突然の反撃に対応できず、後ろにあった建物に叩きつけられた。キリエロイドは素早い動きでティガに近づき、彼の頭部を握り潰そうと手をかけてきた。

 

「キリ、キリ、キリ」

 

「(やらせるか‼︎)フン!ハァッ‼︎」

 

ティガはこれを左手で引き剝がし、エルボーを喰らわせた後、一本背負いの容量でキリエロイドを投げ飛ばした。

 

戦闘BGM:TAKE ME HIGHER(TVsize Ver.)

 

キリエロイドはそれをなんとか態勢を立て直そうと、着地し、ティガの方を向き、動き出そうとした。すかさずティガはハンドスラッシュでキリエロイドの動きを封じ、攻撃をまともにくらったキリエロイドはその場に跪いた。

 

「(素早さには、素早さだ!)ンンンン・・・、ハッ‼︎」

 

ティガは両腕をクロスさせた。その瞬間、額のクリスタル部分が青紫に輝き、ティガが両腕を振り下ろすとティガの体は紫を基調とした姿、スカイタイプへと変わった。

 

「姿が変わった!」

 

地上から戦いを見ていた穂乃果がタイプチェンジしたティガに驚きを隠せなかった。隣にいたツバサも今まで映像で見ていたとはいえ、実際に見るのは初めてだったので、頷きつつも内心驚いていた。

ティガはマルチタイプとは違うファイティングポーズを取ると、高く飛び上がり、強烈な飛び蹴りを喰らわせた。

 

「チャアァァァァァ!!!」

 

「キリィ⁉︎」

 

キリエロイドがどうやらこれまでよりも強いダメージを負ったのか、膝をつき、動けなくなった。ティガは追撃しようと駆け出すと、キリエロイドは右腕から獄炎弾を放ち、ティガに攻撃した。ティガは反撃に対応できず、吹き飛ばされてしまい、立ち上がろうとした瞬間、再びキリエロイドの獄炎弾が放たれ、ティガはその場に倒れてしまった。

 

ーーピコン、ピコン、ピコン

 

ティガのカラータイマーが点滅を始めてしまった。ウルトラマンティガが地球上で活動できるのはわずか3分のみ。もし制限時間を過ぎてしまうと彼は再び立ち上がることが出来なくなってしまうのだ。

 

「ウルトラマンティガ!負けちゃダメ‼︎」

 

ことりはウルトラマンティガに声援を送った。この声を聞き、ティガは力を振り絞り、立ち上がろうとした。そこにキリエロイドがティガの体を掴み、高笑いしながら、猛攻撃を始めた。

 

「キーリ、キリ、キリ‼︎」

 

「ウッ!グアッ!ウワァ‼︎」

 

ティガはなんとか反撃しようとするが、猛攻撃に耐えられず、数メートルほど飛ばされてしまう。

 

「ウルトラマンティガ。私たちは信じてる」

 

「あなたが私たち人間を守り導いてくれる救世主であることを」

 

「そうです!だから立ち上がり、そして勝ってください‼︎」

 

「頑張って!ウルトラマンティガ‼︎」

 

「穂乃果もあなたを信じる!だからファイトだよ、ティガ‼︎」

 

英玲奈、ツバサ、海未、あんじゅ、穂乃果の順にティガに声援を送る。ティガはチラッとそちらを見やった。

 

「(穂乃果姉ちゃん、ことり姉ちゃん、海未姉ちゃん、ツバサ姉ちゃん、英玲奈姉ちゃん、あんじゅ姉ちゃん。ありがとう。その声援があるから、僕は戦うことが出来るんだ!)」

 

キリエロイドは止めと言わんばかりに、今までよりもはるかに強い獄炎弾を放った。ティガはそれを素早く転げながら、回避した。ティガは立ち上がると、カラータイマーの前で両手をかざし、光エネルギーを収束させ、キリエロイドの頭上に放った。

 

「チャァ‼︎」

 

「キリィ⁉︎」

 

その光エネルギーは破裂し、冷気となり、キリエロイドはこれをまともに喰らい、徐々に凍っていった。

 

「ンンンン・・・、ハッ‼︎」

 

ティガは両腕をクロスさせた。額のクリスタル部分が白く輝き、両腕を振り下ろした。ティガの体に赤い部分が加わり、基本形態であるマルチタイプへと姿を変えた。その間にキリエロイドは完全に凍りつき、動かなくなった。ティガは両腕を腰に置き、前方で交差させた後、左右に大きく広げ、光エネルギーを最大まで収束させた。それをL字型に両腕を組み、光線としてキリエロイドに発射した。

 

「(ゼペリオン光線‼︎)チャアァァァァァ!!!」

 

ウルトラマンティガマルチタイプの必殺技【ゼペリオン光線】をまともに喰らったキリエロイドは爆散した。これを見た穂乃果たちは歓喜し、ティガに手を振っていた。ティガは6人の方を向き、ピースサインを送った。

 

「ありがとう、ウルトラマンティガ」

 

「シュワ!」

 

ティガは穂乃果の感謝の言葉に気づき、頷くと同時に空高く飛び上がり、何処かへと飛んでいった。

 

それをビルから見ていた大地は笑顔で、見送っていた。

 

《やはり私たちの出番はなかったな》

 

「うん。まあ、彼が勝つことは分かってたからね。でも、これから襲い来る敵はかなりの強敵だ」

 

《その通りだ。引き続き、アスカ、ムサシと共にヤプールの動向を追うとしよう》

 

「そうだね。次に会うときは一緒にウルトラマンとして戦う時だ、大吾くん。それまでこの世界の平和を頼んだよ」

 

大地はエックスと会話しながら、何処かへと歩き、消えていった。

 

大吾は家の裏庭に着地すると、何事もなかったかのように家に入った。だが、この時あることを思い出した。それは・・・。

 

「あっ。買い物忘れてた。しょうがない。ここは3人で外食だな」

 

大吾はなんとか言い訳を述べ、かつて行きつけだった店に千歌と曜を連れ、出かけるのだった。心配させた罰及び買い物を忘れた罰として全額払わされたことは言うまでもない。

 

 

 

そして帰りの日。ホームにて大吾は穂乃果と話していた。

 

「他のみんなも誘ったんだけど、都合合わなかったみたい。でもみんなから伝言。来るならちゃんと連絡して!だってさ」

 

「次来る時はそうするよ。穂乃果姉ちゃんも頑張ってね」

 

「大ちゃん。大ちゃんが抱えてることは正直穂乃果では頼りないかもしれないけど、穂乃果はずっと味方だからね?それだけは忘れちゃダメだよ?」

 

「分かってるよ、穂乃果姉ちゃん」

 

「ダイくーん!早くしないと列車出ちゃうよ‼︎」

 

「ヤバイ!穂乃果姉ちゃん。またね‼︎」

 

後ろから千歌の声に気づき、大吾は急いで、列車に飛び乗った。席についた大吾はそこから手を振り、穂乃果も応じた。大吾と一緒にいた千歌と曜は穂乃果にお辞儀をした。列車はそのまま動き出し、数分後誰もいなくなったホームで穂乃果はたった1人で立ちすくんでいた。

 

「頑張ってね、ウルトラマンティガ」

 

穂乃果はそうひとりごとを呟くと駅から出たのであった。

 

 

列車内では大吾、千歌、曜の3人が雑談していた。

 

「さっきの人、もしかして昔お世話になってた人?」

 

「うん。小さい頃から弟のように僕を可愛がってくれたんだ」

 

曜の質問に答える大吾。すると今度は千歌が2人を呼びかけ、2人はそちらに視線を送った。

 

「ダイ君、曜ちゃん聞いて!私ね、春からスクールアイドルになる‼︎」

 

千歌のまさかの発言に言葉を失う2人。そして同時にこうつぶやいた。

 

「「え?なんでまた急に?」」

 

ED:Brave Love,TIGA!〜Aqours Ver.〜




次回予告

「スクールアイドルはじめませんか〜?」

「なんで急にスクールアイドル始めようと思ったの?」

季節はついに春に移り変わり、迎える新学期。千歌は何やら始めるつもりみたいで?

「なんでまた急に転校することになったんだ?しかも女子校に」

「な、なんであなたがここに⁉︎」

突然の通知に疑問を抱く大吾。転校先はなんと⁉︎

「嘘?まだ4月だよ?」

「火山怪鳥バードンだと⁉︎」

海辺に佇む1人の少女。と、同時に新たな怪獣出現!しかもその怪獣はなんとかつて2人のウルトラマンを死に追いやった強敵怪獣だった。

次回 ティガライブ!サンシャイン‼︎
第5話 輝きたい‼︎
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