ティガライブ!サンシャイン‼︎   作:にわかラブライバーレベル10億

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お久しぶりです>_<

今回からいよいよアニメ本編をリンクさせたストーリーとなっていきます。今回から始まる第1章は、第1話『輝きたい‼︎』から第3話『ファーストステップ』までを基にしたストーリーとなります。まだ未登場だったあのキャラクターや、ティガと言ったら欠かせないあのヒロイン、そしてもう1人の主人公でもある?2人目のウルトラマンが出てきます((((;゚Д゚)))))))

今回はティガと怪獣出てきますが、戦いません(~_~;)
それでは本編スタート!!!


第1章 動きだす物語編
第5話 輝きたい‼︎


前回のティガライブ!サンシャイン‼︎

かつて事故により亡くなった両親の命日に合わせて、故郷である東京に、千歌、曜とともに向かった大吾。そこでかつて姉のように慕っていた高坂穂乃果、南ことり、園田海未、高坂雪穂、絢瀬亜里沙の5人と再会する。

彼女たちとの再会に浸っていた頃、キリエル人が暗躍していた。彼らはどうやらティガではなく、自分たちを守護神と崇めさせようとしていた。

 

「僕は大空大地。そしてこっちが・・・」

 

《わたしはウルトラマンエックス》

 

「本物のウルトラマン⁉︎」

 

大吾は先輩ウルトラマンにあたる、大空大地とウルトラマンエックスの協力で爆発事故を防ぐことに成功する。ところがキリエル人はキリエロイドへと姿を変え、ティガとなった大吾と戦った。大吾はなんとかキリエロイドに勝利し、内浦へと帰っていくのだった。

 

「私、スクールアイドル始めようと思うんだ‼︎」

 

「「え?なんでまた急に?」」

 

千歌はどうやら東京で何かを決意したようで・・・?

 

千歌side

 

ーー普通な私の日常に、突然訪れた奇跡。

 

これは大吾が前回、穂むらにて高坂穂乃果たち5人と再会を果たしていた時のことである。大吾とともに東京にやってきた千歌と曜の2人は秋葉原を訪れていた。

 

「「わぁ〜〜‼︎」」

 

「千歌ちゃん、見てみて」

 

秋葉原の街に興奮する千歌と曜。その中でも曜は特に興奮しており、何処かへと駆け出していった。

 

ーー何かに夢中になりたくて、何かに全力になりたくて・・・

 

「どうぞ‼︎・・・キャッ‼︎」

 

「ああ!待って待って‼︎」

 

そんな千歌に1人のメイドさんがチラシを渡した。その瞬間強い風が吹き、チラシが道端にばらまかれてしまった。千歌は曜とともにそれを1枚ずつ拾っていった。

 

ーー脇目も振らず走りたくて。でも何をやっていいかわからなくて・・・

 

千歌は再び風により飛んでいったそのうち1枚を追い、ビルの中を駆け抜けた。

 

ーーくすぶっていた私の全てを、吹き飛ばし舞い降りた!

 

千歌はある大きな建物の前でその1枚のチラシを掴むと、不意にこれまでで1番強い風が吹き、持っていたチラシを吹き飛ばした。そんな千歌の目には、あるモニターがあった。そこにはこう書かれていた。

 

【Love Live!second winner school idol...】

 

ーーそれが‼︎

 

千歌side out

 

OP:青空Jumping Heart

 

第5話 輝きたい‼︎

火山怪鳥バードン登場

 

場面が変わり、ここは浦の星女学院。ここでは新学期となり、今日からやってくる新入生たちを様々な部が勧誘を行っていた。その中で1人の美少女が友人とともに新入生を勧誘していた。言うまでもなく、千歌と曜のことである。

 

「スクールアイドル部で〜す!春から始まる!スクールアイドル部〜‼︎よろしくお願いしま〜す‼︎あなたも!あなたも!スクールアイドルやってみませんか⁉︎」

 

千歌は右手にあるものを持ちながら、メガホンを用いて叫んでいた。一度書き間違えた後があった。それに合わせ、曜は一人一人にチラシを渡していたが、新入生の子は申し訳なさそうに断っていた。

 

「輝けるアイドル‼︎スクールアイドル〜!!!」

 

千歌がひとしきり叫び終えると、とうとう人がいなくなった。さすがに誰1人見向きもしなかったことが彼女にはショックだったようで、俯いてしまった。

 

「千歌ちゃん」

 

「スクールアイドル部です・・・。」

 

「?」

 

「今大人気の・・・、スクールアイドルで〜〜〜す!!!」

 

そんな親友を心配して話しかけた曜だったが、千歌が何やら呟いており、曜が訝しげにしていると、千歌は再びメガホンを用いて叫ぶのであった。

 

時は遡り、今日の朝方になる。何やら大きな音とともに大きな振動が千歌と大吾が住む旅館【十千万】に響き渡った。

 

「何⁉︎」

 

「千歌ちゃんだと思うけど」

 

「まさかまだやってるの?お客さんに迷惑だよ」

 

「言ったんだけど」

 

謎の振動にビックリするこの旅館を経営する高海家の次女の高海美渡。愛犬であるしいたけとともにテレビを見ていた。対して奥の方で旅館の仕事をしているのが高海家の長女の高海志満である。志満は基本おっとりしている性格で、美渡はボーイッシュな性格である。やはり千歌の姉だけあって、2人とも美人である。美渡はお茶を飲み干すと、となりに座っているしいたけに話しかけた。

 

「お前も言ってやって。こんな田舎じゃ無理だって!」

 

「ワン!」

 

その頃千歌の部屋では、転んだ際に尻を痛めた千歌を心配そうに話しかける曜の2人がいた。

 

「大丈夫?」

 

「平気、平気。もう一度。どう?」

 

「うーん。いいんじゃないかな?」

 

千歌は再び決めポーズ?をとり、曜に決まってるか尋ねる。曜は携帯に写っているある少女と見比べて、ちょっと悩んだ末できていることを疑問系にしながら告げた。

 

「本当に始めるつもり?」

 

「うん。新学期始まったら、すぐ部活を立ち上げる!」

 

「他に部員は?」

 

「ううん、まだ。曜ちゃんが水泳部じゃなかったら誘ってたけど」

 

どうやら決意が固い千歌にちょっとだけ嬉しくなる曜。その時部屋のドアをノックする音が聞こえてきた。

 

ーーコンコン

 

「千歌ちゃん、曜ちゃん。入っても大丈夫?」

 

「ああ、うん。大丈夫だよ!」

 

「失礼します。2人ともおはよう」

 

「「おはよう、大吾くん(ダイくん)」」

 

それは大吾だった。彼女たちとは違い、沼津の高校に通う彼は始業式は別の日なので、今は私服だった。そんな彼は否定しているが、端から見たらかなりのイケメンである。何しろかつて美渡が某アイドル事務所に勝手に履歴書送ったら、即合格したほどである。そんな彼を直視した千歌と曜の2人は若干頬を赤く染め、視線を逸らした。

 

「?2人とも顔赤いけど大丈夫?」

 

「大丈夫大丈夫!そうだ千歌ちゃん?どうしてスクールアイドルなの?」

 

大吾は2人の心配するが、曜はそれを慌てて否定し、千歌にずっと気になっていたことを尋ねた。

 

「そういや確かに。ずっと気になってたんだよね」

 

「今まではどんな部活にも興味ないって言ってたでしょ?」

 

「えへ」

 

「「ってもうこんな時間⁉︎」」

 

曜と大吾は千歌の方を向くと、千歌は笑顔でごまかした。2人は訝しげにすると千歌と曜は時計の針に気づき、急いで旅館を後にするのだった。大吾は元々2人にバスの時間だということを教えるために部屋に来たのである。

 

「「ふぅ〜」」

 

「間に合った〜。危うくこれ無駄になるところだったよ」

 

「そんなのまで作ったの?」

 

「うん。早い方がいいでしょ?ああ〜、楽しみだなぁ!」

 

「はぁ。でも〜」

 

「何々?」

 

「よし!ここは親友の千歌ちゃんのために一肌脱ぎますか‼︎」

 

なんとかバスに間に合った2人。千歌は手作りのチラシの束をカバンから取り出した。これまでの経緯とこのチラシを見た曜は少し悩み、親友を手伝うことにしたのだ。

 

「スクールアイドル部で〜す・・・」

 

そして場面は再び現在。そんなこんなことがあって今に至るのである。ちなみにあの後大吾からLINEで、部の字が間違ってることを教えられ、千歌がちょっとだけ恥ずかしく感じたのは別の話。

もはや誰もいないところで2人で凹みながら、なおも勧誘していた。ただし前を通り過ぎるのは風だけだった。

 

「全然だね〜」

 

「お?」

 

曜が話しかけた瞬間、千歌の目には茶髪で黄色い瞳をした美少女と赤い髪で緑色の瞳をした美少女が映った。リボンの色からして先ほどまで勧誘していた新入生だろう。

 

「美少女?・・・あたっ⁉︎」

 

その美少女に気づいた曜はいつの間にやら重心を支えていた親友がいなくなっており、その場に倒れてしまった。そしてその親友の千歌は2人の前に移動していた。

 

「あの!スクールアイドルやりませんか?」

 

「ズラ⁉︎」

 

「ズラ?」

 

いきなりのことで方言で驚いてしまった美少女。

 

「大丈夫!悪いようにはしないから。あなたたちなら人気が出る!間違いない‼︎」

 

「マ、マルは・・・」

 

「興味あるの⁉︎」

 

「ライブとかやるんですか⁉︎」

 

茶髪の方の女の子は千歌に少し戸惑っており、赤毛の女の子はチラシを凝視していた。赤毛の女の子の反応に気づいた千歌は思い切って尋ねてみた。するとその女の子はテンションが上がった状態になった。そんな中、茶髪の子はある一本の桜の木を見ていた。正確には木の上にいる1人の少女を見ていた。

 

「ううん。これから始めるところ。だからあなたみたいな可愛い子にぜひ!」

 

千歌の言葉に急に冷や汗と顔を青ざめる赤毛の女の子。それに気づいた茶髪の女の子は両耳を塞ぎ、千歌は笑顔を保っていた。

 

「ピギィ!!!!!!⁉︎」

 

「うわ⁉︎」

 

そして赤毛の女の子は顔を真っ赤にして絶叫した。この悲鳴だけで周りが揺れているほどである。千歌はその場に尻餅をつき、曜は両耳を塞ぎながらこちらに近づいてきた。

 

「お、おお、お姉ちゃ〜ん‼︎」

 

「ルビィちゃんは究極の人見知りズラ」

 

「うわぁぁぁぁぁぁ⁉︎」

 

どうやらこの赤毛の女の子はルビィという名前らしい。茶髪の女の子が説明してくれると、今度は木の上から女の子が降ってきた。あそこから落ちてきて、両足で着地したので相当なダメージが今彼女の両足を襲っているだろう。さらに追い討ちとしてカバンが彼女の頭に落ちてきた。これは見てるこちらも痛いと思う。

 

「いろいろ大丈夫?」

 

「ここはもしかして地上?」

 

千歌が心配そうに話しかけると、彼女は頭を打ったせいなのか、何やらおかしなことを言い始めた。その彼女の怖い笑顔に4人は少し驚いた。ルビィは茶髪の女の子の後ろに隠れていた。人見知りだからしょうがないのかもしれない。

 

「大丈夫じゃない」

 

「ということはあなた達は、下劣で下等な人間ということですか?」

 

「うわ!」

 

それをよそにどんどん謎めいた言葉を話す女の子。それに若干ドン引きする曜だった。そう、皆さんお気づきかもしれないが、この子はどうやら厨二病なのだろう。

 

「それより足大丈夫?」

 

「イッ⁉︎痛いわけないでしょう?この体は単なる器なのですから」

 

「ええ?」

 

本気で心配する千歌は女の子の足をちょっとだけつついた。すると彼女は少しだけ涙目になり、また痛い発言をした。今のこの子は二重の意味で痛い状態である。さすがにこれには千歌も気づいたようで、笑顔が引きつっていた。同じく曜も笑顔が引きつっていた。すると茶髪の女の子があることに気づく。

 

「あ、善子ちゃん?」

 

「ええ?」

 

「やっぱり善子ちゃんだ!花丸だよ。幼稚園以来だね〜」

 

茶髪の女の子いわく、この痛い少女の名は善子というらしい。そして茶髪の女の子の名は花丸というらしい。今更だがよくよく見てみると善子も美少女である。この学校美少女やたら多いな。

 

「は、な、ま、る⁉︎人間風情が何を言って・・・⁉︎」

 

「ジャンケーン、ポイ!このチョキはやっぱり善子ちゃん‼︎」

 

「善子言うな‼︎」

 

どうやらその名前に覚えがあったのか若干顔を引きつかせる善子。そこにジト目をしながらじゃんけんする花丸につられて、善子は独特なチョキを出した。これでやはり花丸は相手がかつての幼馴染であることに気づくのだった。

 

「い〜い?私はヨハネ。ヨハネなんだからね〜‼︎ナレーションもちゃんと呼びなさい〜‼︎」

 

「善子ちゃ〜ん‼︎」

 

「花丸ちゃん‼︎」

 

善子はメタ発言しながら走り去って行き、花丸、ルビィの順でそれについて行くように走り去って行ったのだった。

 

「善子言うな〜‼︎」

 

「どうしたの善子ちゃ〜ん⁉︎」

 

「待って〜‼︎」

 

「あの子たち・・・。あとでスカウトに行こう‼︎」

 

「あはは・・・」

 

そんな3人を見ていた千歌は諦めずに彼女たちをスカウトする気満々だった。そんな彼女に苦笑いする曜。そんな中チラシを拾い、それを見ていた1人の美少女がいた。

 

「あなたですの?このチラシを配っていたのは?」

 

「「え?」」

 

「いつ何時、スクールアイドル部なるものがこの浦の星女学院にできたのです?」

 

その黒髪の美少女は少し威圧のあるかつ、丁寧なお嬢様な感じの口調で千歌たちに語りかけた。先ほどまでの3人とは違い、緑色のリボンをしていた。ちなみに千歌たちは赤なので、どうやらこの人は千歌たちとも違う学年のようだ。

 

「あなたも新入生?」

 

「千歌ちゃん、違うよ。この人は3年生。しかも・・・」

 

「嘘⁉︎生徒会長?」

その女の子の登場に若干ひくつく曜はまた勧誘しようとした千歌の後ろに行き、耳元で彼女の正体を明かした。上級生でしかも生徒会長だった。なぜに千歌は今まで知らなかったのだろうか?

 

場面はここで、生徒会室へと変わる。今千歌は生徒会長とマンツーマンで対面していた。というのも何故千歌がスクールアイドルの勧誘していたのかを説明するためである。

 

「つまり、設立の許可どころか申請もしていないうちに、勝手に部員集めをしていたわけ?」

 

「悪気はなかったんです。ただみんな勧誘してたので、ついでというか〜。焦ったというか〜」

 

「部員は何人いますの?ここには1人しか書かれていませんが?」

 

「今のところ、1人です」

 

千歌の説明を聞き、納得する生徒会長。彼女の質問に本当に悪気がなさそうに、いつものテンションで答えていく千歌だった。そんな彼女の感じにわなわなとしていく生徒会長。気づけば申請用紙を持ってる手が震えている。

 

「設立の申請には最低5人必要というのは、知ってますよね?」

 

「だ〜から勧誘してたんじゃないですか〜?」

 

「フン‼︎」

 

「だぁぁ⁉︎」

 

「あいった〜」

 

少しだけ冷静を保ち、彼女に話しかけていく生徒会長。しかし千歌のノーテンキさについに我慢の限界が来たようで、思いっきり机を叩いた。そしてそのダメージが意外と強かったようで、手を押さえていた。これには千歌も笑ってしまう。

 

「笑ってられる立場ですの⁉︎」

 

「すいません・・・」

 

「とにかく、こんな不備だらけの申請書じゃ受け取れませんわ」

 

「ええええ⁉︎」

 

まあ生徒会長の言うとおりである。そもそもまだ1人しかいないのに申請が通るわけもない。そんな彼女を心配したのか、ずっと廊下で待機していた曜が小声で千歌に声をかける。

 

「千歌ちゃーん。一回戻ろう?」

 

「じゃあ5人集めてもう一回持ってきます」

 

「別に構いませんが、たとえそれでも承認いたしかねますがね」

 

「どうしてです?」

 

「わたくしが生徒会長である限り、スクールアイドル部は認めないからです!」

 

「そ、そんなぁ〜〜〜‼︎」

 

千歌もここであきらめるわけにはいかず、食いさがる。しかし、生徒会長は威厳のある声音で彼女に語りかけ、そして少々理不尽な理由を述べる。と、同時に強い風が吹き、千歌の声がこだました。

 

前半part 終了

 

「しかし、いきなり転校ってどういうことだ?しかも女子校なんて」

 

大吾は自身が通う学校の呼び出しがかかり、そこであるものを渡された。それはこの春から別の学校へ転校しろ、という内容だった。なんでもある女子校の新理事長がぜひ大吾をうちの学校に、と強く願ったことからこうなったらしい。

 

「そういやどこの女子校なんだ?ええっと、確かこの辺に・・・、!」

 

ーーブルッ

 

「スパークレンスが震えた?ってことはまさか!」

 

カバンの中に入れておいたスパークレンスが震えたのである。大吾はこの現象に覚えがあったので、すぐにスパークレンスに手を触れる。するとあるイメージが彼の頭に流れてきた。それは鳥のように空を飛ぶ全体的に赤い怪獣がこちらに向かってまっすぐ飛んでくるイメージだった。

 

「今のって、火山怪鳥バードン⁉︎ヤバいやつじゃねえか⁉︎」

 

大吾はその怪獣を知っていた。というより、その怪獣はかなり有名な怪獣なのである。

火山怪鳥バードン。かつて様々なウルトラ戦士がこいつと戦い、苦戦を強いられた強敵怪獣。なんといっても、2人のウルトラ兄弟を死に追いやったことで知られる怪獣なのだ。

 

「ええっと、人気のないところは・・・。ないじゃん‼︎」

 

現在大吾がいるのは沼津。以前なら内浦の山とか夜だったので、人目に触れることがないので、変身できた。しかし、沼津は都会であるため、どこに行っても人がいる。しかも今は夕方のため人通りが多い時間帯なのだ。

 

「しょうがない。ここはタクシーで適当なところで降りて、変身だ」

 

大吾はタクシーに乗り込み、内浦方面に向かうのだった。

 

時間を少しだけ遡る。生徒会長に拒絶され、失意する千歌は家にたどり着くやいなや、母親から回覧板を回してほしいと頼まれ、曜とともに船である場所に向かっていた。

 

「あ〜あ、失敗したなぁ。でもどうしてスクールアイドル部はダメなんて言うんだろう?」

 

「嫌い、みたい。クラスの子が前に作りたいって断られたって・・・」

 

「え⁉︎曜ちゃん知ってたの⁉︎」

 

「ごめん!」

 

「先に言ってよ〜」

 

千歌は何故彼女がそこまで嫌がるのかを疑問に思っていた。すると曜は少しだけバツが悪そうな顔をしていた。

 

「だって、千歌ちゃん夢中だったし。言い出しにくくて・・・。とにかく、生徒会長・・・、黒澤ダイヤさんの家って、結構古風ないえらしくて。だから、ああいうチャラチャラしたものは嫌ってるんじゃないか?って噂もあるし」

 

「チャラチャラじゃないのになぁ」

 

曜により、生徒会長の黒澤ダイヤが何故ここまでスクールアイドルを拒絶するのかが明かされた。これを聞くと確かに嫌がるのは分からなくもない。千歌は自身の真上を飛ぶカモメに手を伸ばしながら、つぶやくのだった。

彼女たちが乗っていた船は目的地にたどり着いた。そこは淡島水族館と併設されているダイビングショップ。千歌と曜のかけがえのない幼馴染がそこにいるのだ。その人物は松浦果南である。

 

「遅かったね。今日は入学式だけでしょ?」

 

「うん。それが色々と・・・」

 

「はい。回覧板とお母さんから」

 

「どうせまたみかんでしょう?」

 

「文句ならお母さんに言ってよ」

 

「ふふふ」

 

果南に目的である回覧板とお土産を渡す千歌。果南は腰を下ろしながら、そのお土産を当てた。その後千歌たちは席に座り、今日あったことを話すのだった。

 

「それで果南ちゃんは新学期から学校来れそう?」

 

「うーん。家の手伝いとかもまだけっこうあってね。よっと、お父さんの骨折ももうちょっとかかりそうだし」

 

「そっか〜。果南ちゃんも誘いたかったなぁ」

 

「誘う?」

 

「うん。私ね、スクールアイドルやるんだ!」

 

千歌の言葉に一瞬動きを止める果南。千歌と曜からは見えないが、少しだけ影がある顔をしていた。

 

「ふーん。まあ、でも私たちは千歌たちと違って3年生だからね」

 

「知ってる〜?凄いんだよ〜?」

 

「はい、お返し」

 

「また干物〜?」

 

「文句ならお母さんに言ってよ」

 

果南は一度中に入っていき、あるものを持ってきて、それを千歌の顔に近づけた。これにはちょっと不満を持つ千歌だったが、先ほど果南に行った言葉をそのまんま返されてしまった。千歌、曜、果南、そしてここに大吾を加えた4人にとってはいつもの日常の光景なのである。

 

「まあ、そういうわけでまだしばらく休学続くから、学校でなんかあったら教えて」

 

「ん?」

 

「なんだろ?」

 

「小原家でしょ?」

 

3人が上空を見るとあるヘリが飛んでいた。そのヘリの機内には、金髪の美少女が乗っていた。ただ謎のBGMが流れていたが。

 

「2年ブゥ〜リですか」

 

 

そして果南の家から戻ってきて、最寄りのバス停で降りた千歌。その後自宅に向かって歩いていた千歌はチラシを持ちながら、考え事をしていた。

 

「どうにかしなくちゃなぁ〜。せっかく見つけたんだし・・・。はぁー・・・」

 

すると彼女の目にはある光景が映っていた。1人の少女が佇んでおり、急に服を脱ぎ始めた。その下には水着が競泳用水着が着用されており、彼女は海に向かって駆け出した。

 

「嘘?まだ4月だよ?」

 

「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

「待って!死ぬから!死んじゃうから!」

 

「離して!行かなきゃならないの‼︎」

 

まだ4月なのに、海に飛び込もうとするその少女を千歌はいち早く動き出し、抱きつき止めようとする。まあその少女のセリフだけ見ても自殺しようとしているように見えなくもない。そして2人は足を滑らせ、結局そのまま海に落ちるのであった。

 

「「うわぁぁぁぁぁぁ⁉︎」」

 

 

なんとか海岸にたどり着いた千歌はすぐに家に戻り、タオルを持ってきて自身と彼女にかけるのだった。

 

「くしゅん」

 

「大丈夫?沖縄じゃないんだから」

 

「海に入りたければ、ダイビングショップもあるのに」

 

「海の音を聞きたいの・・・」

 

「海の音?どうして?」

 

少女の言葉に疑問符を浮かべる千歌。しかし、少女はそのまま黙り込んでしまうのだった。

 

「分かった。じゃあもう聞かない。海中の音ってこと?」

 

「私、ピアノで曲作ってるの。でもどうしても海の曲のイメージが浮かばなくて」

 

「ふーん。曲を?作曲なんて凄いね!ここら辺の高校?」

 

「東京」

 

「東京⁉︎わざわざ⁉︎」

 

「わざわざっていうか・・・」

 

その少女はなんと東京からきた子だった。千歌もまさか大都会である東京からここ、内浦に来たことに驚きを隠せなかった。千歌は立ち上がり、少女の隣に移動した。

 

「そうだ。じゃあ誰かスクールアイドル知ってる?」

 

「スクールアイドル?」

 

「うん。ほら、東京だと有名なグループたくさんいるでしょう?」

 

「なんの話?」

 

「え?」

 

相手が東京の人だと知り、千歌はスクールアイドルの話題を出してみた。するとその少女は本当に分からないのか、ポカンとしていた。そしてその少女の後ろをバスが通り過ぎて行った。そしてしばしの沈黙も流れた。

 

「まさか知らないの⁉︎スクールアイドルだよ?学校でアイドル活動して、大会も開かれたりする」

 

「有名なの?」

 

「有名なんてもんじゃないよ〜?ドーム大会も開かれたくらい、超人気なんだよ〜?って、私も詳しくなったの最近だけど」

 

「そうなんだ。私、ずっとピアノばっかりやってきて、そういうの少し疎くて」

 

千歌は少女にスクールアイドルについて語る。でも、彼女自身スクールアイドルを知ったのは最近なので、あまり偉そうには言えないのだが。

 

「じゃあ見てみる?なんじゃこりゃ〜、ってなるから」

 

「なんじゃこりゃ?」

 

「なんじゃこりゃ」

 

「うーん。これが?」

 

「どう?」

 

「どうって、なんというか・・・、普通?」

 

自身のきっかけにもなったある9人のグループを見せる千歌。しかし、それをみた少女は本当にそう思ったのか、率直な感想を述べた。

 

「あぁ、いや!悪い意味じゃなくて、アイドルって言うから、もっと芸能人みたいな感じかと思ったっていうか・・・」

 

「だよね。だから衝撃だったんだよ」

 

「え?」

 

千歌は語る。今まで自分は何に対しても本気になれなかった自分。そして、普通すぎることを。それでも何かあるんじゃないかって思ってたけど、そのまま時は流れ高2になっていたことを。そんな時に東京である人たちに出会ったことを。

 

挿入歌:START:DASH

 

そのグループのメンバーは皆、自身と同じ普通だった。みんなで一生懸命練習して、みんなで心を1つにしてステージに立つと感動して、カッコよくて、素敵になれることを感じた。スクールアイドルは、輝けることを知ったのだ。

だから彼女は決意した。自身も仲間とともに頑張りたい、自身の憧れとなったグループの目指したところを自分も目指したい、そして自分も輝きたい、と。

 

「ありがとう。なんか頑張れ、って言われた気がする。今の話」

 

「本当に?」

 

「ええ。スクールアイドルなれるといいわね」

 

「うん!あ、私、高海千歌。あそこの丘にある浦の星女学院って高校の2年生」

 

「同い年ね。私は桜内梨子。高校は・・・、音ノ木坂学院高校」

 

彼女の言葉に笑顔を浮かべる少女。そしてそれぞれ自己紹介を果たす。東京から来た少女の名は桜内梨子。そして、彼女が通う高校の名はかつて伝説と呼ばれた2大スクールアイドルの片割れが通っていた高校だった。

 

 

ーーキュオォォォォォォン!!!

 

「何?今の?」

 

「あ!あれ‼︎」

 

謎の音が聞こえ、訝しげにする2人。すると、梨子はあるものに気づき、指を指す。その先には、街中に降り立つ火山怪鳥バードンの姿があった。バードンは強い風を巻き起こし、さらに口から火炎放射を放ち、次々と街を破壊して行った。

 

「梨子ちゃん。うちそこだから、一緒に逃げるよ!」

 

「え、ええ!」

 

千歌は梨子の手を取り、その場から逃げ出そうとする。しかし、バードンが巻き起こした風が強すぎて、2人はその場から動くことができなかった。そんな2人の目には一筋の光が、バードンから少し離れた所に降りてきたのが見えた。その光から、赤と紫を基調とする姿をした光の巨人が現れた。

 

登場BGM:TIGA!

 

「ウルトラマンティガ!来てくれたんだ‼︎」

 

「あれが・・・、ウルトラマンティガ・・・?」

 

ティガはバードンを視認すると、いつものファイティングポーズを構えた。今、ティガとバードンの戦いが始まろうとしていた。

 

「チャァッ‼︎」

 

ED:Brave Love, TIGA!〜Aqours Ver.〜




次回予告

「ティガが消えちゃった?」

「多分死んではいないと思うけど」

なんとかバードンを撃退するも、ダメージにより消えてしまうティガ。

「東京から来ました、桜内梨子です。よろしくお願いします」

「奇跡だよ!!!」

舞台は再び浦の星女学院に。そこで千歌は梨子と再会する。

「バードンに勝てるだろうか?いや、勝たなきゃ駄目なんだ‼︎」

「銀色の・・・、ウルトラマン?」

バードン再襲来!ティガは応戦するも絶体絶命のピンチに。その時、銀色の巨人が舞い降りる‼︎

次回 ティガライブ!サンシャイン‼︎
第6話 舞い降りる絆
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