地縛神編に入ります。
私はお茶を飲みながら一息をつく。まだ、状況を把握出来ていない。
トビーは無事、元気になってクロウと話していた。
「どうした?俺の顔になんかついているか?」
遊星さんの顔より、黒い雲がもくもくと空に上がっている事に疑問を覚えた。
だが、遊星さんは気づいていないようだ。
「遊星さん、貴方の切り札を見せてください。」
私は生のスターダスト・ドラゴンを見た事がない。
「ああ、いいよ。」
そう言ってデッキを取ってくる遊星さん、私は少し、この姿を不思議に思う。
しばらくして、遊星さんが戻ってきた。だが、その顔は豹変していた。
「な、何故だ。スターダスト・ドラゴンが写っていない。」
私も覗き込むとカード名などを含め、全てが白紙になっていた。
他のカードは無事だったらしい。
急に眩暈がして、寝込んでしまった。
脳内には・・・何体かの龍が互いに呼び合っていた。だが・・・その中で一匹だけ呼び合っていなかった。
私は止めてもらいたい。支亜、君はこれから大変な戦に巻き込まれる。だけど、貴女を守るわ。
戦?私は・・どうすることも出来ない。私には力もない。
安心して、支亜。
次に目が覚めた時には誰もいなかった。そういえば、私はDホイールを持っていないのよね。
トクン・トクン。
ス、スターダスト?Ccapac Apu?
スターダスト・ドラゴンとCcapac Apuは互い消滅した。
「くそ、また次にしてやる。」
頭が痛く、抑えながら外に出ると丁度、スターダスト・ドラゴンとCcapac Apuは互い消滅したところだった。
今、私の側には誰もいない。Ccapac Apuは偉大な権力者という意味らしい。
攻撃力が同じになって互い消滅したのかな?フィールドの状況をここから確認するのは無理だ。
「支亜様、ぜひ私達のお仲間になりください。」
近くの建物から待ち伏せしていた大人が近づいてきた。
「貴方は誰?そして何故、敬語なの?」
「素性は私に勝ったらお教えします。これで決着をつけませんか?」
大人は右腕のデュエルディスクを構えた。私はデッキからカードを一枚引いた。
「ごめん、今は頭が痛いの。」
ドローしたカードは魔法カードだった。
「では、また後で伺わせていただきます。」
影に溶けるように大人の姿は消えた。
(フィールド魔法、クロス・カントリー。)
今日は様々な来客がいるみたいだ。
「イッヒヒヒヒ、やっと見つけましたよ。支亜。今日は私にとって幸運な日だ。プレシャス・チルドレン、強制デュエルを執行します。」
今度は急にデュエルを仕掛けられた。このデッキを信じて戦うしかないのか。
さあ、イェーガーかかってこい。プレシャスの意味と頭の痛さで堪えられないけどね。
これで主人公の異名、プレシャス・チルドが発覚しました。
主人公のデッキが次回、明らかに。
次回のタイトルは(封じられた、シンクロ召喚。)です。
UA632とお気に入り3件ありがとうございます。