東方擦違(すれちがい)伝~double reincarnation~   作:太郎風情

10 / 11
久々の投稿です。
ちょっと都合で海外に行ってました。
それではどうぞ。


第十話 これが~私の一週間

~side シンメトリーア~

 

あいかわらず引きこもってゲームしてるシンメトリーアです!!

……え、NEETだって?そそそそそんなことななないですよ…

思えば私も53歳。うん、年取った。

で、この一年ずっとゲームしてそろそろ飽きてきました。

ほんと、紫からは連絡もこないし、まだ巫女さんはいきてるのか。

 

とか思ってたら、真ん前にスキマが開いてすごくびっくりしてます。

 

「うわあ、びっくりした」

 

「いつものことじゃない」

 

そう、困ったことにいつものことである。

 

「うん、これをいつものこととかいって正当化するのやめ「いや」デスヨネー」

 

「ああそうそう、巫女が死んだわよ」

 

いやそんな唐突にいわれても。

 

「で、神社に移り住めばいいんだね?」

 

「え、神社って何のこと?」

 

~side 紫~

 

シンメが何のこと言ってるのか本当にわからない。

今までは、シンメが発する言葉は聞き流しても良いものだった。

例えば、あーパターン作りきつーい、やら、やった、ついにノーミスノーボム!!、やら、この子は頭がおかしいのではないだろうか、とは思っていたものの、関係なかった独り言が多い。

しかし、今のは聞き捨てならない。巫女=神社の発想はなくもないが、この子は西洋の出だと聞いているから、それの可能性は少ないはずだ。

 

「……え?巫女って神社に住むんじゃないの?」

 

ちょっと長かった間は気になったが、どうやら私の思い違いだったようだ。

 

~side シンメトリーア~

 

ふう、危なかった。失言失言。今度からは注意しなくちゃ。

でも、どうやらばれてないようだね。安心したよ。

 

「ええ、まあ巫女服着てもらうから巫女なだけよ」

 

「ふーん、じゃあ家から退治にいけばいいんだね?」

 

「まあ、ちょっと博麗の秘術は教えるけどね~」

 

修行はつらいよ。

 

「それじゃあ、まあ取りあえずは私の屋敷に連れていくわ」

 

藍は大丈夫なのだろうか。

 

「私の式神には言ってあるから大丈夫よ」

 

心を読んだようなタイミングで言わないでください。

 

 

━━数分後━━

 

~side シンメトリーア~

 

約一週間居候するみたいなので、着替えやらを準備した。

どれくらいの荷物は見通しを立てておきたいからね~。

 

「さて、いくわよ」

 

「ん」

 

さてと、果たして彼女の家はどのような場所にあるのか。

 

--少女移動中--

 

ここか。大きいな。

 

「これまた随分と大きいわね」

 

「まあね」

 

「で、入るの?」

 

「当たり前でしょ」

 

紫が、ら~ん、入るよ~、なんて叫んでいる。

さて、ここはどこなのだろうか。こんな山々、幻想郷ではみられない。

それとも、また幻想郷とは違うところなのか。

 

「はいっていいわよ」

 

「お邪魔します」

 

「ほう、あなたが紫様が言ってた妖怪か」

 

どこからか不意に声をかけられた。

うんまあ『紫様』よびの時点で藍だろうけど。

 

「これは私の式神の藍よ」

 

「私はシンメトリーアよ」

 

「私は先ほど紹介して頂いた通り藍だ、よろしく」

 

「こちらこそ」

 

「紫様から話は聞いている、早速表で練習するぞ」

 

「え、早速」

 

「そうよ、時間はないからね」

 

「え、じゃあ今までの巫女も」

 

「そうね、大体一週間ぐらいだわ」

 

「……人間の成長はめまぐるしいな」

 

そこから、取りあえずそういう博麗の術がのっている書を読んだ。ここまでが約一日。しかも徹夜だ。妖怪で良かった。巫女はこんなにもきついことをやってのけるのか。そりゃあ幻想郷最強なわけだ。

二日目、まあ取りあえず博麗の宝具について説明された。まあ陰陽玉とかお祓い棒くらいか。この陰陽玉、使用者の意思によって使う武器が変わるらしい。それとこのお祓い棒、ただの鈍器らしい。なんだそれ。

三日目、やっと術だ。多すぎて困る。しかももっと困ったのは、霊夢がスペルやらショットやらで使うものとは違うということだ。例えば『夢想封印』は、なんか大玉が7()7()()あるし、『ホーミングアミュレット』なんて、()()()()追跡するらしい。そこら辺はごっこ用に避けられるように改造されてるのだろうか。

四日目、まだまだ術だ。ていうか、術以外やるものがない。藍に「術以外にないのか」と聞くと、「いつもよりペースが速い」と言われた。当たり前だ、妖怪だもの。

そして五日目、ペースが速いとはそういうことか。もう終わりらしい。そうして、最後に藍と戦うこととなった。スぺカルールなんて存在しない。藍には「殺す気で行くぞ」なんて言われた。そんな無慈悲な。

 

「さて、始めるわよ」

 

「「ん」」

 

「じゃあ、はじめ♪」

 

紫が縁側でのんびり眺めてるのかむかつく。

 

そうして、戦いの火蓋は切られた。

 

~side out~

 

まずは通常弾幕だそうだ。藍は手加減している。当たり前だ。これはちゃんと術やらを使えるのかのチェックだ。

しかし、シンメトリーアはその意図を知らずか、すぐさま通常をやめた。

 

『封魔陣』

 

彼の宣誓とともに、魔を封じる陣が形成された。それを結界で防ぐと、藍も宣誓した。

 

『十二神将の宴』

 

すると、さまざまな場所から早い弾幕が形成されていく。これはひどい。人間はおろか妖怪も反応できない速さだ。

 

「いたっ」

 

シンメトリーアは被弾した。しかもこの弾幕、ダメージ量が大きいので、シンメトリーアは腕に大きな穴をあけた。

でもまあ、シンメトリーアは吸血鬼だ。そう簡単にはやられまい。

 

「うおっ、さすが吸血鬼だ、回復はすごいな」

 

「痛いのは少し残ること知ってる癖に」

 

こういう軽口をたたきながらまた勝負は再開する。

 

『夢想封印』

 

77個の大玉が藍を襲う。まあ避けるが。

しかし、今度は違った。

 

『夢想封印』

 

またまた宣誓し、藍が避けた先を大玉で埋める。

藍は逆方向に逃げる。

 

『夢想封印』

 

とうとう藍が逃げる場所がなくなった。

 

「…ッゥ」

 

見るに堪えない。合計231個の大玉が彼女を貫通し、手から足から血がぽたぽた落ちている。

 

「シンメの勝ちでいいんじゃない?」ムシャムシャ

 

こいつ、あとでコテンパンにしてやる、戦っていた双方は、そう思うのだった。




はい、改めてお久しぶりです。太郎です。

さて、今回初の戦闘描写を書きましたが、どうでしたでしょうか?
もしご指摘があればなにか言って下さい。

そしてそして、君の名はを見てきました。
これもあんな風にすれ違いを書くことになるんだろうな、と思います。
ちなみに第一話の投稿日をみていただいて分かるとおり、このSSは映画公開以前に書かれています。作者は君の名はの小説を持っていないので、絶対にパクリはありえないです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。