東方擦違(すれちがい)伝~double reincarnation~ 作:太郎風情
ちょっと都合で海外に行ってました。
それではどうぞ。
~side シンメトリーア~
あいかわらず引きこもってゲームしてるシンメトリーアです!!
……え、NEETだって?そそそそそんなことななないですよ…
思えば私も53歳。うん、年取った。
で、この一年ずっとゲームしてそろそろ飽きてきました。
ほんと、紫からは連絡もこないし、まだ巫女さんはいきてるのか。
とか思ってたら、真ん前にスキマが開いてすごくびっくりしてます。
「うわあ、びっくりした」
「いつものことじゃない」
そう、困ったことにいつものことである。
「うん、これをいつものこととかいって正当化するのやめ「いや」デスヨネー」
「ああそうそう、巫女が死んだわよ」
いやそんな唐突にいわれても。
「で、神社に移り住めばいいんだね?」
「え、神社って何のこと?」
~side 紫~
シンメが何のこと言ってるのか本当にわからない。
今までは、シンメが発する言葉は聞き流しても良いものだった。
例えば、あーパターン作りきつーい、やら、やった、ついにノーミスノーボム!!、やら、この子は頭がおかしいのではないだろうか、とは思っていたものの、関係なかった独り言が多い。
しかし、今のは聞き捨てならない。巫女=神社の発想はなくもないが、この子は西洋の出だと聞いているから、それの可能性は少ないはずだ。
「……え?巫女って神社に住むんじゃないの?」
ちょっと長かった間は気になったが、どうやら私の思い違いだったようだ。
~side シンメトリーア~
ふう、危なかった。失言失言。今度からは注意しなくちゃ。
でも、どうやらばれてないようだね。安心したよ。
「ええ、まあ巫女服着てもらうから巫女なだけよ」
「ふーん、じゃあ家から退治にいけばいいんだね?」
「まあ、ちょっと博麗の秘術は教えるけどね~」
修行はつらいよ。
「それじゃあ、まあ取りあえずは私の屋敷に連れていくわ」
藍は大丈夫なのだろうか。
「私の式神には言ってあるから大丈夫よ」
心を読んだようなタイミングで言わないでください。
━━数分後━━
~side シンメトリーア~
約一週間居候するみたいなので、着替えやらを準備した。
どれくらいの荷物は見通しを立てておきたいからね~。
「さて、いくわよ」
「ん」
さてと、果たして彼女の家はどのような場所にあるのか。
--少女移動中--
ここか。大きいな。
「これまた随分と大きいわね」
「まあね」
「で、入るの?」
「当たり前でしょ」
紫が、ら~ん、入るよ~、なんて叫んでいる。
さて、ここはどこなのだろうか。こんな山々、幻想郷ではみられない。
それとも、また幻想郷とは違うところなのか。
「はいっていいわよ」
「お邪魔します」
「ほう、あなたが紫様が言ってた妖怪か」
どこからか不意に声をかけられた。
うんまあ『紫様』よびの時点で藍だろうけど。
「これは私の式神の藍よ」
「私はシンメトリーアよ」
「私は先ほど紹介して頂いた通り藍だ、よろしく」
「こちらこそ」
「紫様から話は聞いている、早速表で練習するぞ」
「え、早速」
「そうよ、時間はないからね」
「え、じゃあ今までの巫女も」
「そうね、大体一週間ぐらいだわ」
「……人間の成長はめまぐるしいな」
そこから、取りあえずそういう博麗の術がのっている書を読んだ。ここまでが約一日。しかも徹夜だ。妖怪で良かった。巫女はこんなにもきついことをやってのけるのか。そりゃあ幻想郷最強なわけだ。
二日目、まあ取りあえず博麗の宝具について説明された。まあ陰陽玉とかお祓い棒くらいか。この陰陽玉、使用者の意思によって使う武器が変わるらしい。それとこのお祓い棒、ただの鈍器らしい。なんだそれ。
三日目、やっと術だ。多すぎて困る。しかももっと困ったのは、霊夢がスペルやらショットやらで使うものとは違うということだ。例えば『夢想封印』は、なんか大玉が
四日目、まだまだ術だ。ていうか、術以外やるものがない。藍に「術以外にないのか」と聞くと、「いつもよりペースが速い」と言われた。当たり前だ、妖怪だもの。
そして五日目、ペースが速いとはそういうことか。もう終わりらしい。そうして、最後に藍と戦うこととなった。スぺカルールなんて存在しない。藍には「殺す気で行くぞ」なんて言われた。そんな無慈悲な。
「さて、始めるわよ」
「「ん」」
「じゃあ、はじめ♪」
紫が縁側でのんびり眺めてるのかむかつく。
そうして、戦いの火蓋は切られた。
~side out~
まずは通常弾幕だそうだ。藍は手加減している。当たり前だ。これはちゃんと術やらを使えるのかのチェックだ。
しかし、シンメトリーアはその意図を知らずか、すぐさま通常をやめた。
『封魔陣』
彼の宣誓とともに、魔を封じる陣が形成された。それを結界で防ぐと、藍も宣誓した。
『十二神将の宴』
すると、さまざまな場所から早い弾幕が形成されていく。これはひどい。人間はおろか妖怪も反応できない速さだ。
「いたっ」
シンメトリーアは被弾した。しかもこの弾幕、ダメージ量が大きいので、シンメトリーアは腕に大きな穴をあけた。
でもまあ、シンメトリーアは吸血鬼だ。そう簡単にはやられまい。
「うおっ、さすが吸血鬼だ、回復はすごいな」
「痛いのは少し残ること知ってる癖に」
こういう軽口をたたきながらまた勝負は再開する。
『夢想封印』
77個の大玉が藍を襲う。まあ避けるが。
しかし、今度は違った。
『夢想封印』
またまた宣誓し、藍が避けた先を大玉で埋める。
藍は逆方向に逃げる。
『夢想封印』
とうとう藍が逃げる場所がなくなった。
「…ッゥ」
見るに堪えない。合計231個の大玉が彼女を貫通し、手から足から血がぽたぽた落ちている。
「シンメの勝ちでいいんじゃない?」ムシャムシャ
こいつ、あとでコテンパンにしてやる、戦っていた双方は、そう思うのだった。
はい、改めてお久しぶりです。太郎です。
さて、今回初の戦闘描写を書きましたが、どうでしたでしょうか?
もしご指摘があればなにか言って下さい。
そしてそして、君の名はを見てきました。
これもあんな風にすれ違いを書くことになるんだろうな、と思います。
ちなみに第一話の投稿日をみていただいて分かるとおり、このSSは映画公開以前に書かれています。作者は君の名はの小説を持っていないので、絶対にパクリはありえないです。