初めての文章なので拙いところ、多々ありますがご容赦ください。
それでは、楽しんでいただけると幸いです
第1話
今日も空はアホみたいに綺麗だなぁ
などと俺、明智零司(あけち れいじ)は思いながら試験会場へと足を運んでいた。
そう、今日は東京武偵高校の試験日なのである。
武偵高校とは、近年凶悪化する犯罪に対抗して新設された教育機関で、警察に準ずる活動ができる国際資格≪武偵≫を育成する学校である。
武偵とは警察と違い金で動くいわゆる便利屋で、帯刀や帯銃も許可されていたりする。
そしてここでは武偵の活動に関わる専門科目を履修できる。
俺が受験するのはインケスタ、つまり探偵科である。
他にも強襲科、狙撃科、衛生科、尋問科など様々な専門科目があるがその中で俺が探偵科を受験する理由は、まぁ気分だ。
などと誰にしているのかわからない説明を頭で浮かべつつ試験会場に到着すると早速、見知った奴と出会う。
「よぉキンジ、お前も東京に来たのか!」
そう声をかけると少しネクラそうな見た目をした男、遠山キンジその人は
「おう明智か、お前こそ東京に受けに来たのか!」
少しの驚きを声に含みつつ返してきた。
この男とは神奈川武偵中(カナチュー)で出会ったが、そこではなかなかひどい目にあっていたので環境を変える意味でこっち来たのか。
とそのことを聞くとキンジはバレたか、みたいな顔で頷いた。
「正解。さすが明智だな、お前なら余計なこと言わなさそうだし安心できるわ」
「それでも武偵になることをやめずに武偵高受けに来るってところが、さすが正義の味方の一族だな」
そう暗い顔のキンジを茶化す。これがいつものスタンスだ。
「うっせ、白雪みたいなこと言うな」
「白雪か、懐かしい名前だ。まぁ、とりあえず次にここで会うのが入学式であることを祈るぜ」
「お前こそ足元すくわれ……るわけないな」
キンジは俺にと返しつつ俺の出した拳にくいっと拳をぶつけ返してくるのであった。
こいつは神奈川武偵中学では強襲科の優等生だったし、まぁ間違いなく受かるだろう。
さて、どんな問題が出てくるかな?
などとキンジと別れたあとぼんやり考えていた俺の目に飛び込んできたのは
薄緑の髪で
鳶色の目をして
ドラグノフ狙撃銃を肩にかけた
140後半くらいの背の小柄な美少女だった。
その瞬間俺は余りの美しさに、時が止まったかのような感覚を味わっていた。
あんまりマジマジと見ていたのだろう、少女の方が俺の視線に気づき問いかける。
「何か?」
「いや、なんでもないぜ。あんまりジロジロ見てすまんかったな」俺は柄にもなく慌てつつ謝った。
「いえ」
美少女は大して気にした風もなく言い、去っていった。
それが俺、いずれ安楽椅子探偵の再来だの水君だのと呼ばれることになる明智零司と、
狙撃科の麒麟児で美少女、レキとの
普通でなんの面白みのない
出逢いだった。