そんな感じな昨日を過ごした乃亞です、どうも。5位ですって……びっくり。今回ランキングに乗ってたから見に来たよって方にも、以前から読んでくださっている方にも感謝しかありません。本当にありがとうございます。
本作を少しでも楽しんでいただけるよう、未熟者ながら頑張るのでこれからも温かく見守っていただけると嬉しいです。
本編は新章の導入部分だからかなり短めですけどね。(笑)
それではどうぞ!
第56話
「うぅ〜っ、寒い寒い。レキお前よく
「狙撃の精度には関わりありませんし、慣れていますので。故郷はこんなものではありませんでした」
「慣れてるにしても女の子が体冷やすもんじゃねぇよ」
「……お気遣いいただきありがとうございます、零司さん」
「何を今更、気にすんな」
アホみたいに追っかけ回された始業式、奴隷のようにコキ使われた文化祭、ある意味武偵高の先生たちの怖さを思い知った体育祭を乗り越え現在は11月末。夏の残暑が無くなって秋の心地よい気温になったと思ったらすぐに秋雨前線が登場。
超能力の相性的にはいいけど気分の良いもんじゃない雨が続いたかと思ったら雪こそまだなわけだが冬の寒さがこんにちは。誰であろうと寒いものは寒いのだ。冬になったら夏が恋しくなっていざ夏が来たら冬が恋しくなる。人間みんなこんなもんだよ。
ちなみに俺とレキの関係はほぼ全校生徒が認知している。何しろ同級生の馬鹿どもの策略によって文化祭のベストカップルコンテストなるものに無理やり出されたからな。ちなみに俺が女装をやらされ、レキはボーイッシュな格好にさせられた。文化祭が終わって外部客が完全に帰った後に計画の企画班と行動班全員を調べ上げて(最初に音頭を取ったのは武藤と理子のアホ二人組だった)俺とレキで殲滅したのは武偵高生の記憶に新しいものだろう。基本的にレキ1人で事足りるので俺は逃げ隠れしているやつを1人づつ
ちなみにどうやら先輩たちはチーム単位で武偵鍋と呼ばれる闇鍋を囲んでいて、それで気分を悪くした生徒たちと俺とレキがお迎えした生徒たちで武偵病院は今年1の忙しさだったらしい。
車を運転しながらその時のことを思い出してしまい、思わずため息が出てしまう。
「はぁ…」
「ため息をつくと幸せが逃げちゃうらしいですよ」
「幸せは自分で掴むもんだろ。それで俺は今レキの隣いるから幸せ。お分かり?」
「あんまり軽くそんなこと言ってると、いざという時大事な言葉を聞き逃しちゃうかもしれないですよ」
「聞き逃さないように努力してくれい。俺も絶対に聞き逃さないように頑張るからさ」
「……この人はこれだから……」
「なんか言ったか?」
「いえ、大丈夫です」
なんか言ったことは否定しないのな。
「それより……」
「ん?」
「武偵殺しの件ですが…」
「あぁ巷で噂の爆弾魔ね。それがどうした?」
「この間のバイクジャックは武偵殺しの犯行だと思いますか?現場鑑識に出たと聞いていますが」
……。
…………。
……どうしたものかねぇ。
正直なところ、俺の直感的な答えはYES。結果だけ見れば狙われた武偵は助かってるけどバイクは爆破されてる。バイクが跡形も無く破壊されていたことも鑑みるに多分大型トラックとかでも吹っ飛ぶ量の炸薬量だったとみられる。
だがそこまで分かっていて、犯人の人柄とか犯罪動機がわからない。バイクに乗っていた被害者武偵の説明曰くバイクを走らせていたところ、ボーカロイドの音声が出るスピーカーと良い
武偵に相当な恨みを持ってる人物か、はたまた面白ちょっかいのつもりか。ちょっかいにしてはやりすぎだがな。
それに……この前
そこまで考えたがなにせ情報が少ない。これだけじゃ決めきれないなぁ。
とりあえず確実に答えられる範囲で答えておくか。
「武偵殺しかどうかはわからないけど、相手はとてもずる賢いし
「なぜですか?」
「いや単純な話さ。バイクジャックなんて大きなコトやってるのに犯人に繋がる証拠が出てきてないからな。武偵のやり方を知ってればどういう捜査の仕方をするのかが分かる。犯人はその方法で見つけられないように事実を隠蔽して、事実成功してるわけだ。さっきの評価に繋がるだろ?」
「なるほど、では内部犯の可能性もありますね」
「ってことになるなぁ…。この件を捜査してるのが警視庁と東京武偵局。そんでうちら東京武偵高だからもしかしたら……な」
身内を疑うなんてことしたくないぜ、全く。逮捕しても胸糞の悪さしか残らない。
「はぁ……着いたぜ」
「いつもありがとうございます」
「気にすんなって」
嫌なこと考えるよりも楽しいこと考えてた方がストレスもないってもんだ。とりあえずは今レキと一緒にいられるってことを楽しもう。