今回から零司君たちは武偵高に新高1として入学します。
お楽しみいただければ幸いです!
第5話
ついにこの日が来た。
今日は武偵高の入学式だ。
俺は朝の日課のトレーニングを済ませ、ルンルン気分で朝食の焼き鮭と味噌汁、ご飯を食べていた。
寮は本来なら4人用のはずなのだが、どういうわけか自分1人で使えるようになっていたのもポイントが高い。ビバ静かな1人の空間、だ。
「さぁーってと、初日から遅刻するのも締まらないしさっさと行きますか!」
朝食を食べ終えた俺は食器を片付け、小太刀を2本、青いベレッタPx4ストームを帯銃し学校に行く準備を整え始めた。初日から超能力を使って小太刀3本を扱うような事態には陥らないだろうし、.44オートマグは装弾数も少ないし昨日整備し忘れたので置いていこう。オートジャムの名前は伊達ではないのだ。それでもこの銃を使い続ける理由は…
(親父の形見だからな…1人である程度の犯罪者とは渡り合えるようになったしそろそろ「親離れ」すべきなのかな…)
新しい銃の購入を少し検討しつつ、俺は
学校に着き、思ったことは…うん、なんでこんなに俺注目されてるの??
そう本人は無自覚であるが、キンジとATとして組んでいた神奈川時代や中3時に欧米諸国の犯罪者を検挙していたという実績、そして何より入学試験で教官を含めた組の全員を捕縛したという実力は驚嘆に値するもので、蒼い髪というよくわかる特徴と共にほぼ全校に知れ渡っていたのである。
「やぁ、すごく注目を浴びてるね明智君は」
注目度合に戸惑っている俺に近づいてきたのは相変わらずの笑顔を浮かべた不知火であった。
「おっ、不知火お前も受かってたか!…なぁ、なんで俺こんなに注目されてんのさ?」
「明智君、ヨーロッパで活躍したり入学試験で教官を捕まえたんでしょ?そんな人を注目しない人はここにはいないよ」
とりあえず目下の疑問を解決しようと不知火に聞くとにっこりと微笑みつつ返してきた。なるほどな、納得した。
「あぁそゆことね、あれはたまたまだよ。そんなことより不知火がいて良かった、キンジもいるんだろうけどどこいるかわっかんねぇしとりあえずとっとと席確保しようぜ」
「そうだね、遠山君の分もとっておこうか」
「そうしようか」
そう言い、2人して席を探しはじめる。
どうやら、すでにキンジとも面識があるようだ。不知火は人の輪にその優男スマイルで入るのがうまそうだしキンジにも気が楽な相手だろうな。
後から来たキンジと共になんとも特徴のない緑松
あーこいつ、ヒスって試験受けたな?後で聞いてやろう。
にしてもあと2人は誰だろうな…?
根拠もなく浮かんできたのは例の美少女であった。
狙撃科の変人ぶりを差し引いてもあの人は多分すごく優秀だろうからな。
特徴ないって怖いなと思いつつ校長の話を聞く俺たちであった。