ハイスクールD×D 黄金騎士を受け継ぐもの   作:相感

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おっぱい! 尻! だけど作者はポニーテールが一番好きです(マジキチフェイス)


グレモリー眷属男衆

「……で? どうしてこうなった?」

「ウチのお客さんに男の娘好きがいて、その……興奮して襲いかかろうとしたんだ」

「そりゃ引きこもるわぁああああああああっ!!」

 

 俺は夜の校舎で叫ぶ。

 前回、綺麗に終わりホットミルクを飲みながらテレビを見ていたらいきなり連絡があった。

 なんでもイチ兄の仕事についていったギャスパーが帰ってきてから部屋に再び引きこもったと連絡を受けた。

 急いで制服を着た俺は部屋の窓からアイキャンフライし、屋根伝いに学校まで来た。

 そりゃ断りましたよ、ええ。

 でもリアス先輩がどうしてもと頼むので俺はここに来たわけだ。

 ギャー助の生い立ちを部長から聞いたが、イチ兄と顔をしかめるほど酷いものだった。

 ギャー助は名門の吸血鬼の息子だが、その父親が遊びで産ませた妾の子。

 悪魔以上に純血を重んじる吸血鬼にとって人間との混血児であるギャー助は腹違いの兄弟たちどころか実の親からも愛されたことがなかったそうだ。

 そして人間界でも吸血鬼として扱われ、どっちつかずの生活を続けていたそうだ。

 さらに言えば吸血鬼としても人間としてもギャー助は優秀すぎた。親から受け継いだ吸血鬼の力、そして人間として貰った神器、年を重ねるたび勝手に力が上がっていく。

 神器も悪かった、相手を停めるという力思った以上に他人に恐怖を与えるものだ。

 

「ねえ、双葉、イッセー。正直なところ時を停められるってどういう気分だと思う?」

「怖いですね」

「同感だ」

 

 そりゃ怖い。ギャー助にその気がなくても一回芽生えた不信感はどんどん大きくなる。

 ギャー助が人の停まった顔が見たくないというよりも、停めた後の人の怯えた表情が見たくないんだと思う。だから、停まらなかった俺に懐いたのかもしれない。

 ったく、死んでるなら神器システムくらい直せっての。アーシアもイチ兄も師匠もそうだが神器持った人は必ずしも幸せになるとは限らない。

 

「ぼ、僕は……こんな神器なんていらない! だ、だって皆停まっちゃうんだ! その後嫌な顔をする。僕は停めたくないのに! 嫌だよ、もう友達を……仲間を停まった顔が見るのは嫌だ……」

 

 ギャー助は家から追い出されてからは路頭を迷い、その強大な力から危険視されて最期はヴァンパイアハンターに狙われ、命を落としたらしい。

 偶然部長が拾われなかったらコイツの人生は……。

 

「リアス先輩は帰っててください」

「駄目よ、私はこの子の『王』なのよ! どんなに手がかかる子でも愛する眷属なの」

 

 それだけ聞ければ大丈夫だ。

 ギャー助、ここはもうお前がいた場所じゃないぞ。ここには色々な事情で集まった人たちばかりだ、受け入れてくれるさ。

 

「部長、サーゼクスさまたちとの打ち合わせがあるんでしょう? 行ってください。元はといえば俺が悪いんですから」

「でも……いいえ、そうね。小猫も祐斗も救ってきた双葉に賭けてみるわ。イッセーも今度こそ頼むわね」

 

 俺は頬を掻きながら空返事をする。

 自信? あっ? ねえよんなもん。

 小猫の時も、師匠の時も俺はフォローしただけだ。こういう問題は何度も言うが本人が納得しないかぎり解決することがない。

 ギャー助の暴走する理由に自分に自身が持てないという根本的な理由があると思う。

 神器は想いを形にする奇跡だ。つまりどんな想いですら力に変換する。

 神器を憎む力も変換する可能性が高いってことだ……まぁ、これは仮説だけどさ。

 リアス先輩はギャー助の部屋を一瞥すると、この場を去っていった。

 さて、どうするか。

 

「……ギャスパー! お前が出てくるまで俺ここから動かないからな!!」

 

 考えているとまずイチ兄が扉の前に座り込む。

 いや座り込みって……まぁ、持久戦か。おれも座り込み、イチ兄とともにギャー助の泣き声をBGMにどうするか話し合った。

 十分が経ち、三十分が経ち、ついには一時間経った。

 部屋から泣き声は聞こえなくなったが語りかけようともしない。

 うーん、想像以上に頑なだな、こりゃ。

 

「ギャスパー! ゴメンな! 無理やり連れて行ってさ。……あとさ、やっぱ怖いか? 俺達とその力(神器)が」

 

 ギャスパーは反応しないが息を呑む声が聞こえた。

 こういう時にすぐに謝るのがイチ兄の美徳だと俺は思っている。

 思い切りの良さは見習いたいよ、本当に。

 

「俺も神器を持っている。とんでもないドラゴンを身に宿して一回は理不尽に死んだよ。でもお前みたいにヴァンパイアとか、木場や小猫ちゃんみたいに凄い生き方をしてるだけじゃない。ただの一般人だったんだ、ここにいる双葉だってそうだ」

「……」

 

 そうだな。俺たち兄弟は普通の人間だった。

 あの日、あの時もしも堕天使が来なければ一生気づかずに人生を終えていたかもしれない。

 

「ギャー助、俺もさ……最初は嫌だったよ。いきなり黄金騎士だとか、悪魔だとか、堕天使とか訳がわからなかった。今だってそうだ、いつかオレは人間以外のナニカになるんじゃないかって心のどこかで怖がってるよ」

「……なのに、なんで剣を置かないんですか? イッセー先輩だって怖くないんですか? その力が誰かを傷つけるって思ったことがないんですか?」

 

 小猫と同じなんだ。

 小猫が妙にギャー助に絡んだのも強大な力を持ち悩む、ある種の同類だったのかもしれない。

 怖くないと行ったら嘘だ。

 俺もイチ兄も自分の持っている力の強大さは自覚してるつもりだ。

 それに俺には心滅獣身というその気になれば周囲を更地に出来る力がある。……怖くないわけがないだろ。

 でもぐっとこらえてギャー助に語りかける。

 

「あぁ、誰かを傷つける力だ。俺も、イチ兄の力も結局は戦うための力だよ。アーシアみたいな優しく誰かを癒す力じゃない」

「俺は馬鹿だから双葉みたいに悩んだことはないけど、今でも夢に見るんだよ。あの時、レーティングゲームでボロボロになった双葉の姿がさ」

 

 以前、イチ兄に言われたことがある。

 ライザーを倒した瞬間、俺が血だらけになってそのまま動かなくなった夢。今でも、イチ兄にとってあれは忘れられないトラウマらしい。

 あんな思いはもう嫌だといいつつ、俺はコカビエルで同じようなことをした。

 ほんと俺ってやつは周りの人に心配かけなきゃ気がすまないらしい……性分だからな、半ばあきらめてるよ。

 その時、ギィと言う音とともに少しだけ扉が開く。

 

「知ってます。え、映像で見ました……でも僕はいませんでした。人間である双葉さんが頑張ってたのにッ!!」

「んなこと気にしてねえよ。そもそもあの時、いてもただ足手まといなだけだ」

 

 はっきりと事実を言ってやる。

 ギャー助が嗚咽を上げ始めるが事実は事実だし、ろくに実力も知らない人物が唐突に来てもな。まぁ、神器でライザーの動き止めてフルボッコも出来たかもしれんが。

 

「お前はどうしたい? ここでメソメソ泣くか? ずっとこの部屋で閉じこもって暮らすか?」

「お、オイ、双葉……」

「ちょっとイチ兄は黙ってろ」

 

 今のギャー助がムカつく理由を思い出した。

 昔の俺そっくりなんだよ。大人が怖くて病室から一歩も出なかったあの弱虫双葉にそっくりだ。

 あの時、イチ兄がいなきゃもしかしたら俺はギャー助みたいになってたかもしれない。

 俺はイチ兄みたいに優しくはない、するつもりもない。

 強引に扉を開いて、部屋に入るとギャー助が怯えた声を出す。

 

「や、やだっ!」

「ギャー助、お前には力がある。リアス先輩や眷属の皆を守る力だ」

「守る……?」

 

 涙目になりながら、ギャー助は俺を見上げる。

 そうさ、お前の力は魔法とかも停められるだろうし、どんな攻撃だろうと皆を守る盾にもなる。

 

「そうさ。自分の事だ、自分で決めろ……以前、小猫にも言ったし、俺は迷う度に誰かにこの言葉を言われた」

 

 ギャー助がこのままならそれで良いと思う。

 こいつは優しすぎる、多分アーシア並みに誰かを傷つけるのが嫌いなんだ。

 無理に戦わせる気はリアス先輩にもない。あったら頭に術式埋め込んで傀儡ぐらいにするはずだ。実際、そうやって眷属を操っている悪魔もいると聞く。

 イチ兄も部屋に入ってきて、ギャー助を見つめる。

 

「僕は役立たずです。折角イッセー先輩が連れ出してくれたのに、何も出来なかった」

「気にすんな、そこは俺が悪かった。でも俺はお前の先輩だ、何度だって付き合ってやるよ! 双葉みたいに神器使われたら動けないけど、俺は精一杯フォローするぜ!」

 

 ギャー助の目が潤む。

 俺はギャー助の頭を撫でながら笑顔で言ってやる。

 

「ここにいんのは赤龍帝と黄金騎士だぜ? お前一人守るのに十分すぎるほどだな……さぁ、ギャー助、もう一回聞く。お前はどうしたい?」

 

 ギャー助は泣きながら、こういった。

 

「僕は、僕は恩返ししたい。拾ってくれた部長のために、僕のために力を貸してくれる優しい騎士とドラゴンの先輩にっ」

 

 俺とイチ兄の胸にギャー助が飛び込んでくる。

 大泣きしながら制服が汚れるが……今日くらいは勘弁しといてやるか。うわぁ、イチ兄がすげえ微妙な表情してるよ、ここは我慢だ、我慢するんだイチ兄!

 数分ほど泣いたギャー助は鼻水が垂れているが晴れ晴れとした顔だった。

 

「僕、頑張ってみます! 今はダメでも、いつか二人に並べるような悪魔になります!」

「おう! 待ってるぜ!」

「いや、俺人間なんだがな……てか、肉体の耐久度なら余裕で勝ってるぞ」

 

 ギャー助はすっかり俺とイチ兄に懐いたようで頭まで擦りつけてくる。

 くそっ、コイツ匂いまでいいぞ、これが男とか正直信じられねえ……今度師匠たちと匙先輩も誘って風呂行くか。

 

「でも時停めるっていう神器、俺は良いと思うけどなぁ」

「ふぇっ?」

 

 ギャー助が信じられないものを見たような顔をするが、気にするなよギャー助。

 

「どうせ時停められるから、おっぱいとかセクハラし放題とか考えてたんだろ?」

「違うな、双葉……スカートを匍匐前進でガン見できる!!」

 

 ッ!!! な、なんだと!?

 そんなことが出来たのか!? イチ兄の想像力には脱帽するね!

 さらに俺は能力が通用しないッ!! つまり!

 

「双葉、お前も尻を触りたい放題だっ!」

「イチ兄、お前天才かよぉっ!!」

 

 ギャー助そっちのけて俺達は妄想を話し出す。

 くぅうううううっ! 男のロマンだよな、時間停止! こうザ・ワールド! とかクロックアップ! とかもやってみたい!!

 しかし時間停止系のAVがマジで出来るならば……夢が広がりますねえ!!

 そんな時、ギャー助は俺たちをクスクスと笑う。馬鹿にされているのかと思ったがどうやら違うらしい。

 

「お二人は優しいんですね」

「「は?」」

 

 えっ? 優しい? いやらしいの間違いじゃ?

 でもギャー助は微笑みながら俺たちを見る。

 

「僕の力をそう言ってくれる人たちはいなかったんです。ましてや羨ましいんなんて……双葉さん言ってましたよね。自分の力は自分で決めろって」

 

 だがマジでするなよギャー助、これはあくまで喩え話でロマン話でもある。

 マジでやったら処すぞ?

 まぁ、だが使い方次第なんだろうな、神器ってホント。

 強さを求めるヴァーリみたいな奴がいれば、こうやって強大なドラゴンの力をエロ方面に持っていく、ウチのバカ兄貴を見ると悩むのがアホらしくなる。

 だってさ、倍加した力を主のおっぱいに譲渡するとか考えてるんだぜ? ドライグの精神は大丈夫だろうか? いや、ため息ついてるわ、駄目みたいですね。

 

「僕、この力の使い方を考えてみます。今まで考えたことなかったです、この力を前向きに使おうなんて」

「その話、僕も混ぜてくれないか?」

 

 いつの間にか、師匠が扉の前で苦笑していた。

 聞いてたのか……と、そんな時、イチ兄が真剣な表情で俺たちを集めた。

 な、何をするんだ?

 

「いい機会だ。グレモリー眷属の男+αがここに集結した」

「どうしたイチ兄、またくだらないことか?」

「馬鹿言うな、双葉。これは最強のフォーメーションだ」

「なるほど、連携か……どんなのだい?」

 

 イチ兄の顔がいやらしい、これはアカンやつや。

 

「まず俺がパワーを溜め、双葉はギャスパーの護衛役だ。そして譲渡した力でギャスパーは周囲の時を停めるっ!」

「それ僕の出番は無くないかい?」

 

 ツッコむところそこ!? まずはこれ犯罪だからやめさせようね! でもさっきノリノリで考えた俺も人のこと言えた義理じゃねえや!!

 

「いいや、木場は全員の護衛役だ。俺が揉む、ギャスパーが停める、双葉が守り、さらに木場が守る。完璧な布陣だ」

「どこがだぁ!! 俺たちにいい思いねえじゃねえか!!」

「うるせええええ!! お前も木場もモテやがって! お前らは食い放題だろうが、俺は食えねえんだよ!!」

「先日ゼノヴィア食おうとしてたのはどこのどいつだごらぁあああああああああ!!」

 

 俺とイチ兄の拳が同時に当たる。

 ク、クロスカウンター(両方当たってる)、ぐふぅ、いつの間にこんな良いパンチをするようになったんだイチ兄!!

 

「うっせうっせ! アーシアといつも添い寝してるし、部室では朱乃さんに甘やかされるし、小猫ちゃんは膝に乗るとかハーレム先に作ってんじゃねえぞ、弟ぉおおおおっ!!」

「黙りやがれ、リアス先輩というダイナマイトボディを持った美少女に言い寄られてヘタれてる兄に言われたかないわ! ていうか、ゼノヴィアから聞いたぞ! イリナもイチ兄のこと好きだったって! 美少女の幼馴染とかふざけてんのか兄ィイイイイイ!!」

「「おぶはぁっ!!」」

 

 殴り合いの取っ組み合いになる俺達の二人を、師匠とギャー助は苦笑しながら見ていた。

 く、くううううう!! 譲れねえ、ここだけは譲れねえ!!

 大体いつもそうだ!! イチ兄はおっぱいおっぱいばっか言って尻の本を貸しても、尻じゃなくて横乳やお尻を突き出すポーズをする時に潰れるおっぱいばっか目がいきやがってよぉっ!!

 

「大体尻に目覚めたお前が悪い!」

「うるせええええ!! 人類は昔はケツを追っかけてたんだよ! 俺は正常だ!」

「おっぱいが最高だっつってんだろぉおおおおおっ!」

「尻だ、このわからずやぁああああああああっ!!」

「ギャスパーくん、あぁなっちゃった駄目だからね?」

「は、はい……でも二人共仲良くすればいいのに」

 

 ピタッと俺とイチ兄の体が止まる。

 ギギギっと首だけ動かしてギャー助を見る。

 

「ギャスパー、お前はおっぱいだよな? ケツなんて野郎でもついてる」

「バカ言え、ギャー助はケツだよケツ。なぁ? おっぱいよりもそっちだよな?」

「ひぃいいいいっ!! 僕に振らないでくださいよぉおおおっ!」

「この際だ! 第136回『おっぱいとお尻、どっちがいいか』をここにいる全員で語り合おうぜ!!」

 

 くっ、久々に来たか!! 俺たち兄弟は度々争っていた。

 でも本当はお互い分かっている! おっぱいもお尻もどちらも素晴らしいってことは!! でもな!! 譲れない一線というものがあるんだよぉおおおお!!

 

「やっぱお尻だろJK」

「んー、僕は基本的に双葉くんの味方だけど足かな? 鍛えてある足はいいモノだよね」

「ッ!! 馬鹿なここで伏兵だと!?」

「ぼ、僕はその……肩、とか?」

 

 ッッ!? 全員に衝撃が奔る。

 馬鹿な……ギャー助、お前!! 

 その部位を選ぶとは有望すぎるだろ!! 確かに肩というのは普段見せない場所である。だからこそふと見える肩、夏で開放的になる綺麗な肩に惹かれる人もいるはずだッ!! それを指摘するとはさすが才能の塊!!

 師匠の足発言も驚いだが……驚いたぜ、この眷属たち、皆ドスケベ野郎じゃねえか。

 

「おっぱいだ!! 断じておっぱい! 双葉、お前は部長のおっぱいの感触は知ってるか!? こう……柔らかくてしっかりと弾力があるんだ!」

「女性のお尻を触ったことのない俺への当て付けか!? あっ、でもおっぱいはアーシアのはこうふにゅふにゅとしてるんだけど、朱乃先輩のは弾力が凄かったな」

「やっぱお前は一回ぶん殴る!! 俺だって触りてえんだよぉおおおっ!!」

「リアス先輩とゼノヴィアっぱいで我慢しろや、このヘタレやろうぅううううううう!!」

「「なーばすっ!?」」

 

 三回目のクロスカウンターっぽいのでお互いの頬を殴りあう。

 と言っても俺は魔力強化しているがな。さすがに夜でギンギンのイチ兄と殴りあうには人間だとキツイ。

 

「二人共……まぁいいか、気づいたら気づいたでキミたち二人はハマりそうだし」

 

 なんか師匠が言っているが今日は語り合うぞ!!

 しかし、ギャスパーがなんでかダンボールに入ってるんだよな。

 

「……狭くないのか?」

「落ち着くんですぅ、ここが僕のエデンなんですぅ」

 

 あぁ、暗くて狭い所が良いのか……ん? ちょっと待てよ、だとしたら行けるかもしれない。

 俺は鞄の中から大きめの紙袋を出して、魔力で穴を二つ開ける。

 そして勢い良くギャスパーの頭にかぶせる!!

 

「うわぁっ!? ……あっ、意外に落ち着きます」

「「「嘘ぉっ!?」」」

 

 ジョークアイテムだったのに結構効果あった!? ていうか怖い!! なんか某プレでターな狩人みたいに目だけが光ってる!! 何アレ怖い!!

 

「に、似合いますか双葉さん」

「ヨタヨタ歩きで来るな! ゾンビかおめえはよぉーっ!!」

 

 結局、この日、俺達は夜通しで猥談することになるがわかったことがある。

 師匠もムッツリスケベだったということだ。

 

 

 

****

 

 

 

 会談の準備で忙しくなっていたが一日くらいは休みましょうと言うソーナ先輩のありがたい一言により、久々に惰眠を貪っていた俺は何故か町外れの神社に足を運んでいた。

 先に来ていたイチ兄に缶ジュースを投げ渡し、喉を潤すと俺に話しかけてきた。

 

「いいのかな? 神社に来て」

「なぁに、やばかったら逃げりゃ良い……俺は人間だからどうとでもなる」

 

 飲み終えた缶ジュースを放り投げて空中で魔力弾を当てて消滅させる。

 ふむ、リアス先輩の滅びの魔力と比べて質は劣るが、一応凝縮すりゃ似たような現象は起こせるか。

 そして神社の石段の辺りまで行くと誰かが待っていた。

 

「お待ちしておりました」

「どうしたんですか? 朱乃先輩、休日に俺たち二人を呼び出して」

 

 巫女服姿の朱乃先輩が手を降っていた。

 う、うーむ、大和撫子を体現する朱乃先輩が着てるとなんかこう来るものがある。

 ほら、イチ兄、いやらしい顔はしない!

 

「ごめんなさい、どうしてもお二人に来てもらわないといけないかったから」

「別にいいですよ、俺たち仕事が無いですから……でも部長に着いていなくて大丈夫ですか?」

 

 イチ兄がそう言うがそうだよ。リアス先輩の『女王』である朱乃先輩は基本、リアス先輩と一緒だし、今は会談の準備でてんてこ舞いなはず。

 だが朱乃先輩はにこやかに笑いながら口に手を当てる。

 

「あちらにはグレイフィアさまもいらっしゃいますし、それに私にも迎えねばいけないお客様がいたの」

「ふーん……っていいんですか? ここ神社ですけどイチ兄と朱乃先輩は」

 

 話しているとすぐに石段の頂上にたどり着いたが、赤い鳥居が目の前にあるが朱乃先輩は気にすることもなく通り過ぎる。

 あっ、なるほど術式か何かで通れるようになっているのか。

 イチ兄がぐるぐると回るがなんともないらしい。

 

「ここはリアスが私に用意してくれた住まいなんです。先代の神主さんが亡くなって以来、ここは放置――――大丈夫ですか? 双葉くん」

 

 頭が痛い、いや違う何かが邪魔している。

 なんだ? 何故か巫女服の朱乃先輩とこの神社を見ると懐かしさを覚える。

 

 ――――くん、お腹が空いてるなら一緒に食べましょ?

 

「朱……璃さん?」

「ッ!? 記憶が、記憶が戻ったんですか!?」

 

 膝を付き、頭を抑える俺に朱乃先輩とイチ兄が駆け寄る。

 誰……だ? 朱璃さん? 一体誰だ? 頭が割れるように痛い……そう感じていたら、急速に頭の痛みが引いていった。

 

「大丈夫ですか? 人間ですので私の力が通じるかと……」

「す、すいません、大丈夫で――――ッ!?」

 

 言葉に詰まった。

 そこにいたのは端正な顔立ちをした青年。

 だが純白よりも白いローブに身を包み、頭部に金色の輪っかが浮かんでいた。

 背中らは十二枚の黄金の翼……間違いない、この人は、天使だ。

 

「初めましてになりますか。どうも赤龍帝、兵藤一誠くん。そして黄金騎士、兵藤双葉くん。私の名前はミカエル、天使の長をしている者です」

「マジかよ……」

 

 俺は頭痛を忘れてぽかんとミカエルさんを見上げた。

 

 

 




なお、ザルバとドライグは揃って猥談の時にため息が付いてた模様。
牙狼本編ではこんな黄金騎士はありえませんが、おっぱい突いたり、おっぱいの歌が流れたり、おっぱいからビームが出たり、おっぱいの声を聞いたり、おっぱいから出た母乳で復活したり……おっぱいおっぱいうるさいですが、ハイスクールD×Dはそういう物語ですので、ケツ好きな魔戒騎士いてもいいダルルォ!? ということを言っておきます。
そんな邪念あって魔戒剣触れるの? と思うでしょうが何、昼間っから女性とハレルヤしてる魔戒騎士もいるので多少はね? それに某王様が言いました「男がスケベでなければ国は栄えんぞ」と。
でも宣言します。ポニテールに勝てるわけないだおぉおおおおおおおおっ!!
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