頑張っていく少年と頑張らない青年   作:katto

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第2話

コダマタウン 、住宅街や小学校そして展望台などあり老若男女に溢れている町。

その町だか少し離れた場所に一つのボロいアパートが存在する

 

 

 

 

(もう昼過ぎか・・・)

 

普通の人ならもう学校や仕事に居るであろう時間に青年は目を覚ました。

青年は軽く伸びをして顔を洗うため洗面所に歩きだした

青年の部屋はリビングの隅にシンクやコンロが置かれ、風呂とトイレそして洗面台がある。

 

「コーヒー入れるか」

 

独り言のようにそうつぶやくと青年はコンロの前に立ち水の入れたヤカンを火にかけようと、トランサーを操作しコンロに火をつけるよう操作した。

今は電波世界、様々な家電は電波で動くようになっており、

いくら周りの住宅よりボロいアパートとはいえど多少性能は劣るが普及している。

だが、青年が火をつけるよう電波を送られたコンロはうんともすんともいわない。

 

「あ?」

 

青年が何度も電波を送るがコンロは動かない

 

「ちっウイルスかよ」

 

インターネットが発達した世の中だが、発達した故に起こるネット犯罪やサイバーテロ、そして電脳などに入り込み悪さをするネットウイルスなどがいる。

青年はトランサーを別画面に動かし、

 

「バトルカード、ソードイン」

 

すると今までなんともいわなかったコンロから火が灯り、勢いよくヤカンを熱し始める。

こうしたウイルストラブルがある為トランサーにはウイルスハント用にバトルカードと呼ばれる物が入っており、それらを用いてウイルスをデリートしていく。

 

青年はマグカップにインスタントコーヒーをいれ、湯が沸くまで灰皿ののったテーブルに座り煙草に火をつけた。

 

青年の部屋は真ん中にテーブル、そしてシンク、コンロその隣に小さめの冷蔵庫、そして少し汚れた布団とクローゼットが反対側にあるだけの質素な部屋であった、部屋を出た廊下には左にトイレ、風呂、洗面台があり奥には玄関が見える。

 

けたたましい音がヤカンからなり青年は熱湯をマグカップに注ぎスプーンを取り出し少しまぜ、またテーブルに座り一服を始めた。

 

(飯食いに行ってぶらぶらしたら展望台にいくか)

 

青年はこれからの予定を立てると灰皿に煙草を押し付け、着ていた寝巻きを脱ぎ、黒のTシャツにねずみ色のパーカーを羽織り、黒のスウェットといういつもの格好になると、ぬるくなったコーヒーを飲みシンクに置くと、

財布と家の鍵を手に取りアパートをでた。

部屋には蛇口から水滴が落ちる音だけが残っていた。

 

 

青年はコダマタウンに繰り出しご飯を食べた後、近くの公園のベンチに座り休憩していた。

公園には小学生であろう子供達の楽しそうな声で満ちていた。

 

青年は楽しそうに遊ぶ子供達をぼっー見ていると、突然公園の近くから騒がしい声が聞こえてきた。

 

「何故、今日も学校に来ないんですの!」

 

「委員長がこう仰っているんですよ!」

 

「てめぇなんとか言ったらどうだ!!」

 

どうやらドリルのようなツインテールの少女が取り巻きであろう身長が低い眼鏡の少年と身長がでかく太り気味な少年と共に1人の少年を囲んで言い合っていた、いや、言い合うというより一方的に言っていた。

 

「あれ?あいつは・・・」

 

それを公園から見ていた青年は、囲まれている少年が昨日階段ですれ違った少年である事に気づいた。

青年が少年の事を思い出している中、囲まれて俯いていた少年はボソッと何か言うと走って逃げて行ってしまった。

囲んでいた3人がキーキー言っていたが青年には走り去った少年の背中しか見ていなかった。

 

 

夕方にもなると公園で遊んでいた子供達はそれぞれ家に帰りだし、

昼間の様な楽しそうな子供達の遊ぶ声は今では聞こえず、生活音だけが残っていた。

青年はそろそろ行くかと重い腰をベンチから上げ、展望台に向かって歩きだした。

 

 

 

 

展望台につく頃には日は完全に落ち暗くなってきていた、青年は何時もの場所へとベンチに歩き、ベンチに座わり煙草を咥え火をつけようとした時ふと、上から人の気配を感じた。

 

展望台には少し広場のような物がありベンチもそこにある、その先には空が綺麗に見渡せる場所があった、そこには望遠鏡まで置いてあり、どうぞ見ていって下さいと言わんばかりの広間である。

 

そんな広間には空を見ている昼間の囲まれていた少年がいた、少年は柵に腕を乗せ空を見るのに夢中になっていた、そのため青年には気づいていなかった。

 

「未確認の惑星でも探してるのか?」

 

「えっ?・・・ヒッ!え、えっとほ、星を見ていて、その、あの」

 

ヒッって人の顔見て失礼だな、

これが少年と青年の初めての会話であった。

 

 

今に思うと、何故少年に声をかけたのかは

興味本位半分、

そしてもう半分は、星空をみる少年の横顔が何処か悲しそうで、自分に似ているからだという。

 

 

 

 

 

この時の空は今までにないほど満天の星空であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あれ?委員長ってこんな口調だったかな?
是非自脳内変換してお楽しみください笑

次回から原作スタートになります!・・・多分
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