菊池家(母方)
魔女が代々当主となる。
千数百年の間、天皇家に仕えてきた。
男性は陰陽師として都市計画に携わり、女性は後宮女官として呪詛を発見、滅することを役割とする。
その関係上、明治時代になると華族に叙され、日本の魔法族筆頭として大きな権限を与えられる。
ヒトたる魔法族以外の魔法種族いわば妖怪たちを従えることができるが、そのためには、ヒトたる魔法族以外の種族からの承認が必要。
そのため、当主となる魔女になる子供は、妖怪の長からの教育も受ける。
同時に、小学校入学前に水神を祀る神社の家業として水を操る訓練を課されるため、杖無しの魔法に長けている。
近年、当主が外国人の婿を連れて来ることが重なり、どう見ても日本人ではないのが不自然過ぎて、神社廃業も考えている。
・菊池・アナスタシア・柊子
蓮の祖母
母の薫は日本人、第2次世界大戦前後の日本魔法大臣
父はロシア人魔法薬学者
レイブンクロー出身
パーセルマウス
神道系の華族として、いわば日本古来の闇祓いの訓練を早くから受けており、極めて高い魔法力と闇の魔術に対する鋭敏な感受性を持つ
幼少期に天狗族の長から教育されたため、張り切ると暴風を起こす。
アメリカのマクーザで闇祓いとしてグリンデルバルドを追い詰めたポーペンティナ・ゴールドスタインに憧れ、ホグワーツ卒業後、英国初の女性の闇祓いとして数年働く
ちょうどその時期はブルガリアでグリンデルバルドの残党狩りに英国魔法省やマクーザが協力しており、シメオン・ディミトロフと知り合い、日本に帰国後、結婚
第2次世界大戦後、日本魔法族の中の数少ない海外経験者として早くから国際魔法使い連盟の日本代表大魔女に選ばれた
1996年ダンブルドアが英国魔法省により、国際魔法使い連盟最高大魔法使いの座を追われると、後任として、最高大魔女(議長)に就任する
趣味は田植え、稲刈り
・シメオン・ディミトロフ
蓮の祖父
ダームストラング専門学校卒業
元闇祓い
1996年イゴール・カルカロフの失踪後、闇祓い時代の親友、ボリス・オブランスク(ブルガリア魔法大臣)により、「とりあえず」「後任が決まるまで」ダームストラング専門学校の校長に就任する
なかなか後任が決まらないので嫌で仕方ない単身赴任が続いている
妻が日本代表大魔女だった頃は基本的に専業主夫
菊池家は神社経営をしているため、柊子の父もシメオンもあまり働かない
柊子の父は魔法薬学者・魔法疾患病院の嘱託癒として研究を重ねていたが、シメオンは完全に働く気がなかった
クィディッチも好きだが、日本のプロ野球も好き
巨人ファンなので、巨人が勝つと「ウラー!」と雄叫びをあげる
・菊池 怜
(レイ・エリザベス・キクチ・ウィンストン)
蓮の母(結婚後の経歴はウィンストン家参照)
華族制度が廃止されて生まれたため、闇祓い的な訓練を受けていない。
それでも幼少期に飛縁魔族に可愛がられて育ったため、火の魔法には適性が高く、悪霊の火をマッチ代わりに使うことができる。
また飛縁魔の影響か、母や娘に比べると女性的母性的な一面がある。法律に関心を持つようになったのも飛縁魔の影響と考えられる。
祖母の薫が変身術、祖父が魔法薬学者だったことから、変身術と魔法薬学に関しては幼児期から触れており、高い才能を持っている
学生時代に独学で動物もどきになったが、変身術を活用することはないと判断し、未登録
父のシメオン・ディミトロフと自分は全く似ていないと、自分では思っているが、必要ないと判断したことは悩まず切り捨てる性格はたいへんよく似ている
冷静かつ怜悧な性格だが、潔癖で不器用な一面がある
親友はアリス・プルウェット(グリフィンドール)とアンドロメダ・ブラック(スリザリン)寮のカラーにこだわらず、自分と切磋琢磨する人格や能力の持ち主との交友を深めた