サラダ・デイズ/ありふれた世界が壊れる音   作:杉浦 渓

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母世代

母世代

 

・菊池怜(ウィンストン家、菊池家の項参照)

 

・アリス・プルウェット

グリフィンドール

後にフランク・ロングボトムと結婚し、ネビルの母となる。

小柄で、人の良い丸顔をしているが、闇祓いとしての能力は高かった。

怜と共に、反対呪文がないとされる死の呪文に対抗する手段を模索しており、そのひとつとして「名付けの魔法」を考案した人物

蓮のゴッドマザーである。

 

・アンドロメダ・ブラック

スリザリン

後にマグル生まれのテッド・トンクスと結婚し、ブラック家の家系図から消される。

姉のベラトリクス・レストレンジがヴォルデモートに強く傾倒し、その子供を産むために縋りつく態度を嫌悪していた。

在学中に交際を始めたテッド・トンクスと、卒業と同時に結婚するために、卒業前に妊娠を画策するが、若干計算違いをして、卒業前に悪阻が始まり、それを妹のナルシッサ・ブラック(後のナルシッサ・マルフォイ)が「ふしだら」として両親に報告したことで、ホグワーツを退学して駆け落ちする。

新たにトンクス家を興すことになるが、その後見人は怜の祖父母的存在のニコラス・フラメル夫妻が引き受けた。

こうした経緯から、娘のニンファドーラ・トンクスのゴッドマザーを怜に頼む。

また、アリスの息子ネビル・ロングボトムのゴッドマザーとなる。

 

※名付けの魔法

ゴッドマザー、ゴッドファーザーを子供の親が友人知人に依頼することで、ある種の守護を与えるという魔法効果が発生する。

儀礼的なものとして形骸化していた「名付け親」の役割に注目し、アンドロメダが怜に娘のゴッドマザーを依頼した後、怜とアリスは、3人がそれぞれの子のゴッドマザーになることで、魔法効果を意識的に活用することを試行している。親友の子を守ることが間接的に自分の子の守護になると意識付けして行動することがその試みの中心にある。

最初に犠牲となったのはアリスだったが、そのアリスが名付け子である蓮の呼びかけに応えたこと、怜のゴッドマザーであるミネルヴァが死の呪文から怜を守ったことなどで、仮説が強化されつつある。

 

※ニコラス・フラメル夫妻

約700歳

賢者の石から命の水を大量に精製して、想像を絶する長寿の人生を生きている。

ロシア人魔法薬学者と共同研究をした縁で、菊池柊子のイギリスでの親代わりとなり、財産や魔法的権限の相続人を菊池柊子に指定している。

しかし、賢者の石を破壊した今でも、あと300年生きられるほどの命の水の在庫があるため、いつになったら死ねるのか皆目わからない。

そのため、菊池柊子やその親友たちに配りたがっており、要請があればすぐに提供する。


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