サラダ・デイズ/ありふれた世界が壊れる音   作:杉浦 渓

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第2章 ブルガリアからの招待

アメリカから国を跨ぐ移動キーを乗り継いで疲れ果てて日本の家に帰ってきた蓮が、畳のひんやりした感触を楽しみながら惰眠を貪っていると、縁側から祖父の「ウラー!」という叫びが聞こえてきた。

 

なんだなんだ巨人が勝ったのか、と思っていると、ドスドスと階段を上がる足音が聞こえ蓮の部屋の障子がカラっと開いた。

 

「行くぞ、蓮! 決勝戦だ!」

 

甲子園か、と思い「この暑いのに」と唸った。

 

「イギリスは暑くない、問題ない。ブルガリアのオブランスクとちょっとばかり賭けをしていてな。ほら、ボリス・オブランスクだ。ブルガリアが決勝戦に残ったら席を確保してくれることになっとった」

「・・・何の決勝戦?」

「ワールドカップだ、クィディッチの!」

 

がば、と蓮は跳ね起きた。

 

「クィディッチ・ワールドカップ? 行っていいの?」

「そのためもあってブルガリア語の勉強をしたんだ。まあ、それだけでもないが、まずはワールドカップだな。おまえのチェイサーの才能がディミトロフ家の血に由来することがわかるはずだ!」

 

「は?」と蓮は冷たく返した。

 

「おい、しっかりしろ。まだ時差ぼけか? じいちゃんの兄さんのイヴァンの息子のボリスの息子のヴァシリはブルガリア・ナショナルチームのチェイサーだろうが!」

「・・・それ、すごく他人に聞こえる」

 

蓮の呟きを意に介さず、祖父は杖を振ると鷹の形のパトローナスを出した。パトローナスに向かって叫び「ウィリアム! クロエ! 見せてやる! ブルガリアの優勝に10ガリオンだ!」勢いよく杖を振った。

 

「おじいさま」

「なんだ? 今夜には出発だぞ。そのままコーンウォールに行くから荷作りもしておけよ」

「わたくし、ずっと疑問なんだけれど、うちの家族ってパトローナスを電報とかポケットベルみたいな便利用品と勘違いしてるわよね?」

 

便利だからな、とどうでもいいように言い捨てて、祖父は「ウラー! ウラー!」と暑苦しい叫びを上げながら階段を下りて行った。

 

蓮はしみじみと「ダームストラングの男にだけは捕まるまい」と、祖母の教えの正しさを実感したのだった。「暑苦しい」

 

 

 

 

 

ニューヨークで祖母に見立ててもらったドレスローブを丸めてトランクに押し込めば荷作りは終わりだ。4年生の新しい教科書が入っていない分、いつもより軽いトランクと箒のケースを両手に提げて階段を下りると、スラックスにポロシャツ姿の祖父が待ちきれないというように玄関で足踏みしていた。

 

「そんなに暇なら荷物ぐらい運んでよ!」

 

すまんすまん、と言いながら手を貸すこともない。

 

「・・・これだからダームストラングの男は」

「ばあさんみたいな愚痴を言わずにさっさと靴を履け!」

「だから荷物をちょっと持ってったら!」

「こんなにだだっ広い玄関なんだからそこらに置けばいいだろうが」

「下に置くより、おじいさまが受けとって持っててくれればその分早く靴が履けるし、車まで早く行けるの!」

 

まったく怜に似て口の減らん、とぶつぶつ言いながら祖父が荷物を受け取った。「さてはおまえ、イギリス人の男と付き合ってはおらんだろうな?」

 

「残念ながら、ボーイフレンドはいません。パーティのパートナーは女の子のゴーストしかいないわ。せっかくのドレスローブも出番はないわね」

「安心しろ! このワールドカップで男を紹介してやる! 世界最高のシーカーだ!」

 

要らない、と蓮はすげなく言い、スニーカーを履いた。「ダームストラングの男とは付き合うなっていう我が家の家訓を守ることにしているの」

 

「なんだその家訓は。ひいばあさんもばあさんもダームストラングの男と結婚しとるじゃないか」

 

カチャカチャと乱暴に鍵をかけながら、祖父が面白くなさそうに呟いた。

 

「だからでしょ」

「じゃあ日本人がいいのか? フランス人はやめとけよ」

「どうしてよ」

 

箒のケースだけを持ってガレージに歩きながら蓮は口を尖らせる。

 

「ニコラスじいさんぐらいに優秀ならまだしもだな、チャラチャラした魔法使いばかりだろうが。その点我がダームストラングは質実剛健の気風があり」

「暑苦しい」

「骨があっていいだろう!」

 

バン、と祖父が運転席のドアを閉めると、その衝撃でミラーがまた落ちた。

 

「・・・わたくし、おじいさまからお母さまが出来たのが不思議だわ。まともに整備した車に乗せて欲しい」

「怜はばあさん似だからな」

 

この祖父に似た女性がいたら逆に怖い、と蓮は思った。

 

 

 

 

 

空港近くの駐車場に車を止めると、祖父はずんずん先に立って歩く。「おじいさま、空港は逆!」

 

「飛行機なんかで行くわけなかろう。移動キーだ」

「は?」

「昔はうちの庭に出てくる移動キーがあったが、怜がチェルシーの家を改装するときに撤去したから、こういうときは不便で仕方ないな。まったくあいつの魔法省嫌いはいつになっても治らん」

「魔法省?」

 

移動キーの設置にはそれぞれの国の魔法省の許可が要るのだ、と祖父が言った。小走りでそれについて行きながら蓮が「もともと許可を受けていたんでしょう?」と確かめると、祖父は顔をしかめ「おまえたちのチェルシーの家は、魔法で建てた家じゃないから、改装したのはマグルだ。マグルの業者が入るときに移動キーが作動していたら困るだろうが。改装するときに1度撤去したんだ。そのあと新たに設置するためにイギリスの魔法運輸部と交渉するのを怜が面倒がってな」と答えた。

 

「とにかく、イギリスの魔法省がワールドカップ用に日本にいくつか設置する移動キーをこの近くの公園にも設置させたんだが、あいつら、山の上にヤカンを置くから、そこまで歩けなどと馬鹿げたことを言いおった」

 

うへえ、と蓮は顔をしかめた。

 

「どうせ時間を決めて、僅かな時間ずつしか作動せんように設定するのだ。便利な場所に作ればいいものを、機密保持法がどうのこうのと。機密保持なら、まずはイギリスの魔法族のマグルへの無知をどうにかしろ。賭けてもいいが、まともにマグルの格好ができるイギリス人魔法使いは100人もおるまい」

 

蓮はダイアゴン横丁を思い浮かべ「確かに」と頷いた。

 

「ばあさんの友達なんか、おまえ、ひどいもんだぞ。頭にハゲタカを載せて歩き回りおる」

 

すごく心当たりがあった。ボガートがそんな姿になったことがある。もっともその時ハゲタカの剥製を頭に載せていたボガートはスネイプの顔をしていたが。

 

「・・・えーと、もしかしてミセス・ロングボトム? おばあさまのお友達なの?」

「うむ。ミネルヴァや、なんとかいう癒者と同じようにな。ミネルヴァや癒者はホグワーツの教職員だから滅多に会えんが、ミセス・ロングボトムはそうではないから、昔からばあさんとイギリスに行くと必ずハゲタカを頭に載せたミセス・ロングボトムがホテルを訪ねてきたものだ」

「・・・マグルのホテルを?」

「3回ホテルのスタッフに怪しまれてからは、漏れ鍋で待ち合わせることにした」

 

よし着いた、と呟いて祖父が腕時計を見た。「あと5分だ。蓮、いいか? じいちゃんの合図であの鳥の餌台に捕まれ。荷物を手から離すなよ」

 

「片手で掴まっても平気?」

「どこかが触っていれば移動できるが、まあきちんと掴まれるときには掴まっていたほうが安心だな。片手で構わん」

 

 

 

 

 

柔らかな草の上に投げ出された蓮は、周りの魔法族を見回してげんなりした。女物のネグリジェを着て歩き回る老魔法使いに至っては、もはや呆然と見送るレベルだ。

 

「おお! 見ろ、蓮! あれがクラムだ。いい男だろう!」

 

祖父が指差す先には赤いブルガリア・ナショナルチームのユニフォームを着た鷲鼻の気難しげな男のポスターが貼られている。

 

「いい男・・・かしらね? なんか面倒くさそうな男に見えるわ」

「それがいい男というもんだ。おまえ、軽々しい男に引っかかるなよ」

 

軽々しい、というのは例えばフレッドやジョージみたいな人物を指すのだろうか、と内心で首を傾げた。軽妙というか、当意即妙というか、口が滑らかというか、まあとにかく調子の良さには定評がある。

 

「さて、オブランスクのテントを探さねばならん。ブルガリア政府のテントだからすぐわかるというが、こうあちこちにブルガリア国旗を貼り付けたテントがあってはな」

「・・・もうさ、その無駄に有名な名前を出してスタッフに案内してもらったほうが早いんじゃない? キングズクロス駅で妙な宣言するより、そのほうが名前の効果的な使い方だと思う」

「おまえ、たまに賢いな」

 

蓮はガックリして、大股に歩く祖父の後ろを小走りについて行った。

 

 

 

 

 

「いいか、明日は見ていたまえ」

 

ブルガリアの魔法大臣つまりボリス・オブランスクは、蓮に小さなウィンクをした。

 

「イギリスの魔法大臣は私が英語を喋れないと思っているからね。さぞ面白い見ものになるよ」

 

イギリスの祖父のウィリアムが苦笑して「ファッジは悪人ではないが、そのあたりの機微のわからん男だ。そうなるでしょうな」と頷いた。祖母のクロエは「基本的にイギリス人は外国語の存在を無視するのですわ」とやはり頷く。「スシもツナミも英語だと思っているのですから」

 

「君はホグワーツでクィディッチチームに入っているとか?」

「ええ、大臣」

「ポジションはどこかね?」

「チェイサーです」

 

おお! とオブランスク大臣は歓声を上げた。「やっぱりディミトロフの血だね。明日はきっと君の親戚が大活躍するよ」

 

「そうでしょうか? わたくし、アイルランドのモランのプレイに興味があるのですけれど」

 

オブランスク大臣は眉を上げた。「なぜだね?」

 

「体格の劣る女性であっても、良い箒乗りで、良いプレイヤーならば、立派な体格の殿方に負けず劣らずの試合ができることがクィディッチの魅力ですから、やはり優れた女子のプレイヤーを目標にしてしまいます」

「なるほど一理ある。君はきっと良い選手なのだね」

「どうでしょう。少しはチームの役に立ちたいとは思っていますが、まだ未熟です」

 

テントというよりプレハブの仮設住宅のような建物がブルガリア政府の貴賓館になっている。もちろん魔法で中を拡大して、本物の貴賓館と同じだけの設備が整っているのだ。

 

オブランスク大臣は流暢な英語で、祖母のクロエに向き合った。

 

「シメオンから聞いておりますが、レディは我がブルガリアにいささかご縁がおありとか?」

「ええ。フランスの兄が、ヴィーラと結婚したものですから」

「おお、それはそれは。男の夢ですな。まったく幸運なお兄上だ」

「デラクール家の男は美しい女性に弱いのです。わたくしの母はマーメイドでしたもの」

 

蓮は溜息をついた。つまり自分にもマーメイドの血が流れているわけか。まったく節操のない家族ばかりである。

窓の外の、「マグルの服装」と称した奇抜な格好だらけの光景を眺め、この中にハーマイオニーたちがいるのかな、とふと思った。ウィーズリー家にハーマイオニーとハリーが滞在して、みんなでワールドカップの決勝戦を見に行くという手紙を受け取っている。そっちのほうが楽しいだろうな、とつくづく思う。

 

「ヴィーラにマーメイドに・・・おまえに変な血が流れとるのはたいていデラクール家からだな」

 

しみじみとシメオンが呟き、ウィリアムが吹き出した。「いやまったくだ。そのこだわりの無さがデラクール家の美点ではあるがね」

 

「何を言うの、シメオン。蓮にヴィーラの血は流れていません。ただ、まあそうね、蓮の動物もどきは間違いなくデラクール家の影響だわ。フランス宮廷の護衛犬に変身するなんて、まさにデ・ラ・クールよ」

「動物もどきの才能自体はウィンストン家の血だよ、クロエ。大鍋に帆を広げて英仏海峡を渡った『兎のリセット』はウィンストン家の先祖だ」

「リセット・ド・ラパンはもともとフランス人です!」

 

オブランスク大臣は再び顔を輝かせて蓮に向き直った。

 

「おお、そうだ! 君は動物もどきとして正式に登録されたと聞いたよ。いや、実に素晴らしい実績だ。たぶん君がトライ」

 

シメオンとウィリアムの祖父2人が突然、ウェッホンウェッホンと咳き込み始めた。

 

「トライ?」

 

肺炎になりそうな勢いで咳き込み続ける祖父たちも、祖母のクロエも、オブランスク大臣も誰も答えてはくれなかった。

 

その時、事務官が入室し『選手たちが大臣を表敬訪問に参りました』と告げた。

 

『ああ、ここに通してくれたまえ。客人にも紹介したいからね』

 

 

 

 

 

室温が5度上がった、と蓮は思った。儀礼的な微笑は欠かさないが、暑苦しすぎる男たちだ。発情期のヒグマみたいだ。

 

『こらこら君たち。強化合宿からこちら女性と対面することがなかったからといって、ディミトロフ氏のお孫さんをそのようにジロジロ見るものではない。大人びていらっしゃるが、まだホグワーツ魔法魔術学校の3年生を修了したばかりだそうだから、君たちのお相手にはいささか若過ぎる』

 

まったくだ、とシメオンが睨みを利かせた。

 

『シメオン大叔父上、ビクトールならどうです?』

 

先ほど紹介されたブルガリアのチェイサー・ディミトロフがニヤニヤ笑いながら、隣のヒグマの肘を掴んで引っ張り出した。

 

『ビクトール・クラム! まだ17歳だが、世界一のシーカーだ。どうだい、レン?』

 

ヒグマをどうだと言われても、と蓮は思いながら苦笑した。見るからに立派なヒグマだ。

 

「あの、ゔぉく、英語、少し、できます」

 

ヒグマが喋った。

 

「イギリスに行く、ためにゔぇんきょ、しました」

「勉強熱心でいらっしゃるのですね。クィディッチでお忙しいでしょうに」

 

当たり障りなく蓮は応じたのだが、クラムの返事を聞いて、目を見開いた。

 

「イギリスの、素敵な、女の子を、クリスマス・パーティに、誘うためです」

 

どうしようこの人本当に発情期のヒグマだった、と思ったのだった。

 

 

 

 

 

あてがわれた寝室はクロエと同じ部屋だった。

 

クロエは蓮の頬にキスをして「あなたからのプレゼントは今までで最高の贈り物だったわ」とハグをしてくれた。

 

「よかった。『変身現代』の記者さん、ちゃんとグラニーに送ってくれたのね。インタビューしてくれた記者さんにお手紙を書いて、わたくしに送る分をグラニーに送るようにお願いしたの。発売日には日本にいることになってたから」

 

ええきちんと届けてくださいましたよ、とグラニーは微笑んだ。「本当に美しい犬に変身したこと。あなたが成人するまで直接見られないのが残念でならないわ。あなたの『匂い』をちょっとだけ消すように魔法大臣にお願いしようと思ったけど、グランパに止められてしまったの」

 

「匂い?」

「未成年者の魔法使用を監視するための魔法よ。安全のためには正しい措置かもしれないけれど、多少は融通を利かせなくてどうします」

「・・・ファッジ大臣は融通性だけはある方だと思うわ。でも、わたくし、なんだかあの大臣にお願いをする気になれない」

「グランパもそう言いましたよ。あなたの頭の固さはグランパに似たのね」

 

言いながら、グラニーは蓮の頭にキスをした。

 

「さ、ニューヨークで誂えたドレスローブを見せてちょうだい。柊子が見立てたのでしょう?」

「うん。ええっと、確かこのあたりに・・・あった、これ」

 

グラニーは頭を振った。「蓮、レディならもう少しトランクの中を綺麗になさい。ドレスローブは丸めるものではないわ。ああ、やっぱりだわ。柊子も怜もレイブンクローだからかしら、センスはいいけれど、いつもミッドナイトブルー」

 

「・・・グリフィンドール・カラーのドレスローブなんて絶対にイヤよ」

 

蓮の訴えを意に介さず、グラニーは「まあ、マントがないわ。ああ、そうね、柊子は馬車の件を知らないから」と呟いた。

 

「マント? 馬車?」

「パーティだけならドレスローブでいいけれど、マントがないと外を歩くのに寒いでしょう。コーンウォールに帰ったら、申し訳ないけれどマダム・マルキンをお招きしてマントを誂えなくては」

 

蓮はホグワーツのハロウィンパーティやクリスマス・パーティ、学年末のパーティを思い浮かべ、首を振った。

 

「グラニー、ホグワーツのパーティでは外には出ないし、そもそもみんな制服で参加するのよ。上級生もみんな」

 

そういうわけにはいきませんよ、とグラニーはシックな、蓮の感覚からすれば露出の多いドレスローブの皺を伸ばすと「馬車に招かれたら断れませんからね」と呟いた。

 

「馬車?」

「・・・いっそのこと男性用のドレスローブも誂えましょう。あなたの初めてのパートナーは女の子だったわね。ちょうどいいわ」

「ゴースト、っていう部分を忘れないで。ねえグラニー、馬車には乗らないと思うから、マントは要らないし、男性用のドレスローブも要らないわ。わたくし、もう金輪際、絶命日パーティには行かないのだから」

 

蓮の訴えはグラニーの心を動かしはしなかった。

 

「いいこと、蓮。ロシアのヒグマからパーティに誘われてもオーケーしないでちょうだい。そのぐらいならハーマイオニーをエスコートしなさい、ハーマイオニーを。シメオンもオブランスク大臣も、明らかにあのロシアのヒグマとあなたを出会わせるつもりだったわ。グラニーは反対です。もちろん柊子も怜もよ。そのぐらいならハーマイオニーをあなたがエスコートするべきだと思います。あなたとハーマイオニーの安全のために」

「ロシアのヒグマがホグワーツのパーティに来ることはないと思うし、ハーマイオニーをわたくしが誘うのは構わないけれど、ハーマイオニーには選択の自由があると思う」

 

真顔で答えたのだが、グラニーは顔を背けて「はあ・・・アニュイ・・・」と呟くだけだった。


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