2020年10月11日
2245時
パナマ 某監獄
天候 雷雨
3年前。全ては終わった。
俺が奴を殺し、世界の戦争は終わり、再び元の世界に戻ろうとしてる。俺はあの後捕えられ、パナマの監獄でその身を終えようとしていた。
その後世界がどうなったかなんて知らない。俺はただここでその命を終えるだけだ……。
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薄暗い監獄の中を数人の影が蠢く。だがその存在を誰もが気付かずにいた。
響くのは看守達の歌声、笑い声、酒瓶が重なりあう音。時々、曇ったような音も静かに鳴る。
外は大荒れに荒れており、雷雨が彼らの存在を消していた。
「グラニット1、ブラボー6より突入準備。」
「グラニット1了解。」
無線を使い小声でリーダー格の男が命令する。グラニット1はC4爆薬を壁に貼り付け合図を待つ。
「ブラボー6、突入準備完了。カーター2、やれ。」
カーター2と呼ばれる狙撃班が近くにいる看守を制圧する。
「用意……今だ。」
一際大きい雷と同時に爆薬が壁を吹き飛ばす。中は独房となっており、看守が1人居眠りをしている。
独房は6部屋あり、どれも空室……のように見えた。
『何だ貴様ら!!』
看守が異常に気付き叫ぶが曇った音にその声をかき消された。
「ブラボー6、目標発見。」
薄暗い地下で久しく見る明るい電球の光。その発光元は、MP5のフラッシュライトだった。
「ジョン・プライス大尉ですね?」
凡そ3年ぶりの英語に男は答える。
「そうだ。」
「お久し振りです大尉。貴方を救出に来ました。」
プライスは笑う。
「今更この老兵に何のようなんだ? そもそも、戦争は終わったはずではないのか?」
「我々は貴方の力を必要としています。どうかお願いです。力を貸してください。」
ウォールクロフトはプライスをなんとかここから連れ出そうと説得する。だがプライスはなかなか応じない。
「カーター2よりブラボー6。看守が2名そっちに向かっている。こちらで処理するか?」
「ブラボー6よりカーター2へ。監視しておけ。もしこっちに来たならそちらに任せる。アウト。」
プライスが立ち上がる。
「どうも、お前達は焦っているな。こんな老兵を連れて行くという事は、それ程の事なんだろう。銃はあるか?」
「おい。」
ウォールクロフトが部下に銃を渡すよう促す。部下が背中にかけていたMP7を手渡した。
「銃を握ったのは久し振りだな……」
かつての部下、ウォールクロフトにより救出されたプライス。彼の身に、再び戦いの日々が訪れようとしていた。
fin
初めて投稿します、松ちゃんです。
Modern Warfare シリーズのファンで、3を終えてプライス達の新しい戦いを書きたいと思いここに投稿させて頂きます。文章など滅茶苦茶な部分もあると思いますが、よろしくお願いします。
あ、就活があるので不定期更新です。学生は辛い……。