青春と音楽と召喚獣   作:いくや

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 いよいよ、学園祭もエンドを迎えます。

 けいおん2期20話。
 最高に泣けました。

 その話です。
 
 では、どうぞ!




#74 またまた学園祭!

 

 「………本当にありがとう七島」

 「そんなにずっと礼を言わなくていいから」

 ずっと自分のせいで、クラスメイトが誘拐されたと思い込んでいる霧島がオレに礼を言っている。

 

 「代表は悪くないわよ」

 「捕まってしまったのはわたしたち」

 「わたしたちも自己防衛を怠っていたということね」

 「ある意味、体験できてよかったのかな」

 う~ん……この人たちの考えは計り知れないな。普通ならまだ引きずるだろうに…もう立ち直っているよ。

 

 「………みんなは今日シフト入っていないから、もうおしまい。家でゆっくり休んで」

 「ありがとうございます代表」

 「遠慮なく、帰るね」

 「梓ちゃんとヒロ君はどうするの?」

 「う~ん…最近練習してないから、夜遅くまで時間の許す限り練習すると思うよ」

 「今日、先輩達も劇終わったし」

 「じゃあ、わたしおにぎりかなにかを持ってくるね。みんなの分作って!」

 「え、そんな悪いよ…」

 「そうそう。そこまでしなくても」

 憂ちゃんのこの発言に、みんな目を輝かせていたのは、企みがあってのことだろうか。無関係であって欲しい。

 

 「憂、いいんじゃないの? 2人が断っているんだし」

 「そうそう。それより、早く2人を練習に行かせてあげなよ」

 「え~……そうだね! 分かった。頑張ってね2人とも♪」

 「うん。明日は楽しみにしておいてね」

 「じゃあね~」

 オレと梓ちゃんは自分の荷物を持ってすぐに部室へと向かった。

 

 

    ★

 

 「それで、2人は何を考えているのかな?」

 「流石憂。気づいていたんだね」

 「そりゃあきづくよ」

 「せっかくだから、ボクたち全員で持っていこうかな~なんてね」

 「………愛子、さっき早く帰って休みなさいって言った」

 「代表~」

 「………でも、私もそのつもりだった」

 「代表!」

 「………私が認める。軽音部に差し入れをしよう」

 「「「了解!!」」」

 2人が去った後の4人での会話であった。

 

 「お~い!」

 明久が4人の方へ走ってきた。

 

 「あれ、アッキーだ。どうしたの?」

 「ヒロたちは?」

 「もう部活行ったよ」

 「今日、遅くまで練習するのかな?」

 「そうみたいだよ」

 「何か雄二や竜也たちと話して、差し入れしようかな~なんて考えていたんだけどさ~」

 「アッキーたちもそういうこと考えていたんだ!」

 「も?」

 「うん。今この4人でその話をしていたんだ」

 「そうだったんだ! じゃあ、そのつもりで雄二たちに話伝えてくるね」

 「分かった! 準備終わったら、Aクラスに来て♪ みんなで行こう」

 「そうだね。じゃあまた後で!」

 明久はすぐにFクラスのほうへと戻っていった。どれだけ軽音部の演奏を楽しみにしているかがわかる。

 

 

 

 

 

 

 

    ★

 

 

 

 「お~いし~!」

 「これ、全部みんなが作ったの!?」

 「凄いな!」

 「お店に行けなかったからよかったわ~」

 あの後、ずっと練習していて、夜も遅くなってきたときに突然大人数でおしかけてきた集団が。

 

 「憂も諦めたのかと思ったら」

 「まさか人数増やしてくるとはね」

 「ありがとうみんな」

 「下手な演奏は出来ないぞ」

 いつものメンバーがそれぞれのクラスでの出し物を持ってきてくれた。先輩方4人はとても喜んでいる。オレらは一回食べたことあるから ー でも、美味しい。差し入れに持ってきてくれるのはまた別だな。優しさが含まれている。あれ? これ言うと、店のほうでは優しさが含まれていないみたいになるな~

 

 「それで、ヒロたち今後どうするの?」

 「ここで泊まるらしい」

 「「「泊まる!?」」」

 オレも最初聞いたときはびっくりしたさ。そんなのもありかとな。だが、先輩達はいたって本気だった。

 

 「既に山中先生から寝袋も調達しているんだ」

 「こういうときって、テンションおかしくなって次の日体調崩すんだよね~」

 「気をつけてくださいよみなさん!」

 気をつけるが、完璧とまではいいきれない不安がある。

 

 「じゃあ、俺たちはそろそろ邪魔するとするか」

 「練習の迷惑になるからね~」

 「澪先輩! 明日楽しみにしています!」

 「あ、ああ……」

 最後に純ちゃんが澪ちゃんにこういった。同じベーシストとして憧れを抱いているらしい。

 

 「こんなにあったら、頑張れそうだね!」

 「そうだな。みんなの期待に応えるためにもな!」

 「よ~っし練習するか」

 「さんせ~」

 その後、9時くらいまで練習をした。流石に近所迷惑になるからといって、それ以降は音を出すことは出来ずに親睦会になった。案外、みんな早く寝ることになり、気づいたら次の日の朝を迎えていた。

 

 

 

 「起きてよ~流石に何か反応して~」

 朝は、こういったさわちゃん先生の声で起床した。

 

 「さわちゃん?」

 「あなたたちの今日のLIVEの衣装を作ったのよ!」

 「あ~そうですか~」

 オレたちは疲れているらしく、誰一人先生のほうを見て反応しようとはしない。ただ、先生のLIVE衣装ってのが、今まで真面目なのがなかったから見ても一緒とも思っている。

 

 「うわっ! これすごいよみんな!!」

 誰も起きなかったが、オレはいったん目が覚めると二度寝が出来ないタイプなので、体を起こして先生がせっかく作ってくださった衣装を見てみた。すると、今までの奇抜な衣装とはうって変わってシンプルなTシャツであった。しかも、真ん中には『HTT』の文字が。

 

   『HoukagoTeaTime』

 

 普通、英語にすると『AfterschoolTeaTime』となるのだが、唯先輩のこだわりで、『放課後ティータイム』は全世界何処に行っても『HoukagoTeaTime』だよ! ということで。それに関しては全員が納得した。

 

 「すご~い!!」

 「流石さわちゃん!」

 「ありがとうございます山中先生♪」

 「これよこれ~! 頑張った甲斐があったわ~」

 数クラス分の衣装手作りプラスのこのステージ衣装。どれだけの労力がかかっているか分からない。山中先生、ありがとうございます。そして、お疲れ様です。

 

 「後は、さわちゃん、私たちの出番だね♪」

 「そうよ。しっかりとステージで演奏してきなさい!」

 「ありがとうございます!」

 「じゃあ、わたしは少し寝るわ。ここ数日衣装を作っていたから寝てないのよ。LIVEには来るから」

 「おやすみなさ~い!」

 さわちゃん先生は部室を後にした。

 

 「さわちゃんの初めての普通の衣装」

 「だが、わたしたちのことをよく考えてある」

 「本当にありがたいねさわちゃん」

 「この恩は、わたしたちの演奏でね」

 「そうですよ。本番まであと何時間かありますから」

 「おさらいしましょう♪」

 オレたちは、講堂入りするまで、軽くおさらいをした。その後、もちろん制服をさわちゃん先生が作ったTシャツに着替えて、楽器を講堂まで運ぶ。そしてすぐに出番となった。

 

 

 

 

 

 

    ★

 

 

 「よし、準備万端だな」

 セッティングも終わらせ、りっちゃんが一言。気持ちの整理をする。

 

 「ねえねえ、これで学園祭ライブ3回目じゃない?」

 「そうだな~2年前は初めてですっごく緊張したっけ」

 「2年前……」

 澪ちゃん、忘れられない黒歴史。思い出したくも無かっただろう。

 

 「あ~澪、そういう意味じゃないからな! あ~ほら、でも去年は!」

 「わたしがギー太を忘れちゃったんだよね」

 りっちゃんフォローに失敗し、墓穴を掘る。確かに大変だったけど……

 

  『さあ、みなさんお待ちかね。学園祭目玉イベントの軽音部放課後ティータイムの演奏です!』

 

 目玉って!

 和さん大丈夫なんですか? ここ一応、若葉学園だから召喚大会とかにそれは ー

 って思っているときにもう幕が上がり始めた!

 

 「「「「「「………………えっ?」」」」」」

 

 ステージの6人は一様に同じ反応をした。

 幕が全部開き、会場が全て見渡せるようになって分かったこと。

 

 

 

 「みんなわたしたちと同じ服を着てる」 

 

 

 そう、この6人だけの服ではなくて、観客全員着ていたのであった。

 オレたちはこの状況に圧倒された。

 

 『放課後ティータイム~!』

 『ヒューヒュー!!』

 拍手と歓声が講堂中になりひびいてやまない。なんなんだこの感覚。

 

 「さあ、みなさん盛大な拍手を」

 「和ちゃん!?」

 和さんが出てきて、さらに後押し。そして一言。

 

 「このTシャツ、全部山中先生が用意してくださって、みんなが準備しているときに全員に配ったのよ」

 っ!!

 

 「さわちゃんありがとう!」

 「ありがとうございます!!」

 ライブ前に感動して涙が出てきそうだよ……どこまで軽音部ことを思ってくれているんだ。最高の顧問。

 

 「放課後ティータイムです……」

 いよいよ、唯先輩のMCからのスタート。唯先輩涙ぐみながらMCを。そりゃああんなことされたあとはたまったものじゃない。

 

 「唯~頑張れ~」

 「ありがとうございます……なんか、わたしたちのほうがみんなにいろいろしてもらって……」

 唯先輩はいったん間を開けて……

 

 「わたしたちの演奏を聞いてください! 1曲目いきます! 『ごはんはおかず』!」

 「なんだそれ~」

 新曲だ。実は作詞唯先輩。あの歌詞を書いてきてと集まったときに書いてきた唯先輩の歌詞。歌詞はあれだけど、なんだかテンションが上がる曲。観客も一体となれる部分もあって、1曲目には最高の曲である。

 途中、唯先輩のアドリブでのマイクパフォーマンスで、観客全員も楽しめただろう。その時気づいたんだが、アキたち全員一番前で見ていてくれている。逆に緊張するな……

 

 「改めまして、放課後ティータイムです」

 「キャーキャー!!」

 「わたしたち3年生は全員同じクラスなんですけど、昨日は演劇をやっていて大変でした」

 と、昨日の話を始めた。見ている限り気づかなかった裏話などいろいろしていて大好評だった。

 

 「それと、2年生が2人。この2人がわたしたちの後輩なんですけど、かわいいんですよ~」

 「唯も可愛い~」

 「ありがと~この2人も一緒のクラスなんだよ。それであずにゃんたちのクラスは出し物なんだっけ?」

 「え……メイド・執事喫茶です」

 「お~いいね~みなさん、この後にどうぞお立ち寄りください!」

 「唯、商売上手!」

 ささやかな唯先輩の後押しに感謝。

 

 「それでは次の曲!」

 唯先輩はそれだけ言うと、あたりをきょろきょろしだした。どうしたんだろう。

 

 「次ってどの曲だっけ?」

 おい。メモしてなかったんかい……着替えたから忘れたのかもしれない。

 

 「先輩、ふわふわですよ」

 「あ、そっか。では、行きます!『ふわふわ時間』!」

 この曲は、オレたちがこのバンドに入る前、そう唯先輩たちが1年生のときから続けられてきた、いわゆる『放課後ティータイムの1曲目』とでも言うべき曲だ。澪ちゃんが作詞をし、ムギ先輩が作曲をする、今となっては王道パターンも最初はこの曲でスタートした。オレが最初にこの曲に出会ったのは、中3つまり2年前の学園祭で、初めて唯先輩たちがこの曲をLIVEで披露したときだ。たまたま、アキに連れられて来たこの学園祭で、たまたま鑑賞したこのバンドのライブ。当時は自分がそのバンドの一員になるなんて考えてもいなかった。これも何かの縁なのであろう。その当時聞いたときより、2年分の深みがつまった曲となった。

 

 「キャーキャー!!」

 「ありがとうございます。このあたりでメンバー紹介行きたいと思います」

 2曲が終わると唯先輩はそれぞれのメンバー紹介を。

 

 「まずは、顧問の山中先生です!」

 唯先輩すごい! そこで一番最初に持ってくる辺りが流石だ。

 

 「山中先生は、いつも優しくて温かく見守って応援してくれています!」

 「みんな輝いてるわよ~!」

 「ありがとうございます!」

 後ろで鑑賞していたさわちゃん先生にもスポットライトが当てられた。

 

 「続いて、ベースの澪ちゃん」

 「キャーキャー澪先輩!」

 「こ、こんにちは。今日はわたしたちの演奏を聞いてくれてありがとうございます。わたし、ここにいるメンバーでバンドやれて、最高です!」  

 「あ、澪ちゃんはファンクラブもあるんです。入りたい人はそこの和ちゃんに言ってね」

 そこのって……一応、この学園の生徒会長ですよ。みんな知ってるでしょう……

 

 「和ちゃんはわたしの幼馴染なんだけど ー 」

 と、昔のことから和さんに対する感謝の気持ちを表していた。

 

 「じゃあ、次はキーボードのムギちゃんです」

 「みなさん、こんにちは! 本当にいつも楽しく演奏できて楽しいです!」

 「ムギちゃん落ち着いて……あ、ムギちゃんの淹れてくれるお茶は本当に美味しいんですよ」

 「飲みた~い」

 「いつでも、部室にどうぞ」

 自然に勧誘してるよ……お茶でつられる人はあんまりいないと思うけど。

 

 「部室にはトンちゃんもいるので遊びに来てください!」

 スッポンモドキを見に軽音部の部室にはやってこんだろう。

 

 「そして、部長でドラムのりっちゃん!」

 「どうも~」

 なんかいつものりっちゃんじゃない。小声で早くしないと和に怒られるぞと言っているようだ。なるほど、大分押しているらしい。

 

 「早くしろよ」

 「え~……まあいいや、2年生2人を紹介します」

 「中野梓です」

 「かわい~!」

 「あ、ありがとうございます……」

 「実はね……あずにゃん、このヒロ君とカップルなんだよね~」 

 「「なっ!? 唯先輩!?」」

 「ヒューヒュー!」

 「いいぞ~」

 「お似合いだ~」

 「わたしたちはそれを暖かく見守っていますよ~」

 どうしてそういうことを大勢の前で言うかな……緊張の度が半端じゃないよ。恥ずかしい……しかもこの流れでオレが自己紹介!?

 

 「ど、どうも……七島弘志です……キーボードをやっていますが、高校から始めました。先輩達の演奏に聞き惚れて軽音部に入ったんです」

 「ハーレムうらやまし~」

 「リア充~!」

 「え、あ……その……とにかく、みんなと一緒に演奏できて幸せです! ゆ、唯先輩お返しします!」

 心臓バクバクだよ…………も~唯先輩ひどいや。

 

 「さ~て、かわいい後輩2人の紹介も終わったところで、次の曲に行きます」 

 「唯~自分の紹介は?」

 「最後に、ギターの唯ちゃんです」

 代わりにムギ先輩が紹介をする。やっぱりぬけているんだよな~

 

 「唯は、見た目のままでのんびりでずっとぼけているけど」

 「いつも全力で一生懸命で」

 「周りのみんなにもエネルギーをくれて」

 「楽しくさせてくれる」

 「とっても頼りになる先輩です」

 

 「な、何? みんなどうしたの?」

 唯先輩が驚くのは無理はない。だが、オレたちとて打ち合わせなしでこれをした。みんながそれぞれアイコンタクトをし、りっちゃんが始めたこのパスをムギ先輩・澪ちゃん・オレ・梓ちゃんへと繋ぐ。このくらい、この軽音部なら出来る!

 

 「お姉ちゃ~ん」

 「あ、憂~」

 「お姉ちゃ~ん」

 最前列からものすごく大きな声で、憂ちゃんが呼びかける。

 

 「唯~」

 「放課後ティータイム~」

 「放課後ティータイム!!」

 さらに歓声があがった。涙を誘うな~……

 

 「そろそろ時間が来ます。これで最後の曲です!」

 「え~! もっと聴きたい!」

 「放課後ティータイム~!」

 こんなにみんなに愛されるバンドって凄いな。自分もその一員として誇りに思うよ。

 

 「山中先生ありがと~!」

 「和ちゃんいつもありがと~!」

 「憂もみんなもありがと~」

 「トンちゃんありがと~」

 「部室ありがと~」

 「ギー太ありがと~」

 「みんなみんなありがと~」

 唯先輩が次々と感謝の言葉を叫んでいる。うんうん。本当にその通りだ。

 

 

 

 

 

 

 「放課後ティータイムは……いつまでもいつまでも!!」

 オレは次に出てくる言葉に衝撃を受けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「放課後です!」

 会場が一度に静まり返った。なるほど。次の曲に行くための手か。そんなわけがない。唯先輩だ。真面目に。大真面目に発言したのだろう。

 

 「それでは、最後の曲を聞いてください!」

 オレたち全員で、セットリストを考えたときに、最後の曲としてすぐに決まったこの曲。

 

  『U&I』

 

 これも、唯先輩の作詞。ムギ先輩の作曲。みんなが大絶賛した歌詞。忘れかけた何かを思い出させてくれる。

 

 1曲目に新曲の盛り上がる『ごはんはおかず』

 2曲目に放課後ティータイムの王道『ふわふわ時間』

 3曲目にこれまた新曲で、歌詞が泣ける『U&I』

 

 いいな~放課後ティータイム……本当に最高だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     ★

 

 「大成功……だよね」

 LIVEも終わって、部室で壁によりかかって6人並んで座る。

 

 「何かあっという間だったな」

 「ちゃんと演奏できてたか覚えてないわ」

 「ていうか、最初のTシャツで全てとんだ」

 「なにがなんだか……」

 「でも、本当に楽しかったですね!」

 幸せのひと時だった。

 

 「ギー太も喜んでいるだろうね」

 「もちろん、エリザベスもね」

 「わたしのむったんだって!」

 ギー太……唯先輩のギター。エリザベス……澪ちゃんのベース。むったん……梓ちゃんのギター。

 

 「次はなにかな?」

 「次はクリスマスパーティーだな」

 「その次はお正月ですね」

 「初詣に行きましょう!」

 「その次は新歓ライブだな」

 「夏になってもクーラーあるし」 

 「合宿もある!」

 「え~っとその次は……?」

 「て、その次はもうないない」

 「来年の学園祭は上手く……なってるよ……」

 涙が止まらない先輩方。オレと梓ちゃんは後輩の意地ということで、何とか涙をこらえているが、今にも涙があふれてきそうだ。

 

 

 「「先輩と演奏できて本当に幸せです!」」

 

 

 

 

 

 

    ★

 

 

 

 

 

 

 

 「みんな、お疲れ様~!」

 「あれ……?」

 「寝てる」

 「幸せそうな顔」

 LIVEが終わって、学園祭も終わった頃、明久は雄二や優子さんといういつものメンバーを連れて部室を訪れていた。ただ、いつもと違うのは、生徒会長の和や顧問の山中先生が居ることだった。

 

 「6人並んで手を繋いで……」

 「仲良し。本当に息が合ってたもんね」

 肩を並べてみんな壁に寄りかかって寝ていた。

 

 

 

 

    ★

 

 

 

 ふと目を覚まして携帯を見てみると、メールが入っていた。

 

 「雄二からか……」

 写真つきで何か来ているな。

 

  『仲睦まじく寝ていたな。お疲れさん。Byみんな』

 

 このメールと共にオレたちが横に並んで寝ているシーンも一緒に添付されていた。ちょっと恥ずかしいぞ。

 

 「続き?」

 画像の下にまだメールの続きがあることを知った。

 

  『召喚大会無事優勝。ババア安泰。迷惑掛けたな』

  

 「よかった~」

 常夏を倒したんだな。流石は雄二とアキ。この学園でこの2人に勝るやつはいないんじゃないかな。

 

 「むにゃ……ヒロ……君」

 学園祭もとうとう終わりを迎えてしまった。何か寂しいな……

 

 





 しっかり常夏に勝っている雄二たち。
 流石としか言いようがありません。 
 ただでさえ、操作技術が高い上に、点数まで高くなったらもはや……

 自分もな~
 軽音部1年のときから入っておけば、3年の最後のライブで泣けたんだろうけど。
 涙ぐむまでしかいかなかったな~
 今更後悔している作者でした。

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