加古「あれじゃあ分かんねえよ」
#1 空にブルーチーズは鎮座する
「えー。はい。んんまあそうなんでしょうね」
もうなんなんだよ。あぁあもう。キレそう。てかキレていいよね...
「んもう分かった。分かったから!鳥海!いい加減せい!」
鳥海は何故こんなことを要求するんだよ。私はねこんなに縛られた生活はしたくないし。以下が鳥海から突きつけられた要求だ。
その1 私の眼鏡取らないこと
その2 勝手に私(他の子のも含む)の艤装を魔改造しないこと
その3 夜になったら私とスキンシップすること
「なあ1、2は分かったから....3はどうにかならんのか?」
「いやよ。摩耶っていじると可愛いもん」
私が可愛いだって?ふざけるなよ...私はねかっこいいポジション狙ってるっつーの。
※
「なあ加古。お前のお姉ちゃん優しくていいよなあ」
「いやああれはあれで大変だぞ。意外とマナー面でうるさいし」
噂をすれば目の前に古鷹がいた。
「あ。摩耶?鳥海が探してたわよ?鳥海の連装砲にチーズ入れたんですってね」
「マジで?!」
加古がとっさに反応しめした。刹那、奴が来た。というかありえない速さで迫ってきて正直言って化け物のようだ。摩耶どころかここにいた古鷹、加古もそう感じた。
「まぁああやあああああああ!」
「うわ!やっべえ!お前らじゃあな!」
「摩耶大丈夫かな...」
「くそ...テッテレー『タケコプター』。空に逃げるが勝ちだ!」
胸元から非常用のタケコプターを取り出し即座に頭につけた。
「摩耶!逃げれると思ってんの?!」
鳥海の艤装からジェットが吹き出し急速に近づいてくる。もちろんながらレシプロではジェットに勝てない。
「連装砲に詰まったチーズなんとかしろぉお!」
「確かアメリカではチーズも砲弾にしてたんだぞ!大丈夫だろ!」
「ふざけないで!」
鳥海が摩耶の足に手をつかもうとした刹那摩耶の後ろを弾丸が通り過ぎていった。
「危ないじゃない!誰よ!」
「俺だ!摩耶大丈夫か?」
「天龍助かったぜ!」
宿舎棟の屋上には艤装を構えた天龍がいた。と思ったら後ろから大淀が近づいて天龍がお持ち帰りされていった。
「退場早いぞあいつ」
「さあチーズの件?どうしてくれるの?」
摩耶は悟った。とりあえず"やばいことされる"と。蒼い空が目の前に広がる。眼下には綺麗な澄んだガラスのような海だった。運動場では駆逐艦の連中が必死に体力作りをしている。あぁ撃沈されるのか。よりにもよってこいつかよ。
「これでもくらえ!」
死を悟った刹那、投擲されたチーズが摩耶の鼻めがけて飛んできた。
「ひ?!」
スポッ
「おい息できねえじゃねえかしかも....このチーズ...うぇえええ」
「上空で嗅ぐブルーチーズの匂いはさぞいいものでしょうねえ」
鳥海の顔が摩耶を嗤う。
「もう変なことしないって約束する?」
「するから!するから!!」
摩耶が叫びながら木の茂みめがけ落ちる。ブルーチーズの匂いと共に。
「いでで。この匂い鼻の中に残ってめっちゃ変な感じだ...」
墜落した衝撃で鼻に詰まっていたブルーチーズが落ちた...と思った瞬間鳥海が目の前に現れ地面に転がったブルーチーズを手にした。
「さあもったいないじゃない。食べる?」
「いらない」
「食べなさい」
鳥海の威圧に負けた摩耶がいやいや口を開ける。
待てこんなもん食えたもんじゃない。まずいだろこれ。しかも自分の鼻に入ってたもんだぞ?そんなもん食えねえよ。こんな光景駆逐艦に見られたらめっちゃ恥ずいんだけど。
「はむ!」
「おいしいかしら?」
美味しくねえよこんもん鉄っぽい味と乳製品の腐ったような匂いじゃねえか!あ。そういえばフランスって世界一チーズの消費量多かったっけ?...じゃねえよ水!はよ...
「水をくれ!」
鳥海!何がおかしい!そこ笑うとこじゃねえだろ。水くれ!
「えぇー。この摩耶がもがき苦しんでるのが楽しいんじゃん」
「私は鳥海にSになれとは要求してねえぞ!」
「貴女のそのエッチな身体がそうさせてるのよ」
「このシスコン重巡が...」
っく。木の枝に引っかかって身動きできねえじゃねえか。このクソ眼鏡からすれば格好の餌じゃん。この鳥海のにやける目。絶対私を襲おうとしてるよな...
「処女奪っていいかしら?」
「ダメに決まってんだろ」
ダメだコイツ。頭がいかれてやがる。
※
近くで何かが木に引っかかる音がした。それも結構大きな音に聞こえた。落ちた方向からは摩耶の声が聞こえた。それと同時に鳥海が空から落ちてきた。まるで獲物を探す肉食動物に見える。
「なあ古鷹。古鷹が姉貴でよかったよ」
「加古...いきなりこうゆうこと言われると恥ずかしいな」
鳥海みたいな姉貴いたらさぞ大変だなとつくづく思った。
「なあ。鳥海っていつもこうなのか?」
「摩耶に対していつもあんな感じよ。私や加古だと普通に対応するわよ。でも摩耶を追っかけてるところを私たちに見られたからもう遠慮なんてしなくなったんじゃないかしら?」
「見た目清楚って怖いな」
「こら。そうゆうことは言わない」
古鷹と加古がたわいもない日常会話してる近くでは鳥海の作った地獄絵図が広がっていた。負のオーラが漂うデスゾーン。そのデスゾーンで鳥海から逃れるものは誰もいない。
ギャグを文だけで再現するのは大変ですね。今回は見ようによってはグダグダした文面にしか見えなかったかもしれません。今後も研究?をしながら書いていきたいのでよろしくお願いします。